2011年02月09日
民主党が与党になってから早くも2年以上になりますが、ここ最近凋落ぶりが目立っている気がしますね。
鳩山元首相の暴走と小沢氏の政治資金問題に始まり、尖閣諸島の事件の不手際、閣僚の失言、その場の思いつきの羅列のようなマニフェストの大幅修正、さらには前述の小沢氏の処遇で党内で内紛してたりなど、混乱はとどまるところを知らない状況。衆院選で支持した国民そっちのけが見え見えだし、それじゃダメじゃん!って言いたくなりますよ(春風亭昇太師匠みたいに!)。
じゃあ民主党の全てに僕は駄目だ!と言えるかというと、そうでもないのです。その理由は次の2つ。
① 子ども手当:
少子高齢化で次世代を担う子ども達の数が激減している今の日本、国を挙げて対策を打つのは時代の流れからしてその通りだと思います。しかもこんなに不景気で無理をしても収入が一向に上がらない経済事情のせいで出産どころか、出産のきっかけ(結婚)もできない・つくれない世の中。
僕も勤務先が赤字続きで収入が一向に上がらないのに養育費が増える一方。そのさなかに子ども手当が支給されたお陰で生活にもゆとりができ、とってもありがたみを感じています。
② 無駄を暴いたこと:
自民党政権の膿が事業仕分けによって明確に暴かれたことだけでも意義が大きいでしょう。自民党は天下りをほう助した挙げ句にこれだけ無駄をやってきたんだなって。ちなみに仕分けの成果や仕分け人の無知は棚に置くとしましょう(技術立国日本なのにスパコンが世界2位じゃダメですか?って聞いた誰かさんには正直腸が煮え返りました)。
ちなみに僕は特定の政党のマニフェストに(まるで磁石のように)引っ張られるのが嫌いなので元々支持政党なんて無いのですが、民主党全然ダメだからいっその事解散総選挙やって、前回の参院選で議席を多く獲った自民党にまた与党になってもらおう!と簡単に言う人をたまに見たり聞いたりします。しかしこういう考えって逆に危険だと思うんだよなぁ。ご存じの方が多いと思いますが、世代交代を阻むような老害な議員さんは自民党にまだ存在しているし、血税を無駄にしてまで天下りをほう助してきたのも自民党。その無駄に使う血税のために増税しようとするのも自民党。民主党に政権を明け渡してしまうまで、国民をどれだけいじめてきたんだろうか。野党に転落しても政権を取り戻そうとする姿勢ばかり目立っていて、過去を反省しているような様子も窺えない。だから僕自身、自民党を素直に信用できないわけです。
血税を無駄にしていた政党であるが故に、今の民主党政権がやっている子ども手当を初めとした国民への還元はバッサリ斬られるのも眼に見えてます。
民主党には政策への本気度はともかく、国民に支持されたことで与党になったということだけは絶対に忘れてほしくないと思います。
Posted at 2011/02/09 22:49:54 | |
トラックバック(0) |
世間一般 | 日記