
お疲れ様です。
少し作業しました。
走行時にクラッチを切ったとき、
回転数の落ちがアイドリング回転数までストンと落ちずに、
1100回転前後で一旦留まる現象があったため、
AACバルブの調整不足を疑い、
洗浄した後に調整する作業を行いました。
まー、いつも通り狭い場所にあります。
タワーバーのある車両は外した方が作業性は少しUP。
外すこと自体は狭いだけでなんとかイケます。
取り外したAACバルブは意外とキレイな状態でした。
調整だけで済ませられたと思いますが外してしまったので、
とりあえず洗浄。
ガスケット密着を良くするために砥石で面研しました。
電磁式プッシュロッドの抵抗値測定。9オームから10オームでOK。
取り付けは逆手順ですが、
紙ガスケットを挟み込んで組み付けが案外難しい。
私はあらかじめ4.8mmの丸棒2本(ドリルの刃でもOK)を
ボルト穴に挿し込んでガイド代わりにしています。
液体ガスケットを塗って済ませる方もいらっしゃる部分ですね。
取り付け後の手順。
1.AACバルブカプラーを外したままエンジン始動。
2.水温補正解除されるまで暖気を行います。(51℃から60℃程度)
3.AACバルブの調整ねじでアイドル回転数を900回転程度にする。
4.アクセルを少し煽って不安定さがないか確認。
5.AACバルブカプラーを接続。回転数が上昇し、徐々に950回転に近く自動で調整されていきます。
6.アクセルを少し煽って不安定さがないか確認。
近所を試運転。バッチリ直りました。
ここで調整ができない場合は他の不具合が考えられます。
ここからは自由研究です。
日産のエンジンに限らず、
エンジンのアイドリングを制御しているAACバルブ。
特にBNR32用は新品が10万円前後に高騰。
アイドリング不調の場合、
通常は取り外して洗浄すれば、改善できますが、
電磁式プッシュロッドが故障の場合、交換必須になります。
そんなAACバルブですが、車種により形状が違うモノです。
しかし、注目してみたのは電磁式プッシュロッド部です。
この電磁式プッシュロッドの形状とコネクタ形状が似ていることから、
電磁式プッシュロッドの互換性を調査してみたく、オークションにて購入。
ER34・RB25用
S15・SR20用
BNR32・RB26用

以上の3種を比較してみます。
もちろん、取り付け部は全く違う形状。
電磁式プッシュロッド部のカプラー形状は同じですね。
RB26以外の電磁式プッシュロッド抵抗値は、9オーム以上、10オーム以下。
RB26用と同じかな?
電磁式プッシュロッド形状比較。
RB25用は電磁式プッシュロッドの長さが違ったのでお役御免。
SR20用は電磁式プッシュロッドフランジの取り付け角度が違うだけで形状はほぼ一緒。
私のAACバルブはまだ壊れていないので、
もし壊れた時には他の日産用AACバルブ電磁式プッシュロッドを
安く流用できると推測しました。
今後も色々試します。
Posted at 2022/11/27 17:27:27 | |
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BNR32GT-R | 日記