愛車プロフィール

Yuppa4代目オーナーカー
「ホンダ シティカブリオレ VF型」
1200cc 5MT FF

ニューヨークから帰国後、今度はオープンカーに乗りたくって購入。
借金持ちで帰国し、お金も無いしでチープなオープンカーを探しました。外車は維持費が高そうだしと候補にあがったのが、「ホンダシティカブリオレ」「マツダファミリアカブリオレ」。性能的にはファミリアが上でしたが、シティのトールボーイで個性的、ピニンファリーナが基本オープン化をデザインしたとあってBピラーに輝く「pininfarina」のエンブレムがお洒落。やっぱり個性を選ぼうとこちらになびくことに。

この車、欧州ビンテージカーのような古風な濁った混色が似合うと思い、折角だったら「日本風」で対抗しようと「日本の伝統色」の中から色をチョイス、最初は1/24のプラモデルを買い込み候補色を塗って確かめてみました。そうして「コレだッ！」と決めた色が「こきむらさき（濃い紫。古代日本においては、色と言えば紫のことで、紫は高貴な色の象徴だった。推古11年に聖徳太子によって定められた「冠位十二階」の最高位の色。 ）」。と博のある古代色。

仕事柄持っていた印刷用のカラー見本を持って「この色で塗って」と頼んでみましたが、業者は自動車専用のカラーガイドを出してきて「この中から選んでほしい」と。当然、こんな古代色は自動車用には無く、ごり押しで「やっぱりこの紫！」と頼むと「こんな色作れないよ〜！」と弱音・・・。だったらと、またゴリ押しで「じゃぁ自分で色を調合するから！」と現場に押し掛け使いそうな原色を揃えてもらい、自分で色を捏ねました。（爆）「この色で塗って！」あきれ顔で業者はオールペンしてくれました（笑）

この色、昼間は太陽の光を浴びて赤味に輝き、夜の蛍光色灯りに照らされると青味に落ち着きます。なかなか変化にとんだ表情豊かなイイ色でした。我ながら自画自賛。
からくも納車は、雪の降った日になりましたが、折角だからとオープンにして帰宅。親には「お前アホかッ！」と笑われたエピソードも。

この車もまた、違った世界観が楽しめる面白い車でした。