座礁した「しゅんせつ船」

午後２時、営業車の外気温計を見たら「２１℃」。
１２月も後半戦というのに、春の陽気の宮崎でした。

さて、今日の営業先は日南市キンカン農家。
“宮崎ブランド”として定着した「完熟キンカン」を栽培している現場におじゃましました。
ビニールハウスで栽培されるキンカンは収穫の真っ最中！
農家の皆さん、とっても忙しそうな雰囲気でしたよ。

帰り際「これ持って帰んない！」とキンカンをいただきました！
そのまま「ガジッ」と“生”で食べるのが「完熟キンカン流」です。



Ｂ品のさらに傷物ですが、味は市場に出回るものと変わりません。
“皮”はボヤけた、ほんのり甘い柑橘の味覚ですが、中心に向かうほど強烈な酸味が襲ってきます！
その“ボケた甘さ”と“酸味”が合わさって、さわやかな風味が口いっぱい広がります。

日南での用件を済ませ、海岸沿いを縫うように走る国道２２０号を北上。
その途中、宮崎を代表する景勝地「堀切峠」に寄ってみました。
見上げれば青い空、眼下には太平洋と“鬼の洗濯板”の大パノラマが広がっています（今日は霞がち…）。

ところが！この峠の真下には、今年１０月、日向灘経由で中国へ向かう途中に座礁した
“しゅんせつ船”が打ち上げられたままになっているんです！

 

座礁して２ヶ月、すっかり忘れられていたこの事故ですが、
先週のニュースによると、ようやく撤去に向けて動き出したようです。

一見「作業中」にも見えますが、静かに“救助の時”を待つしゅんせつ船…
見慣れた「堀切峠」からの風景ですが、やっぱり不自然というか違和感を持つものでした。