to eat soba on ABARTH

アバルトに乗ってそばを食いに、なんてあまりにもベタ。ここに書くのも恥ずかしいのです。が、意外とよかったので。

蕎麦。僕の概念では一杯せいぜい200円。百均ではちょっと前まで5束で100円だった。

それを求めジジババたちが狂ったように山奥に出かけ蕎麦を食う。一杯2000円。

↑待っているときに出た。蕎麦を揚げたものか。なんとなくいやだと思ってた。





見かけ、まあ普通の蕎麦。ところが、
体は正直なのよ。知識人はそもそも頭で決めつけることが多い。

「聖書」ですらこう言う。
「光あるうちに光の中を行け」　ありがたいねえ。光はすぐ消えるのよ。尻込みしたりためらううちに光は消える。食わず嫌いは獲物を逃す。若いころ懲りたはずだ。

頭じゃわかっていたけど、なんとなくジジババに対する拒否感。　

知らず知らずにどうも思考が硬直していた。いかんな。


思い切って行ってよかった。あまりにもベタなことでちょっと気が引けた。だって、アバルトで蕎麦を食いに田舎へ。なんてねえ。


北山（ほくざん）という山村。きわめて田舎。佐賀県。

蕎麦屋、木漏れ陽（こもれび）。駐車場。


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一緒に行ったやつらが、「安いねえ！」を連発する。ので、アバルトに乗る僕はやせ我慢。一応やつらに合わせる。「ま、まあね。そ、そう、そげんたい。」

アバルトに乗るとつらい。クルマを買ったのでゼニがなくなった。当然だろ。ところが人は僕のこと、金回りがいいと思う。



食うまではかけ蕎麦に700円とは強盗だ、と当然思う。学生の頃、学食でソバは25円。28倍の値上がり。じゃあ、28倍うまいんだな。

それが何と、30倍うまかった。


見かけは大したことないが。

からけんは節操もなく、蕎麦に凝るかも。

そう思いだすと今度は何でもかんでも良いほうに考える。額の詩すら「いき」に思う。



総理や元総理、芸能人が大勢色紙を書いていた。鳩山ノーテンキも来たようだ。


金持ちは本物を見つけるのがうまい。