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一天地六のブログ一覧

2016年11月07日 イイね!

8年ぶり

11月5日に開催された「ヤマハ歴史車両デモ走行会」に行ってきました。
実に8年ぶりの開催となったこのイベント、以前から知ってはいましたが参加するのは初めて。
開始は12時からですが会場の袋井テストコースには自動車用駐車場の余裕がないため離れた所にあるパーツセンターから送迎バスで向かうことになるので余裕をもって出発したら2時間前に着いてしまいました。


送迎がスタートした頃には8年ぶりの開催と快晴に恵まれたおかげで駐車場に向かう道路は大渋滞。
私は1番手のバスに乗れたので早起きした甲斐があったというものです。

会場に着くと直に乗り入れられる2輪組の皆さんで展示車の周りは既に黒山の人だかりが・・・
なにはともあれ真っ先に向かったのはコチラ
幻のスーパースポーツカーOX99-11です!

F1用に開発供給されたV型12気筒エンジンOX99を搭載したスーパーカーとして実際に販売直前まで行ったのですが当時の経済事情の悪化から頓挫してしまった悲運のマシン


公道を走るF1をコンセプトにしていた通り、後ろからの眺めはグループCカーとも違い、フォーミュラにフルカウルを被せたようにしか見えません。


デザイナーが由良拓也氏ということもあってか、何となくマツダ717にも通じるものがあります。



タンデムシートは空力や重量バランスもあるのでしょうが何より2輪のヤマハが創る4輪という感じがします。サイドシルの隙間にキルスイッチとヒューズボックスが設置されています。


当時100万ドルの価格が着けられながらもゴージャスさとは無縁のレーシングカーさながらのコックピット周り
メーターまで2輪用を使ったのではと見えてくるから不思議です。


V型12気筒3.5Lのエンジンは当時ヤマハが得意としていた5バルブヘッドですが
SOHCにしか見えない細いヘッドカバーが印象的です。

緑、黒、赤の3台が展示されていましたがどれも走行可能で仕様が微妙に違うそうです。
ホイールは全部違いましたし、緑のは直管仕様だとか



2輪のヤマハのイベントにも関わらず一番人気で
夢やロマンが結集した本物の魅力は色褪せないのだなと感じました。

OX99-11から遡ること4半世紀前に夢とロマンの象徴だったトヨタ2000GT


本格的スポーツカーの計画を立てていたトヨタと一度日産側の事情でお流れになったヤマハのスポーツカー計画ががっちりスクラムを組んで生まれた日本車史に欠かせないクルマですよね。これは3台しか製造されなかったというゴールドの車体色ですが私が去年見た金色の2000GTもその3台の内の1台なのでしょうか?

2000GTから40年余りを経て誕生した夢とロマンレクサスLFA


こちらはヤマハが関わったのはエンジン関係だけと言われていますが
ヤマハ楽器まで巻き込んで徹底的にこだわったというV10サウンドは乗った誰もに性能より官能!と言わせしめた逸品。
トヨタのスポーツエンジンといえば2000GT以来、ヤマハの息がかかっているものでしたが、復活すると噂の新型スープラの心臓はどうなるのでしょうか?

ここからは数ある2輪の中からピックアップ

YM-1(1965年)

とにかくデザインとカラーリングが美しい!
私の下手な写真ではそれがお伝えできないのが残念。
この時代の他社の2輪に比べヤマハは当時からデザインに拘っていたんだなあと思いました。
あと何故かこういう1眼メーターが多かったですね流行りだったのでしょうか?


SDR(1987年)
レーサーレプリカ全盛の時代に突如現れたライトウエイトネイキッド


私は当時でも走っているのを見たことがなかったモデルですがTDRと並んで
80年代後半のヤマハバイクのなかでお気に入りの1台です。


こんなので本当にスポーツライディングに耐えられたのか?
と心配になるほど細いながらも美しいトラスフレーム


この辺の眺めはもうカスタムバイクの世界ですね。
今発売されても古さを感じないと思います。

RZ250(1980年)
ヤマハといえば2スト!2ストといえばRZ!な私にとって欠かせないバイク

残念ながらナナハンキラーと言われた350は展示されていませんでした・・・

RZV500R(1984年)


YZR500を再現した市販車と言われ、2種類の吸入方式やエンジン下にリアサスを配置するなど実験的な意味合いもあったようです。


この時代はNSやΓといいマルチエキゾーストの2ストが頂点の証でしたね。

YZR750(1978年)
YZR500のフレームに2スト750cc並列4気筒エンジンを搭載したマシン


当時のフォーミュラ750というカテゴリでチャンピオンを獲得しています。
しかしGP500でも怪物なのにナナハン2ストってどんな世界だったのでしょうか・・・

FZR750(1985年)


懐かしのテック21カラーのこのマシンは耐久レース用に市販車FZ750を改造したものでもちろん平忠彦氏が乗った物です。

イベント後半はタイトル通り「走行会」が始まりました。
展示車全てではありませんが私が生まれる以前のマシンが元気に走る姿は
やはり感動モノです。
年代が古いものから順に走っていくのですが
何やら脳裏から掘り起こされるこの懐かしい感じは・・・?


そう!2ストの音と煙と臭いです!



会場に詰め掛けていた観客には体験したことの無い世代も多いようで
逆に40代の私を境に同じノスタルジーに浸っている人達も大勢見受けられました。
「これが、若さか・・・」

にしても私が子供のころはこういう臭いが当たり前だったことを考えると本当に近年の「乗り物」はクリーンになったんだなあと実感せざるを得ません。
と同時に失ってもう二度と帰らないモノもあるのですが・・・

2000GTとLFAのランデブー


生でLFAの快音を聴くのは初めてでしたが今まで見たどんな映像よりも美しい音色がたまりません!スポーツカーでもクリーン化のため過給エンジンが必須になっていく現代、もう二度とこんな音色のエンジンは生まれないかもしれませんね。

お待ちかねのOX99-11の出番!


でしたがなにぶんフル加速に入る辺りに陣取ってしまったおかげでパンニングは間に合わないフォーカスやフレーミングがずれまくるという散々な結果に・・・


普段動体写真を取らないツケが回ってしまいましたね。
こういう時こそ私のカメラは4K動画から1コマずつ切り出せるので役立つ時だったのですが
車両を動画撮影するのは禁止行為だったのでできませんでした・・・

にしても開催時間が12時から15時半というのはいくらなんでも短かすぎます。
特に今回8年ぶりのイベントにヤマハの想定を上回る観客数が訪れたようで
会場に着いた頃には走行会が始まっていたという方々が余りにも多く急遽走行会を延長することになりました。


とはいっても冬の日が暮れるのは早く帰路の時間を考え私は送迎バスまで向かったのですがこちらも大蛇のような列で1時間以上待つことになり
駐車場に着いたのは17時過ぎで日は沈みかけ、帰りに箱根にでも寄ろうかという計画はお流れに。


この後、磐田のヤマハ本社に行ってみたのですがもう夜で真っ暗、博物館のあるコミュニティーセンターは別の機会に訪れる事にしました。


後日、今回のイベントでの開催時間や駐車場から会場までの案内や整理についてのお詫びがあがっていたので、次回はまた数年後といわず毎年開催してスタッフにも客にも「慣れ」を浸透させるのはいかがでしょうかヤマハさん?
Posted at 2016/11/07 22:21:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 展示会 | 日記

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「昨夜の雷雨明け雨水の他にボディの4辺に沿うように謎の黒い汚れが付着。おそらくカーポートの汚れが滴り落ちてきたようです。たまらずシャンプー洗車しました。」
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