今回の愛車の買い替えエピソード。
まずは長年乗っていた愛車「ユーノス500」がタイベル無交換しかり、色々な異音や調子が落ちて来て、メンテナンスしないと不安になって来た事。そして車検も近づき見積もると費用は30〜40万以上かかってしまうのは確実。それでまた乗り続けられればイイのですが、もう寿命パーツもアチコチ、自分が感じている必要部分だけも次から次とお金がかかるのは目に見えていました・・。
単に趣味車としては所有していられるのならイイのですが、家族で使う必要車でもあるものですから、それなら、そろそろ次車に予算を掛けた方がイイのではないか。との考えも膨らみ、次車を探しはじめました。
予算もないので最初から中古車を検討、3月ぐらいから探しはじめていました。当初、候補に挙げていたのは、『スバル レガシィ ツーリングワゴン』『同 B4』『マツダ アテンザ』『マツダ アクセラ』『Audi A4』『BMW 3シリーズ』『ルノー メガーヌツーリングワゴン』『VW ゴルフヴァリアント』『ボルボ V50』あたり。
車のサイズもあるので一概に言えませんが、目標と定めたスペックを150ps、トルク20kgと目安を立ててみました。
車を見ていく中で、私感ですが、MTをチョイスするには国産しかないのですが、流行りに左右されているというか、妙なデザイン度が濃く、チャラく飽きそうなインテリアをしている・・・。その点、欧州車はウマクとらえているような気がして来ました。長年気に入って乗ってきた『ユーノス500』に取って変わるべき車もないのはわかっていますが、今度の車も単に繋ぎとは言わず、乗っている価値を見出したいと思うと、MTを捨て初のAT車もやっぱり検討すべきだな。と感じました。
そんな考えで私のチョイスから脱落したのはマツダの2種。（爆）
のちに『メガーヌツーリングワゴン』がなかなか玉が無く現車を確認出来なかったのですが、ハッチバックタイプのメガーヌを見、どうもシートとか作りが小さいのが気に入らなくフィーリングが合わないなと思い脱落。
『ゴルフヴァリアント』は作り、サイズはイイと思ったのですが、運転席に入ってみると、一段深いバスタブに落とされたような感覚のアングル、そのクセ、頭回りのガランド感というか、妙に上部は広い空間なのが余計に私にはアンバランスな空間で、どうも気に入らなく（のちに見た『BMW 1シリーズ』も同様）、シックリこずに脱落。
そして『ボルボ V50』他には無いインテリアの雰囲気とサイズ感は非常に気に入ったのですが、燃費の面で不安が多く脱落。
現車を見て、座って、フィーリングがあったのは『スバル レガシィ』『アウディ A4』『BMW 3シリーズ』でした。
この3車種に絞ったわけですが、ネットや某車系ポータルサイトで情報を集めていると、『スバル レガシィ』⇒『アウディ A3』に乗り換えている方が結構いる。そのベクトルは何なんだろう？と気にかかりました。自身『アウディA3 sportback』はデビュー当初から気になっていた存在でしたが、今回はキャンプ道具搭載など若干の車サイズUPは頭に合ったので、候補車にはしていませんでした。でも中古車巡りをしている時、前記の理由もありチョット浮気見チェックをしてみました。（笑）
座ってみると、悪くない空間じゃないですか。若干縦座り傾向なサイズ感ですが、むやみな高さは感じないし後ろも思ったより窮屈感はない。そして小さいと思っていたトランクスペースも案外深い。レレレ！
元来、ブリティッシュMINIやHONDAシティカブリオレを乗り継いで来たYuppa。この車に触れてみたらダウンサイジングなコンパクトカーの魅力もグッと現実的な魅力として印象に残りました。
調べてみるとトランクサイズは奥行き825mm幅1000mm、370Lの容量がありました。これはアルファ156ワゴンを凌ぐ容量だそうです。上部トレイをはずせば、それ以上の容量も確保できそうですし、うまく積み込めば、ユーノス500と同等の容積がありそうです。後席を倒せば無論、もっと積めるわけで寸法的にも現実味があるじゃないですか。かなうならサイズダウンもメチャクチャ魅力的、そうしたら同クラスのライバル『BMW 1シリーズ』もどうなの？との考えも出て来ました。
ここまで来て候補は『スバル レガシィ（Tワゴン＆B4)』『アウディ（A4&A3sb）』『BMW (3＆1）』となり、中古車巡りをしては色んな玉を見てみました。
そんな中見えて来た傾向は、スバルならMTをチョイスしたい。しかし事故車や多走行車が多く、お目がかなう玉になると結局、人気もありそれなりの値になってしまう。もちろんアウディ＆BMWも予算オーバー気味。どうして買い物って欲が出てしまうと言うか、当初の予算より高くついてしまうんでしょうね・・・。 A3のシッカリしたボディパネル周りを見てしまうと、レガシィのパネルがあまりに曖昧に見えてしまう・・（強度剛性とは、かならずしも同位しないのでしょうが。）
欧州車の中では、前記理由もありA3が気持ちの中では一歩リードしている感じ。BMW1シリーズは運転席アングルのフィーリングの合わなさや、A3よりサイズに無理感を感じ（シートなど低くおさえてスポーツ感を出しているのはイイのですが、横方向にサイズを取ってしまう分、トランクや後席空間の狭さというかサイズ的な無理感）サイズ的に大丈夫なら「A3 sportbackに魅力！」とのことで、最終「スバルレガシィ」と「アウディA3sportback」に絞り込むことにしました。そして試乗できるものならしてみようと。
業者を渡り歩くと、試乗OKと言ってくれる所もあり、うまい具合に試乗ができました。共に狙えそうなグレードの2種。
まずは『スバル レガシィB4 2.0GT 2006年型』なかなかの質感です。アクセルを踏んだときの速さはバカッ速、ボクサーエンジンを一度乗ってみたかったのですが、思っていたよりクセがなく、普通の常用域ではドライブフィールはホントにいたって普通だったのが少々残念でした。
続いて『アウディA3 SportBack 2.0FSI 2006年型』MT車を代々乗り継いできたYuppaにとって、乗り付けないトルコンATの滑り出しには、こんなもんだろうなとは思いましたが、スピードに乗りはじめた時の車の安定感はスバラシイです。ボディの緩さをほとんど感じないカチッとした箱空間に、足のしなやかさも感じ、一枚、二枚、上手な上質感に好感を持ちました。コーナーに入る感じもかなりスムーズな印象を受け、あきらかに今迄所有してきた車達とは異質な上質感を感じてしまいました。
試乗してみて大失敗！（笑）
速さはないにしても、普段域から上質感を味わえる『A3 sportback』の方に圧倒的な魅力を感じてしまいました。
『A3 sportback』だったらどんなグレードが狙えるのだろう？
評価的には『2.0TFSI』の200馬力DSGに魅力をとても感じますが、いかんせん狙うには予算オーバーすぎ・・。
価格的に有利なのは『アトラクション』ですが、装備の少なさと102psとのパワーにチョット・・・・。
『2.0 FSI』だと装備は・・、ですが150ps、20.4kg・mと願ったりのスペック。
『2.0 FSI』に絞って探す事にしました。
10台以上見たでしょうか。
なかなか、手に届きそうな玉は6万、8万kmと多走行車が多い中、とても気になる一台に巡り会いました。
「2005年型 2.0FSI 走行4.3万km」
2.0FSIだとオプションな自動防眩ミラーやキセノンヘッドライト、そして滅多に見ないスカイルーフというWのサンルーフを追加オプション品を備えているものでした。装備に関しては満足以上のものがあります。
実際見に行きました。前のオーナーが犬？と頻繁に乗り入れていたのか、犬らしき引っ掻きキズが多少みられるのと、付いているタイヤが5年以上前のものでカチカチひび割れ気味だった以外、エンジンの状態などイイ感じ。そしてココの業者、売りっぱなしではなく横に整備ガレージも持っており、購入者には無償でリフトやsnap-on工具、業者用の高圧洗浄器を貸し出してくれるという、更に愛車へのオイル交換も5000km or半年ごとに乗り続けているかぎり無償交換。しかもWAKO'Sという信頼できる高価なブランド物での交換とのこと。
車を見に行っているそばからも、現オーナーさん達がひっきりなしに出入りしていて、洗車したりパーツ交換したり・・・。なかなかフレンドリーな面白い業者さんでした。とてもYuppa向き。車を維持していく上でもカーライフが面白くなりそうな感じがありました。
小キズは、今の所沢で使っていれば少なからず増えていきそうだし（早速ドアパンチが付きました・・、このあたりの買物駐車の隣車への気の使わなさは閉口・・、逆に東京ではあり得なかったヒドさです）、タイヤは交換すればイイこと。
てな事も有り、少々予算オーバーな買物になってしまいましたが、折角所有する車にも愛着、価値観は持ちたいもの。
カミさんも気に入っているようで、特にサンバイザー裏のバニティミラーの小癪な演出に何気ない喜びを感じているよう、今時の車は皆そうなのかな？？（笑）、息子は乗り心地に不満（概ねカチカチ＆必要以上に空気圧を当初上げていたせいと思われる硬さと突き上げ）なようですが、デザインはスゴクカッコイイ！と。
私も使いはじめてみて、半径5.1mとのハンドル切りの良さやリアオーバーハングの少なさに、かなりの取り回しの良さを実感しています。そして決めポイントにも大きな要因になった希少なWサンルーフ、とても大きなウィンドウで、室内のこもった空気の換気から、明るさまで満足度が大きく、炎天下以外の時は大概活用しております。もちろん上質な乗り心地も。
てな事で、現在の愛車に着地した訳で今の所、大変満足しております。
早く今やっている仕事の請求を切って小金が入ったら、まずはタイヤを交換しなくっちゃですね。（爆）
購入して以来、あんまり乗れていない愛車。
今回の愛車の買い替えエピソード。
無機質ゴムブラックの愛車のシフトパネル、灰皿パネル、ドアパネルに興味があったフィルムを施行してみました。
