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イイね!
2022年09月16日

ファイナルR

新型シビックタイプRの試乗を行ってきました。
当日は私の他にも多数試乗の予約が入っていたようで
やはりタイプRの潜在的なニーズはまだまだあるのではないでしょうか。

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FL型のデザインはシンプル・イズ・ベストを追求した80年代ホンダデザインを彷彿とさせ
私には非常に突き刺さる好きなデザインです。

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画像で見るより遥かに張り出したブリスターフェンダーも違和感なくボディラインに溶け込んでおり
「判る人には解る」感がたまらないですね。

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ステー付きのリアウイングだけ後付け感があるのが残念ですが
性能追求第一主義なのでこうならざるを得なかったのでしょう。
それよりリアワイパーを省かなかったのが称賛に値します。
公道を走る市販車である以上、視界の確保に関係する装備は絶対に省略してはいけないと
個人的に思いますし、町中など低速域ではどんな撥水剤を塗っていても
ウィンドウの水滴はワイパーのひと拭きには敵わないのです。


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朝一で洗車をしたのですが3回ほどの試乗でブレーキダストまみれになったそうです。
タイヤ代がゾッとするサイズですが・・・


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まるでオートバイのようなL字エルボーのエアバルブが
さりげないスペシャル感を醸し出していますね。
専用品だとしたら量販店でタイヤ交換した場合どうなるのでしょうか?


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初代タイプRを彷彿とさせる全て真っ赤なフロアカーペット!
当時はこれみよがし的で苦手でしたが今となっては立派なキーアイコンですね。


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液晶パネル表示になったメーターも黄色い針が初代タイプRの系譜を感じさせてくれます。
スピード表示のフォントが小さく細いのが老眼の私には辛いですが・・・


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+Rモードのみで選べるバーグラフタコメーターも80年代デジタルメーターを彷彿とさせますが
視認性は雲泥の良さでした。



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座ってしまえば派手なレッドが視界に入ってこないので運転に集中できるコックピット
先代に比べてシフトレバーが体に近くなったようで
1・2・3速に入れやすくなったのは朗報です。


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少し惜しいのはブレーキペダルが左寄りで右足の移動量が多いのが残念ですね。
クラッチペダルは想像より軽く、ペダルストロークの奥の方でクラッチミートするので
半クラッチや断続クラッチもやりやすく、渋滞や駐車場での微速でも苦にならないと思います。



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試乗はいつもの環状2号線の一部で、後に試乗予約が控えているので1回だけでしたが
一般道の速度域でも十分に素晴らしいドライブフィールを与えてくれました。


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特に先代から良くなったと感じたのはシフトレバーの操作感です。
体に近くなったので左肘が伸びることなく操作できるのと妙なゴリッとした硬さが無く
力を入れずにスムーズなギヤチェンジが可能になりました。

ただしニュートラル位置が分かりにくく、
自分ではNに戻したつもりが3速に入っていたようで
信号待ちで停車した時にエンストしてしまいました。

それと走行モードの切り替えスイッチが
ブラインドタッチしにくいのが気になりました。
走行中に切り替えるのは直線走行でもよほどの慣れが必要ではないでしょうか。
ステアリング右側スポークに着ければ
左手はシフトレバーに集中できると思うのですが。


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サスペンションのバネもダンパーも相当に締め上げられているはずなのですが
スポーツや+Rモードでもお尻から頭に抜ける突き上げがほぼ皆無なのは標準モデルのシビックには無い美点です。
専用シートの座面クッションの構造や電子制御ダンパーのおかげだと思うのですが
絶対的に引き締まった乗り心地ですが、突き上げの無さという意味では
タイプRが一番納得できる良い乗り心地だと個人的には思います。


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またステアリングフィールの良さは標準モデルでも白眉でしたが
タイプRでも顕在で、あれだけのハイパフォーマンスタイヤを履いているのに
嫌な振動やキックバックは無く、ステアリングを必死に支えるような必要はありません。
これならロングツーリングでも疲労は少ないでしょうね。
駐車時の据え切りでも抵抗なくスムーズに回せるので高級車っぽさすら感じるのは
先代には無かった美点です。


そしてやはり主役はエンジン!!!
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これが最後の純内燃機関タイプRになるのはもはや避けられないと思いますが
このエンジンは限定的に再生産を続けるなど、亡くなってほしくない逸品です。
どこからでもトルクが乗ってくるフレキシビリティ
は公道でもスムーズな加速を可能にし
決して荒っぽい運転をする必要をさせないのは良識あるオーナーに所有してほしいという
開発陣の願いのようにさえ思います。

興味深かいのは走行モードを+Rにしても排気音はジェントルで
最近の海外ハイパフォーマンスカーに多いこれみよがし的な
下品な騒音が無いのが気に入りました。
さすがにNA時代の突き抜けるような排気音と天井知らずな高回転への痛快感は
望むべきもありませんが、中低速域でもまるで電気モーターのように
スムーズにグイグイ前へ引っ張る底の知れない厚みのあるパワーを
2Lの排気量から生み出せる現代の内燃機関技術力は失われてほしくないと思います。


試乗を終えて担当者と色々と話しましたが商談を進めているお客様も何人かいるそうですが
「2030年までには確実にお届けします。」という一言が最初に付くそうです。
こんなイイクルマを創れるのに、様々な事情で造れないというのは運が悪いとはいえ
ホンダにもスポーツカーファンにも不遇の時代です。
しかも最後のエンジン世代だというのに・・・


ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2022/09/16 10:24:18

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