昔の画像で何かこういうのが保存されていました。
意図は思い出せませんが、多分スーパーストラットからノーマルストラットに変換するのに必要なパーツ類だったかと…
スーパーストラット(以下SS)に関する詳細は、上手くリンクを貼れなかったので長いですが、以下にwikiの記事を転載↓
SS車ノリには今更ながらの情報ですが、お浚い的な感じで…
スーパーストラットサスペンション (Super strut suspension) は、トヨタ自動車が開発した自動車用高性能サスペンションである。略称はSSサス。1991年にAE101型カローラレビン/スプリンタートレノに初めて採用された。
概要
マクファーソンストラット式サスペンションをダブルウィッシュボーン式サスペンションに対抗し得るように改良したもので、サスペンションがストロークする際に発生するキャンバ角変化を抑え、操縦安定性や旋回時のグリップ限界を大幅に高めている。元々マクファーソンストラットだった車両に対し(車両側の改造を必要としないで)装着可能なものが要求されたが、その条件を見事にクリアした。
マクファーソンストラット式のL型ロワアームに対し、スーパーストラットはロワアームを二分割しており、その一方にキャンバーコントロールアームを装備し、そこから特殊形状のストラットとつながっている。これにより仮想キングピン軸がタイヤ内に設定され、キングピン角を14度から6度へ、スピンドルオフセットを66 mmから18 mmへと大幅に小さくすることが出来た。その結果、LSD装着の高出力フロントエンジン・前輪駆動車に顕著なトルクステアを低減している。ボールジョイントを積極的に用いたことで、剛性確保と摩擦低減も実現している。
キャンバーコントロールアームがロワアームの動きを規制するため、タイヤがバンプする(持ち上がる)時には、アップライト上部が内側に引き寄せることで、キャンバ角はネガティブに変化する。なお、ストラット本体の傾きはマクファーソンストラット式とは逆になる場面もある。
様々なメリットがある反面デメリットもある。一般的なマクファーソンストラットに比べバネ下重量が重くなり、車種によっては最小回転半径も大幅に大きくなる [注釈 1]。舵角が大きくなると操舵に違和感を覚える領域もある。さらに、短いキャンバーコントロールアームの有効可動範囲が狭いため、サスペンションのストローク量も少なくなる。また、キャンバー変化に独特な癖(ストローク量の小さいときはキャンバー変化が小さく、キャンバーコントロールアームがある程度の角度がつくと、今度は急にキャンバー変化が大きくなる。)を持つ影響で挙動が安定する車高領域が狭いことから、大ストロークを要求される走行環境(オフロード)などには不向きである。
上記デメリットは路面状況の変化が少なく車速の低い一般車では問題とはならなかったものの、速度も速く特に限界性能が求められるレースの現場ではベストとされるセッテングの幅が狭く柔軟性を欠くことから、サスペンションの変更が認められるカテゴリーでは構造が単純でノウハウの蓄積もあり、扱いやすい従来型のストラットに換装されるケースもみられた。
…以上wikiより。
AE101レビトレ以降、一部の車種に採用され姿を消しますが、現在においてSSサスペンションの高次な思想は形を変えて高性能車に引き継がれているようです↓
https://bestcarweb.jp/news/entame/78271
とはいえ、古いSS車の現在の悩みは部品が無い事…トヨタが正に、レビトレの為に開発したSSサスペンションを否定したくはありませんが、壊れた→部品がない→車検不可→廃車のコンボが不可避になって来たのが現実であり、これを期に降りざるを得ないオーナーが大多数を占めます。
そこで、前述の通りマクファーソンストラット(以下MS)への換装です。SSの部品の何が問題かというとリジットに接続されたコントロールアームの摩耗。これはMSにない部品なので問題が起こりません。
構造的にも、そもそもがストラット式の改良版の為、取り付け側のプラットフォームが共通。必要部品を替えるのみでMS化出来てしまう利点が、現状を打開する一助になるかと…
工賃が足廻りは高くなる傾向にある為、部品等少しづつ集めて、計画的に換装作業を進めるのが良いかと思います。
換装されている方を見付けましたので、リンクを貼っておきます↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1225681/car/1815238/3874133/note.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/2677648/car/2249942/4387298/note.aspx
かつては車高調等の選択や整備性を求めてのSS→MS換装でしたが、今後SSの部品が望めない以上、背に腹は代えられない選択肢になると考えます。
なお、2ポットキャリパーに関してはMS用ナックルに当たるキャリパーマウントの一部を少し削り、ローター内に3mmスペーサーを入れる等(3mmオフセットさせる)のみで使用出来ます。
ブレーキラインは長さが足りないとかで使えなかったかと…

※赤丸が削った部分
アーム類も外すなら、ついでにブッシュ打ち替え等リフレッシュしておくと後々良いかと思います。
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2023/07/10 16:47:22