
先日、栃木県の運転免許センターに行きました。普通、他県の人間は来る用など無いですが、ここには栃木県警で使っていたマスタングとインパラが展示されているので見学をするため。
ここは栃木県の鹿沼というところにあります。県には1つしかありませんので、県民なら免許を取るために必ず来る場所です。さすが駐車場も広い。
駐車場から見て免許センターの左隣がクルマの保存されているところ。ガラス越しに見ることも可能ですが、奥にある交通教育館の係員に声を掛ければ、中に入って見学することも可能です。
交通教育館にはドライブシミュレーターなど設備があり、開館時間であれば自由に見たり体験が可能です。先にこちらに入り、一通り見学。中はだれ一人おらず、我々で貸切状態。

▲パジェロかな。係員に声を掛けてから操作できます。子供に遊ばれないようにするためみたいです
見学し終えたので、係員に申し出てクルマを見せてもらうことに。免許センターの人っていうのは不機嫌そうであったりどSな態度をとられる印象がありましたが、まさに快く対応してくれて気の小さい私には助かりました。
まずはマスタング先生。

こちらは1973年モデル(VINナンバーでも確認しました)のMach1。この型最後のモデルイヤーです。1973年6月18日にJA栃木共済連より寄贈。景気の良い話です。351cu.in.を搭載し、県警本部の高速道路交通警察隊で使用されました。これを当時見た人はさぞ驚いたと思います。
1984年1月26日に退役し、大体10年間使用されました。走行距離が見えませんでしたが、どれくらい走ったんでしょうかね。実際に活動することは少なかったのかもしれません。
ちなみにマスタング先生はミシガン州ディアボーン生まれ。まさか日本でパトカーになるとは思ってなかったでしょうね。
ちなみにこちらはオートアートより1/18モデルで発売されています。気になる方は是非どうぞ。
●マスタングその他の画像はこちら
続いてインパラ師匠。

こちらは1960年モデル。しかし導入は1962年7月28日と2年間のタイムラグがあります。遊び歩いてたんでしょうか。これは県費の税金で購入されています。エンジンは排気量からして 283 cu in (4.6 L) Turbo Fire V8のようです。思ったよりも排気量は小さいですが、このモデルとしては普通の選択肢のよう。2ドアコンバーチブルで、天皇・皇后両陛下の那須御用邸に来られた時の警護にあたったようです。さすが長生きで1990年7月4日の廃車まで使用されました。距離計はよく見えませんでしたが、次回オイル交換は「72656」となっていました。mileかkmでだいぶ違いますけど。それでも大して走ってませんね。
装備は比較的廉価な印象。手動ウインドウにエアコンレスでミッションはマニュアルでした。
●インパラその他の画像はこちらから
ちなみに隣には白バイも2台展示されていました。

▲▲CBX750P
▲CB750P
撮影も完了したので、免許センターを出発し足利市駅前へ。
この辺りで営業している両毛センターの中山タクシーに素敵な丸目クラウンが現役で活躍している姿を見るため。以前も見かけたことはありましたが、写真が撮れなかったので。
足利市駅に着くと、なんと!ロータリーに可愛らしい姿が居るじゃないですか。

やはりこのエリアでもクラウンコンフォートが幅を利かせていますが、1台だけ止まってました。関東近県では130系自体は居ても、丸目のタクシーは皆無に等しいかと。東京でも丸目は見かけませんね。私が都内で最後に見たのは東都タクシーで2003年頃。当時でも既に珍しかったのでよく覚えています。
2台目にいたので1台目に人が乗るのを待ち、結局乗っちゃいました。大体20分くらいで3500円でした。ホイールキャップ付き、サイドバイザーはすべての窓に付いてるので装備は良い方。中はクラコンに比べると狭い印象です。コラムATのベンチシートで、37万キロ(忘れちゃいましたがそれくらいだったかと)走行していました。運転手さんに変な奴らだと思われたでしょうね。やっぱり古いクルマなんで運転に気は使うそうです。ちなみに運転手さんが担当になってから一番遠い目的地だったのは岩舟だとか。
今や貴重な「クラシックカー」です。他地域での生存率は分かりませんが、これからも長生きしてくれると良いですね。
余談ですが愛知の中古車屋「アクセル426」に同じ型の中古が出てますね。お金があれば欲しいです・・・
Posted at 2012/02/23 18:51:08 | |
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