勤務先で廃棄処分寸前だったA4レーザープリンターを、上司の同意を得た上で先日もらってきました。
このプリンターはDELLの1700n。カセット給紙、有線LANプリントサーバーが内蔵されたモデルで、発売から7年以上経っていて価格は2万円あまりだったと思います。同レベルの性能を持つ物が1万円台で購入できる現在からすると割高に思えるかもしれませんが、当時はプリントサーバー付きでも2万円あまりというのは競合他社の製品に比べてかなり安かったですね。
7年以上経つ割に印刷回数が35000回程度と少ないのですが、それでも廃棄しようとしていた一番の理由は印字不良と紙詰まりの頻発。
試しにテストページを印刷してみました。

確かに印字不良ですが、こりゃひどいなぁ…
中を開けてトナーカートリッジとドラム(感光体)を取り出すと、ドラムがトナーにまみれてかなり汚れているのがわかります。
ドラムは本来レーザー光に当たった部分に静電気の力でトナーを付着して紙に転写する働きを持つわけだから、このようにトナーが付着したままというのは考えられない。おそらくドラムの表面が劣化しているようですね。
あとは紙詰まりの問題。
一言で普通紙といっても表面のざらつき度合いとか、紙の質は様々。自宅に持ち帰って色々な用紙で印刷しましたけど、結果的に市販のPPコピー用紙で何ら問題なし。廃棄寸前まで使われていた部署の使用者に聞いてみると、人の手に一度渡ったしわくちゃな紙を再利用していたみたいです。
これじゃあ紙詰まるの無理ないよ…
こんなわけで、
1700nはドラムを交換すればフツーに使えそうです。
解像度は割と高いですし、32MBメモリが標準なので処理も速いです。
元々レーザープリンターが欲しかっただけに、ラッキーでした。
レーザープリンターが欲しかった理由ですが、現有のCanonインクジェット複合機、MP640のランニングコストの高さに我慢出来ないことですね。
インクジェットプリンターですから印刷内容に応じて各色のインク消耗が左右されますが、僕の場合は文書印刷することがよくあって、その多くはドラフト的な内容が多かったりするから、そのような場合だとモノクロで十分だったりします。
写真印刷やカラーコピーならまだしも、ドラフト的なモノクロ印刷のために割高なインク代にお金をかけるっていうのが正直馬鹿馬鹿しいと以前から思ってました。
この1700nはトナーカートリッジのサイズにもよりますが、最低でも3000枚カバーできるのは大きな魅力ですし、トナーカートリッジ自体再生品であれば5000円台で購入できるのでランニングコストもいいはず。
ドラフト的な印刷やモノクロで済む印刷は今後1700nで行って、MP640はあくまでカラー印刷が必要な場合のみ使うようにしていこうと思います。適材適所ということで…
Posted at 2012/02/21 23:17:16 | |
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