Yuppa3代目オーナーカー
「レイランド MINI 」
998cc 4MT FF
デザイナー生活が馴染んでくると、会社社長含めクセのある個性的な遊び車が揃う業界、自分もそんな影響で乗りたくなり購入した古いミニ。
当初は「VW ビートル?」「ミニ?」が候補で悩みましたが、近所にMINI SHOPがあって通いつめたのが勝因、MINIを購入。
「ビビッドなオレンジ色の車」に憧れて探したのですが、当然見当たりません。仕方なくイエローだった車を「朱オレンジ」にオールペンしました。その後はオモチャのようにパーツが豊富なのにハマり、レイランドのエンブレムからMINIのエンブレムに。LUCASのビンテージライト&ウィンカー、同じくLUCASフェンダーミラー、Mk2のメッキグリル、どストレートに組み直したワンオフマフラー。3倍コア増しラジエター。超小径モトリタ革巻きステアリング。SPAXのショートサス&HiLoキットでギリギリまでローダウン、下げ過ぎてマフラーを何度も落とし、やむなく後ろだけ車高を若干上げる始末。(笑)コズミック5J10インチホイールに165/60/10のワイドなADVAN Type-Dのタイヤをオーバーフェンダ無しで無理矢理はめ込んだ、超硬派な足回りが自慢でした。
トラブルも多く(笑)、首都高速、箱崎手前で突然ストール・・・。ハザードもつかなく、どうしたものかと福住出口まで手押しで強行脱出・・。高速を無事降りれてチェックをしてみると、電極が集中するターミナルが脱落、線がハズれまくって通電できなくなっていたなんてことも。また、皇居前、外堀通りを走っていた時、アクセルを踏んでも踏んでも徐々にスローダウン、メーターを見るとみるみるOILプレッシャーゲージが0になり、ダッシュボードが白煙に包まれ路肩に緊急停止・・。原因は古い型だったのでOILプレッシャーゲージまでの線が銅管で繋がれており、その銅管が劣化、亀裂が入りOILがダダ漏れ・・。気がつくと外堀通りにずっとOILの道を作っておりました(爆)かなりダダっ子な車でしたが、一通り?トラブルを経験すると弱所もわかってきて、要所メンテでかなり普通に乗れるようになりました。まぁそこに至るまでモディファイ、エンジンの組み換え含め、もう2台買えるぐらいお金をつぎ込んじゃいましたが・・・。
千葉の田舎では、まだMINIはめづらしく、またド派手なオレンジが人目を惹き、脇道に停めておくと子供が山ダカリ!なんてしょっちゅう。女友達も見た目のカワイさに「乗せて、乗せて!」と人気がありましたが、乗せてあげると、あまりの硬派な乗り心地に酔う人多数、皆、閉口・・。(笑)
他、友人同乗で、公道を走れるゴーカートのごとく目がついていけないほどの鋭いハンドリングをお見せすると、なんのサポートもないビニールレザーのシートから滑り落ち、「あのカーブは絶対曲がりきれないと思った」と青くなってた!ってなコトもありました。(爆)
全く「車の面白さ」を根底から、くつがえさせられた楽しい車で、間違いなく今まで所有した車で一番速く(感覚で)!一番シャープ!たかだか38PSの車にハラハラ、ワクワクされっぱなしでした。(笑)
機会があったら、またオーナーになりたいなと今でも思える車でした。