最後はイベントではなく11月に行われた「ヤマハ歴史車両走行会」の取りこぼしだった
ヤマハコミュニケーションプラザに行ってきました。
12月24日クリスマスだけあって巨大ツリーの元には家族連れのお客様がかなり多かったですね。
地元磐田市では家族サービスによく使われる施設なのでしょうか?
1Fは現行車種メインに輸出仕様や海外で生産され販売されている
日本では見ることのないモデルも展示されています。
これは海外モデルですが150ccという日本では中途半端な排気量なので
発売されないかもしれないですね

タンク周りのデザインなどエントリークラスの割には凝っているのですが。
後部左側にはキャリアベースらしきものが。意外と実用性が高いかもしれません。
これは
SCR950というモデルですがBOLTの色違いかと思いきや
アメリカ向けの試作車だそうです。

エリミネーターの代わりを探している人にはピッタリかも?
こちらの体験コーナーはオートバイで200kmオーバーの世界を体験しようというもので
実際の車両通りにクラッチレバーとペダルでギヤチェンジします。

私は乗らなかったのですが足元を見るに、バンク角を着けてコーナリングも出来るのでしょうか?
今やヤマハの代名詞ともなった
クロスプレーンクランクシャフト
ノーマルクランクとの動作の違いが分かるような展示物ならもっと良いのですが
自動車用エンジンも幾つか展示されており
これは最近のレクサスやクラウンに搭載された
トヨタ久々の2000ccガソリンターボエンジン
8AR型
4気筒2000ccというだけでなくボア・ストロークも86x86ミリと
かつて実用車からラリーカー・GTマシンに至るまで長くトヨタの2000ccを支えた
3S型エンジンと共通点もあったのですが今回もヤマハが関わっていたとは知りませんでした。

そして11月に目の前を走り抜けた2000GTとLFA
やはり室内だと2000GTは金色というより黄土色ですね
当時の塗装技術ではメタルフレークを多くできなかったのでしょうか?
LFA専用の1LR‐GUE型エンジン
4年前の東京モーターショーで見たきりですがどう見ても
4800ccV型10気筒とは思えないコンパクトさに驚きます。
エンジンで驚くといえば船舶用エンジン
VMAXと名付けられたこのエンジン4200ccV型6気筒と船外機でこんなサイズは初めて目の当たりにしましたが隣には
更に大きい5300ccV型8気筒までありました。
海外のメーカーにもエンジン試作や製造を行っているだけにエンジンオンリーの展示会とかやってほしいですね。
こちらは無人ヘリコプターですが名前に注目
V-MAXがオートバイだけでなかったわけですが
FAZERという名前が着いています。

今もFZ1・FAZERというオートバイがありますが
日本語読みで「フェーザー」といえばFZ250PHAZERを思い出す世代。
ボディカラーも白地に青とFZ250にあったカラーリングですよね
残念ながらFZ250は展示されていなかったのですが・・・
2Fはヤマハの歴史を紡いできた製品が展示されています。

創世記のオートバイや

オートバイ以外の製品も

これはトヨタ2000GTの心臓、
3M型エンジンです。
簡単にはクラウン用のM型にヤマハ製のDOHCヘッドを載せた物ですが
このM型は後に7Mまで続く非常に息の長いエンジンでしたね。
こちらはセリカやレビン、果てはコロナ、カリーナに搭載され4A-Gが誕生するまでテンロクスポーツを支えた2T-G型1600ccDOHCエンジン

おそらく当時としては最も安価なDOHCの乗用車だったのではないでしょうか?
そして奥にはヤマハの歴代オートバイががずらりと並んでいます。
GPマシンが年代ごとに所狭しと並んでいますがスペース的に全然足りませんね

サーキットだけでなくオフロードでも強いヤマハの歴史
市販車の中には初めて見る物も
GTS1000A(1993年)
恥ずかしながら私はこのオートバイを知りませんでした。
ヤマハにハブステアの市販車があったんですね。
しかも電子制御式燃料噴射に触媒システムも搭載し
後の厳しい規制を見越していたかのようです。
残念ながら11月にお披露目されたスーパーカーOX99‐11は展示されていませんでしたが代わりにその心臓を持ったマシンが
ジョーダンヤマハ192(1992年)
ジョーダンF1マシンというとミハエル・シューマッハのデビューマシンとなったグリーンカラーの方が記憶に強いですが、それまでV8エンジンを搭載していたシャシーにV12を載せたせいでアンバランスになったマシンという記憶があります。
そしてヤマハはデザインにこだわりを持つメーカーという印象が強いのですが
それはこんなところにも
私が生まれる前の時代のモーターボートですがフォルムといいカラーリングといい
とてもモダンでタイヤの付いていないオープンカーにすら見えます。
ヤマハはバギーの生産ではすでに4輪車を作っていると言えなくもないですが
前回の東京モーターショーに出品された2シータースポーツカーの市販バージョンが早く実現して欲しいですね。
3Fのプラザカフェで少し遅めの昼食を取りました。

遠州の山並みとヤマハの様々な施設が眺望できます。
ちなみにアンケート用紙に回答してそれをレジで見せれば1割引きになります。
展示物へのリクエストも受け付けているので是非書きましょう。
さて15時あたり、このまま横浜の自宅まで帰るには少し早いと思い
途中で箱根に回ってマツダターンパイクラウンジで休憩して行くことにしました。

しかし到着したのは17時近く、すでにラウンジは閉店後。
頂上だけあってどんどん冷え込んできたしあっという間に暗くなっていきました。
1杯のコーヒーを飲むことも箱根土産も買うことなく、小田原方面に下って行ったのですが・・・
夜のターンパイクの下りを走るのは初めてで、ヘッドライトをハイビームにしても先の路面状況なんてまるで掴めません。
頭文字Dの連中はどういう眼をしてるんだろう・・・

アクセルをほとんど踏まずに走っていてもいつの間にか80kmオーバーした時もありヒヤッとしました。
タイヤはまだ下ろしたてのスタッドレスタイヤなのでハードブレーキングは厳禁
しかし後ろからえらく接近してくるクルマ(多分地元の人)もあり先に行かせようにも余りに近いため下手な減速は却って危険と判断し安全な退避スペースがあるまで走っている内にそのまま料金所まで着いてしまいました。
そして支払い時に
窓を開けると強烈なゴムの焼けるような臭いが!!
すぐにタイヤを疑ってみたのですがトレッド面が崩れているとか
異常にタイヤが熱くなっていることもありません。
次の日、ホンダに持っていき下回りをチェックしてもらったのですが
ゴム質のものが付着しているとかマフラーハンガーが溶けているとかは一切ありませんでした。
一体何だったんですかねえあの臭いは・・・?
ひょっとしたら私の前に料金所を通ったクルマの残り香だったのかもしれませんが
そうなるとそのクルマのその後が気になります。
さて長らく続いた昨年末の自動車イベント関連の報告はこれで終わりです。
今年はもっと多くのイベントに参加したいと思っているので
今回のように溜め込まずにブログに上げていきたいと思います。