愛車という言葉を粗末に使うな。

先週末のある民放TV局の長時間生放送。

ある芸人さんが愛車のBMWを自ら破壊して笑いを誘ったこと。

今、巷で大きな問題になっていますね。



おいらも思うことがあり書かせて頂きます。



まず「愛車」っていうのは、どういう意味なんでしょう。

自ら所有するクルマを、ただ単に大切にしている。

それだけの気持ちで言える言葉でしょうか。

俺は違うと思います。

本当に好きでしょうがなくて、手放したくも傷つけたくもない。

すなわち自身にとって、かけがえのないクルマを指す言葉だと思うのですよ。

好きな人と結婚して末永く、大切にすることと同じことだと思うのですよ。

そんな愛車に対していかにもDVのように、暴力してキズつけまくるとは。

呆れましたよ。



それにBMWのクルマって、ただでさえ高級かつ上品なイメージがあります。

今回壊されたのは2000万円もする、BMWのなかでも特別な車種。

けれど、クルマに高い安いはない。

ピカピカの新車だろうが、ボロボロの中古車だろうが関係ない。

クルマはクルマです！

人1人で簡単に造れるようなものじゃありません。

デザイナーをはじめ、多くのエンジニアが一致団結しないと造れませんよ。

エンジニア一人ひとりが「魂」を込めて作り上げた、「作品」なのですよ。

魂を込めてこのBMWを造られたエンジニアの方々に、泥を塗ったのも同然。

笑いを取るために泥を塗る。

そうさせたTV局が悪いという意見もあるようです。

けど、俺は違うと思います。

TVに出て愛車を壊すか壊さないかはそのオーナーである芸人さんの判断。

本当に愛車と思っていたのなら、自制できたのではありませんか。

自制できなかったオーナーに問題あったから起きたことではありませんか。



まぁ、このTV局の「態度」も以前からあまり好きじゃありませんが！
（放送中の間は一度も見向きしませんでした）



それでも当の本人が言っているようです。

「愛してるが故にあのようにやってしまった」と。

正気なんですかね、この人。

見苦しい弁明を見てるだけでもイラッときますよ、1人のクルマ好きとして。

正直、この人にはもう二度とクルマに関わってほしくないと思いました。



以上、Briskenの率直なコメントでした。

少々キツイ表現が入ってしまったかもしれませんが、お許し下さい。