今週は今年最初の本店出張ということで、昨日まで東京にいました。
出張期間中のある晩には兼務部門と両隣の部門の合同の新年会に参加。勤務先にほど近い場所にある小ぢんまりとした、初めておじゃまさせて頂いた居酒屋だったのですが、この居酒屋にはそのオーナーが趣味で集めているらしきものが数々置かれていて、そのなかでも思わず目を奪われてしまったものがありました。
それは・・・
ミニ四駆!
おいらが小学生だった頃は小中学生を中心に、全国的な大ブームでしたね。
ミニ四駆は当時、(今ではエアガンでお馴染みの)東京マルイやアオシマからも発売されていましたが、ミニ四ブームを牽引していたのは間違いなく田宮模型(タミヤ)でした。
これだけ小さくまとまっていながらも接着剤を使わずに、模型に不慣れな子供でも簡単に組み立てることができるれっきとした模型であるミニ四駆。その上、モーターとプロペラシャフトを繋ぐことでちゃんと4輪駆動を実現しながら、600円という子供のお小遣い程度で買えることができたのは非常に衝撃的かつ戦略的なものがありました。
さらに小学生向け月刊誌の「コロコロコミック」では「ダッシュ四駆郎」や「ミニ四ファイター」など、ミニ四駆にちなんだ漫画が連載されたこともあってミニ四駆は爆発的なブームに。
ちなみに80年代後半の第一次ブーム以降、現在に至るまで何度かリバイバルブームになっているようですが、小学生として80年代後半を生き抜いたおいらはラジコンカーのデフォルメが中心だった「レーサーミニ四駆」に象徴される、まさに第一次ブームの真っ只中でした。当時すでに模型好きだったおいらにミニ四駆の魅力は堪らないものがあり、小学生時代は入学から卒業までの間ずっとミニ四駆にハマっていましたね。当時隣町にあったおもちゃ屋さんにもミニ四駆のサーキットが整備されていたこともあり、クラスメイトや隣町の知り合いとよく競争していたのが懐かしいです。
ミニ四駆にハマっていた小学生時代の6年間、どれだけミニ四駆を買ったか正確な数字は覚えていませんが、おそらく50台は買ったんじゃないか・・・と。
そこで企画してみました。
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私Kenbourの思い入れのあるミニ四駆 ベスト5
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[第5位] ホーネットJr
一番最初に買ったミニ四駆がコレでした。
ラジコンカーのデフォルメの第2弾ですね。安価な価格でロングセラーになった親分のラジコンカー「ホーネット」共々、人気が高かったモデルでしたね。
ちなみに、レーサーミニ四駆の記念すべき第1弾は赤いボディで有名な「ホットショット」なのですが、出荷体制の都合上先に発売されたのがホーネットだった、という逸話もあるようです。
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[第4位] ハイラックス モンスターレーサー
ミニ四駆といっても様々なものがあり、タミヤでは急勾配の登坂にも強いオフロード走行を得意とする、大径タイヤが特徴的な「ワイルドミニ四駆」もありました。レーサーミニ四駆ほど種類は多くなかったのですが、そのなかでもおいらが持っていた記憶に残るモデルがこのハイラックス。前出のホーネットと同様ラジコンカーのデフォルメなのですが、レーシングカーとして実在するクルマということもあり、デフォルメにしては実車に限りなく近いカタチが良かったですね。
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[第3位] イグレスJr
おいらが持っていたミニ四駆のなかでも最速を誇った1台でしたね。
シャーシの軽量化を行って、モーターもタミヤ製のハイグレードなモノを装備、ニッカド電池で武装したのでめっちゃ速かったのですが、軽量化の仕方を誤ってしまったせいで、隣町のおもちゃ屋のサーキットでシェイクダウン中にコースアウトし大破。「廃車」になってしまいました。
なんでもかんでも省くことが軽量化ではないことを教えてくれた、外せないモデルです。
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[第2位] クリムゾングローリー
モーターが後部に搭載されたシャーシこそミニ四駆である・・・そんな常識を打ち破るかのように登場した、フロントモーター仕様のシャーシを史上初めて採用したのがこのクリムゾングローリー。モーターがフロントミッドに搭載された前寄りの重心によってコーナリングがとても速かった1台でした。
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[第1位] アバンテJr
やっぱりアバンテJrだなぁって思いました。
新世代のシャーシ(タイプ2)を初採用したというエポックメイキングなところはクリムゾングローリーと共通するのですが、ラジコンカーの単なるデフォルメバージョン的な内容でスパイクタイヤが装備されていた従来のミニ四駆とは一線を画した象徴的なモデル。スリックタイヤが標準装備であり、フロントバンパーとリアタイヤ前にコーナリング用のローラーを装備できること、リアスタビライザーなどのオプションがこのモデルを機に一気に増えたことから、オンロードサーキットで競うためのミニ四駆のパイオニア的なモデルだったと思います。
このアバンテJr登場を機にミニ四駆を弄って勝負することの楽しさにハマり、おいらはこのアバンテJrを2台買った記憶がありますね。それだけ強烈なインパクトがあったモデルでした。
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という感じでベスト5を挙げてみました。このブログに来てくださる方の中には少年時代にミニ四駆に熱中されていた方も多いと思うのですが、いかがでしょう?
ちなみに、最後に買ったミニ四駆・・・ではありませんが、タミヤから発売されていた、F1のミニ四駆的な「ミニF」を1台今でも大事に保存しています。
[Canon EOS 7D - Canon EF-S 24mm F2.8 STM]
これは中嶋悟氏が実際にF1でドライブしたBRAUNロゴが印象的だったティレル020ホンダですが、デカールはすべて干からびて悲しい姿になってしまったため、全て剥がしてこのような状態になってしまっています。
[Canon EOS 7D - Canon EF-S 24mm F2.8 STM]
空物ラジコンを趣味とする親父の影響からラジコン(といってもおもちゃ屋で売られるものではなく、大人の趣味的な高価なもの)に元々興味があったおいらですが、小学生の頃はさすがに持たせてもらったり買ってもらえたりすることができなかったことが逆に、ミニ四駆にハマらせていた理由につながっていたのかもしれません。
今ではもういち社会人であり、空物ラジコンを自前で準備しては飛ばしこなせるほどになっているのでミニ四駆にまたハマるようなことは考えられないですが、「模型」という言葉が今年の自分を象徴する1つのキーワードになりそうな気がした、今日のKenbourです。
Posted at 2015/01/24 23:34:59 | |
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