整備手帳にするかパーツレビューにするか迷いましたが個人的な感情が爆発してしまうのでブログに挙げました。
JF5最大の欠点だと口を酸っぱくして言っている、運転中の視界に入らないメーターを補助するために装着したGPSスピードメーターの位置がほぼ決まりました。
最初は本体のスピード表示と直線上に設置しましたが
運転中の視線や視野と何度も検証してこの様な位置に落ち着きました。
前車JF3もそうでしたがメーターの中心線より左側になりました。
これは軽自動車の車幅的に仕方がないとも言えますね。
ダッシュボード、メーターユニット、ステアリング位置、ペダルレイアウト、ドライビングポジションのどれもが個別にデザインや設計をされたパーツを寄せ集めたがごとく、
どれ一つとして芯が通っていないから歪な結果になってしまうのでしょう。
もっとボディの大きいクルマでもドライバーの体幹に沿ったレイアウトになっているのは
稀有ですからそこは10000歩譲って目をつぶることにします。
GPSメーターはUSBケーブルで電源を取りますがN-BOXに元からあるUSB端子に繋ぐか、
12VアクセサリーソケットからUSB充電アダプターで繋ぐか迷いましたが
ケーブルの取り回しと収まりを考えて車体のUSB端子に繋ぐことにしました。
JF3後期型は充電用x2とデータ通信用x1の3つのUSBタイプAがありましたがJF5では
タイプCx1とデータ通信兼用タイプAx1の合計2つに減ってしまいました。
しかし問題は数ではなくて端子の配置と周辺の構造やデザインです。
エアコン吹き出し口とツライチで上部にひさしのような出っ張りがありますが
USBケーブルやプラグがもろに飛び出してしまいます。
JF3はオープントレイの奥に端子があったのでプラグやケーブルの飛び出しも無く
挿しっぱなしでも何の問題もありませんでした。
JF5の発表会の記事を読み返すとデザイナーや設計者は大きくなったグローブボックスに
スマホを入れて充電してほしいとのたまっていましたが、現実的にそういうふうに使っている
ユーザーっているのでしょうか?
ドライバーや助手席の人がスマホをわざわざ膝前のグローブボックスを開け閉めしないとならない場所に入れっぱなしにしますかね?
そういう使い方をしている人達ばかりなら、なぜカー用品店にスマホホルダーが腐る程溢れているのでしょうか?
それに飛び出しているUSBプラグやケーブルに手が当たったり上部のトレイに物を置いたり取ろうとした時にうっかり落として当たったら物の大きさや重さによってはケーブルだけでなくN-BOX側の端子にも被害が及ばないとは限りませんしその場合の修理費はどのぐらいになるのでしょうか?
そもそも見栄えが悪すぎます!
まるで後付の如く不格好で収まりなどまるで考えていないこの有り様はとても純正とは思えませんし、最近ホンダが推し進めるレスモアデザインにも反していませんか?
そこで
L字型USBアダプターで目ぼしい物をいくつも買い揃えてみたのですが
なんとビックリ!!!
上部のひさしが邪魔をしてプラグが差し込めない物や運良く差し込めてもケーブルや端子に
かなり負荷が掛かるようにしかなりませんでした。
横向きに変換するL字アダプターも買いましたがアダプターやケーブルがエアコン吹き出し口に当たってしまう物や、吹き出し口を動かす時にケーブルが邪魔になります。
それに周りにはケーブルを固定するフックなどを貼り付ける場所もないので
横出しは却下するしかありませんでした。
実はこんなこともあろうかと下側のタイプA用にもL字アダプターを買っておきましが・・・
挿せないことはないのですがやはりひさしが当たってしまい
端子やケーブルに負荷がかかり続けます。
USBプラグ部分は大概の商品はサイズが似通っていますしケーブルの柔軟性や太さを考慮したサイズだけ奥まった位置にUSB差込口があれば飛び出す部分も最小限に出来たはずです。
そういう検証も気遣いも皆無なこのデザインにホンダ社内の誰1人として疑問を持たなかったとしたら、デザイン部署は解体したほうが将来のためになると思いますね。
結局手持ちのタイプCtoマイクロB変換ケーブルでCプラグが一番短くてケーブルの柔らかい物を直に挿すしかありませんでした。
オープントレイ用の滑り止めマットにケーブルを挟む穴があったのは幸いでした。
ここで更に疑問が湧いたのが差込口は上下ではなく左右に並べるべきではないでしょうか?
その方がケーブルの2本挿しもやりやすいと思うのですが・・・
ダッシュボードの端はケーブルクリップで挟み残りはフロンウインドウとの隙間に押し込んで収めました。
ここに写っている以外にも買いましたが1個1個は大した金額ではありませんが
まさか全部使えない事になるとは・・・
安物買いの銭失い以外の何物でもありませんね。
こういうことはホンダのクルマ以外でも起こり得ると思いますがクルマのデザインや設計に携わる人達は自分が関わった製品を実際に使ってみたことがあるのでしょうか?
頭やPC画面の中だけで考えられてリアルワールドで使い物になるかどうかの検証すらされずに製品化されているとしか思えないモノが近年増えすぎているように思えます。
私も試乗やレンタルで運転しましたが最近のトヨタの純正カーナビの使いにくさは異常を通り越してクルマを運転したことがない人が作っただろ!としか思えないシロモノでした。
なぜ天下のトヨタがこの程度のモノにOKを出したのか不思議でなりません。
アップデートで改善されつつはあるようですが、最初からやっとけ!って話です。
一方でホンダの最新純正カーナビも噂に聞いた通りのおかしなところがあります。
自動車専用道路と一般道を間違える現象は私も体験しました。
それより根本的なGUIで理解できないのは
JF3の頃より更に太くなった画面上部の黒帯です。
この黒帯は消すことが出来ない上に表示される内容も特に走行中に見るほどの意味が無いものばかりです。
というか凝視しないと認識できない内容を走行中に表示するほうがどうかしていますが・・・
今回OPで着けたナビはJF3より1インチ大きい9インチ画面ですが、せっかく大画面化しても
実質的に地図を表示している面積は狭く大画面感がまるで感じられません。
人が使うモノのカタチには全て必然と意味があるはずですし、造るからにはそれらを持たせるのが創る側の当然の仕事です。(それでお金を稼いでいるわけですから)
なぜそうなっているのか?その意味と意義はなんなのか?
使う側の人達を納得させられるだけの説得力のあるデザインを出来ない、
もしくはやらせない企業にモノヅクリの資格は無し!!!