[iPhone 11]
昨日の朝の自宅近所。
めっちゃ冷え込んでいて付いていた初霜と朝陽が幻想的でした。
秋田県内では観測史上2番目に遅い初霜らしいですけど、一昨日の朝も初雪降りましたので確実に、冬に近づいているという表れですね。
雪が降るたびにため息がつい出てしまいがちだけど、いつも通りにまとまった雪が降ってほしいなって思っています。
昨シーズンみたいに雪のない雪国はどこか、気持ち悪ささえ覚えます。
いつもと違うことが起きるとこの先、妙なことが起きそうで何気に怖いもの。
今思えば昨シーズンはまさに、コロナ禍を暗示していた感さえあります。
[写真ACより]
さて話題は変わりますが、今週は日本政府がピュアガソリン車の販売を禁止!なんていう話題がありました。
これから15年後の2035年にはピュアガソリン車の新車販売を禁止してハイブリッド含む電動車(EV)への移行を促すみたい。
詳細はこちらのほうが分かりやすくてプロパガンダに乗せられた挙げ句の悪意と感じる要素も少ないので、リンク先を貼っておきます・・・。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20201204.html
まぁ、欧州の政治的な暴走に日本政府が乗せられてしまったかたちでしょうが。
クリーンディーゼルの時の二の舞になると思っているので、EVへの移行は100%達成は無理でしょう。
というのが、おいらの私見です。
ハイブリッドはストップ・ゴーの走行パターンが多くてアウトバーン並みに速度を出せない日本の事情にあった技術のようで、アウトバーンをはじめとした高速巡航が多い走り方をする欧州にとってはハイブリッドは不利な技術と捉えられる。
高速巡航が続くと充電する暇がなくなって、すぐにバッテリーを使い果たしてモーターへのアシストが無くなれば燃費も期待できないし、CO2排出も結局多いまま。
なので、アクセルをべた踏みしなくても低回転域から力強いトルクを発揮できるし、CO2の排出も技術でカバーできていたクリーンディーゼルが欧州で支持されてきた、っていうことですね。
少なくとも2000年代後半から欧州の各メーカーがクリーンディーゼル車をたくさん販売されていたのが、年々厳しさを増す排出ガス規制(ユーロ規制)に翻弄されて生産コストがかさみ、不正に走ってしまうきっかけにつながった。
2015年のVWのディーゼル不正がまさにそれですね。
これを期にクリーンディーゼルを中心とした戦略を転換することになるが、日本のハイブリッド技術に全然太刀打ちできない状況が続いていたようで勝ち目がない、だからピュアガソリン車はダメにしEVへシフトしよう!と言い出し躍起になっているのが最近の欧米諸国とそのメーカーに見受けられる状況。
これらの話を今回のEVにあてはめると、なんとなく想像できる気がするんですね。
EV自体の製造にも排出されるCO2の捉え方とかインフラの整備も課題としてあるでしょうが、これまでのガソリン車同様のドライバビリティをEVが満たせられるかがハードルですね。
- バッテリーの信頼性向上。
- バッテリーの軽量化。
- 充電時間はガソリン給油並みに短縮できるか。
- バッテリーの価格破壊。
・・・
などとまぁ、主にバッテリーに係る高いハードルばかりで、よほどのブレイクスルーが無ければ厳しいでしょうね。
さらに、おいらが住んでる秋田のような寒冷地では、
- バッテリーの減りが極端に早い。
ことも結構大きいハードル。
数年前まで親父が乗っていたプリウスで経験していた話です。
最新モデルと違っているかもしれませんけどね。
欧米各国は15年先まで今の目標そのままではなく、ユーロ規制のようにバッテリーをはじめとした性能に対する要件を年々厳しくしていくのではないかと。
そこまでしなければ結局、ピュアガソリン車に満足しているユーザーがEVにすんなり乗り換えてくれるわけがないし、クリーンディーゼルのように要件を年々厳しくした挙げ句、生産コストに見合わなくなって不正に手を染めるメーカーが出てきそうだなって思いますよ。
さぁ、これらのハードルをたった15年で達成できるかどうか、本当に見ものだな。
たかが15年。されど15年です。
思ったよりもあっという間に過ぎます(その分歳をとる羽目になりますが)。
日本の政治屋のみなさん、公にした以上後に下がれません。
どうするおつもりなんでしょうかね。
主要な税収のガソリン税の税収が無くなるでしょうが、これを何に置き換えるつもりか?
国民に向けて説明できる材料があるから目標立てたんでしょう?
ほとぼりが冷めない今のうちに、具体的なビジョンを説明してみせろ。
もしそんな説明もできないなら結局、口先だけのパフォーマンスってわけで片付けられるだけです。
目標決意だけの夢を語るのは、子供にだってできるのですから。
環境を担当する某大臣の発言もあったけど、あまりに現状に無知過ぎている感が拭えきれなくて、おいらには重みが全く感じられませんでしたよ。
・・・
という具合においらが思っていることをざっくり書いてみました。
欧米も日本も目標立てたにも関わらず、15年程度では技術的にブレイクスルーがなく、気づいたらみんなガソリン車ってパターンになりそうなのがおいらの見解。
なので、ドライバビリティやインフラがピュアガソリン車並みに追いつくまでは慎重姿勢を貫くつもりで次の愛車も今までと変わらず、ピュアガソリン車を買うつもりです。
今のところ、ピュアガソリン車の新車販売をいち早く禁止するのは、2030年のイギリス。
包み隠すこと無く本当に禁止できているかが見ものですね。興味津々ですよ。
Posted at 2020/12/06 11:53:19 | |
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