さて今回、この自転車を使って何をしますかといいますと、
「走行性能向上」
という目標を掲げ。
ついでに、どれほどの向上分があるか、計ってみよう的な発想。
しかし、評価するにあたって、自分がぺダリングしてしまうと、その時の体調とか、風向きとか、
不確定な要素が入ってくるので余り意味はない。
よって、今回は・・・
「転がり抵抗低減!」
に焦点を絞る。
つまり、下り坂を利用して、アイテムを取り付けたときにどれだけ自転車が進むのか?
確認することとした。
もちろん、ぺダリングは無しで、上半身も伏せる。
これは、風の抵抗を評価に入れたくないから。
しかし、そよ風でも距離に影響が出るので、数回計測して、平均を採ることにした。
が、それでは、以外に風の影響で距離が1つだけありえないポイントになるので、同じところに2回
着地すれば、そこが答えという考え方に変更した。
下る坂はこんな感じ
ちょうど、真ん中の白い家の辺りから。
下る距離は、200mちょっとという感じ。
勾配は、2~3%といったとこかな。
写真を撮った、地点がやや上りになり少しすれば平坦となる。
まずは、ノーマルのまま、数回計測してベースとなる着地点を計測する。
サイクルコンピューター上での最高速度は、34Km/hほど。
この数値は基準としてとりあえず確認しておいた。
それでは、チューニング決行。
まず何をするか?
最近のロードバイクの傾向として、まず軽量化が図られている。
マテリアルは、カーボンが多用され軽く仕上げられている。
しかし、レース競技という観点でみると、国際連盟UCIのレギュレーションにより最低重量が規定され
ている。
バイクの重量は、6.8Kg以上なければならいと。
マテリアルの進化により、現在では7Kgを切るどころか、6Kg切ることさえ日常の世界。
そこで、最近では軽くできるところは、軽くして、剛性が必要なところは、むしろ重く剛性を優先させて
いる。
そのポイントが前後の車軸である。
つまり、軽くしたあまり、必要な剛性が不足している可能性がある。
というわけで、前後のベアリングからトライ!
まず、謎のシール1枚を取り出し、川の字に4分割。
2枚を縦に止めて、ベアリングのアウターの真ん中に1周するように巻いて止める。
両面テープで固定せずに、シールのおもて面が、アウターに当たるようにするこちらのほうが、効果
的。
前後とも施工してみた。
さっそく、評価走行。
最高速34Km/h後半を記録して、明らかにスピードが違う。
着地点から撮影
ノーマルでの、着地ポイントは、茶色い2階建てプレハブ小屋の前。
メジャーが無いので、道端のブロックを計り計算してみると、54mノーマルに対し、余分に進んでいた。
次にすることは・・・
最近、謎のホイール用アイテムが新発売されたのでそれを取り付けてみる。
まずは、リアホイールのみ。
リアホイールのリムに、小さいアルミプレートを4枚均等に張ってみる。
ホイールを真横から見れば、12時、3時、6時、9時の方向となる。
さっそく評価。
さらに、速度、伸びが増し、最高速度35Km/h台に突入する。
前回、ベアリングアウター施工したポイントを、時速9Kmで突破。
が・・・
そんなに伸びるとは思っていなかったので、若干下りの路面になってしまった・・・
そんな、右カーブを超え、着地。
ベアリング施工地点から、約150mほど遠くへ・・・
平たんでも、100mくらいは、伸びていたかも?
前後関係はこんな感じ。
ベアリングアウター施工、リアリム施工地点から撮影。
赤が、ノーマルポイント
青が、ベアリングアウター前後施工時
の着地ポイント。
次に施工するのは、フロントホイールリム。
リアホイールリムと同じように施工。
もちろん、前回、前々回取り付けたものは外してはいない。
さっそく、評価。
伸びると思いきや、まったく速度が伸びない!?
最高速度34Km/h。。。
落ちている。
そして、着地ポイント。
ナント、ノーマルの着地ポイントと同じに戻ってしまった・・・・・
それは、何回繰り返しても同じだった。
何かおかしいと思いませんか!?
リアホールに施工して、転がり抵抗を大幅に低減できた。
そのままの状態で、フロントに施工したら、抵抗が大幅に増した!?
同じアイテムを、同じように前後に施工しているので、アイテムの性能がないとは言えない。
しかし、何回も評価していく都合上、坂を何回も登る状況で気付いた。
バイクを真横から見てみよう!
何か気付きましたか!?
まずリアに関して、ペダルクランクを回した力が、チェーンから伝達されて、リアハブを回そうとする。
当然ものすごい力が加わるので、チューブで強固に連結されている。
3角形が2つ出来ていると!
しかし、フロント見てください。
ステアリングポストに、長いフォークを繋いで、その一番先に車軸がある。
リアと同じにしようとすれば、クランクから、フォークの先でチューブを連結させたいはずだが、フロント
は、かじ取り装置も備えているためそれは難しい。
よって、荷重がかかったとき、フロント車軸が後ろに移動していると考える。
しかし、それだけで、転がり抵抗が増したとは考えにくい。
それはノーマルでも、同じだから。
が、坂を上っているときに、あることに気付いた。
それは、「手のひらにものすごい突き上げ感を感じてしまった事」
つまり、ホイールのリム剛性が上がり、リム自体が真円に近く歪にくくなった。
その歪みがなくなった分、スポークとか、フロントフォークとかステアリングポストとかに、過度な負担と
なり、ノーマル時以上にひずんだ結果、転がり抵抗も増したと・・・
ベストなポイントに、要領よく、アイテムを施工することで、問題は解決すると思いますが・・・
「フロントリムに施工したアイテムを外せばいいのでは!?」
と単に考えることも可能でしょうが、突き進めていくとこの場所には必ず施工しないといけない日が来
る。
だから、このまま進んでいこうと思いますが、まだ何もしていません!?
また、時間があるときに進捗状況を報告したいと思います。