…ってなワケ(何が?)、今度こそ「
北海道ブリザードラリー2016」の出来事なんぞ書いてみました。
今回は(も?)色々あり過ぎてかなり長文になってしまいましたが、宜しければ御覧下さいませ。
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会場は先月開催された「EZO ENDLESS RALLY 2016」と同じ新千歳モーターランド ダートコース。
今回の形式も前戦と同じくスノーラリー(まぁ、真冬なんで当たり前ですが…)。
今回参戦するコンビも前戦と同じく
バビントンさん&
三菱ランサーエボリューションⅦ トミ・マキネン仕様のラリーレプリカ車。
今回エントリーした部門も前戦と同じくクローズドクラス。(特別な装備やライセンスが無くても参加出来る部門)
…とここまでは同じなんですが、今回は大きく異なるものが2つ。
1つ目は、既に多くのラリーファンの方ならご存知でしょうが、TOYOTA Gazoo Racingが企画するラリーチャレンジカップ(以下、"TGR戦"と略します)が併催されていました。
ブログラム類の表紙にもしっかり掲載されていますね。
TGR戦ともなると、協賛や後援の数も多いですねぇ。
資金が何とも豊富そうで羨ましい。(^^;
2つ目は…前日夜から降り続いた湿雪の影響で、路面はグチャグチャ。
前戦のように凍結してスリップする事はないのですが、踏ん張りが効かないので路面に足を取られるととたんに立ち往生してしまう、かなり厄介な状態でした…。
まだ薄暗い中会場へ到着すると、いきなりこの有り様です↓

ちょいとピントがボケていますが、写真中央にてパドック内で立ち往生したクルマをみんなで押して発進させているのが分かりますかね?
う~ん…何だか早くも波乱の予兆です。
まずは参加申込を済ませ、各準備に取り掛かりました。

…おっと、封筒には懐かしいラリージャパンのロゴが。( °∀°)
字体からすると2004年のものでしょうかね?
次はゼッケン貼り付けです。

ラリーレプリカ車にはダミーゼッケンが貼られているので、番号を間違われぬよう、ゼッケンの上にゼッケンを貼ります。(笑)
マシンの準備が出来たところでレッキ(下見走行)に向かいましたが、やはりこの湿雪の影響でコース上のあちこちでスタック車が続出していました…。
周囲に居たみんなで押しても脱出出来ない場合は、救援車で牽引です。

ここまでくると、もはやパリ・ダカールラリーのような光景です。(笑)
除雪車にも登場して頂きましたが、その除雪車自体がスタックする状態。
今日は相当な”重馬場”になりそうだなぁ…orz
まぁ、そんなこんなで波乱の幕開けでしたが、何とかレッキを終えパドックに戻り、車検も無事に済ませました。
…とはいえ、レッキでのアクシデント続出の影響でスタートも30分遅延です。(苦笑)
クローズドクラスは一番最後のスタートとなるので、待ち時間の間はパドック内を散策してみました。
TGR戦ともなると、幟の数がハンパないですねぇ。
メディアさんをはじめ、TV局も撮影に来ているようです。

あはは…まるで地区戦併催のTGR戦というより、TGR戦併催の地区戦ですな。(苦笑)
そうこうしているうちに出走時間が迫ってきたので、早速1本目のSS(全開走行区間)へ向かいます。
SSスタート地点から路面を見ても、積雪をはじめ泥と雪解け水でグチャグチャそうです。
スノーラリーなんで気分はスウェディッシュラリーと思いきや、サファリラリーかアクロポリスならぬ”悪路ポリスラリー”です。(笑)
今回のラリーでは、クローズドクラスの出走SSは計4本。
そのうち成績に反映されるのはSS3,4の2本だけなので、SS1,2はいわば”お試し走行”のようなもの。
前戦のEZO ENDLESSではお試し走行のSSでベストタイムを出すという逆転現象(?)が起きたので、今回はSS1,2は路面や周囲の様子を見るに留め、無理をしない走りに徹してみました。
…えぇ、気合はコリン・マクレーでも、作戦はセバスチャン・ローブの如く冷静に徹します。(笑)
車載カメラを所有していないため写真はありませんが、路面は予想以上に荒れ模様!
“刺さらず・止まらず・後退せず”を念頭に走ってみましたが、これがなかなか難しいもので参考タイムは9台中5位。
まぁ、様子見で走っていたのでまずまずといったところでしょうか。
…と、ここまでは良かったのですが、ここでついに"事件"が発生してしまいました。
SS2を走り終えて昼のサービスへ向かったところ、CRO(主催者と選手の間に位置し、質疑応答に対応してくれる競技役員さん)に呼び止められ、こんな会話のやりとりがありました↓
CRO:「えーっと、コ・ドライバーは555レプソルベルグさんですね?」
私:「はい、そうです。」
CRO:「さきほどHQ(大会本部)から連絡があったんだけど、SS2直後のTC進入時間が大幅に早かったみたいですよ。」
私:「?」
CRO:「タイムカードに記入されている時間通りに入りましたか?」
私:「えぇ、勿論です。」
CRO:「TCエリアに入れるのはターゲットタイムの1分前ですよね?」
私:「…!?(←心の中で悲鳴をあげている)」
CRO:「まぁ、今回は成績に反映しない部分ですけど、次からはペナルティ取りますからご注意を。」
私:「は、はぁ…orz」
これはどういう事かと言いますと、TC(タイムコントロールエリア)に入れるのは、選手に渡されたタイムカードに記入してある時間の1分前からなのですが、TCエリアの開始地点は予告看板(時計マークの黄色い看板)であるのに対し、小生はこの予告看板から先のTC(時計マークの赤い看板)の前で時間待ちをしてしまったのです。

↑の写真を例に挙げると、右側にある黄色い看板の手前で時間待ちすべきところを、赤い看板の前で時間待ちをしてしまった事になります。
本来であればゾーン進入違反となりペナルティの対象になるのですが、クローズドクラスは前述のとおりSS2までは成績に反映しないため、このペナルティも帳消しになり、危うく順位を大幅に下げるところを命拾いした…というワケです。
いやぁ~危ない所でした。( ´∀`;)=3
おかげで車内はこうならずに済みましたが(例えが違うけどw)…またしてもコ・ドラ落第だな。orz
こんな事は基本中の基本。
あれほどラリー講習を受けた筈なのに…情けない限りです。(T_T)
昼のサービスでは、ランチタイムを取るチームが結構いました。
中には自作カレーや焼肉を調理している豪華なテントもちらほらと♪
小生は先ほどの不甲斐ない行為で、立ち食いラーメンならぬ”ヤケ食いラーメン”です。(苦笑)
おっと、そういえば今回も各クラスにエントリーされてるみん友さんのご紹介を忘れてましたね。(^^;

左:
GUTSさんがドライバーを務めるプロトン・サトリアネオ@Jr.RA4クラス
右:
taka-ponさんがコ・ドラを務めるヴィヴィオ@Kカークラス
左:
本当は丸目好きさんがドライバーを務めるブーンX4@Ch.RA4クラス
左から2番目:
きゅーたさんがドライバーを務めるインプレッサWRX@クローズドクラス

…すいません、写真撮り忘れていたんでコレで代用です。(^^ゞ
そして、TGR戦では
雪風@ZZT231さん/
美瑛番外地さん組のセリカ@E3クラス
お二人のサービスではコンロで湯沸しのサービスも設置されていました♪
う~ん、温かい♪( ´∀`)
やはり冬のサービスでは温かいものが重宝しますねぇ。
ギャラリーでは、
あべしたさんと
かわねこさんにお越し頂きました。
(尤も、競技に徹していたのであまりゆっくりとお話し出来ませんでしたが。)
そうこうしている内に次のセクション@SS3の出走時間が迫ってきたので、我々も出陣の準備です。
今度は成績に反映される”本番”なんで、ミスしないよう気合いを入れなきゃぁね!
えーっと…何だか熱く書いていたら長くなってしまったんで、続きは後編にて。(^^;