ちょうど良いサイズ感のボディに秘められた圧倒的な剛性感の高さがハンドリングの鋭さと乗員への安心につながっていること、そして動力性能の高さが相まっていることがリンクして運転の楽しさにキチンと結びついています。
まさにBMWならではの「駆けぬける歓び」を体現していると思いました。
そこで今回は納車後半年を迎えるにあたって5つのカテゴリに分けつつ、これは○、これが×だというのをまとめてみました。
=====[ボディ・エクステリア編]=====
[Canon EOS 7D + EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS]
○なところ:
▶まさにジャストサイズ。全長が前車より450mmも短い分取り回しが楽。1530mmという車高なのでアウトバックよりもルーフがさらに低く、立体駐車場で気を遣う必要が全く無い。
▶想像を遥かに超えるような頑強なフレーム構造が、重厚感をも高めていること。ドアやピラーの厚み、ドアを閉めた瞬間のドスッとした音がそれを物語る。
▶グラマラスでスタイリッシュなデザイン。コロンとしたようなプチマッチョ的な要素とBMWならではの美的な要素がうまく融合している。
▶リアゲートを手で開ける時は、BMWエンブレムの上半部を3本指で突き出すように押して開ける。なので、オープナースイッチが無くてスッキリしたリア周りのデザイン。
▶リアナンバープレート下あたりを足で蹴るようにかざしてリアゲートを開閉できる。買い物で両手が塞がっている時にこの機能はとても重宝する。
▶︎助手席ドアミラーのレンズが、ギアのリバースと連動している。つまり、リバースを入れればレンズも下へ傾き、左後輪が見やすくなるようになっている(もちろん傾けさせないように無効にすることも可能)。
×なところ:
▶リアドアのエンドがやや飛び出した形状なので、外からドアを開けるときに身体をぶつけやすい。
▶真冬の間は実感させられたが、フロントワイパーを立てるのにひと手間必要。(イグニッションをOFFにしたらワイパーレバーを数秒間上げ続けることで、1往復半動いてからやっと立てられる状態になる)
▶フロントドアアウターハンドルの施錠&開錠のタッチセンサー部分がグリップ(しかも運転席側は親指に当たる位置)についているので誤タッチしないか不安になることも。実際に誤ってタッチしてしまって、微妙なタイミングで車内にいた家族がドアを開けてしまったことからけたたましい音を周囲に鳴らしてしまって妙な視線を浴びてしまった経験がある。ちなみにアウトバック(前車)ではグリップではなく、グリップを支える端部にセンサーが付いていたため親指に当たらず、誤タッチすることがなかった。
▶純正アクセサリーのルーフレールに頼らず、ルーフにキャリアを直接装着するためのフィックスポイント(ネジ穴)はあっても良かったのでは? ちなみに新型2シリーズのクーペとグランクーペだけでなく、3シリーズはセダンでもちゃんと備わっている。
=====[動力性能編]=====
[iPhone 11]
○なところ:
▶鋭さを持つハンドリングと、Mスポーツサス&xDriveのおかげでロールがかなり抑えられた気持ち良いコーナリング性能。本当にこれが(巷で言う)SUVに属すクルマなのかと思えるほど。
▶最小回転半径は5.1mと小さめであるため、片側2車線での対向車線へのUターンが躊躇なくできる。
▶︎滑らかかつレスポンスが俊敏な変速フィールと、アイシン製であることの安心感がもたらす8速オートマチックトランスミッションの出来の良さ。
▶3週間給油せずに走破できるほど燃費がよく、軽油なので財布に優しい。
▶低回転域(1750rpm)あたりから400Nm(40.8kgm)を発揮する、強烈な最大トルクがもたらすツインスクロールのディーゼルターボならではの走りやすさ。
×なところ:
▶逆にハンドリングが鋭すぎるのか、それとも電子制御が効き過ぎているかは定かではないが、雪道(特に轍ができてしまっている滑りやすい路面)ではアンダーステアになりやすいほどシビアなところがある。これまで何度か、緩いコーナーであっても道路脇の雪山に向かって行きそうになって、ハラハラした経験が。
=====[インテリア・機能性編] =====
[iPhone 11]
○なところ:
▶外見から想像できないほどパッケージングが秀逸。室内が広々としていて後部座席でも頭上空間があり、足も組めるほどの余裕がある。
▶︎ラゲッジルームも、BPレガシィ並みの広さである470L。床下収納も広い。ただし仕切りがあったらなお良かったかも(ちょうどよく収納できるコンテナをホムセンで買った)。
▶ラゲッジルームのサイドポケットにメッシュの仕切りがあること。アウトバックにはなかったのでこれは助かる。
▶後部座席が4:2:4の割合で倒せること。真ん中にスキーなどの長尺物を積んでも大人2人が窮屈せずに乗れる。
▶運転席のドラポジがかなり低く取れるので低重心とか、クーペを乗りこなしている感覚を意識できる。これまた本当に、巷で言うSUVなのかと思うほど。
▶前席シートはやや小ぶりであるがおいらの体型にはちょうど良く、サイドサポートが厚くて電動で細かく調整できるから、ホールド感がとても高く疲れにくい。Mスポーツシートと言われるだけのことはある。
▶シートヒーターは前席しか無いものの(アウトバックは全席装備だった)、効きがとても早い。寒い中でエアコンがなかなか効かないときにこれは助かる。
▶全席のマップランプ(ルームランプ兼)の光り方、光の当たりどころ(各席の手元を的確に照らす)まで丁寧に設計されていることが分かる。
▶アンビエントライトまで標準装備されていて夜間ドライブが楽しい。いくつかの色を設定できるが、俺的にはホワイトかグリーンがしっくり来る。ブルーやオレンジは刺激が強め、紫色は少しエ◯い。
▶シフトノブの形状とそのボタンの位置関係がGRスープラとほとんど同じであること。大したことではないかもしれないが、握り具合と操作性がいい。
▶フロントアームレストにスマホのワイヤレス充電器が内蔵されている。
▶BMWもまた操作系のタッチパネル化に進んでいる一方・・・このX2にはメーターパネルもインパネも、アナログが残されている。それぞれのスイッチも、ストロークが適度で押し心地が良い。
×なところ:
▶アウトバックにあったオーバーヘッドのサングラスホルダーが無い。既報の通りで後付けで対応。
▶エンジンプッシュスタートスイッチと、アイドリングストップのON/OFFスイッチは離したほうが良いかも。アイドリングストップを無効にすべく、ボタンを押したつもりがエンジンプッシュスタートを押してしまった、ということにならなければいいが…(今のところないですがやりそうで、少し怖いです)。
=====[ナビゲーション&オーディオ編] =====
[iPhone 11]
○なところ:
▶インパネ中央のディスプレイは大きく視認性が良好。2分割表示(例:ナビ画面とオーディオ画面)も可能。
▶ディスプレイのタッチ操作も良好であるが、シフトノブ手前のiDriveコントローラーによる操作性がすこぶる良い。ボタンの位置関係さえ覚えてしまえば、オーディオの選曲含めてほとんどショートカット的に操作できてしまう。
▶iDriveコントローラーでの操作がややこしい先に呼び出したい機能がある場合は、インパネにある1〜8のプログラマブルボタンで一度登録しておけば、あとは一発でアクセスできる。
▶ナビ画面の表示がスムーズ。3D表示は精度が高く、メーターパネル中央にも右折・左折の指示が表示される。なので、視線移動が少ない。
▶Bluetooth連携しているスマホに電話がかかってきた場合もスムーズかつ安全に電話に出られる。マイクの指向もきちんとしつけられているので、自然に会話できるのが嬉しい。
▶純正オーディオの音質が思いの外良かったこと。少なくともおまけレベルで付いてきたスピーカーが発するような薄っぺらな音質ではない。オーディオ絡みは何もオプションも入れずにオーダーしてしまったが、それでもはじめからウーファーが埋め込まれているので低音が心地よい程度にうまく効いていることも大きい。高音・低音の調整だけをキチンとしておけば、俺的には満足できる音質。
×なところ:
▶CD/DVDスロットはあっても良かったかも。ちなみにX2は2018年のデビューから間もない初期ロット(2018年10月生産まで)には標準装備されていた。
=====[その他] =====
○なところ:
スマホのMyBMWアプリとの連携。施錠状態とその操作、窓の状態、換気状態、オドメーターの数字などが車両から離れた場所でも確認できる。それだけでなく、ナビで検索するための目的地情報をアプリから事前に車両へ送信できちゃう優れモノ。
×なところ:
▶今のところ特になし。
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