個人的に、国産車で最も美しいと思う車、格好良いと思う車は、AE86の前期トレノ3HBであるという事は、過去にも何度か書かせて頂いているかと思います。
別に走りが好きな訳ではなく、頭文字Dの影響でもなく、単純に。
単に純粋に、AE86のスタイルが好き。
ちなみにエンジンは、数ある4A-Gの中でも、シリーズ中最も軽量な前期AE86の4A-Gが好き。
しかし、普段ハチロクハチロクと普通に呼んでいる車では有りますが、あくまでも車名はカローラレビンかスプリンタートレノであり、カローラレビンかスプリンタートレノでしかない訳で。
自分がブログに書く時は必ず『AE86』と表記して、絶対にハチロクと書かないのはそのためです。
しかし、AE86以外の型式では、AE92はそのままAE92と書きますが、AE101はトイチ、AE111はピンゾロと書いてしまう矛盾。
ちなみに、新しい86は、全角数字かズンロクとしか書かない訳ですが。
今回は、結局AE86がメインになってしまったものの、一応スプリンタートレノ特集という事で、気になる中古車を発掘してきました。
では、長すぎる余談も終えた所で、早速参りましょう。
トヨタ スプリンタートレノ GTV
年式:S59
走行:13.5km
5MT
ワンオーナー

珍しいシルバーのAE86。
という事は、内装色は青。
頭文字Dの影響か、AE86前期はあのオレンジな内装を思い浮かべる人が多いように思いますが、実はこんな仕様もありました。
今見ると、後期内装に似ているようで似ていない、非常に新鮮な印象。
この車は、ホイールが社外のアルミになっていますが、鉄ちんの良く似合いそうな車です。
トヨタ スプリンタートレノ GTV
年式:S59
走行:17.8万km
5MT
ワンオーナー

ついに出やがったか、新車時からのフェンダーミラー仕様AE86。
GTVで、フェンダーミラーとはなかなかアンマッチなスポーツパッケージ装着車。
そのアンマッチ具合に、各部ステッカーも残っていて、非常に良い感じ。
しかも屋根開き。
ただ、殆どフルオリジナルで、販売店もフルオリジナルだと言っている割に、なぜか運転席のみセミバケ。
リアには社外スピーカー。
これは販売店側が変更したのか、それとも元からなのか……。
使い込まれた純正シートを、販売する時に他の程度の良いシートに付け替えて販売するという事は良く有る事なので、判断が難しい。
外装は綺麗だが、内装は所々傷みもある。
だがしかし、この手の車はそういった傷み具合がまた良い味になる。
フェンダーミラーを選ぶ辺り、割と高齢な方が購入したのではないかと思う。
状態からしても、スポーツ走行をしていた訳でもなさそうで、単にスポーティな車を普段の足として使っていたのかもしれない。
中古車には、必ず歴史が有り、そういった事を想像してみるのも、実に面白い。
トヨタ スプリンタートレノ GT
年式:S59
走行:15.5万km
5MT

フルオリジナルって訳じゃ無いんだけど、このAE86を見て欲しい。
前期トレノの、まさかのGT。
単色ホワイト。
実に白々しい。
そして、そのいじり方がまたセンスが良いんだなぁ。
ゴテゴテにいじられてるAE86も、もちろん格好良いんだけど、こういったシンプルな仕様のほうが、AE86らしいと思う。
ボロボロになってしまい、みんな剥がしたがるリアの『GT』ステッカーが健在な事も相まって、前期トレノ2ドアGTのシンプルな尻がまた素敵。
ナルディのステアリング、レカロセミバケ、マフラー、ワタナベホイール。
多くを語る必要も無い、定番中の定番、だがしかし、ここまでザ・定番とも言える車両は、探すとなかなか無いんだなぁ。
トヨタ スプリンタートレノ GT-Z
年式:H4
走行:0.3万km(!)
5MT
ワンオーナー

良く中古車屋で、フルオリジナルとか言いつつ細かい所が変わってる車を目にしますが、そう言った中古車屋に見て貰いたい。
こういう車をフルオリジナルと呼ぶんだよ。
オーディオまでそのままです。
有ると嬉しい屋根開きだし、さらにGT-Zだと言うのにハーフシートカバー付き。
まるで倉庫にしまってそのままのような、完璧なトイチ。
完全に私の趣味と合致。
もうガッチガチです。
ぶっちゃけ、今回一番注目した車両です。
まぁ、こんな感じで、スプリンタートレノ特集でした。
どれも魅力的な車ばかりです。
中古のスプリンタートレノを見ていて改めて思ったのですが、フロントマスクはAE86~101まで、結構似てる印象を受けました。
やっぱりトレノは格好良いです。
ではまた。