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2023年08月27日 イイね!

ウイスキーの話 009

ウイスキーの話 009

お疲れ様です。
ウイスキーの話。









本日は国内ウイスキー事情を少し。
(画像少ないのでつまらないと思います(笑))


ざっくりしたまとめになりますので、
詳細は各種文献や各種ネット情報等を
調べていただければ幸いです。


日本のウイスキーは当初、
本格的な高級品と安価な粗悪品に二極化していました。
しかしながら、
酒税法改正や技術向上により、
長期熟成品や製法を工夫した高額品、
ブレンド技術向上で飲みやすく仕上げた通常品、
輸入原酒などを利用した低価格品が出揃っています。

各社のウイスキー製造が軌道に乗り、
高度経済成長と重なったことで順調でしたが、
1983年をピークに市場は急激に減退しました。
(焼酎・ワインブーム到来、低アルコール飲料全盛期に入る)
2007年、2008年にはピーク時の16%まで減少。

2008年にサントリーが
「角ハイボール」復活プロジェクトにより、
市場が拡大し始めます。(角ハイボール缶などを発売)
「ハイボール」という飲み方を定着させ、
ウイスキー市場の底上げに貢献しました。

2014年9月から2015年3月に
ニッカウヰスキー創業者の竹鶴正孝と妻のリタの
生涯を描いたNHK連続テレビ小説「マッサン」放映により、
ジャパニーズウイスキーが再注目されました。
これにより代表的な銘柄が原酒不足、品薄状態に陥り、
転売やプレミアム価格で販売される現象が発生し、
現在でもその影響は根強いところです。

ウイスキーの販売上の弱点は「熟成年数」で、
3年先の経済状況を予測して生産量を増減するのが
難しいというところです。
また、熟成のピークを過ぎると樽から払い出す必要性
のあるウイスキーが発生します。
売れなければ長期在庫の不良債権となります。

最近になって、海外のウイスキーコンペで
ジャパニーズウイスキーが軒並み高評価を得ており、
世界的に有名なオークションでも人気で、
資産家たちによって高値落札されるといった話題もありました。

海外での人気は世界市場という大きな舞台ですので、
今後も手に入りづらい状況は続くかもしれません。

イチローズモルトで知られるベンチャーウイスキーの
創業者、肥土伊知郎氏が手掛けたウイスキーは、
近代日本の小規模蒸留所業界発展の基礎となっています。

2001年にウイスキー評論家の土屋守氏が代表を務める、
「ウイスキー文化研究所」が設立され、
ウイスキーフェスティバルやウイスキー検定等、
ウイスキー文化の普及に関する活動を主催しています。
2019年より世界のウイスキーおよびスピリッツを審査する、
日本で唯一の品評会、
「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」
通称:TWSCも運営しています。


ウイスキー販売数量の統計データを元に
時系列的に日本で起こった出来事をまとめてみました。
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・1990-92年までデータ不正確のため未掲載。
・1980年代後半から1991年頃までがバブル。
・1994年ビールの売り上げが最高。
・1994年から発泡酒発売。2004年第三のビール発売。
・1995年阪神淡路大震災。
・2001年頃からデフレ時代に突入。高級品が売れない。
・2001年「ウイスキー文化研究所」設立。
・2000年代の食品、飲料はモンドセレクション受賞ブーム。
・2003年本格焼酎ブーム。森伊蔵、村尾、魔王、霧島、伊佐美など
・2008年リーマンショック。
・2011年東日本大震災。
・2012年アベノミクス推進。「実感なき景気回復」。
・2019年第1回TWSC開催。
・2019年12月以降コロナパンデミック。


今後はどうなっていくのか、期待?不安?

本日はここまで。

※※※
お酒を無理に勧めるようなブログではありません。
お酒は節度を持って。
飲酒運転しない、させない。
お酒は二十歳になってから。
興味の無い方はスルーでお願いします。


Posted at 2023/08/27 20:06:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | ウイスキー | 日記
2023年08月23日 イイね!

ウイスキーの話 008

ウイスキーの話 008

お疲れ様です。
ウイスキーの話。








今回は飲み方について。

ウイスキーは多くの飲み方が
存在するお酒です。
代表的な飲み方を7つ紹介します。


①ストレート:
ウイスキーを常温のままグラスに。ウイスキー本来の味。

②加水:
水を数滴ずつ加えて味の変化を楽しむ。
アルコール感を少し抑えたいときに。

③トワイスアップ:
ウイスキーと水の割合を1対1とする飲み方。

④ロック:
グラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぐ。

⑤水割り:
グラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぎ、さらに水を加える。

⑥ソーダ割り:
グラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぎ、
さらに炭酸水を加える。ハイボール。

⑦カクテル:
ウイスキーをベースとした各種カクテル。

このほかにも、
お湯割り、冷凍庫でキンキンに冷やす、ミスト、
神戸ハイボール、メーカーおすすめレシピなどがあります。
お好きな飲み方はありますか?


私の普段の飲み方は、新規購入ウイスキーを最初に
ストレートでチビチビとテイスティングをして、
その後は自分なりに合いそうな飲み方を探すスタイル。
基本的にロックで飲むのが圧倒的に多いです。
(ただし、平日はワンショット:30mlと決めています)
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お酒の飲み方(テイスティング)の一つで、
同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べる、
「垂直飲み」、「垂直テイスティング」があります。
垂直飲みに対して、
同じ年代で銘柄の違うものを飲み比べることを
「水平飲み」、「水平テイスティング」があります。

上記の飲み方はワインの試飲に使われる言葉として
用いられることが多いと思います。

ビールであれば各メーカーの飲み比べ、
ビール、発泡酒、第3のビールの飲み比べなど。

自分好みのお酒を探すことが目的となりますが、
お酒の個性や違いを探すこともできます。
個人ではお金がかかるため、バーやワイナリー、
蒸留所などで行うことが多いようです。


ウイスキーに当てはめてみると、
垂直飲みは同じ銘柄の10年、12年、15年、、、
といったように飲み比べができるものがあります。

水平飲みに関してはワインのようにいかないですが、
異なる銘柄の12年ものの飲み比べ。
(シェリー樽縛り、バーボン樽縛りとか)
同じ銘柄の樽構成違いのシリーズで飲み比べ。
安いブレンデッドスコッチ飲み比べ。
など、さまざま出来そうです。

以下にコレクションの中から、
縦飲み、横飲み、シリーズ飲みなどの一部を
紹介します。

シェリー樽系で12年ものウイスキー群の例。
左から、グレンアラヒ、グレンファークラス、ダルモア、
ベンリアック、グレンドロナック、マッカラン。
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バランタイン年数表記群の例。
30年も出ていますが、高くて買えない(笑)
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シーバスリーガルエクストラ13年シリーズ。
左から、オロロソシェリーカスク、バーボンカスク、
アメリカンライカスク、テキーラカスク、ラムカスク。
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樽のパイオニアと呼ばれる、
グレンモーレンジのコレクションの一部です。
左から、ラサンタ、ネクタドール、キンタルバン、
ターロガン、ドーノッホ。
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スモーキーなアイラウイスキー飲み比べ群。
(苦手な人はかなり多い部類のウイスキーです)
左からキルホーマン、ボウモア、ラフロイグ、
アードベッグ、カリラ、ラガヴーリン。
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本日はここまで。

※※※
お酒を無理に勧めるようなブログではありません。
お酒は節度を持って。
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Posted at 2023/08/23 18:43:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | ウイスキー | 日記
2023年08月20日 イイね!

ウイスキーの話 007

ウイスキーの話 007

お疲れ様です。
ウイスキーの話。









今回は「オールドボトル」(古酒:こしゅ)について。

蒸溜酒であるウイスキーは、
アルコール度数が高いため、賞味期限の表示義務がなく、
未開栓、保存状態良好であれば長期保存が可能なお酒です。
一度開栓してもきちんと密閉できれば長期保存可能です。

現在発売されているウイスキーを「現行品」、
それ以前のものを「旧ボトル」とか「オールドボトル」
と呼び、愛好家が楽しむ分野の一つです。

クルマの世界でも旧車や絶版車、ヴィンテージカーなどの
ジャンルがあるのとほぼ同じです。

下画像はジムビームライの現行品(左)と旧ボトル(右)
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閉鎖蒸留所のボトルや終売品もオールドボトル
として扱われる場合もあります。

お酒全般に言えますが、毎年収穫する原料の
出来栄えや、熟成時の気候(温度・湿度)など、
様々な外的要因がお酒の味につながります。

ウイスキーの世界では、上記に加えて、
ブレンドする原酒比率、樽の構成比率、
熟成年数の異なる原酒のブレンド比率、
などなど、多くの変更を経て、
同じネーミングのウイスキーとして販売します。

ボトルデザインの変更タイミングや、
デザイン変更なしに中身が変更されている場合もあり、
飲む側からすればロマンや都市伝説的な側面もあります。
年代ごとの味の変化を感じられる魅力もあります。

サントリーの中でもデザインや味が変化している
ウイスキーとして「角」や「オールド」などがあります。
スコッチではジョニーウォーカーやシーバスリーガルなどが
手ごろで入手性が良いとされています。
興味のある方は是非調べてみてください。

日本のオールドボトルを探すのに、
ひとつの指標のようなものがあります。
それが「特級」「一級」「二級」表記です。

1989年以前の輸入および国産ウイスキーは
酒税法により、
アルコール度数43度以上のウイスキーを「特級」、
40度以上43度未満を「一級」、
39度以下を「二級」として、
アルコール度数により酒税が分けられていました。

ウイスキーの瓶に、これらの「級」表記があれば、
1989年以前のものとわかります。

オールドボトルはどこで入手できるか。
ネットオークション、個人売買サイト、
古酒専門店、質屋、リサイクルショップなどです。

さらに、田舎などの古くから営業している
小さな酒屋さん(入店に勇気が必要)や、
家族や親戚の古い飾り棚やキャビネットに
眠っています(笑)

ジャックダニエル
「ジェントルマンジャック」の新旧ボトル。
左が現行ボトル。
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ベンリアックのロゴとボトルデザイン変更。(左が新ボトル)
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ロマンや魅力もある反面、
リスクも伴います。
かなりの年数が経っているため、
未開栓でも液面低下している場合があります。
金属キャップの臭気が移ってしまっている、
コルクの劣化で開栓時に折れる、
経年により周囲の臭気を含んでしまっている、
(ヒネている、ヒネ香がすると表現します)
といったことも多々あります。

コルクが折れてしまった時は、alt

様々な手法で取ったり、新しいキャップを付けたり。
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ヒネ香は新しいコルクに差し替えたり、
中身を移し替えたりする手間が発生します。

リスクはありますが、
値段が安い割に非常に美味なウイスキーに出会えたり、
今では手に入らない貴重なボトルだったり、
現行品との比較を楽しんだりすることができます。


画像左:ニッカ ポットスチル
中身はキングスランド。1980-1982販売ボトル。
ウイスキー蒸留器を模したボトル。

画像右:クイーンエリザベス
1980年代にイギリスのワイン商の
アヴェリーズ&ブリストルから
販売されていたブレンデッドスコッチウイスキー。
ラベルは、エリザベス1世の肖像画。
裏ラベルを見ると輸入社は「角川春樹事務所」。
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長らくウイスキーを愛好されている方は意図せず
各年代のウイスキーの味を楽しんできたとも言えます。

本日はここまで。

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Posted at 2023/08/20 18:46:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | ウイスキー | 日記
2023年08月17日 イイね!

ウイスキーの話 006

ウイスキーの話 006

お疲れ様です。
ウイスキーの話。








日本のウイスキーについて取り上げます。

「山崎」、「白州」、「響」、
「余市」、「宮城峡」、「竹鶴」、、、

日本を代表するウイスキー。
「ジャパニーズウイスキー」です。

スコットランドやアメリカをはじめとして、
各国は法律としてウイスキーの定義があり、
品質を確保するためなのに対し、
日本は酒税上の分類という面があります。
したがって非常に幅の広い定義となっており、
他国から見ればウイスキーと呼べないものまで
ウイスキーと名乗れる製品があります。

最近ですが大きな動きがありました。

2021年に日本洋酒酒造組合が
ジャパニーズウイスキーの定義を策定しました。
その定義は、
・原材料は、麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限ること。
なお、麦芽は必ず使用しなければならない。
・糖化、発酵、蒸留は、日本国内の蒸留所で行うこと。
なお、蒸留の際の留出時のアルコール分は95度未満とする。
・内容量700リットル以下の木製樽に詰め、
当該詰めた日の翌日から起算して3年以上日本国内において貯蔵すること。
・日本国内において容器詰めし、
充填時のアルコール分は40度以上であること。
色調の微調整のためのカラメルの使用を認める。

上記4つを含め、ラベル表記などの自主基準を定めました。

定義はあくまで自主基準のため、
日本洋酒酒造組合に所属していない
メーカーは守る必要もないし、
法律でもないので守らなくても罰則はありません。

国内メーカーの多くのウイスキーは、
輸入原酒をブレンドし、販売しています。
これらのウイスキーは定義から外れるため、
組合加盟各社は「ジャパニーズウイスキー」と
表記しないことになります。

組合加盟大手の通常ラインナップウイスキーで
「ジャパニーズウイスキー」の表記ができるのは、
サントリー:響、山崎、白州、知多、ローヤル、
スペシャルリザーブ、オールド、季 (TOKI)
ニッカ:竹鶴、余市、、宮城峡、カフェグレーン
キリン:富士(シングルモルト、シングルグレーン、ブレンデッド)
本坊酒造:駒ヶ岳、津貫
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意外と少ないのがわかります。
他の商品は輸入原酒や熟成年数が3年未満の原酒を
ブレンドしていると推測されます。

大手以外のクラフト蒸留所では定義に当てはまる
ジャパニーズウイスキーがたくさんあります。
かなり手に入れずらい状況ですが。
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定義策定を機に、各メーカーのHPの商品詳細には、
「当商品には、一部輸入原酒を使用しています」
「日本洋酒酒造組合の定めるジャパニーズウイスキーの
表示基準に合致した商品です」
と記載されるようになりました。

私が意外と感じたのが、
ニッカの「フロムザバレル」というウイスキーで、
樽出し51度をウリにしていたので、
てっきり定義に当てはまると思っていたのですが、
輸入原酒をブレンドしていたということに
驚いたことがありました。
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定義の解釈で間違ってはいけないのは、
輸入原酒を使っているからダメということではなく、
純国産であるかのように装って販売することが問題で、
消費者に誤解を与えないようにするのが大前提ということです。

日本のウイスキーはスコッチウイスキーを
手本にしていますので、
輸入原酒がマズいわけがありません。
ジャパニーズという言葉に拘らなければ、
おいしいウイスキーはたくさんあります。

日本人は繊細な味覚、嗅覚を持ち、
高いブレンド技術があることは事実です。
各メーカーには著名な
マスターブレンダーがいらっしゃいます。

しかしながら・・・
国内でつくられたモルトウイスキーおよび
グレーンウイスキーを少しだけ使用して、
残りがスピリッツや醸造アルコールの製品、
海外から輸入した原酒を日本でブレンドし瓶詰した製品、
熟成しないで着色し瓶詰した製品、
上記の製品に日本の地名や、
日本を連想させる固有名詞を付けて発売し、
日本のウイスキーに見せる商法があるのは確かです。

法律違反でもないですし・・・。
でも、騙されているようにも感じますし・・・。
おいしいと納得できればそれはそれで良いのですが・・・。

ウイスキーというお酒が
海外発祥で、それをお手本にするならば、
それに準じた製法とするのが、
クラフトマンシップであるという考え方もあります。

ウイスキーを見極めるためには消費者が
知識を持たなければという現実があります。

本日はここまで。

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Posted at 2023/08/17 20:37:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | ウイスキー | 日記
2023年08月13日 イイね!

ウイスキーの話 005

ウイスキーの話 005

お疲れ様です。
ウイスキーの話。







今回はアルコール度数のお話。

ウイスキーはアルコール度数が高いと
認知されているお酒の一つです。

酒屋さんなどでウイスキーを手に取ると、
アルコール度数の表記があります。

多くのウイスキーが40度で、このほかに、
37度、43度、46度、51度(50.5度)、、、
といった数字を多く見ることができます。
また、「度」=「%」です。
alt


それぞれの度数の意味についてお話します。

ウイスキーは樽入れ時、樽出し時のアルコール度数が
60度から65度程度と言われています。

樽出し時に加水して度数調整し瓶詰されています。
この時に37度、43度、46度、51度(50.1度)、、、
といった調整が行われ、それぞれの数字に意味を持たせます。
(無調整の度数のままのものはカスクストレングス、
バレルストレングスと呼びます)



日本の酒税法でウイスキーと表記できる下限値が37度。
サントリー:トリスクラシックや、
ニッカ:ブラックニッカクリアなどが該当します。
(本来のウイスキーと呼べるかどうか
疑問符が付く際どいお酒も販売されています)

EUのウイスキーアルコール度数の下限値が40度。
アメリカのバーボンも瓶詰度数40度以上。
各国の法律や定義も40度が適用されることがほとんどです。

プルーフ表記もあります。
イギリス表記は、、
「度」×1.751=「UK proof」となります。
UKproofで70proof=40度
UKproofで75proof=43度
UKproofで80proof=46度(厳密には45.8度)
UKプルーフ表記では、
70や75、80といったキリの良い数字になります。

また、43度は国際市場向けのウイスキーに
適用されることが多いようです。

ウイスキーは温度が低くなると溶け込んでいる
成分の一部がオリモノ(浮遊物)として現れます。
通常はこれを防ぐために、冷却して濾過します。
これを「Chillfiltered:チルフィルタード」といいます。

「Non-Chillfiltered:ノンチルフィルタード」は、
冷却濾過をしていないという意味です。
この場合に46度を境に浮遊物が出にくくなる
性質があるため46度以上で瓶詰します。

ノンチルフィルタードのウイスキーは濾過をしない分、
ウイスキー本来の味を楽しむことができるとされています。
画像はノンチルフィルタード、ノンカラーとの表記。
(冷却濾過無し、着色なし)
alt


アメリカ表記は、
「度」×2=「USproof」となります。

50度=100proofになりますが、
アメリカのバーボンウイスキーに対して、
「ボトルドインボンド法」適用時代がありました。
同じ蒸留所の原酒を4年以上熟成し、
政府監督下の倉庫でアルコール度100proof(50度)で
瓶詰された製品に使われます。
「ボンデッド:Bonded」と明記されることもあります。
粗悪品を防止する目的で作られたものです。
今はこの法律は廃止されましたが、製法として残っています。

画像はエヴァンウィリアムスとヘンリーマッケンナの
ボトルドインボンド表記。
alt



50.5度(101proof)はボトルドインボンドの
法律をきちんとクリアするために、
1proofだけ上乗せした値です。
これを商品の付加価値として銘柄としている製品もあります。
画像はワイルドターキー101とメーカーズマーク101。
(日本国内では正規の取り扱いがされていない場合が多い)
alt



アルコール度数換算表をまとめました。
alt



日本では海外から輸入したウイスキーに
日本語表記にするという一手間を加えますので、
UK、USプルーフから「度」や「%」に換算する際に
中途半端な43や46、50.5の数字が表れます。

もちろん樽出しそのままの瓶詰の場合は、
記事に記載した度数以外の数字が並びます。


本日はここまで。

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Posted at 2023/08/13 20:48:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | ウイスキー | 日記

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