関西圏に棲息する私にとっては東京都よりもやはり大阪府の状況の方が気になります。
というわけで第4波あたりからの府発表の陽性者数をウォッチしていました。
そのついでに少し遡ってとりあえず2021年分の10万人当たりの市区町村別陽性者数データをグラフ化なんて暇人なことをしてみました。
休み明けの日は陽性者数が少ないなど、データをそのまま使うと読み取りにくいのでグラフは7日間平均です。
線色は府の地域分けを参考に以下の通り。
赤：府全体
黒：大阪市
緑：三島地域（吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、島本町）
青：豊能地域（豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町）
黄：北河内地域（守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真市、四條畷市、交野市）
灰：中河内地域（八尾市、柏原市、東大阪市）
茶：南河内地域（富田林市、河内長野市、松原市、羽曳野市、藤井寺市、大阪狭山市、太子町、河南町、千早赤阪村）
紺：泉北地域（堺市、泉大津市、和泉市、高石市、忠岡町）
薄灰：泉南地域（岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、熊取町、田尻町、岬町）
ちなみに市町村別で見ると「大阪府外」といった項目がありこれを省いているため、一般に言う「大阪府の新規陽性者数」とは異っています。
この辺り、オープンデータが公開されていないので手作業になってめんどくさい・・・
全データを表示すると人口の少ない自治体で陽性者が出たときにグラフが乱高下して見えにくくなっています。
ここで平成16年と少し古いですが、愛知県の「分権時代における県の在り方検討委員会「最終報告書」」で
「全国都道府県の人口及び面積等」という資料では政令指定都市と東京23区を除いた市の平均人口が100,510人とあり、人口10万人当たり陽性者といった場合には日本に限れば乱暴な言い方かも知れませんが1市当たりの陽性者数といったイメージになりそうです。
というわけで町村を除き市だけでグラフ化してみました。
このグラフを見ると明らかに大阪市が多く、府全体の数値は大阪市に引っ張られています。
数値で見ると人口比では府全体の30%程度の大阪市が新規陽性者数では40～50％を占めている状況です。
今現在の第5波はすでに第4波を超え、特に大阪市が突出しています。
大阪市以外を見てみると第4波(4月初め～5月半ば)では茶線と灰線が府全体より高い傾向で、市単位で見ると八尾、松原、大東、羽曳野、東大阪、四條畷、大阪狭山が府全体より高い週が多く、柏原、羽曳野、藤井寺が府全体付近の数値となっています。
この市の位置関係を地図を眺めると・・・大東、四條畷と大阪狭山を除いて近鉄大阪線、近鉄南大阪線の利用客から拡がっていたのかなと考えています。
データは残していませんが近鉄大阪線、南大阪線のその先である奈良県はその頃に県内陽性者数が増えて、その地域が香芝市、大和高田市、葛城市、橿原市といった辺りに陽性者が多かったことも裏付けているように思います。
そして今の第5波。
同じ傾向かと思いきや緑線と黄線、青線が高い傾向です。
市では吹田、守口、門真、摂津、東大阪が府全体より高い週が多く、豊中、寝屋川、茨木、藤井寺が府全体付近となっています。
どうやら大阪府北東部～北部が多くなっています。
東大阪と藤井寺を除くと阪急宝塚本線、阪急京都線、京阪本線沿線でしょうか。
まだはっきりした傾向は出ていませんが京都府も増えてきていることから、この辺りが要注意と考えています。
そもそも不要不急の外出は控えるべきですが、その中でも陽性者が増加傾向の地域はできるだけ避けようと思いデータをまとめてみましたが、東大阪、藤井寺も多いので大阪府南西部以外はほぼ全域で注意が必要ですね。
と陽性者数が増加だ～！
と書いているものの、次はこちらのデータ。
大阪府の新規陽性者数とコロナ関連の死亡者数。
左軸が陽性者数、右軸が死亡者数とし、その比を1：40としています。
こちらも7日間平均です。
1月の第3波、4～5月の第4波の頃には陽性者数が変化してから3週間後に死亡者数が追随するように変化しています。
でも陽性者数が過去最多と言われる今の第5波は7月半ばから明らかな増加傾向ですが、死亡者数がほとんど増加していません。
死亡者数が増えていないのは
重症化リスクが30代と比較して25倍以上に跳ね上がる60代以上へのワクチン接種が進んでいるからと思われます。
現状ではCOVID-19への対策として確実なのはワクチン接種と人の接触の抑制だけです。
そのうちのワクチンの効果が目に見えて出てきているのは1日100万回接種を目標にし、
すでに実現している政府のおかげでしょう。
もちろん早いに越したことはないのですが、目標を掲げたときにはマスコミや（自称？）専門家が無理ｗｗと言っていたことが達成されているのですから。
それでもワクチン接種の遅れが～と言っているマスゴミは何なんでしょうね。
ただ接種開始が遅かったというのは政府の責任と考えることもできます。
結果論になりますが
野党の臨床試験が必要だという声に与党の数の暴力ｗで押し切ることができたわけですから。
ワクチンを打てる年齢のうち8割が接種を希望するとしたら、およそ1億7000万回接種が必要と考えられ、現在9100万回接種なので残り8000万回ほど。
現状では1日平均120万回ほど進んでいるので、ワクチンの輸入量に問題がなければあと2ヶ月半ほど、11月頭くらいには望む人にはほぼ行きわたる計算です。
私も出かけたくてウズウズしてますがもう少し我慢するようにします。
う～ん、マスゴミや夜盗や痴呆自治体首長やそれらからの情報に流されている人に書きたい愚痴はいっぱいあったけど長くなったし取り留めがなくなったのでこの辺で。
最後に
日本の夜明けは近いぜよ！
