2010年10月20日
先日、自宅インターネットのプロバイダーを乗り換えました。
これまで8年半に渡ってOCNを使っていたのですが、Plalaへの変更です。
OCNはやはりNTT直系のプロバイダーであるだけに回線品質が良いし、会員数が比較的多いことから安心して付き合えるプロバイダーでした。
しかし…それでもプロバイダーを乗り換えました。
なぜ?と聞かれると、やはり月額料金でしょうか。
プロバイダー料金は使用頻度の多さから、僕が支払っています。
自宅には自分用の他にも嫁用、親父用の3台のパソコンがあり、それぞれにメールアドレスを1ずつ割り当てています。さらに自分以外の2台には、メールウィルスチェック付で契約していたのですが、メールアドレスとメールウィルスチェック追加を含めた月額料金は2000円。独身だったらそれほど苦にならない料金かもしれませんが、嫁と2人の子供がいる今では500円の差であっても結構痛いです。しかも、来春になれば下の子も保育園に通うことで支出がまた発生しますので、尚更厳しくなります。
そもそも、GMailに代表される無料のWebメールサービスがある今の時代、メールアドレスを1つでも追加すれば課金されるというOCNに対しては引っ掛かりを感じるわけで、子供達がこれから大きくなっていずれ必要になるかもしれない「有害サイトブロック」もOCNでは課金されます。
その点、Plalaの場合はメールアドレス追加は実質無料(本来有料だがフリーチケットで相殺できる)であるわけだし、有害サイトブロックも無料で利用できますので月にかかる費用は1000円程度。これで(OCNに比べて)1000円ほど浮きます。
BIGLOBEや他のプロバイダーも候補にあがりましたが、コンピューターに疎い嫁や親父もネットを使うので、安さと(OCN並みの)安心を両立しているプロバイダーという点から、Plalaに決めました。プロバイダー乗り換え手続きを済ませて既にPlalaから接続していますが、この2日間はメアドの変更作業に追われています...
OCN、今まで8年半有難うございました。
Plala、これからも宜しくお願い致します。
Posted at 2010/10/20 22:21:22 | |
トラックバック(0) |
IT:コンピューター | パソコン/インターネット
2010年09月22日
厚生労働省を巻き込んだ障害者郵便悪用事件の立証に繋がる有力な証拠とされた、フロッピーディスク内にあったデータを大阪地検特捜部の検事が改ざんし、逮捕されたことが大きなニュースになっていますね。
この検事はパソコンの操作ミスから上書き保存(=タイムスタンプがその時の日付になる=証拠品としての意味がなくなり「改ざん」に繋がってしまった)してしまったとのことで意図的な要素は薄いようですが、どのような経緯であっても検事が改ざんしてしまったことは紛れもない事実のようなので、事の代償はあまりに大きいと思います。
この事件を見ていて、僕はさすがに他人事と思えませんでした。なぜなら勤務先で、人のデータを守る立場にあるからです。
僕は高卒で就職して以来近くの電気機器メーカーの製造工場にずっと勤務していますが、現在は本業の製造部門ではなく、IT部門の専属スタッフとして頑張っています。構内LAN環境の整備のほか、社内のあちこちにあるコンピューターやサーバーの運用保守がメインなのですが、なかでも(誤削除したファイルのリカバリといった)業務データの扱いは相当神経質になります。
データを管理する立場になると、言葉で言い表せないような重圧が襲いかかります。以下は僕が過去に経験したことのある、失敗事例です。
----------
その1:
フォルダーやファイルを何気なくダブルクリックしたつもりが、実際はマウスが微妙にずれていたために「ドラッグアンドドロップ」と見なされて、別のフォルダーに移動されてしまったということ。
その2:
エクスプローラーを使って安易に「コピーアンドペースト」(又はカットアンドペースト)で操作するとフォルダーのタイムスタンプが最新の日付に変わってしまうため、フォルダーやファイルの状態をタイムスタンプで管理されている業務に混乱を招いてしまったこと。
その3:
業務効率向上の目的からWordやExcelのファイルに仕組まれたマクロが逆に悪さをして、なかには「保存せずに閉じる」操作がマクロによって許可されず、強制的に上書き保存されたことでタイムスタンプが現在の日付に書き換えられてしまったこと。
----------
個人で使っているコンピューターであれば最小限で済む問題も、サーバーになると全社員の共有資源になるので話が異なります。フォルダーやファイルの欠落が少しでも見つかればエンドユーザーからバッシングを受けることになりますので、データメンテを行う時に「何気ない操作」は絶対許されません。それを防ぐために僕がしていることは、1つ1つの操作の合間に一呼吸を入れながら作業するということ。もちろん、サーバー以外の作業であっても同様なことです。
今回の事件は僕に直接的に関係ないとはいえ、検事の操作ミスによって証拠データを書き換えてしまったというところに、僕はただならぬ怖さを感じています。
コンピューターは便利な反面、便利すぎて怖い目に遭うことも忘れてはならない。今回の事件でそれを再認識させられました。
-----
2010/09/25追記:
結局この検事は意図的にやったようで、検察は組織ぐるみで隠蔽していたようですね。しかも押収した証拠品で遊ぶなんて、正直考えられないです。
Posted at 2010/09/22 23:28:26 | |
トラックバック(0) |
IT:コンピューター | パソコン/インターネット