1KT　スピードメーター整備

’86製のMｙ1KTは、ワイヤーケーブルがぐるぐる回る旧式のスピードメーターです。経年劣化で、メーター針が、ヨロヨロと振れて、実に見にくい状態となってしまいました。２万キロを超えたあたりから顕著な症状となっていました。メーターを外して、メーターカバーの下側の隙間からオイルを差しても改善しません。いよいよ分解にトライです。メーター本体の上側のカバー（写真左上のリング状のもの）がカシメてあるので、小さなドライバーの先端を鉤状に曲げて、かしめ部分を少しずつ起こして外します。

内部は、思ったよりもキレイでした。摩耗やゴミは見られないので、オイル切れですな。メーターの数字部分には、極力触らないように注意して、グリスを差します。グリスは、一応精密部品なのでダイワ精工のリールベアリング用高級？グリスを使用しました。（良さそうなのが、これしかなかったので・・・）

最後に、組み上げて、カシメます。念のため、カシメが甘くなり密閉性が落ちるので、ゴム系のボンドをコーキング材代わりに使用して、仕上げです。車体に組み込んでの結果ですが、ピタッと振れが治まりました。素晴らしい！
古い車両を所持している方は、少し勇気が必要ですが、自己責任でトライしてみてはいかががでしょうか？　良いコンディションを維持するために、メンテは欠かせないので、仕上がりに自己満足できました！