愛車プロフィール

R1200GSからの乗り換えとなる新たな旅バイク。アドベンチャーカテゴリーの中で一番楽しいバイク。クルマで例えるならポルシェのマカン、カイエンが近いイメージかもしれない。

LC8と呼ばれる1301cc 75° V-Twinは非常に太いトルクとパンチのある高回転域のパワーを持ち、とてもパワフルで速く楽しいエンジン。そしてシャシーは左右に振り分けた燃料タンクのおかげで重心は低く、かつ軽量。BMWの縦クランクのようなジャイロを感じないフィーリングとは異なるものの、アドベンチャーカテゴリーでは異質と言えるほどヒラヒラと軽く楽しいハンドリング。こういう基本が楽しいバイクの上に、プリロードやダンピングまで手元のスイッチで非常に細かくセッティング出来る前後のセミアクティブ・サスペンション（もちろんAUTOモードもある）、バイクではまだ普及していないACCもあり、楽しさと快適性を併せ持ったオンロードの長距離ツアラーとしてとても完成度の高いモデル。

中高回転域でのエンジンの振動が大きいこととメンテが必要なチェーンドライブであることが超長距離ツアラーとして数少ない難点かな。（その分軽量ではある）