第74回東京みなと祭

　4年ぶりのリアル開催…。第74回東京みなと祭りが開催されました。今回から会場は晴海からお台場に変更され、艦船の一般見学も再開。試験艦あすか（ASE-6102）が東京国際ターミナルにやってきました。（毎回異なる艦艇を寄越すあたり、横須賀も飽きさせない様に配慮しているナ…と感じます。）奥さんはおろか息子たちも乗り気ではなく、家族で興味があるのはもはや私だけ…ですが家族で出撃して来ました。

　昨年秋のFLEETWEEKでのもがみ（FFM-1）、くまの（FFM-2）の一般公開と同じ会場ですが、人出は全然少なかったですね。やはり皆さん新鋭艦とベテラン艦で興味の度合が違うのか、告知や露出が少なくイベント自体の認知度が低いのか…人数制限されながらの乗艦でしたが、40分くらいの並びで艦橋→艦内（通路のみ）→甲板1周…とたっぷり堪能しました。

　試験艦あすか…1995年就役のベテラン艦です。既存艦、新造艦に装備される装備品（レーダー、ソナー、各種火器）を先行試験、評価するのが主な仕事だそうですが、艦体の規模、サイズ、見た目ははたかぜ型、むらさめ型あたりのDDG、DDと似ていますね…たまに横須賀に行く事もありますが、いつも留守で初めて見ました。艦尾の飛行甲板で隊員の方と少しやり取り出来たのですが、本艦は各種装備の試験を行う関係でドック入りしている事が多いという事でした。また試験艦という性格上、日本近海での活動が多く燃料槽も小さい為、海外には行けない仕様…だという事です。その他、今年4月の沖縄県で発生した陸上自衛隊ヘリコプター墜落事故の際には本艦も捜索活動に派遣されたそうです。（テレビ等では海上保安庁の巡視船ほか潜水艦救難艦「ちはや」、掃海艇「ししじま」が現場海域に張り付いて捜索活動している報道がなされていましたが、他にも複数の護衛艦が参加していた様です。）捜索方法は艦上から広い海域をひたすら肉眼、双眼鏡で目視するというもの。頭が下がる思いです。

　テレビやwikiでは知り得ない知見を得る事が出来、有意義な時間でした。（途中、次男の友達家族もいたらしく、話の合うパパがいるのかな…と）

※表題の写真はあすか全景。はたかぜ型からむらさめ型への過渡期の様な艦影ですね…

■水上発射管の展示…なんで笑ゥせぇるすまん？と思ったら「ドーン！！」とは…


■WELCOME TO ASUKA・・・かな？


■艦橋にて。海面から15m程度あり、結構揺れが凄そうな…


■艦尾の旭日旗。見ているだけで力が湧いて来ますね。