
(長文失礼いたします)
つい少し前まで
我が家は、
ADSL 回線でありました...
その ADSL は最大 12 Mbps...
実行速度は 2 〜 3 Mbps といったところ。
お世辞にも速いとは言えませんが、
web ページや Youtube の動画なども
とりあえず、
問題なく閲覧できておりました。
そんな ADSL の月額料金は
電話回線代込みで 4 千円ほどでした。
光回線への憧れはあったのだが、
ウチはマンションの為、VDSL 版しか選択肢がなく、
完全な光ではない回線に
料金アップまでして乗り換えたいと
思うようなことはほとんどありませんでした。
ーーー
2015 年の中頃...
ようやく
ウチのマンションでも
「フレッツ 光ネクスト 隼」という
真の光回線を導入できる時がやってきました。
そして
2016 年 2月...
我が家もとうとう光回線への乗り換えを敢行。
プロバイダは、
キャッシュバック(と 2 年縛り)によって
実質月額料金が ADSL 時よりもお安くなる、
「So-net 光 コラボレーション」を選択。
通信速度は最大 1 Gbps、
ADSL 12 Mbps の約 80 倍なので
160 〜 240 Mbps 程度出るという計算に。
キャッシュバックと 2 年縛り
申し込み 1 年後に 5 万 6 千円キャッシュバック
2 年以内に解約すると 2 万円の違約金が必要
実質月額料金を確認
ひかり電話回線込みで月額 6 千円、2 年で 14 万
キャッシュバックを引くと2年で 7 万 5 千円
これを 24 ヶ月で割ると実質月額 3125 円となる。
余談ですが
宅内工事の際、
電話線配管が錆び付いて詰まってしまっており、
光ケーブル引き込みができないというトラブルに遭遇。
一時は光への道が途絶えたかに見えたが、
分電盤から引き込んで室内配線とする事でなんとか解決。
無事、光回線が開通しました。
ーーー
我が家も
とうとう、光回線の時代へと突入!
Fiber To The Home ! FTTH!
でもって早速、
光の快適さを思いっきり堪能してやろうと
各種サイトにアクセスしてみました。
が、
なんだか表示がぎこちない。
ADSL の時の方がマシだったように感じるのは
気のせいだろうか...
とりあえず、
速度を確認しようと
スピードテストのサイトへアクセスして
計測をしてみると、
1 Mbps 前後? Kbps ?
目を疑ってしまうような計測結果に唖然。
ホームゲートウェイやルータ、
PCなどの設定を疑うも
おかしなところは全く見うけられず。
たまたま今、障害が発生しているのだろうか?
いや、そんなアナウンスは見つからない。
何日か様子を見てみると
どうやら
混雑している時間帯に遅くなっている模様。
朝方などは数十メガ出ているが
夜は次第に遅くなり、
22時〜23時ごろは 1 メガを切るような状態に。
いくらなんでも
光で 1 メガ切るっておかしくないかい?
ググると答えが出てきました。
「So-net 光 コラボレーション は
混雑時の速度低下がとんでもなく醜い。」
という情報が山のように。
改善するには
プロバイダを変えるしか手はないとの書き込み多数。
ここでやっと、
「どうやらやっちまったな...」
と気づくが時すでに遅し。
使いたい時に 1 メガも出なくなる光回線ってどうなんだ?
ADSL の方が良かったんじゃないか?
いや、実質月額がお安くなっているで
良しとすべきなのか?
今、乗り換えると
キャッシュバックされないばかりか
違約金まで支払わなければならなくなる...
速い時間帯もあるのだからこのまま我慢すべきか?
So-net のサポートに散々問い合わせるも
改善の兆候は全く見られず。
ほぼほぼ
諦めモードに突入...
ーーー
そうこうしている間に
1年が過ぎ、
なんとかキャッシュバックの受け取りを完了しました。
もう、そろそろ
違約金 2 万円を払ってでも乗り換えるかぁ...
いやいや、やっぱり勿体ないなぁ...
などと、考えながら
ネットをぶらついていると...
「ひかりを IPoE オプションで快適に...」
という文字が目に止まりました。
これはもしや!
と、
はやる気持ちを抑えつつ、
IPoE について ググりまくってみると...
少ないながらも情報がありました。
IPoE とは?
IPv6 でのサーバ認証方式のことで
従来の IPv4 の PPPoE によるサーバ認証とは
別経路での認証となる。
との事。
すなわち
IPoE なら混雑を回避できるらしい!<一筋の光明!
しかしながら
IPoE 認証にするだけでは
これまでの IPv4 サイトへはアクセスできず、
IPv6 対応のサイトへしかアクセスできなくなるとの事。
さらにしかし、
これを解決するために
DS-Lite というモノがあるらしい。
ちなみに Nintendo の携帯ゲーム機とは全く無関係。
ここのページの解説がわかりやすいかも...
DS-Lite とは?
IPv4 通信をカプセル化し、
IPv6 で通信するための仕組み。
Dual-Stack Lite の略称。(RFC6333)
作った人たちエライっ! ありがとたいっ!
以上、まとめると...
IPv6 でインターネットへ接続し、
IPoE 認証すれば、
PPPoE 認証のボトルネックを回避できる。
しかし
上記だけでは IPv4 通信ができないが、
DS-Lite 対応機器を使えば、
IPv4 通信も可能となる。
という事らしい。
ーーー
で、先日、
無事に対応が完了いたしました。
iPad での通信速度 250 Mbps 超え!
(ウチのマシンで一番速いのが iPad だったりする)
夜の11時であろうがいつであろうが速い!
やたーっ! やりました。
IPv6 / IPoE + DS-Lite 対応概要
So-net に IPv6 / IPoE を使用できるよう設定を依頼
・設定は無料
・3 営業日で So-net 側の設定完了
ホームゲートウェイの設定を少々変更
・DS-Lite 対応ルータで認証するため、
PPPoE 認証などを無効化
DS-Lite 対応ルータを購入、設置、設定
・Amazon で約 6 千円で購入
・ホームゲートウェイに接続し、
DS-Lite を使用( transix 接続)するよう設定
各マシンのネットワーク接続を再設定
・IPv6が通るように設定
長い間の懸念事項が、とうとう解決!
無駄に YouTube 見てみたり...
何度も スピードテスト を繰り返してみたり...
ついに享受できた真の光回線の恩恵を
感慨深げに堪能したのでした...
あー、すっきりした。
これで違約金を払うことなく、
So-net さんを使い続けられますデス。
ping 値も15 ms あたりで安定しているようなので、
グランツーリスモSPORTで
世界と戦う時もとりあえずは問題なさげ、安心デス。
ーーー
しかし、
「人間の欲望には際限がない...」
などとは
よく言ったもので、
回線速度に不満がなくなると、
今度はマシンの遅さが気になりだしてしまう...
メイン機の MacBook Pro 2008 では
どうやっても最大 50 Mbps ほどしか出ない。
どこがボトルネックなのだろうか...
もう来年で 10 年...
こりゃあ、
とうとう買い替え時だという事か。
より快適な環境を求めて
飽くなき挑戦は
未来へと続く...
だだんだっだだん、だだんだっだだん...
(映画ターミネーターのエンディング風に...)
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Posted at
2017/06/13 22:04:05