今日は
「消防フェア」と題したイベントが近所のイオンモールにて開催、嫁と子供達連れて行って参りました。
会場に到着すると、消防車数台に救急車1台が展示。親子連れで賑わってました。
消防車は全部で4台でした。
ポンプ車と燃料補給車、物資輸送車…
そしてはしご車。
このいすゞ大型トラックのはしご車仕様、現在に至るまで少なくとも20年は現役です。この地域でははしご車が出動する頻度が他の車両に比べて少ないせいもあると思われますが、表面的にも内部的(特にフレーム周り)にも錆が全くと言っていいほど無く、とてもキレイに手入れされていますね。
このはしご車には子供達はとても興味があって、終始ずっとはしごの操縦台周りに立っては興味津々に見ておりました。
一方、僕が興味があったのは消防車ではなく、こちら。
言
うまでもなく、救急車です。
現行ハイエースがベースになった
トヨタの救急車「ハイメディック」です。ハイメディックは初代エルグランドにE24キャラバンの胴体をくっつけたような日産の「パラメディック」と共に、高規格型救急車の代表格で知られています。
車内に乗り込むことができました。
まずはコックピット。
今は救急車にもカーナビが搭載されている時代ですね。またカーナビの前にはそれより大きいモニターが配置されています。このモニターについて後にネットで色々調べたところ、消防本部の管制から送信された、現場への最短ルートを表示するモニターらしいです。
続いて救急患者の処置スペース。
心電図計や血圧計、除細動器(いわゆる電気ショック機)などがたくさんと、所狭しに搭載されています。しかし1分1秒を争う状況下と救急救命士の立ち位置を考えますと、これらの装備はそつのないように搭載されていることがよくわかりますね。
あともう1つ感心したのはマフラー位置。
ハイエースではテールエンドに配置されるマフラーですが、排気ガスが患者にかからないようにするため、ハイメディックでは右リアタイヤ直前に配置されていますね。
というわけでこの3代目ハイメディック、車両本体価格は1100万円とのこと。
この値段を高いと見るか、安いと見るかは何とも言えません(・_・;)
ちなみに現行ハイメディックは3代目で、2代目はグランビアベース。
これは3年前にも開催された消防フェアで、僕がコンデジで撮ったもの。地元の消防本部では初めての高規格型救急車として、前出の3代目が配備されるまで活躍していました。
そして初代ハイメディック。高規格型救急車導入の先駆けになったのがコレです。
この初代モデル、僕が今まで見てきた救急車の中で一番カッコいいと思ってます。
単に100系ハイエースバンをワゴンマスクにし、救急車仕様にしたと思ったら大間違い。
ハイエースよりも幅が10cm広いですが、驚くのはまだ早いです。
エンジンは
初代セルシオと同じ、なんとV8の4000ccが搭載されています。

↑のように、フロントマスクにはV8エンブレムがひっそりと存在。
外見パッと見だけでは全くわからず、初めは単なるジョークかと思っていました。
但しセルシオと違って低中速域トルク確保の都合からか、220psでセッティング。
今も昔も日本の救急車でV8はこれだけのようで、ワゴンマスクなのにバン内装であることも相まり、知る人ぞ知る名車だと言われているそうです。
前面に丸く流れるように張り出した前方警光灯と、スポイラーのようにまとまった形の後方警光灯は当時としては斬新で、素直にカッコイイと思っていました。
ただしこの初代、地元の消防本部と分署に配備されなかったのは残念ですね。
…
とまぁ、お世話になりたくないクルマばかりではあるのですが、パトカー、消防車、救急車などと
数ある緊急車両の中でも僕が好きな緊急車両は救急車ですね。
ひたむきに人命を救うため、今日も全国で数十分に一度のペースで全国各地で疾走している姿が僕にはカッコよく見えるのがその理由です。
それにしても、テレビにて時折放映される救急車による懸命な救命活動をみていると、救急隊員の方々には本当に頭が下がりますね。
Posted at 2012/11/04 22:55:56 | |
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