| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
バッテリー交換で一番面倒なのは、オーディオやパワーウィンドの再設定。
最近はバッテリーを外してもデータを保持してくれる車種・機種が増えてますので、さほど手間ではありません。
一方、昔から変わらず、一番怖くてリスクが高いのが、ケーブルを接続する瞬間です。
先に接続する+側で火花が飛ぶ事はありませんが、最後に-側を繋ぐ瞬間、結構な火花が飛びます。
火花の量によっては、バチバチッと音が聞こえる事もあります。
特に、カーオーディオでアンプを増設していたり、電装品を多く装備している車ほど、大きな火花が飛び易いです。
この火花から引火したり、電流が一気に流れる事で電装品が故障したりと、見た目の怖さだけでなく、火災・故障リスクという怖さがあります。
2
そこで、電流をゆっくり流すアイテムを用意します。
写真では仰々しい自作パーツとなっていますが、最低限必要なのは、20~27W程度のハロゲン球です。
ソケットや配線は、あった方が楽です。
ハロゲンであれば、ウィンカー球である必要はありません。
バックランプ球やブレーキランプ球でも良いです。
手持ちで余ってる電球があれば活用しましょう。
ヘッドライト球やフォグ球は35~65Wあり、電気が流れ過ぎますので、避けて下さい。
また、スモール球は5W前後で殆ど電気が流れませんので、この用途には使えません。
発光の原理が異なるHIDやLED電球も使用できません。使用できるのはハロゲン球のみです。
3
バッテリーの+側は、あらかじめ車両配線を接続しておきます。
電球の片方の端子(写真では緑線)を車両の-線(写真では黒線)に繋ぐか当てるかした状態で、もう片方の端子(写真では青線)をバッテリーのマイナス端子に繋ぎます。
4
これが電球とバッテリーを接続する瞬間の火花の量。
バッテリー端子の左側に小さく映ってる小さなオレンジの点が火花です。
(右側のオレンジは電球の光が映り込んだもの)
火花の量は1枚目の写真とは比べ物にならないほど少なく、暗い所でなければ見えないレベルです。
当然、バチッという音もしません。
5
接続すると、電球が一瞬光ります。
ハロゲンバルブは点灯と同時に高温になりますので、電球やソケットは素手で触らないで下さい。少なくとも軍手は必須です。
※写真は撮影用に用意した疑似環境なので煌々と光ってますが、車両により、うっすら光る程度の場合もあります。
6
多くの車両では0.5~1秒程度、カーオーディオの装備が多い車両でも数秒で電球が消灯します。
消灯したら、電球は繋いだまま、車両の-線をバッテリーの-端子に差し込みます。
差し込めたら、電球を外しましょう。
電球を外さないと差し込めない場合は、電球を外してすぐ(0.5秒以内)に差し込んで下さい。
これで、火花を飛ばす事無く、-配線を接続する事ができます。
7
【火花が飛ばない理由を説明】
バッテリーと車両-配線の間に電球を挟む事で、繋いだ瞬間の最大電流を電球1個分に制限します。
これで火花の発生を少なくする事ができます。
電球を通過した電気が、車両の電装品を徐々に充電していきます。
充電が進み、バッテリーと車両の電圧差が小さくなると、電球が徐々に暗くなり、消灯します。
消灯=チャージ完了の目安です。
車両の電圧がバッテリー電圧とほぼ一緒になりますので、車両の-線をバッテリーに繋いでも殆ど電気は流れず、火花は飛びません。
8
【雑感】
最近の車両はLED化が進み、20~27Wのハロゲン球が使われる事は少なくなりました。
数年前までは、純正のハロゲン球をハイワッテージバルブに交換して、外した電球が大量に余っていたものですが、こういう所からも時代の流れを感じますね。
バッテリー交換の時しか使いませんので、仲間内で1つ用意しておけば充分でしょう。
くれぐれも、ハロゲン球の発熱による火傷にはご注意下さい。
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