• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

からけんのブログ一覧

2011年12月22日 イイね!

不遇の夭折数学者、アーベル(Abel)

不遇の夭折数学者、アーベル(Abel)2011年10月12日のブログである高校が数学の競技会で優勝したということを書いた。僕はその問題が解けなくてずーっとひっかかっていた。きのうBSの大学講座を見ていて閃いた。

なんでもコロンブスの卵だ。あとからグダグダぬかすやつはひきょうだ。ちゃんと解いてその高校の高校生たちに送った。もっといい解があったのかもしれないが高等数学を使わずにという条件のもとでは僕の能力の限界だ。

ところでBS放送の大学講座だがレベルの高さに驚いた。テキストで復習するにしても放送時間の5倍は要する。ここら辺では九州大学以外の大学の授業よりはるかにレベルが高い。おかげで半日はああでもないこうでもないと紙に向かって悪戦苦闘することになった。

僕は計算用紙の皺さえ気になってせっかく浮かんだ発想が消えたりする。僕はそれがいやでまっさらでない紙はメモ紙にまわす。ところが、アーベルはパリ科学アカデミーに提出する論文の紙一枚にさえ事欠いてわずか6ページにまとめた。彼が困窮の極みにあったときにはなんと2ページにまとめられた論文もあった。

理系の人は分かるだろうが、一つの数式から次の数式に移るときたいてい2ページぐらいの式の変形が省略されている。解く方としては不親切極まりない解き方だなと思うが苦もなく分かって解くやつもいるのでやはりこちらの頭のせいだろう。

普通の論文でそうなのにそれを6ページにまとめられたらたまらない。かのガロアすらよく理解していない。パリ科学アカデミーに無視されたアーベルは失意に追い打ちをかけた病を患って帰国する。

二次方程式の解の公式はご存じのことだが、三次になるとあまりきれいな形にはならない。四次は複雑すぎて公式といえるかどうか分からなくなる。そして五次はないのだ。五次の解の公式がないということが分かるまで人類は300年かかった。まさにこのことをアーベルが示した。

さらには複素平面上での二重周期関数の面白い動きを示した。(アーベル関数)ちょっとした定数の変化で夢のような広がりを持った図形があらわれる。僕は星雲の衝突によって散らばる恒星たちと重なって見えた。

非実用的な話だという思い込みは捨ててほしい。フラクタル関数は最先端の流行だ。この考え方なしには今のクルマは走らない。サイクロイド曲線がなければエコな走りはできない。インボリュート曲線がなければ楽しいコーナリングは夢だ。すべてアーベルの発見だとは言わないが大きく貢献していることは間違いない。

死を悟ったアーベルは友人に頼みごとをした。僕の恋人はとってもいい人だ。どうか僕が死んで彼女が悲しまないように彼女と一緒になってくれ、と。

アーベル27歳。死の二日後、ベルリン大学からの採用通知が届く。

Posted at 2011/12/22 17:08:36 | 日記
2011年12月22日 イイね!

Affaire Dreyfus

Affaire Dreyfus" Ma protestation enflammee n'est que le cri de mon âme. Qu'on ose donc me traduire en cour d'assises et que l'enquête ait lieu au grand jour! J'attends. 私の抗議に熱が入りすぎているとしたら、それは私の魂の叫びだからです。私を重罪院で裁く勇気をもたれ、証人尋問が白日の下で行われますように! 私は待っています。 "(下記に引用もとを記す)

 L'Aurore 紙の一面に「J'Accuse...! 私は弾劾する!」という大見出しで掲載されたエミールゾラの一文である。当時作家として不動の地位を築いていたゾラは何故、見ず知らずの一介の大尉のために作家生命をかけたのか。

右に左に熱く揺れたフランスがもっともぶざまで醜態をさらしたのはこの事件である。フランス国民は懲りていなかった。ナポレオン気取りのへぼ軍人を対独の急先鋒にまつりあげたのは右翼だった。なんのことはないブーランジエ本人は不倫の果てに自殺するという醜態をさらした。すると国民の矛先はドイツからユダヤ人に変わった。

アフリカでもイギリスと衝突寸前である。(ファショダ事件)ドイツには工業地帯をとられ国内は極度のインフレにあえいでいた。金融資本は人の弱みに付け込んで私腹をこやしている。それはユダヤ人だ。分かりやすい短落だ。

熱狂する世論には最高のいけにえが用意された。ユダヤ人でドイツのスパイ。ドレフュス参謀本部付砲兵大尉。フランス陸軍情報部は状況証拠から彼を逮捕する。証拠とされた書類の筆跡は彼のものとはほど遠かった。

彼にまったく問題がなかったわけではない。周囲とうちとけない彼の性格は疑念を持たれる可能性があった。高潔で誠実な人柄が彼の無罪を確信させた、と書くこともできるが両者が混在しているのが人間だろう。

裁判は南米の悪魔島での無期懲役を命ずる。映画「パピヨン」の舞台となる孤島だ。ここで絶望しない彼の勇気をたたえたい。周囲の人たちの緻密で懸命な証拠収集によって彼の冤罪が明白となる日が来た。

低質な権力というのはいつもメンツしか頭にない。あきらかに別人が犯人だと分かっても彼の刑は10年に減刑されただけだった。苦労の末真犯人が別にいるという証拠を見つけ出したフランス情報部の将校は左遷される。また犯人にはわざわざ無罪であるという宣言まで出された。

フランスの世論は二分され左右は激突した。冒頭のゾラの叫びに対し重罪院はゾラに有罪判決を下す。しかしこのような猿芝居をいくらつづけても、権力があがけばあがくほど偏狭な愛国者に有利な材料は出なかった。

後日ゾラとドレフュスは会う。不幸なことにその会合でドレフュスは狙撃され負傷する。僕がすごい軍人魂だと思うのは、ドレフュスはその後軍に戻り第一次大戦を戦うことだ。

https://minkara.carview.co.jp/userid/849485/blog/24814592/
Posted at 2011/12/22 12:03:53 | トラックバック(0) | 日記
2011年12月21日 イイね!

川南(かわなみ)造船所。風化し取壊され美化されるのか、人間魚雷。

川南(かわなみ)造船所。風化し取壊され美化されるのか、人間魚雷。帝国海軍は開戦当時世界最高の魚雷を持っていた。破壊力、航続力、速度、雷跡、どれをとっても世界に比するものはなかった。

現代の技術をもってしても魚雷の速度は時速200キロが限度だ。当時我が国の魚雷は最高速で時速90キロだった。第一次大戦時の魚雷の速度は時速30キロ程度であるから長足の進歩を遂げている。

魚雷だから当然海中を進む。推進力はどうやって得たのだろう。なんと外径63センチの中にレシプロエンジンを搭載していたのだ。そしてわずかの消費された酸素の分だけタンクから供給するという方式をとった。これは恐ろしく長い航続力とほとんど見えない雷跡という二つの利点をもたらした。

そのわずかの排気は二重反転プロペラの軸を通って海中に消えた。直径63センチの円の中に時速100キロを出すエンジンを収めたのだ。地上ならわけもない。この63センチが問題だ。どの国も破壊力と工作性と推進力のはざまで悩んでいた。水の多様な抵抗は直径に比して加速度的に増大する。

帝国海軍はどの一点をとってもゆるぎなき世界最高の栄誉を獲得した。

40km先の敵を屠ることができたのだ。敵を恐怖のどん底にたたき落とした。40kmの彼方から水面下を時速100キロで近づいてくる槍に米軍は恐怖を越えて感嘆した。JAPはなんと多くのSUBMARINEを持っていたのか。いや、米軍がそう思っただけだ。わが潜水艦は一隻だった。槍が正確で長かったのだ。

しかし、帝国の夢はいつも短く残虐な結末になる。整備力、工作力が漸減するにつれこの酸素魚雷の活躍する場は消えた。

もはや戦局は、何でも言いから船をつくれ、という断末魔の様相を呈していた。戦時急造船だ。関連産業もない片田舎で艦載機の飛来に怯えつつ精神力だと鼓舞されていったいどんな船をつくれというのか。

何隻か人間魚雷を作ったようだ。なんと時速13キロメートル。自転車のようなスピードで敵艦に向かって行ったら米軍はきっと降伏に来たのかと思っただろう。動力は一応潜水艦だから蓄電池とディーゼルのハイブリッドだ。自転車に乗った少年を機関銃で撃ち殺す。だれでもできることだ。

死ぬかもしれないが戦えと言われたら戦うことなどわけもない。この人間魚雷(海龍)は違う。なんの意味もなく犬死しろといっている。

柱に書かれた当時の標語を見つけた。「明日ではもう遅い!」なんという皮肉だろう。悲しいかなそのとおりになった。だれもが気付かず断末魔の中にいた。





海龍が造られた川南(かわなみ)造船所が取り壊しになることになった。その時の写真。

Posted at 2011/12/21 19:44:56 | 日記
2011年12月21日 イイね!

所得税:最高税率45%で調整 政府税調、現行より5%上げ

僕は韓国の家で使うために、外車を購入した。日本車は手続きが面倒だったこと、韓国車は走らない止まらない曲がらない。アメ車はそもそもなかった。何かうば車みたいなのがデパートのロビーにあったがアメ車だったのかな、乗り物ではなかった。

そこで欧州車にした。韓国の道路にはもう少し柔らかいほうがよかった。冬タイヤにしたらそこそこ踏ん張ってくれた。

ただ問題は税金だ。いろいろ合わせてほぼ100%の税金をとられた気がする。これは自由化せんといかん。日本の国内についても同様だ。先日、日本でつまらん軽を買い物用に買ったのだがそれにも税金が付いてきた。500万以下のクルマは免税でいい。そこを起点に累進課税をかけろ。

民主党は自民党崩れだからいいように官僚に抱きこまれている。ホモめ。

詳しい計算は除くが、税には税率と実効税率とがあってこのからくりによって金持ちは著しい減税の恵沢をうけることになる。最高税額が45%のとき高額納税者は35%程度で止まる。そういう合法的脱税の仕組みが金持ちには用意されている。

その恩恵にあずかるべくもない低所得者は世の中の矛盾をきちんと追及しようとせずに隣人の生活保護がインチキをしてないか気になる。あさましくも悲しくも不潔にも下品にも。

日本はソウルより寒いなと感じた。今朝の朝日新聞を見ると所得税は45%で打ち止めの税率だそうだ。帰り道は真っ暗になって刺されることもあるコンビニでバイトをして時給900円程度で働いて、ちゃんと10%の税金をとられるじゃないか。

なんでない者からねこそぎ取るように収奪するんだ。金持ちは笑っているぞ。金持ちケンカせずというがあたりまえじゃないか。こんないい世界に住めるんだから。

小型飛行機の税金は自動車の比ではないぞ。はるかに安い。医者の診療報酬を知っているか。激務だというデマで世論をごまかす。じゃあ、一人でも医者をやめて看護師になったやつがいるか。しょうしょうきつくても1日6時間程度で週4.5日の勤務ならだれでもできる。土方はもっときつい。

彼らの優遇税制を知っているか。スーパーのレジ打ちを一生やっても追いつかない年収だぞ。そういう人間がクルーザーでくつろぎ別荘でくつろぐのは自由だが、人に税金を払わせておいて一人くつろぐのはやめてもらおう。

わずかの収入から10%もとられている人たちよ。いじけたりひがんだりすねたりするのはやめよう。
あなたの財布から10000円札をひきぬくやつと戦おう。
Posted at 2011/12/21 11:08:07 | 日記
2011年12月16日 イイね!

E-class 上品なクルマです

E-class 上品なクルマです190Eに15年乗った。

いつも思うが、ベンツは露骨なラインアップをする。極貧にあえぐ人が真似事ベンツを買ったときも考えて、分かりやすい目安としてAとかCとかをおいた。その次はやや貧乏な人用のEクラスだ。そしてクルマらしいS。


だれも言わないけど、同じベンツでもそこには天と地ほど開いた車格というものがある。否定はできないでしょ。


僕はやや貧乏人用のベンツEクラスに乗ってきた。


さて、




人生を過ごしていく以上、有頂天になるときもありその逆に悲嘆にくれるときもある。

人生がうまくいって舞い上がっているときは、もう少し気のきいたインテリアはないのかとクルマに腹を立てる。悲しいときは悲しいときで、少しは俺の悲しさを晴らす加速をしろよと八つ当たりをする。それほどベンツの内装は地味だ。貧弱ではないが。



Eは、排気量の割にはたいした力もなくスピードもでない。安全に関してはやや秀でるところがあるが、僕が一番関心ないエコとかいったことばかりよく考えている。望まないところで頑張っているバカだ。

悲嘆にくれた僕をいやすには、Eは材料に事欠くようだ。有頂天な僕を楽しませるスパルタンな走りは夢の夢だ。



だったら15年も手放さないで乗りつづけたのはなぜなんだ。

それはEがウスノロの下僕でありつづけたからだ。彼はけっして自己主張をすることがなかった。ぼくは、Eの誠実さに惚れた。最近のクルマはうるさい。曲がれだの止まれだの到着しただの言うな。

運転は俺がする。音に鈍感な人たちは、きまって下品なクルマに乗る。音楽は家で聞け。電話をしながらフラフラ酩酊した運転。泣き叫ぶガキをあやしながらよそ見運転。いっそ母乳を与えながら運転したらどうか。

良い🚙とは「足し算」だと考える国民性には共感しない。しかも目に付くとこだけの足し算。あれつけた、これつけた、と。




高速を南下し貧しい諍いの町から解放されたとき、僕は至福のオーラに包まれた。Eは下品な加速はしないし、まやかしの静音もない。

「ない」ことの良さに貧乏人は気づかない。Eのさみしいインテリアを嘆くバカがいる。そんな人は日本車に乗ればいい。ぴったりだ。パチンコ台みたいにキラキラしているぞ。あれもついてる、これもついてる。



僕のEはいま日本のどこかを走っている。Eシリーズのコレクターにあげた。いまみたいにベンツが安くなかった時代の傑作だ。

クルマが安くなったらおしまいだ。高ければ高いほど人は獲得しようと努力する。そうだ。石にかじりついてでも努力して、カネを稼ぎ、クルマといえるクルマに乗れ。



事故やトラブルは不思議と貧乏とともにある。

ベンツを500台売り続けてきたセールスが言った。500台のうち50台が何らかの事故を起こしました。そのうち5台が原形をとどめないほどの事故でしたが、入院した人はだれもいません。

国交省は、車種別の死亡率を把握しながら非公表にしている。


僕のEも空から降ってきたのではない。ショウルームのお姉ちゃんに煉瓦みたいな一万円札の束を払ったとき、人生の夢の何分の一かを獲得した気になった。
Posted at 2011/12/16 12:20:05 | 日記

プロフィール

「目新しいものを求めてさまようカモ http://cvw.jp/b/849485/48568574/
何シテル?   07/28 20:30
続けて読んでいただく方々に感謝しております 裏切り者、舞い上がった者、偉そうなバカと戦うブロガーであり続けます ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/12 >>

     1 23
4567 89 10
11 12 13 14 15 1617
181920 21 222324
25262728293031

愛車一覧

アバルト 595 (ハッチバック) アバルト 595 (ハッチバック)
乗り降りが楽な革シートにしました。燃費は意外とよく最低でも15㌔/㍑走ります。(田舎です ...
その他 アラヤツーリスト その他 アラヤツーリスト
堅牢さと美しさにひかれて今日買いました。 自転車キャンプに挑戦しようと思っています。 ...
フィアット 500 (ハッチバック) からけん号 (フィアット 500 (ハッチバック))
やっと望んだ車に出会えました。クルマと会話できるのが、クルマの楽しみのひとつですね。 ...
スズキ GSR250 からけん号 (スズキ GSR250)
中華バイクが最近まじめになっていることに気づきました。かつての日本車のように頑丈に出来て ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation