さて、かなり飛んでしまったが・・・
この話題でも・・・
去年、お気に入りのエンジンオイル10W-40を、PICASSOに入れてちょうど1年が経過した
10月初旬、作戦を決行した!
って、別に大げさなことではなく、オイルを交換してみた。
次なるオイルは、10W-50 半化学合成。
つまり、鉱物油から半化学合成に変更されたことになる。
(個人的には、どうでもいい事ですけど・・・)
性能の方が、問題なので・・・
前回と性能をまったく同一にするため、添加剤を25cc投入してから、オイルを注ぐ。
約2.5Lほど飲み込んだ(目盛りは7分)
この数値も、ほぼ前回と同じかな!?
とりあえず、アイドリングさせてみる・・・
「おお~、かなり静か!」
以前のオイルでは、劣化はまるで感じなかったのだが。。。
日を改めて、走りだしてみる。
「・・・・・・??」
「ものすごい静粛性!」
この答えは、確かに的を得ている。
このオイルでも同じである。
しかし、話には続きがある。
それは・・・・
「エンジンの音が無い。」
こちらの方が、的を得ているような気がする。
しかし、この事が、評価をするうえで、自分の五感を完全に狂わす。
つまり、耳栓をしてドライブしているようなもの。
加速感
トルク感
エンジンブレーキの効き具合
シフトフィーリング・・・
しばらく乗っていないと良く解らない。
というわけで、評価なんてしないで乗っていた。。。
ある程度走っていると、解りだしたのでお伝えしよう。
1、「エンジンの音が無い。」
と言ったが、どのあたりの領域なのか!? いろいろやってみた。
まず、1~3速辺りはわずかだがあるが、速度が上がるにつれて消えていく。
それでも、10W-40の時よりは、相当静かである。
5、6速で50km/h以上出てると、まずわからない。
アクセルを踏むごとに・・・「シュル、シュル・・・」みたいな音がごく小さく聞こえてくる。
この音は、何!? ターボ?
登り坂に行って、負荷をかけてみる。
6速、2000rpm、75Km/h、瞬間燃費計8km/L まで試したが、エンジンの音はよく解らない。
速度が上がるにつれ、静かになるような印象が。。。
しかし、かなりの登り、エンジン音もなく走行することがこんなにも気持ちいいとは!
「ヤミツキ!」
が、アクセル踏みすぎなので、燃費が心配(苦笑)
2、エンジンブレーキの効きがさらに弱くなった。
3、なぜだか、シフトフィーリングが、スムーズ!
特に、ブレーキを踏んで、ブリッピングしている時。
4、低速トルクが上昇!
10W-40の時だと、回転が上昇してスピードに乗る感じだが、少ないアクセルの踏みこみで、
しっかり加速していく感じ。
とりあえず、こんなところか。
いろいろやってみて、このエンジンは、ピストンクリアランスが、かなり大きい可能性が高い!
そのため、低粘度のオイルを入れていると、シリンダー内で、ピストンが暴れているのでは
ないか!?
10W-50のオイルを入れてみて、その辺りのノイズがかなり軽減されている。
つまり、低粘度オイルに比べ、相当油膜が厚いので、ピストンが暴れることなくスムーズに
ストロークしている感じが手に取るように解る。
良く世間では・・・
「冬場は低粘度オイルを、夏場は高粘度オイルを」
という話は、良く聞きます。
これは、本当なのか!?
私的な見解。
先日、この10W-50のオイルで、高速乗りまして、この時期にして、外気温はなんと、2℃。。。
1.6HDIの数少ない、ウイークポイントとして、エンジンが温まりにくいことがあげられる。
よって、外気温が下がれば下がるほど、暖気状態が長く続くことになる。
そこへ、低粘度のオイルを入れていると、ピストンクリアランスは、大きいまま長時間の使用。
(ピストンクリアランスは、もちろん暖気状態後のクリアランスを前提として設計されている)
燃料は、シリンダ壁とピストンリングの間を通過して、エンジンオイルパン内に侵入。
エンジンオイルを希釈させエンジンオイルを早期に劣化させる。
つまり、「冬場は燃費が悪いので、低粘度オイルで、高燃費にする方が良い!」
という考えは、まったくもってナンセンス!
走行距離が進行するにつれ、エンジン内部に重大な損傷を及ぼす可能性が高い。
(それとも、早め早めのオイル交換か!?)
この10W-50のオイルでさえ、6速に入れて、登りで負荷をかけると、ノッキングに近いような音を
感じた。
これは、寒さで、ピストンクリアランスが大きい証拠。
とくに、寒冷地の方は、ご注意ください!
ここまでの成果。
DPF2回、前回とそれほど差があるとは思えないが・・・・
これから、苦労するかな!?
総評
10W-40 Vs 10W-50 選ぶのはどっち!?
答え
「間違いなく 10W-50で決まり!!!」
エンジン内部の熟成が、今回使った10W-50の方が進んでいるとはいえ、自分が想像するより
2ランクから、3ランク飛び抜けていた。
自分の想像とは、ガソリンエンジン専用オイルをベースにしている。(こちらはすでに使用済)
今回の、エンジンオイルは、初めての使用。
そして、このオイルは、最新ではない!
もしかしたら、「旧規格のオイル」このあたりに、この性能の秘密が隠されているかもしれない!
ここの商品、使い続けて、早6年!?
まだこんな世界があるとは・・・・
「やるな!おっさん!」
Posted at 2012/11/29 18:05:33 | |
トラックバック(0) |
モディファイ | 日記