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2012年05月13日

2012年5月13日 愛鷹登山口から位牌岳まで(愛鷹連峰)

2012年5月13日 愛鷹登山口から位牌岳まで(愛鷹連峰) 5月13日、今日は地元の愛鷹山を山歩きする事にした。
 
愛鷹山は富士山と同様に富士市民にとって馴染みのある山だが、愛鷹山の登山に関しては私はあまり縁が無い。
 
2年半前に1度だけ越前岳と黒岳を登ったが、それが結局最初で最後になってしまった。 
 
毎日のように見掛ける愛鷹山は子供の頃からどんな場所なのか強い興味があったし、知り合いから聞いた鋸岳の岩場にも興味があった。 

という事で、今回は裾野市の愛鷹登山口からスタートし、大沢~割石峠~蓬莱山~鋸岳~位牌岳~前岳という前回とは違うコースをとる事にした。 
 
  
 
 
今回の山歩きでデビューしたザック、オスプレーのケストレル28。
 
28リットルの容量はデイバッグによくあるサイズだが、実際の収納量はもっとあるのではないかと思う位たくさん物が収まる。
 
これなら余裕を持ってビヴァーク用の装備も収納出来そう。 
  
またザックを背負ったままトレッキングポールやステッキを脇差のように装着出来る機能が非常に面白い。
 
重い荷物を重く感じさせない背負い心地も素晴らしいが、調整し締め付けたショルダーハーネスが、歩いているうちに段々と緩んでしまうような気がする。
 
もしかしたら使い方が悪いのかもしれない…今後しばらく様子見をしてみよう。
 
 

 
富士市から見る愛鷹連峰(愛鷹山)の典型的な姿(*2011年撮影)。
 
愛鷹連峰は元々は富士山と同じ成層火山だが、富士山が誕生するよりもはるか昔に火山活動を終えた山という説がある。
 
火山活動を終えてからが長いので、山体崩壊が進み現在の山脈のような姿になっている。
 
今回は、画像真ん中のピークの位牌岳を目標にする事にした。
  
位牌岳(いはいだけ)と聞くと不吉な感じになってしまうが、名前の由来は全く分からない。
 
 

 
裾野市の愛鷹登山口。
 
私は7時頃に到着したが、登山口の駐車場には既に数台の車が停まっており何人かの登山者が準備をしていた。
 
今日は雲が多いものの、天気は概ね良いようなので登山者も多いのだろう。 

私も準備を進めようとしたら、腹の調子が悪くなってしまい急遽最寄りのコンビニまで移動する事にした。
 
コンビニのトイレを借りようとしたら紙が切れていたというハプニングがあったが、何とか用を足し登山開始予定の8時に間に合う事が出来た。
 
駐車場は更に台数が増えており、結局私はそのうちの1番最後のスタートになってしまった。
 
最初は割石峠を目指す。
 
 

 
大沢を横切る。
 
登山口から割石峠までは、沢沿いや沢を横切るコースになっている。
 
つまりガレ場が多いコースになっているので、足元に注意せねばならない。 
 
 

 
コースの途中、東沢の分岐。
 
前岳・位牌岳へ通じるコースは下山道に使う。
  
 

 
 
前岳の分岐を過ぎると、大沢橋を渡る。
 
 

 
コースには、登山ガイドなどでも記されている大杉がある。
  
 


 
この辺りは、自然林が多く気持ちの良いコース歩きが出来る。
 
登山口から大杉までなら快適なハイキングが楽しめるかも。
 
道迷いしないよう手書きの指標や、多くの方々のご厚意だろうか手積みのケルンが多く置かれている。 
 
  

 
この辺りのトウゴクミツバツツジはそろそろ終わりか。
  
 

 
 
大杉にて。
 
名前の通り大きさと高さが凄いのはもちろんだが、奇妙な枝分かれをしていて面白い。
 
今回の服装はポリエステルのランニングシャツと長袖のTシャツ、ポリエステルの下着に薄手のズボンで夏用に近い。
 
歩いていると汗ばんでくるが、時々強い風が吹いてくるので上着を1枚着ようか悩む。
  
結局、このまま歩く事にした。
  
 

 
沢の中を歩く事が多くなってきた。
 
石がゴロゴロ転がっているので歩き難い事この上ないが、コースはまだ勾配がきつくないので体力的には問題ない。 

 

 
段々と勾配がきつくなってくる。
 
 

 
途中で咲いていた花。
 
紫色の花はタチツボスミレで、黄色い花はヘビイチゴだろうか。
 
 

 
ガレ場歩きの上に更に急登になってきた。
 
割石峠までは近いが、歩き難く体力的に負担が掛かる。 
 


 
割石峠に到着。
 
画像左方向は私が目指す位牌岳までのコースで、画像右方向は呼子岳を経由し越前岳へ向かうコースである。
 
割石峠は風が強く、気温は10度くらいだが体感的にはもっと寒かった。
 
ここに来るまで、途中で歩いている人の姿は全く見なかった。
 
恐らくは、黒岳経由で越前岳を目指す人が多いのだろう。
 
私のように大沢を通って位牌岳を目指す人は今日は少ないかいなかったのかもしれない。
 
 

 
 
割石峠という名前の通り山がV字に切れ込んでいる。
 
隙間からは富士市街地や駿河湾が見えたが、今日は遠方の景色は霞んでいた。
 
下は急な斜面になっていて見ていて怖い。
 
割石峠から蓬莱山へ移動する。
 
 
 
 
途中でこんな指標があったので寄り道してみる。
 
強い風の中、痩せ尾根の先っぽみたいな所へ移動してみると…
 
  

 
眺望の良い場所に出た。
 
愛鷹山は眺望の良い場所が少ないような気がするが、この場所はとても良かった。
 
目の前には立派な形をした大岳が見える。
 
今回は行かないが、大岳も機会があれば行ってみたい。
 
 

 
蓬莱山から位牌岳まで続く鋸岳の稜線。
 
いよいよ風が強く寒くなってきたので、上着を1枚着る事にした。
 
今回はモンベルのシャミースという薄手のフリースを着た。
 
パタゴニアのフリースよりも軽くコンパクトで収納に便利だし、行動中は常に汗ばむので薄手でも保温性は充分である。
 
 

 
*蓬莱山には立ち入りを警告する看板が立っているので、立ち入るか引き返すかの判断は自己責任でお願いします。
 
万が一の事故など責任は一切持てませんので、引き返す事を強く勧めます。
 
 
 
 
麓から見る鋸岳(*2009年、沼津市桃里付近から撮影)。
  
 


 
 
気の抜けない鋸岳。
 
稜線歩きではなく全てトラバース(巻き道)していくが、鎖場が多く足場が無い場所すらあった。
   

 
 
鋸岳の稜線から東富士演習場を望む。
 
 

 
箱根の金時山が見える。 


 
 
越前岳~黒岳の稜線にある北白ガレン。
 
 

 
越前岳の右側の稜線の向こうには富士山。
 
宝永山の火口も見えるが、この後雲ですぐに隠れてしまった。
 
 
 
 
位牌岳近くの最後の長い鎖場を登って行く。
 
蓬莱山から位牌岳までは、とにかく気が抜けないコースだった。
 
 

 
山頂付近は雲が掛かっているのか、目の前を煙のように雲が流れていく。
 
 

 
位牌岳山頂近く。
 
ヤマザクラは殆ど散っていたが、ほんの少しだけ残っているものもあった。
 
 
 
 
 
位牌岳山頂。
 
位牌岳は眺望はそれほど良くないらしいが、雲が掛かっているので全く景色は望めなかった。
 
ここでようやく歩いている登山者を発見。
 
別のコースから位牌岳に来た年配の男性で、お互い単独だったので交代でカメラ撮影をする事にした。
 
その方と少し話をしてみたが、40年以上昔20代の頃に愛鷹山縦走をした事があるという。
 
相当なベテランという事が分かる。
 
やがて、男性2名パーティーと女性2名パーティーが登ってきたので、山頂は少しだけ賑やかになってきた。
 
私も少しだけ休憩する事にしたが、身体が冷えると動くのが億劫になってしまうので、そこそこの休憩で移動する事にした。 
 
位牌岳の後は、前岳を経由し下山する。
  
  
 
 
霧ではないので道迷いの心配は無いが、周りが雲に囲まれているのはあまりいい気分では無い。
  
 


 
前岳へ向かう稜線で小さな花を見つける。
 
先ほど位牌岳でお会いした方から聞いたのだが、この花はイワカガミという花らしい。
 
ただこの付近で見つけるのは意外だったようで、調べてみたらどうやら亜高山帯から高山帯に生育するらしい。
 
愛鷹山は最高峰の越前岳が標高1504mで、2番目の位牌岳が標高1457.5mで亜高山帯よりも若干低い。
 
 

 
 
前岳付近でも痩せ尾根が多い。
 
鋸岳ほどではないが、愛鷹連峰は全体的に険しい場所が多い。
 
前岳を過ぎると、大沢まで一気に標高を下げる急な下りが始まる。
 
急な下り坂は滑りやすく危険だが、ストックやステッキを使えば安定感が増し非常に役立つ。
  
 

 
怖ろしい下り坂だが、コースの途中眺望の良い場所で一息つく。
 
緑が深く気持ちが良い。
 
 
 
 
下り坂で見掛けたトウゴクミツバツツジ。
 
同じ山域でも、標高によって開花時期が違っていて面白い。
 
 

 
…これは一体?
 
 

 
先ほどの東沢の分岐点に着いた。
 
後は元来た道を引き返し、やがて登山口の駐車場に着いた。
 
駐車場は更に車の台数が増えていたが、朝見掛けた車は殆ど撤収しているようで、私より後に来た車が多かった。
 
駐車場近くの山神社でお参りをして帰宅した。
 
 
今回の山歩きは、久しぶりに本格的な登山のコースとなった。
 
今回のキーポイントはやはり鋸岳の岩場だが、現在進行形で風化や崩落が進んでいるこのコースはいずれ大崩落で通れなくなるかもしれない。
 
今後もしも事故などが起きれば、罰則の対象になる可能性も決してゼロとは言えない。
 
鋸岳のコース取りは、今回が最初で最後になるかもしれない。
ブログ一覧 | 山歩き | 日記
Posted at 2012/05/13 21:58:11

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この記事へのコメント

2012年5月13日 23:01
今日は穏やかな天気でしたね(^^)

トレッキングかなと思いましたが、険しい山道だったんですね。
写真で見ただけでも、ちょっと怖い感じがします。

装備をしっかりとされている様ですが、単独での行動は無理しないでくださいね。

コースで出会う草花の写真がホッとします(^^)
コメントへの返答
2012年5月14日 0:15
こんばんは、noppoさん。
 
麓は穏やかな晴れでしたが、山の稜線は風が強く吹いていました。
愛鷹山は、見た目以上に奥が深い山で、写真でも見て分かるように険しい道が多いです。
特に鋸岳は、崩壊が進み将来通れなくなるかもしれませんので、今回最初で最後の稜線歩きになると思います。
自己責任という意味をもう1度考え、引き返す勇気も持ち合わせるよう心掛けたいと思います。
 
愛鷹山は多彩な植物を鑑賞できる山でもあります。
ただコースは全般的に険しいですから、装備や体力作りは必要ですね(´∀`;)。
2012年5月14日 21:05
僕はocyappachiさんと、登山して間もない頃に一度行って以来、行っていません…

富士登山から登山を始めた僕にとっては、玄人向けと思える愛鷹山の魅力は、当時は全く分かっていなかったと思いますf(^^;)

画像を拝見しても、看板などもあまり新しくされていないですし、寂しげですね…

森も随分と樹齢が長い木が多そうですね!!

鋸岳まで行かれたとは、驚きです!!

イワカガミ…僕は北アルプスで何回か見た事有りますが、まさか愛鷹山で咲いているとぱ+。(ノ`・Д・)ノオォ
コメントへの返答
2012年5月14日 23:13
こんばんは、紅葉32さん。
 
愛鷹連峰を初めて登った時は紅葉32さんとご一緒でしたね。
最初の登山では、あまり愛鷹連峰の魅力に気づく事が出来ず、あれ以来登る事がありませんでした。
今回は別のコースを歩き改めて魅力に気付く事が出来ましたが、鋸岳は今回を最後にしたいと思います。
一応鎖が新しくなっている箇所もありましたが、岩肌が脆く崩壊も日常的に進んでいるようです。
 
愛鷹山は植林地帯も多いですけど、割りと低い標高から自然林を見る事が出来ます。
樹齢の長そうな木も多く見えましたし、植生も豊かだなと思いました。
トウゴクミツバツツジは見れましたけど、アシタカツツジはこれからでしょうかね。
イワカガミ…位牌岳でお会いした方も意外だと仰ってましたので、結構珍しいのかもしれませんね。

プロフィール

「@なべちゃん. 宝の山(・∀・)」
何シテル?   05/17 18:12
元々インドア派だったので、あまり家に籠らないようにしています。
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