えーっと…久々のラリーネタです。(笑)
今月5日(日)に開催されたJMRC北海道ラリー部会さん主催の
ラリーセミナー「ペースノート講座編」に、今年も参加させて頂きましたよ~。\(^o^)/
この日は
オートテストやら
北海道ハチマルカーミーティングやらが開催されたので、出来れば全部参加したかったのですが…考えたあげくコレを選択。
せめて日程をズラして開催してくれると助かるんですけどね。(苦笑)
昨年はドライバーとしての参加でしたが、今回はコ・ドライバーとしての参加。
受講は初級または中級のいずれかを選択出来るシステムで、自分の技量からすれば勿論”初級”なんですが、ペースノートの作成自体が初めてではないことや、ベテラン講師さんから色々とアドバイスして頂ける貴重な機会であることを考慮し、無謀にも(?)中級クラスでエントリーしてみました。
講習内容について行けなかったらこっ恥ずかしい限りですが…さぁ果たしてどうなることやら。(^^;
さっそく会場である陸別イベントセンターへ到着すると…おぉ~既に多くの受講生さんがスタンバイしていますねぇ。
室内は皆さんの熱意(?)で十分アツいんですが、ひとたび外へ出るとこの気温…。

先月は真夏日を観測した(それも全国最高気温の日もあり)と思いきや、6月だというのにこの肌寒さとは…今年の十勝は何だか夏と冬が交互に訪れているような感じデス。(苦笑)
講師は昨年に引き続き全日本ラリー選手権や海外ラリー等でバリバリご活躍中の現役選手さん。
またアシスタントとして、これまた現役ラリーストで講師の宗派(?)の皆さんにもお越し頂きました。
そして、テキスト内容はもとより、漫才顔負けな講師同士の”掛け合い”もバージョンアップされていました。(笑)

ともあれ、今日一日宜しくお願い致します。
午前中は屋内にて座学講習。
では、印象に残った点なんぞ少々。
まず、ペースノートは競技前にコースを下見走行するレッキの際に作るのですが、そのレッキの際にあると便利な道具類が紹介されていました。

このうち、インターコムは特にグラベルロード(非舗装路)やレッキ専用車のような騒音を伴う状況では、お互いの声を確実に話したり聞き取るのに必需品なんだそうです。
インターコムは競技用ヘルメットに内蔵されているタイプもありますが、レッキ中はヘルメット装着が禁止されているらしい(実は今回の講習で初めて知りました)ので、単独での準備も必要なんですね。
一方、ステアリングマーキングはあまり貼り過ぎるとそれに気を取られてしまい、逆にペースノート自体の精度に支障が出てしまう場合もあるようです。
それゆえ、ベテラン選手でもあまり好まない方もいらっしゃるんだとか。
コーナーの曲がり角はステアリングの切り具合より、やはり自分の目でコースを見て覚える方が良いのかもしれません。(笑)
また、レッキはあくまで下見なので「練習はしない」。
特に2回目のレッキでは作成したペースノートを試し読みしながら内容を確認する選手が多いので、スピードもついつい本番さながらに出し過ぎてしまいがちなんだとか。
前述の通り、レッキでのヘルメット装着は禁止されているので、ここで落ちてしまったら勿体ないどころか危険だしね。
そして、自分にとって今回最も大きな課題だったのはコチラ↓

「言語と記号の表現方法」です。
ペースノートに記す情報は日本語または英語で表現する選手が多いようですが、直感で即理解するにはやはり日本語を選択してしまいます。
しかしながら、日本語表現だとどうしても字体の画数が多くなりノートに略字で速記しづらくなるため、記号で省略表現するケースが多いようです。
とはいえ、記号の意味や呼び名に慣れていないと読み上げ時に思い出せず黙ってしまったりする場合があるので、いかにこれを素早く的確に記載し覚えるかが上達のカギになりそうです。
あとは、複合コーナーの名称。
・オープン(進入がキツく出口が緩いコーナー)
・タイトゥン(進入が緩く出口がキツいコーナー)
・オープンタイトゥン(進入・出口とも同程度のコーナー)
但し、進入~出口間の離隔が大きい場合は複合コーナーと定義せず、別々に表現する場合もあるんだとか。
まぁ、この辺はドライバーさんの好みにより表現方法が分かれるようですが…何とも奥が深いですねぇ。
次に、インカー映像でペースノートの表現方法や読み上げタイミングを視聴↓

SS距離が長かったりノートの記載情報が多過ぎたりすると、さすがのベテランさんでも読み間違うんだとか。
なので、ドライバーはコ・ドライバーの読み上げた内容を100%信用せず、危険回避のための余裕は残した方が良いんだそうです。
…とはいえ、あまりにコ・ドライバーを信用しないとお互いのパートナーシップが失われてしまいかねないので、ここら辺のバランスを上手く保つのもポイントかもしれません。(笑)
ちなみに、自分のような”中級気取りの初心者”は、インカー映像での読み上げ内容が迅速&情報過多で殆ど理解出来ませんでした。
やはり本格派の域には全く達していないようデス。(^^ゞ
昼休みを挟み、午後はいよいよコースへ出て実習&ペースノート作成です。

ラリーはドライバーとコ・ドライバーがコンビを組んで成り立つ競技ですが、今回は1名参加の受講生もいた(自分もですが…)ので、主催者さんの割り振りでコンビを決めて頂きました。
で、自分のコンビはみん友の
きゅーたさん。
しかも、この日納車したての
ガチな競技車@トヨタ ヴィッツに乗せて頂ける事になりました。
いやぁ~これは本番さながらのリアルな実習になりそうです♪
ちなみに、きゅーたさんの元愛車@GC8もセミナー会場にありました。
しかもエアロパーツ類はGCの集大成とも言えるインプレッサWRC2000のレプリカモデルなので、なかなかキマっています!

いやぁ~やはりGC8が並ぶと絵になりますねぇ。(*^-')b
…おっと、講習に戻りましょう。
中級クラスは↓の図でいう赤実線→赤点線のルートを使用したのですが、まずは2回走行してみてペースノートを作成し、それを講師さんに見て頂くといった構成でした。
さっそく助手席に乗せて頂きコースへ向かうと…ん?何だか見覚えのある車を発見!

みん友の
やぽんさんがオフィシャルをされていました。
どうやら翌週にここで開催される地区戦ラリーの準備作業のため居らしているとのこと。
準備作業も勿論ですが、講習会のためにオフィシャルまでして頂きありがたい限りです♪
それにしても、実習コースがターマック(舗装路)のおかげでノートが何とも書きやすい!
今まで参戦したのは荒れた路面のスノーラリーばかりでしたのでノートがガタガタに揺れ、書いた字体も子供の落書き同然でしたが、今回は十分判読出来ました。(笑)
2回走行したところで一旦室内へ戻り、講師さんに内容を見て頂きました。
自分の場合、記号やライン取り・その他細かな表現が他の中級受講生さんに比べると少なく感じましたが、よほど速いタイムを狙わない限りはこの程度でも良いとのこと。
むしろ、コーナー曲がり角の段階表示にもっとメリハリを付けた方が良いといった”基本的な留意点”を助言して頂きました。
…あはは、我が技量はやはり初級者レベルだな。(^^;
今度は先ほど作成したペースノートは使い回さず、頂いたアドバイス内容を基に白紙から作り直してみました。
ついでに、表現もなるべく記号で書いてみることに♪
すると…頭では理解しているつもりでも、いざ読み上げてみるととっさに言葉が出てこなかったり、はたまた読み間違えてしまうなど…まぁ散々たるナビゲーションぶりでしたわ。orz
まだ模擬レッキだから良いものの、これが本番だったら即コースアウトだろうな…。
ってなワケで、上達にはやはりほど遠いようデス。(^^ゞ
実習後は同じコースを走って講師さんが書いたペースノートをホワイトボードに転写して頂き、各自が書いたノートと比較してみました。

おぉ~何とも整然としていて綺麗ですねぇ。
さすがに記号の意味まで把握するのにはまだ時間がかかりそうですが、これは修行あるのみかな。
えっ?我がペースノート?…講師さんの内容と比べるとあまりに幼稚なんで、とてもココに掲載出来るほどのモノではありません。(苦笑)
こうしてセミナーも無事終了。

いやぁ~今まで知らなかった内容や役立つコツが多々あったので、なかなか有意義な一日でした。
( ´∀`)
おかげで、帰り道では走行している道路の特徴を「右5,ロング,左3,クレスト50…」なんて具合でブツブツ独り言を言いながらのドライブでしたわ。
あの光景を人前で見せたら、きっと不審者扱いだろうな~。(^^;
よーし、こうなったら内容を忘れないうちに冬のクローズドラリーに向けて準備でもするかな。
(まだ早い?)