今日は音楽ネタ。
早速ですが質問です。
ジャズやフュージョンのピアニスト奏者で作曲家の松岡直也さんをご存知でしょうか?
ラテンテイストが溢れる中森明菜さんのヒット曲「ミ・アモーレ」を作曲・編曲されたことでも知られるので恐らくジャズとか、フュージョンが昔から大好きな40代以上の方であればご存知な方はきっと多いと思いますが、その一方で今時の若者にはピンと来ないかもしれないですね。
30代のおいらもまさにそうでした。今週までは…。
ずっと昔、今から27年前の1987年春になるのでしょうか。
おいらが小2になる直前の春休み、愛知に住むいとこが結婚式を挙げることになり招待を受け、両親とまだ1歳だった妹と共に愛知へ行ったことがありました。当時僕は既に秋田に移り住んでいたわけですが、愛知への移動手段は飛行機でも鉄道でもなく、なんと親父のクルマ。我々の他、近所に住む叔父の家族も同行し、こちらはいとこ(→新郎の兄さん)のクルマに乗るという形で2台体制で愛知を往き来することに。高速道路網が現在ほど整備されていない、秋田道さえなかった時代だったので、片道だけでも相当時間がかかった記憶がありますね。
乗り物が好きなおいらでさえも、座席に長時間座りっぱなしは退屈な上に苦痛だった記憶があります。そんなおいらを見たいとこ兄が、「これ貸すから車内で退屈な時に聴いてみたら」と言って、ある1つのカセットテープを渡してくれました。それが前出の松岡さんの楽曲が詰まったカセットテープだったのです。
小2進級直前だった当時のおいらには音楽なんて言われても、この時知っていたのは戦隊ヒーローや連続アニメのテーマソングぐらい。当時のおいらにとってはこのカセットテープから流れてくる松岡さんの音楽は実に新鮮で、キレと滑らかさがうまく融合していてとにかくカッコよかった。小2の子供ながらすごく気に入って、カセットテープは以後もしばらく借りていました。また当時、TVでもBGMとしてよく使われていましたね。
あっ、ちなみに松岡さんの・・・って書いてますけど、この時は全く知ってません。なぜならこのカセットテープの唯一の欠点として、アーティスト名やアルバムの名前を記載したラベルがどこにも貼られていなかったから。親父は松岡さんのことを知らない様子でしたし、最も知っているであろういとこ兄に聞くにしても、なかなかお会いできるタイミングが合わぬまま時間が過ぎていくばかり。ついにはカセットテープを聴き過ぎたあまり、テープが擦り切れてしまって再生不能に陥ってしまった(T_T)
この当時にSHAZAMできてたらイイのに!っと、一人ツッコミ。
※ SHAZAMとは…周りで流れる音楽を拾って曲名とアーティストと教えてくれる、iPhoneアプリのことです。
やがてTVで流れることもすっかりなくなり、「迷宮入り」へ。
曲名もアーティスト名も一切知らない。唯一知っていたのはピアノ中心の透明感のある曲調が特徴的なフュージョン系の楽曲である、ということだけ。
以後、あのF1のテーマ「Truth」を手がけたT-SQUAREを中心にフュージョン系の音楽が何度かマイブームになってはその度に例のカセットテープの存在が頭のなかをよぎったりしたものの、探し当てるまでに至らなかった。その間、それらしきアルバムをレンタルショップで借りたりしたものの一致しない、別のものを借りたりという日々が続きました。そして20年以上経過した最近になって、そのマイブームが再燃。やはり例のカセットテープの存在が頭のなかをよぎったのです。
いやぁ、嬉しいことに便利な世の中になったもので、わざわざレコード店に行かなくても自宅で試聴できちゃう時代ですもんね。なかでもYouTubeによる、インターネット上での動画や音楽共有が盛ん。あくまでそこにアップされている場合に限られますが、YouTubeは今で情報量が膨大な上、「試聴」と違ってフルに聴くことができます。
国内・海外問わず80年代に盛んに流れていたフュージョンをYouTubeで検索しては、ひたすら聴きまくるしかないなぁ、と。きっと1曲だけでもあるはずだと信じて探し続けること数日間…
今週火曜日、出張中のオフタイムで事態は進展しました(^O^)
例のカセットテープで聴き覚えがある曲を遂に捉えることができました。
それがこちら↓
序盤からのツインギターが織り成す、暑くて熱い疾走を感じさせるような曲調がたまらない、松岡さんの「夏の旅」という曲でした。
これでアーティスト名が松岡さんであることが判明しました。
あとはこの「夏の旅」が含まれているアルバムを探すだけ。
Amazonで探した結果を基に曲目リストを見てはYouTubeで検索。そしてついに、あのカセットテープに含まれた全ての楽曲が収録されたと思われる、松岡さんのアルバムが分かったのですヽ(=´▽`=)ノ
それがこちら↓
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CD普及間近の時代だった1984年にリリースの「夏の旅」です。なんとまぁ、前出の曲名とアルバムの名前は同じだったんですね。ちなみに僕はこのアルバムのなかでも前出の「夏の旅」のほか、次の曲がとても気に入っています。
「虹のしずく」 by N, Matsuoka.
一番のお気に入りの曲がこれ。空をイメージした曲じゃないかと当時から何気無く思っていましたが、遥か先に浮かぶ雲の下には今向かっている先、目的地があるんだなという気持ちにさせられますね。
「日傘の貴婦人」by N, Matsuoka.
曲の終盤に出てくるコーラスがいいですね。
バス停で降りた日傘の貴婦人は果たして何処へ向かおうとしているのだろう…。
「Uターン」by N, Matsuoka. (Liveバージョン)
序盤からハイテンション。Uターンって言葉だけでなく、「backspin」って言葉も似合いそうな曲ですね。なんかこう、クルマのスピンターンを想像するかのようなカッコ良さがあります。
↑これらを聴いて、そういえばずっと前にTVなどで聴いた覚えがあるなぁ、と思われた方もいることと思いますが、どうでしょう。
カセットテープが擦り切れたことで聴けることができなくなってから、少なくとも20年は経っているはず。それだけに僕はどの曲も、YouTubeでしばらくぶりに聴いたときは涙が出そうなほど物凄く感激しましたね。あれからYouTubeで何度も聴いていますが、やはり僕のなかではこれを超えるようなフュージョン系のアルバムはないなって思ってます。初めて出会ったフュージョンだから、という理由もあるんですけどね。
なお、このアルバムは「夏」というキーワードがあり、テンポの浮き沈み(=渋滞にハマっては抜けたりのイメージ)があり、更にはラストナンバーのタイトルが「Uターン」ですからまるでお盆休みの帰省、高速で愛車をかっ飛ばして遠く離れた故郷へ帰省するシーンをイメージしたかのような構成であることが窺えます。だから長距離ドライブ中に流すにはもう、最高の1枚じゃないかって僕は思いました。
今は冬のまっただ中ですが、夏以外の季節であっても違和感なく聴けそうな気がします。
興奮冷めぬうちにと、実はアルバム「夏の旅」を衝動買いしてしまいました。まだ手元に届いていませんが、これを聴いてシビれていた27年前の愛知への長距離ドライブの時を思い起こしながらドライブのお供にし、ずっと大切に持ち続けていきたいと思うKenbourでした。
Posted at 2014/01/24 23:36:04 | |
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