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2013年05月12日

M2 1015の真実  vol.5  50台限定の謎

M2 1015の真実  vol.5    50台限定の謎







    k-car special vol.44 & 46




皆さんこんにちは。最近ご飯が美味しくて体重が0.1tに近づいてきてしまったロバのイーヨーです。


GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?


私はと言えば、今までずっと蓋をしていたAZ-1の部品倉庫の片づけを始めて見ました。


以前は20フィートコンテナ(約8.5畳)に満杯のパーツがあったのですが、自分バブルがはじけた時にだいぶん処分してしまった為、今では約4畳のコンテナ2/3に収まる位まで減ってしまいました。








しかし、そろそろ本格的に絶版パーツが出てきてしまっている為、ガラスや内外装パーツにゴム部品だけではなく、フレームや足回り等の専用パーツの保管を始めようかと思いAZ-1以外の自動車パーツの処分やAZ-1関係の書籍・グッズの整理などをしなければと思い、GWと今日の日曜日を利用して少し片付けてきました。



しかし、生来の怠け者の私は、片付けている最中に懐かしい写真や雑誌が出てくるとついつい読み始めてしまい、片付けがおろそかになってしまう為、全く進みませんでしたorz


しかし、その中に懐かしのK-car スペシャルがどっさり入った段ボールが出てきてペラペラめくっているうちにM2 1015の広告が載っているページを見つけました。










センス良い広告だなぁ。今見てもカッコイイですよね!

しかし、当時はほとんどの雑誌にはこの広告は載りませんでした。宣伝広告費の関係でしょうが、Kスペと後2冊くらいだったかと思います(当時は発売されたクルマ雑誌をほぼ全て立ち読みしてた)


そして、この広告の載っているKスペvol44(1994/7/27発売)にはカラーページでこのM2 1015の紹介記事がありました。


今日はその紹介と、よく中古車情報に載っているM2 1015に書かれている『限定50台』の謎に迫りたいと思います!














待望の発売開始   動き始めたM2デザイン


マツダのデザイン工房、いわばカロッツェリアともいえるM2。これまでも数々のスペシャル・マシンを作り上げている。

そのM2がデビュー以来、開発を進めているのがAZ-1だ。1015というコードネームのもとにプロジェクトが動いていた。

今回、発売されることとなった1015はM2がデザインしたエアロを身にまとった特別仕様車という扱い。限定車として全国のオートザム店から販売される。

開発当初はヘッドライトの角目化も検討されていたが、結果的にはノーマルのヘッドライトを使い、ボンネットのライト部分のカットを工夫することによって、角目のような印象に仕上がっている。







まさにデザインの妙といえるだろう。さらにシビエ製のフォグランプが埋め込まれ、それらに合わせて力強いラインを形成している。

フロントバンパーの形状も変更されている。一見するとノーマルと、さほど変化が感じられないが、これは全長を伸ばさないようにしたため。デザイン的にはノーマルをスッキリとさせ、さらにエッジを効かせたものとなっている。






リアビューを引き締めるリアウィングは、他に類を見ない独特の形状。全体に微妙な曲線で構成されているのが特徴的だ。







これだけの特別装備に加え、ボディのオールペンまで施され、159万8000円で用意されるというからビックリ!

塗装はサイドシル、リアバンパーはもちろんのことドアミラーまでという徹底ぶりだ。ディーラーで扱う特別仕様であってもM2がプロデュースしただけの高いクオリティを実現している。






このM2 1015のオーナーになれる幸運な人はたったの50人。その一人になりたいならば、今すぐディーラーへ走れ!







以上 K-carスペシャル vol44 p39 より抜粋





さて、それでは次に『 M2 1015 限定50台 』の謎に迫っていきましょう。

上記紹介記事に限定50台としっかりと書かれていますが、同じ号に載っている広告にもちゃんと『 限定50台 』と書かれていました!

それがコチラ。





ん!?よく分かりませんか?

それでは白矢印部を拡大した写真がコチラ












 全国限定50台のインパクト性能、誕生。

なるほど、バッチリ書かれていますね。

しかし以前レポートさせていただいた通り、M2 1015は220台以上が契約されております。

くどいようですが、その記事が→コチラ




ではいったい50台→220台余とはなぜこうなったのでしょう。

実はその秘密は3ケ月後の1994/10/18に発売されたKスペ vol46号に答えがありました!





なんと、他の雑誌にはほとんど載らなかったM2 1015の広告が再び!

しかも同じ広告かと思ったら白矢印の部分のみ変えられていました。

ここをアップにしたものがコチラ
















 
ご要望に応え、ふたたびエントリー。



なんだよ、思ったより受注が多かったから追加販売決めやがったなwww


まぁ当時は全くAZ-1が売れずヤードにゴロゴロ新車のAZ-1が放置されていたと言いますから、もしかしたら50台も売れないんじゃないかと思っておっかなビックリ出したんじゃないかと。

所が思ったより受注があったのでふたたびエントリーしたんでしょうね。きっと。


だから中古車販売で『限定50台』と書かれているのは嘘じゃないんですね。
ちゃんと雑誌広告に書かれていますから。


結論


M2 1015は当初限定50台で販売されたが『ご要望に応え、ふたたびエントリー。』により合計220余台が契約されたという事で良いかと思います!









P.S.

ところで、一枚だけ載っていた先行開発モデルカッコイイですよね!






これはM2 1015Aと呼ばれていましたが、WRCを戦うラリーマシーンの様なカラーリングもイカしますね♪

AZ-1の開発デザイナーの一人。市川さんと言う方が担当されていたそうです。私の乗っている1015Bの幌もこの方の開発だと聴きます。

もしも機会がありましたら是非お会いしてお話聞いてみたいですね!





ブログ一覧 | M2 1015 | クルマ
Posted at 2013/05/12 23:08:21

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この記事へのコメント

2013年5月12日 23:20
限定50台×2と思っていましたが・・・×4???(^_^;)

遮光板&シール&飛び石で白い斑点の付いた黒いアゴ・・・

今後も頑張ります♪
コメントへの返答
2013年5月12日 23:43
M2 1015 AZ-1さん、コメントありがとうございます!

正確な台数は調査中ですが、とあるM2に詳しい方(ロードスターの方ですが)情報では300台弱という情報もあります。

今後も追跡調査していきます(^-^v

でもアゴの部分の黒い塗装されていない方もいらっしゃいますが、あれイイですよね!

今後も頑張ってくださいね!
2013年5月13日 0:48
なるほどそれで中古車が現状でもあれだけ出てるのですね。しかも値段的にノーマル車とほとんど変わらない。

50台限定なら、中古車市場に玉がなく、あっても値段が新車価格の二倍三倍は当たり前ってはずなのに変だなって思ってたんです。

ちなみに僕は、エボⅢにも昔乗ってたんですが、あれ1000台限定で発売後すぐにベストカーやらカートップが『すでに完売!』って大騒ぎしてた時、地元のディーラー行ったら……

『いや、イエローじゃなければいくらでも作りますから大丈夫』って言って受注してくれました。
実際、車体番号も1000台なんか遥かに超えてましたよ。
コメントへの返答
2013年5月13日 21:03
リーダー@東よ組さん、コメントありがとうございます!

そうなんですよ、中古車市場や皆さんがお持ちのM2 1015見るとどう考えても50台ってことは無いかと思い、色々と調べたらとりあえずここまでわかりました。

エボⅢイイですね!まだあの頃まではライトウェイトって感じがします。

三菱は伝統的に受注に応えてくれるみたいですね

友達がスタリオンのワイドボディ限定50台を買ったのですが、これも受注で50台過ぎても受注OKだったみたいです。
2013年5月13日 5:18
ロバさん いつもありがとう♪

限定50台のはずが注文殺到って感じですかね?

探せばいくらでも出てくる~って感じですよね!

我が輩もM2と決めて探した訳ですが、商談決裂とか業者オークション落札したのに流札にされたりでした

書類上M2でもボンネットが交換されているとM2として識別できないですし、M2探してる我が輩には問題外でした
コメントへの返答
2013年5月13日 21:12
ULAさん、いつもコメントありがとうございます♪

確かに4倍以上の契約が取れたようですから在庫整理でソレーと売り切っちゃったんでしょうね(^^ゞ

ザックリですがキャラの約半分くらいの台数がM2 1015だと思うとキャラの方が今ではレアかもしれませんね。(イメージですがキャラはM2に比べて廃車率が高いカモ)

ULAさんはM2を探して購入されたのですね。

それは大変でしたね(゜o゜)

2013年5月13日 6:56
M2 1015はパッケージ発売のもの以外にエアロ交換したなんちゃってM2もいるからいったい何台になるのかな~冷や汗
ボンネット開けるとパッケージかなんちゃってか判るんだけどね~ウッシッシ


ところで市川さんはあの市川さんとの関係が気になる~わーい(嬉しい顔)
コメントへの返答
2013年5月13日 21:14
ろぼこんさん、コメありがと~♪

確かになんちゃってを加えるとさらに増えるカモ~

確かにボンネット開けて例のブツを確認すれば一発ですよね~

えっ!?開発デザイナーの市川さんとあの市川さん関係あるんですか~??
2013年5月13日 8:58
M2 1015の販売価格は、手を入れた内容を考えるとお安く感じます。在庫がだぶついていたから安めの設定なのか??
この広告写真は今見ても格好いいね。うん。
コメントへの返答
2013年5月13日 21:19
助六殿、コメント感謝ですm(_ _)m

確かに今考えると格安ですよね!

正にその通り、在庫一掃セールの為の発売だと思われます。
この広告写真は昔付き合っていた彼女が住んでいた碑文谷の近くのマツダディーラーのエントランスです。(旧M2ビル)

隙を見て写真撮りに行こうと企んでいます
ヽ(^o^)丿
2013年5月14日 7:41
1015のデザインテーマはラリーカーだったんですね。それでフォグランプが追加されてたんだとわかりました。環八のM2ビルに何度か行ったことがあります。特徴的な外観は今もそのままですが、中身は斎場のようですね。マツダはデザインの発信力が強いように見えます。またM2のような工房を作って欲しいですね。
コメントへの返答
2013年5月14日 21:54
studio-k2さん、コメントありがとうございます!

そうなんですよ。実はチューニングもされる予定だったみたいですが、このデザインテーマは好きでした♪

環八のM2ビル行かれた事ありますか!イイですね!
確かに今は最上ですよね(^^ゞ
本当にまたM2の様な工房が出来ると良いですね♪
2013年5月14日 23:52
1015Aは、ルーフウイングっぽいけど何の役にも立たなそうなあのパーツが以前から気になっているのです。

やっぱ飾りなのかな?
コメントへの返答
2013年5月15日 22:30
墨@mistletoeさん、コメントありがとうございます。
ルーフウィングっぽいの確かに付いてますね!

確かKスペに1015Aの載っている号があったと思うので、見つかったらそのうち載せますね(^^ゞ

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「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
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