RJ2008回顧録@LEG1です。
この日は主に空知地方の林道にSSが設けられていましたね。
林道SSのうち観戦エリアが設けられていたのは、確か夕張市と三笠市の2箇所だったかと思いますが、三笠の方はクローズドエリア(競技終了まで途中の入退場が出来ない)だったため、臨機応変に行動することを考えると、入退場が自由な夕張の方が良さそう。
ってなワケで、午前中は夕張SS観戦、午後はリエゾン観戦としました。
夕張SSはスキー場のゲレンデが観戦エリアだったので、高低差がかなりありました。
ズボラな小生としては、もちろん登らないで済む下側のエリアを選定(笑)。
幸い、夜明け頃から行動を開始したため、会場オープンと同時に狙っていたポイントを無事ゲット出来ました♪
↓の写真は観戦エリア入口から見た光景。
小生が陣取ったのは、写真中央上の、人だかりの右端あたりですかね。
ちなみに、左上に向かって大勢立ち見しているのが上側エリアです。
陣取ったポイントは、コーナー立ち上がり部のアウト側で、柱が多少支障になりますが迫力あるシーンは見れそうです。
競技開始までは、周囲の観客さんとラリー談義。
一般の方々(?)にはなかなか通じなさそうなラリーネタで盛り上がらせて頂きました♪
一期一会でお名前も存じ上げませんが、こうした楽しいひとときを過ごせるのもラリー観戦の醍醐味ですね。( ´ー`)
そして競技が始まると、世界の走りをじっくり凝視するなり撮影など、皆真剣モードに切り換えです。
ところがこの時、上側エリアでは何やら一悶着あったようです。
上側の観戦エリアは崖上から林道を見下ろす構成になっていたのですが、安全管理上問題があるとの理由で、どうやら開始直前に観戦エリアを崖から後方へ離すよう、警察か何処かから指導があったらしい。
その影響で、見れるはずのラリーカーが全く見えず、走行音だけしか聞こえないという苦情があちこちで多発していたようです…。
さらには「全然見えない」「前が邪魔だ」等で観客さん同士で口論も発生していたらしい。
どうやら観戦エリア設定はイベント運営会社あたりに委託したらしいと聞きましたが、もし事実だとすれば安全確認・安全管理に対する事前チェックも徹底していたとは言えないでしょう。
前年まで十勝で培ってきたノウハウは一体どこへ行っちゃったんでしょうね…(-_-)
ふと手元にあったLEG1のアイテナリー(日程表)とエリア全体図を見比べると、この後は三笠SS→三笠市内に特設されているラリーパーク(以下、RPと略します)を経由するらしい。
さらに、ここからの移動距離と時間を頭の中で計算すると、今から三笠RPへ向かうと丁度WRカー勢が見れそうな事が判明!
夕張SSの競技はPWRC~全日本戦の途中でしたが、走行シーンはもう十分見れたし、人混みもだんだん増してきたので、ここで急遽予定を変更し、三笠RPへ向かう事に決定。
SS会場出口周辺こそ多少混雑していましたが、夏に下調べしておいた抜け道を経由したおかげで、途中は渋滞も無くスムーズな移動に成功♪
予想通り、三笠RP到着直後は丁度WRカーが通過しているところでした。
もちろん、ここでも大撮影会です。
そして、三笠RPでは
雪風@ZZT231さんがMCを務めていました。
ちなみに、ラリーパークMCはこれが初めてだったようですが、選手やマシンの紹介をはじめ、ちょっとしたエピソードがラリー観戦に華を添えてくれます。
当時のご愛車@ST185セリカも展示されていましたね♪
ちなみに、スバルのペター・ソルベルグは、ファンサービスとしてRP内をパレード走行してくれたらしいですが、さすがにそれには間に合いませんでした。(^^;
午後はリエゾン観戦へ。
夏に下見しておいた場所へ向かい、颯爽とやって来る選手に声援を送ります♪
しかも、観戦した場所は時間帯によっては両方向からラリーカーが通行するので、なかなか美味しいポイントでした。
さすがに声援と撮影の掛け持ちは出来なかったので、写真はこれまた1枚もありませんでした。
なので、光景は皆さんのご想像にお任せする事としましょう。(^^;
…と、ここまでは良かったんですが、夕方になりWRカー数台が通過した後は、待てど暮らせど後続車がやって来ません。。。
初めのうちは単なるスケジュール遅延だと思っていましたが、やがて日が傾き、ついに日没を迎えても1台も来ないでないの。
迂回ルートでもあるのかと思い再度コースマップを広げてみても、そうしたコースは無い様子。
これは何かあったと思いましたが、情報が全く無い中ではどうしようもありません…。
待つこと1時間半ぐらいだったかな、周囲はもうすっかり真っ暗で何も見えないので、諦めて撤収しかけたその時…ようやっと後続車の音が聞こえてきました!
せめて応援ぐらいはやろうと思い手を振ってみましたが、何とWRカーの途中から全日本戦枠の参戦者まで30~40台ぐらいまとめて一気にやって来ましたが、反応してくるマシンは殆どありません。
(まぁ、暗くてよく見えないだろうから当たり前か…^^;)
慌てて駐車出来そうなスペースまで移動してみると、何とそこには0カーもいました。
ちなみに、写真後方のライトが点灯している車、全部ラリーカーです…。
0カーの様子を見ていると、何だか神妙な面持ちでひっきりなしに無線で通信していたので、ただ事でないことが起こっているのは素人目でもよく分かりました。
何が起きたのか聞きたいところでしたが、とてもそんな雰囲気ではなさそうだし、空からポツポツ雨も降りだしてきたので、この日の観戦はこれにて終了…。
後で調べてみると、どうやらストバート・フォードチームから参戦のマシン1台が、夕張SSの途中でガードレールか何かに衝突し、コ・ドライバーさんも腰の骨を折る大怪我をしてしまった様子。
加えて、衝突のはずみでコースを塞いでしまったらしく、後続車もコース途中で停止を余儀なくされたり出走出来なかったようです。
極め付けは、林道SSの一部に降雪まであったらしく(まぁ、11月の山奥だから雪が降っても不思議ではない季節だしね)、さすがにこれ以上の競技続行は困難と判断され、以降のSSはキャンセル扱いとなったようです。
残念ではありますが、コドラさんの命に別条が無さそうだったのが不幸中の幸いといったところでしょうか。
いやぁ~最後はなかなか波乱の幕切れでしたわ。orz
ともあれ、負傷したコドラさんの早期回復を祈るばかりです。
LEG2へ続きます。