今週、仕事でこんな出来事がありました。
今週は地元秋田の支店勤務だったのですが、秋田県は週の前半にバケツをひっくり返したような勢いぐらいの豪雨に一時見舞われました。
[Photo ACより]
この豪雨は月曜日の昼下がりだったのですが、支店の建物天井に設置された屋根に溜まった雨水を効率よく排出するための水回りの設備が当時の豪雨によって故障。
その影響で水が溢れ出し、建物内の一部が浸水する騒ぎが発生したわけです。
水が浸水した場所の一部は、顧客からの問い合わせを受け持つサポート部隊が在席する事務所も含まれていました。
その事務所まで(ひどいところでは足のくるぶしぐらいまで)水が入り込んでしまったもんだから、電気関係、そしておいらが担当しているネットワーク設備関係への影響を心配され、その事務所にいる事務員さんからSOSが入り現場を確認。
これらの機器は基本直置き禁止で、低くとも足のくるぶしより下に置かないルールにして設置していたので幸いにも浸水の影響による被害は無し。
とはいえ、水浸しになっている状況自体異常なので事務員さんはもちろん、周りの職場からも人を集めて復旧作業に追われました。
これによって、サポート部隊は顧客からの問い合わせ対応が一時的にできず、問い合わせ対応率も下がってしまった。
この対応率の低下を耳にし、真っ先に反応したのが本店営業課内にある、同じ顧客サポート部隊の部門長のAさん。
このサポート部隊は本店、支店の双方にあり、常に連携していて問い合わせ対応率もリアルタイムに把握できるシステムまで完備されています。
浸水トラブル発生のタイミングで支店サポート部隊の対応率が下がったことで顧客からの問い合わせ対応が本店サポート部隊に集中したため、混乱を招いたことにAさんが説明を求めてきたのです。
”ネットワークが正常なら、どうして顧客問い合わせ対応に回さなかったのだ?
浸水トラブルが発生しても、継続して問い合わせ対応できるようするのが普通だろう?
そのような仕組みにするために、常に考えるのがあんたの仕事だろう?”
とおいらに説明を求めてくるのですが、この人は現場の状況が見えていないまま、自分の苛立ちに任せて狙い撃ってきているのが明白。
だいたい、問い合わせ対応ができないぐらい異常な状況だった以外、理由がない。
それが起きても問い合わせ対応を優先しろというのはすなわち、不可抗力に無理矢理逆らえっていう意味と同じですよね。
この時のおいらは電話にでるほど、手を休めて仕事なんかしていられませんでした。
なぜなら復旧作業を手伝っていたのはちょうど決算処理の真っ只中だったし、休む間もなく今度は会議に出席。
支店サポート部隊にすぐに連絡して伝えます!って一言伝えて電話を切り、慌てて会議に参加したわけです。
でもその行動が、Aさんにとってはある意味、逃げられたように思われたのでしょう。
その後会議から戻り、メールチェックしていたら・・・
”○○さん(おいら)にスルーされた。
○○さんも支店も、顧客のことより目先のトラブル対応がそんなに大事か!
浸水トラブルが発生しても、継続して問い合わせ対応できるように対策して下さい!”
みたいに、おいらを名指すように叱りつけるようなメールを書いて送ってきていました。
しかもこのメール、宛先やCCを見ると支店のトップ、更には本店の上層部にまで送られているとは(汗)
そもそも、メールなどによるメッセージ交換を行う上での世界的な共通マナーというのがちゃんとあるのですが(
→こちら)、送信する側には慎重さを、受信する側には寛大さを心がけなければいけません。
前出の会議は私を含め支店内の幹部全員が集まる会議でしたし、決算処理で立て込んでいたのは支店の上層部は知っていた。
なのであまり腹を立てず、上記のマナーを遵守するように大人の対応で乗り切るつもりでした。
ところが、終業時間近くになってAさんから直接おいらのところに内線が入ってきたのです。
腹の虫がまだ収まらなかったようで、おいらが電話にでるやいなや、いわれのないことを説教さながら一方的に言ってくる始末だったので・・・
[Brisken Original]
おいら、ついに堪忍袋の緒が切れた。
”Aさん、あなた本当に現場の状況を認識して言ってるのか?
あなたが思っていることとは明らかにかけ離れている、異常事態なんだよ!
まるで不可抗力に無理矢理逆らえ、と言っていることと同じですよ!
それにあのメールの、スルーされたって表現は何なんだ?!
こっちだって決算処理の合間を縫って会議に出たのだから、全く余裕がなかったんだよ。
それでも納得出来ないなら、(グループウェア上で共有している)俺の予定表を見てみろ!
話はそれから受け付ける。分かったか!”
こんな感じで、太いカミナリを落としてしまいました。
公の場でこれだけ激怒したのは、おそらく社会人になってから初めてかも。
少し大人げないことをしてしまった気がして反省の弁を支店のトップに伝えましたが気持ちは理解頂けたようで、「災難だったなぁ」と労ってくれたのが救いでしたね。
それにしてもAさんには、せめてご自身が納得できるレベルまで、現場を知るための行動は取ってもらいたかったですね。
支店サポート部隊の事務員にスマホで写真や動画を撮ってもらって、送ってもらうことで把握できたりとか、何かしらの方法があったはず。
その後、Aさんもやっと目を覚ましたらしく、お詫びのメールが来ました。
おいらも悪くないとはいえ、ちょっと大人げなかったかなと反省しお互い納得しあっているので、これ以上のことをAさんに言うつもりはありません。
こんな感じで、デフォルメしながら実際あったことを書きました。
今まで意識してきたとはいえ現場を見ること、知ることの大事さを今回改めて認識できた出来事でしたね。
”事件は会議室で起きてるんじゃない!
現場で起きているんだ!”
ある映画の主人公が口にした名台詞を、身にしみて感じているBriskenです。
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あとがき: この1週間で福岡県南部と大分県が大変なことになっていますが、福岡にはいとこと叔母がいますし、この地域にお住まいのみん友さんもいますので今後の状況がとても心配でなりません・・・