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一天地六のブログ一覧

2014年04月23日 イイね!

貴重な体験

先日横浜に用事があるついでに日産グローバルギャラリーに寄ってきました。
実はとあるモノが展示中なのを知っていたので寄ったのですが
本来の目的以外に思いがけない体験ができたのです。

まずは展示場内の奥にあるステージ。
ここ最近はアンケートによって決まった歴代日産車の人気度ランキングから
上位のクルマを展示しているのですが・・・

今回はあのBNR32型 スカイラインGT-Rです。



私が大学生の時に復活したスカイラインGT-R。
名前こそ知っていましたが、私にとってGT-Rの原体験はハコスカでもケンメリでもなく、やはりこのR32型からと言えます。
2.6Lの直6ツインターボに4WD技術など当時屈指のメカニズムと高性能を誇った
クルマでありながら、それらをギュッと凝縮した様なコンパクト(今見ると)ボディは驚愕です。
個人的にこの8代目スカイラインはGT-R抜きにしても一番好きなスカイラインですね。



性能や重量を考えたら今の基準で見ると小さなタイヤとホイールですね

そして隣にはやはりあいつが・・・



カルソニック スカイラインGT-R
ツーリングカーレースにおいて当時無敵を誇ると同時にグループA終焉の幕を引いた
別の言い方をすればとどめを刺したと言ってもいいでしょう。
アンダーステア対策の極端なフロントネガティブキャンバーが印象的です。

そして反対側には最新のGTーRにして最強のスペックを誇る
日産GT-R NISMO





つや消し塗装と実際にサーキットレベルのダウンフォースを発生する
本物のカーボンエアロパーツは凄みがあります。



フェンダーパネルも専用の物に替えられています
この小さなダックテール処理も確かな効果があるのでしょう。

少し離れた所には元祖GT-Rことハコスカ
しかも本当の初代である4ドアセダンPGC10型です。



そしてまた離れた所には最後のスカイライGT-RことBNR34型が
しかしどうせなら1箇所にまとめておいてほしいものですね。



とここまで来て気付いたのですが、33型とケンメリはありませんでした。
たまたま展示できる車両が無かっただけかもしれませんが
何となく作為的なものを感じるのは私だけでしょうか・・・

しかし今回ココに来たのはGT-Rが目的ではありません。
お目当てのクルマはコレです。



西部署特殊車両二号車 サファリ!
もちろん石原プロが所有する本物です
西部警察パート1においてマシンXに継いで登場したこのクルマは
後のスーパーマシンとは違い、唯一大門刑事の依頼により開発された車両なのです。
それ故か現場でのより実戦的な運用を考えられた装備が多く
特にルーフからそびえる高圧放水機は何度も暴徒鎮圧に用いられました。
別に消火用というわけでは無いことが当時観ていて新鮮でしたね。



後部に設置された給水ホース用バルブは実際に機能する物です。



後部座席横をかすめる高圧ホース、もし破れでもしたらエライことですね



巨大なスライディングルーフを開けて放水機を操作するわけですが
フロントフェンダーに伸びるステーはどう見ても固定式ですね。
このままだと屋根は動かせないですから屋根を開けるシーンと放水シーンには
長いカットが撮影時にはあったことが分かります。


内装は少ししか見えませんが跳ね上げ式のドアには地図が貼り付けて有ります



まだカーナビなんて無かった時代ですから
高度な追跡レーダーを装備してはいても犯人の逃走ルートの割り出しや
追跡、検問地の決定はいつもアナログな紙の地図の上で作戦を立てていたわけです。
視聴当時はなんとも思わなかったのですが、やはり今見ると時代を感じますね。



ショーケースにはマニア垂涎の完全版ブルーレイBOX!
¥198000もすると、さすがに即決は出来ません。
当時の撮影時の様子などが収められた解説本だけでも単品発売してくれたら嬉しいのですが・・・

と、ここまでさんざんうろついていると、突然女性スタッフから声を掛けられました。
「何事か?」思ったのですが「ご都合がよろしければGT-Rの試乗はいかがでしょうか?」と尋ねられたのです。
なんでも急遽試乗のキャンセルが出たとかで当日最後の試乗時間が空いてしまったとのこと。
これはまさに千載一遇のチャンスとばかりに承諾して試乗の手続きを行いました。
ちなみにGT-Rの試乗は35歳以上にしか出来ません。
見た目でそれと分かる老け具合で良かったと思いました
ここでGT-Rの試乗を行っているのは知ってはいても、いつも予約で一杯だったので眼中に無かったのですが
忘れた頃にやってくるのは災いだけではないようですね。



最新の2014年型でグレードはプレミアムエディション
ボディカラーはOPで30万以上するレッドマイカでした。
ナンバーは憶えていないのですが、赤いセミアニリン本革の内装といい
もしかしたら最近のカーグラフィックTVに登場した広報車だったかもしれません。

夕暮れで雨も降り出し、慌てたせいで写真も動画も撮れなかったのが悔やまれますが
世界屈指のパフォーマンスを誇るクルマをわずか15分程とはいえ
自らドライブできたのはやはり格別の経験でした。

一般道ですから性能の10分の1も発揮していないのですが
それでも只者ではない怪物感は十分伝わってきましたね。
Rモードは当然試せず、ノーマルモードのみでしたがパワーやトルクも1500回転も回っていれば十分でポンポンとシフトアップできてしまうフレキシビリティ!
そして何より乗り心地が良かった事が意外でした。
もちろん「この手のクルマとしては」ですが、路面も決して良くなかったことを考えれば毎日の通勤や送迎に使ってもなんの不都合も感じないと思います。
去年末に試乗したメルセデス・ベンツA45AMGにも驚きましたが
最近のハイパフォーマンスカーの足回りのマナーの良さには脱帽です。

そしてステアリングが恐ろしく滑らかだったのが好印象でした。
「軽い」のではなく「滑らか」なのです。実際指1本分動かせばタイヤが反応するぐらい遊びのないシャープなステアリング系なのに、この滑らかさなら長距離ツーリングでも楽だろうなと感じさせるモノでしたね。



少し残念だったのはアクセルペダルが軽く、ちょっとつま先に力を入れただけで
グワッとパワーが立ち上がり予想以上の蹴り出しが起きることです。
Rモードならともかくノーマルモード以下ならもっとジェントルな特性の方が良いのではないでしょうか?
第一、こういうアクセルの軽さと乱暴な立ち上がりは安っぽいですし
先程の良質な足回りと滑らかなステアリングとはちぐはぐで協調性がありません。
(同乗のスタッフさん曰くアクセルペダルは2013年型まではもっと重かったそうです)
また駆動系からと思われるメカニカルノイズがちょっと耳障りかなと思いました。
こういう「機械音」がノイズではなくサウンドに聴こえる様になれば
更に評価が上がると思うのですが・・・

もう1つ、インパネのスイッチやミラーの調整ノブを操作したのですが
安いミニコンポのスイッチやボリュームつまみを彷彿とさせる感触だったのが
残念でしたね。
もっともそんな所にまでこだわりだしたら今の値段に収まりませんけどね・・・

2014年型になりサーキット攻略はNISMO GT-Rに任せ、標準車は歴代もっとも上質になったと言われていますが
やはり35GT-Rはサーキット攻略を量産標準車で行うという、水野氏の信念から生まれたクルマであることは
どんなにソフィスティケイテッドされていっても変わらない素性であることが分かった気がします。
以上、長くなりましたがとても充実したクルマ体験の午後でした。

しかし日産さん。どうせなら旧車の試乗会といのも開催してはどうでしょうか?
ハコスカや510ブルーバードは難しいでしょうが
80年代以降のクルマなら試乗に出せる車両も用意できるのではと思うのですが。
もっとも魅力的な日産車は、AT限定では運転できないクルマの方が多そうですがね。
Posted at 2014/04/23 17:15:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年04月18日 イイね!

グラベルこそ聖地

ニューヨークオートショーでスバルが新たなレース車両を発表しました。
北米で発表された新型WRX-STIをベースにしたラリークロス用のマシンです。





フェンダーアーチからエアダムまで更にワイド化されトランクにはかつての
GD型を彷彿とさせる「本棚ウイング」が付き、コンペティティブな雰囲気に溢れていますね。

ラリークロスは名前こそラリーですがWRCの様な1台ごとのタイムアタック式とは違い
複数のマシンが同時に走るバトル方式で、人工的にジャンプ台やグラベル路面が作られ観客はリアルタイムに戦いを観戦できるわけです。
マシン規定はもちろんありますが、エンジンパワーに関しては
WRCマシンの約2倍の5~600馬力前後という凄まじさ!
かなりショー的要素が強いとはいえ複数のマシンがボディをぶつけあい
ド派手なパワードリフトでつばぜり合いを行いながら駆け巡る様はやはり迫力満点。
すっかり牙を抜かれたWRCに比べ「競技の原点」が垣間見えるような気がします。



WRXはもちろん以前からベースマシンとして人気だったわけで
そのおかげか先代のハッチバックボディも好評であり、
セダンのみになった新型WRXにHBを設定してほしいという声が上がっているそうです。



先代でWRCから撤退した後、ニュルブルクリンク耐久レースに的を絞ったスバルは
「高速域での空力特性的に有利」という理由でノッチバックのセダンWRXに
ベースマシンを変えたわけですが、やはりラリーの様に旋回性が重視される
状況では全長が短いほうが有利でしょう。



1つの車種に複数のボディ形式(つまり金型)を作ることは大変なコスト上昇であり
設備投資をペイできるかどうかを考えるとスバルにとって厳しいかもしれませんが
ファンからの声に応える事は信頼へと繋がるはずです
やはりスバルのクルマはグラベルこそ似合うと思うので、ぜひ前向きな検討をしてほしいですね。


Posted at 2014/04/18 01:51:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | NEWS | クルマ

プロフィール

「昨夜の雷雨明け雨水の他にボディの4辺に沿うように謎の黒い汚れが付着。おそらくカーポートの汚れが滴り落ちてきたようです。たまらずシャンプー洗車しました。」
何シテル?   03/25 15:21
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