あけましておめでとうございます
2017年もよろしくお願いします。
昨年参加した自動車イベントで参加台数や規模的に一番大きかったかもしれません。
お台場旧車天国
毎年開催されていますがなかなか予定が合わず実は初めての参加でした。
今回一番話題になっていたのはこのクルマだったと思います。
くろがね四起(九十五式小型乗用車)
アメリカのジープやドイツのキューベルワーゲンに相当する軍用車両ですがそれらに先駆けて1936年から量産された国産初の四輪駆動車です。
京都のとある工場に保管されていた車両を見事にレストアし、お披露目会は昨年ニュースにもなっていました。
今回のお台場が今年(去年)最後のお目見えになるということで
普段は自動車イベントに来そうにないミリタリーオタクとおぼしき面々もたくさん見受けられました。(まあ私もミリオタをかじってはいますが)
エンジンを掛けるところも見せて頂きとても貴重な体験でしたね。
そして世代を超えて大人気だったのは・・・
ポインター!!!
ウルトラセブンに登場する地球防衛組織ウルトラ警備隊の特殊車両です。
以前セドリックベースのレプリカは見たことがありますが
この車両はオリジナルと同じクライスラー・インペリアルから造られたある意味「ホンモノ」!!
なんでもフジミ模型のポインターはこの車両から採寸して造られたそうです。
さすがに内装は歳月を感じますがデザインそのものは今見てもかなり大胆というかモダンですね
メーターフードサイドのボタンはギヤセレクターで本編ではレーザー光線の発射ボタンとして使われていました。
フロアに普通のATレバーがありますが純正のメーター側ボタンが壊れてしまったからだそうです。
ドア周りのスイッチはバリアー発生装置のスイッチだったような・・・
純正のスイッチをそのまま操作しているだけなのに妙な説得力があったのは
当時の一般的なクルマからかけ離れたデザインだったからかもしれません。
1957年に既に電動シートだったんですね。
スカッフプレートも立派だしさすがクライスラー!
ヘッドライトの下のマーカーランプは本来レーザー光線の銃身があるのですが危険突起物なので着けられないようです。
元のインペリアルから大幅に改造されたリア周り
実はオリジナルのポインターよりかなり短いのだとか
何でもオリジナルの長さだと現在の車検に通らないからだそうです。
一般道を普通に走行できるようにするために仕方がないのですが
もう少し法規もこういう車両への寛容さがほしいですね。
特撮モノ繋がりでもう1台
コレを見てカワサキ・マッハⅢと出ればオートバイマニア
黄色いサイドカーが着いて見えた人は特撮マニアです(笑)
オートバイもかなりの台数がありましたが、ショップも参加しているだけに販売もされていました。

これまたマッハですが・・・

とても買えません・・・いや好きな人にとっては安いのかもしれませんが
これまた貴重な、唯一市販されたロータリーエンジンの国産オートバイ
スズキRE5
メーターが特徴的な円筒形から一般的な形になった後期型ですね。
わずか6000台程度しか作られなかったことを考えると安いのかも・・・?
ドイツのオートバイ
DKW・RT125

DKWはアウディの母体の1つになったメーカーで、すでにこのモデルには
アウディの四輪マークが着いていました。
RT125は世界で最も多くのコピーモデルが造られたバイクだそうで
奥のヤマハYA-1もデザインが似ていますね。
自転車だって立派な車両です
ブリヂストン モンテカルロ

ちょうどスーパーカーブームの頃に流行ったスポーツ自転車
「電チャリ」とも言われ、リトラクタブルライトやフラッシャー、AT風ギヤレバーなど
「クルマっぽい装備」がてんこ盛りでした。
実はこのモンテカルロの安いモデルの方を私は乗っていました。色も同じグリーン
安いといってもリトラクタブルライトを操作するダイヤルがハンドルポストに着いていて回すとダイナモがタイヤ側に倒れるというギミック着きでした。
まさかこんなのまで見られるとは!(笑)

竹槍こそ着いていませんがさすがに自走で来る以上、途中で検挙される訳にも行きませんよね

隣のセリカのボンネットに乗っていたラジコン。私も持っていました
まるでロータスオンリーイベントかの様になっていた一角

特にヨーロッパS1や初代エスプリが何台も揃うのは初めて見ました。

80年代のトヨタ車が集まる中でビスタとカローラⅡはなかなか渋い選択
外装は新車同然のコンディションでした。

譲ってもらいたい程の極上だった
いすゞ・ピアッツァ

117クーペもそうですがどこをどうやったらベース車からここまで変わるのでしょうか?
自動車の設計って本当、素人には理解不能なところがあります。

これは別のピアッツァですがメーターは同じデジタルでもホンダS2000を流用
エンジンはなんとRB26DETT!!
よく載ったなあと思います。コレはもうパワー的には
メカドッグのツインエンジンピアッツァ以上かもしれません。
実は他にもRB型エンジンにスワップしているのもあったので
ピアッツアマニアの間では定番なのかもしれませんね。
ジウジアーロデザイン繋がりで

やはり今見ても素晴らしい!
スバルSVX
このホイールはWRX用だと思いますが初期のタービン型にも似てSVXのデザインに合っていました。
クルマに詳しくない人達はコレが日本車だということに気づかなかったり
スバルのクルマというのを聞いて驚く人も

やっぱり当時も今でも富士重工のイメージでは無いカタチなのでしょうね

今でもボディが汚れていても急いでいても
窓だけはキレイにして出かけるようになったのは
初のマイカーがSVXだったからかもしれません。
はぁ・・・また乗ってみたい・・・
そしてその側には当然のようにアルシオーネが!
個人的には今見てもアンバランスさが目立ちカッコいいフォルムとは思いません
しかし
アヴァンギャルドさではSVXの遥かに上を行っていると思います。

インパネやステアリングはシトロエンっぽいなあと当時思いましたが
さしずめこちらはもしガンディーニに依頼していたら、という感じでしょうか
BXに似ている気がします。
3代目シルビアの中でも異色の
240RS

厳密にはシルビアの名が着いていなかったのですがベース車両なので
この3代目は兄弟車のガゼールの方が有名かもしれませんね。
もはや日産ワークスブースでした。
シティターボⅡブルドッグ

当時のMM思想を体現しただけにノーマルでも狭かったエンジンルームはギチギチです。
当時シティ自体好きなクルマでしたが特にターボとターボⅡは別格で
タミヤのプラモデルを数台買って全色作ろうという勢いでした。
個人的にフィットRSはこういうクルマであって欲しかったのですが・・・
アストンマーチン・ラゴンダ
スポーツカーメーカーが4ドアサルーンを作るのは今でこそ当たり前になりましたが
当時は画期的だったのではないでしょうか?
しかも内外装ともにそれまでのアストンとはかけ離れたデザインですし
例のデジタルインパネを見たかったのですがオーナーさんが見かけられなかったのと
既に閉幕の時間が迫っていたので叶いませんでした・・・

しかしコレだけの参加台数と物販ブースも合わせると15時30分閉場ではとても見て回れないですね。
単に見るだけではなく車両についてもお聞きしたいわけですし、あと2時間あればなんとかなりそうなのですが・・・
ところで懐かしの時代ということもありこんな物まで売られていたのですが
中身はどうなっているんですかね?
ーつづくー