TOM’S ANGEL T01 made by TOM’S GB
皆さん、こんにちは。
連休中は毎日遊び呆けた上に、日曜日も新舞子サンデーに遊びに行っていたら仕事がたまって全然ブログの更新ができないロバのイーヨーです。
さて、もう10日近く前の事になりますが、まいこさんでは本当に色々なクルマを見る事が出来ました。ABC好きな自分ですが、それ以外にも度肝を抜かれるようなマシーンがたくさん集まっていました。
その中から今回はこの2台を紹介しましょう。
まずはYMモービルメイツ ami !
どうですか。この軽自動車なのに
圧倒的な存在感!
写真等では何度か見た事があったのですが、
本物はマジ凄いです。
久しぶりにクルマを見て
度肝を抜かれました!
イヤ、本当スゲェよこのクルマ。。。。。。
見てください、このリアウィング!
かつてこんな暴力的なウィング見た事ありませんよ!
GTウィングなんて目じゃない存在感。
リアボディサイドのエアインテーク風のくぼみとそれに付けられたブラックのカラーリング(穴は開いていない)
その対比が織りなす視覚効果のせいなのか、とても軽自動車に見えない全長。
(実際は軽規格に収まっている)
ヤマハ発動機のグループ会社であるワイ・エム・モービルメイツから限定600台で発売された『 ami 』。
ダイハツのオプティをベースに開発され、グレードによって215万円~254.5万円で発売されていました。
そして、実はこのクルマ、AZ-1なくしては存在できなかったかもしれないのです。
それがコチラ!
リアのテールランプが!
AZ-1のパーツを使用しているんですね。
しかし凄いリアビューだなぁ。後走っていて前にamiが来たらビックリしますよ(笑)
マフラーが2本出しなのカッコイイですね♪
そして斜め上から見るとサイドビューも真っ直ぐじゃなくて綺麗にラウンドしているんですよね。
すごく繊細なボディサイドのデザインに痺れました!
良く見るとボディワークのレベル高いなぁ。
全然ヤッツケで作った感じじゃないです。
さすがハンドメイド。
うーんヤマハ恐るべし!
そしてオーナー様にカタログまで見せていただきました。
色々とお話を伺うと600台限定なのに3台しか販売されなかったそうです。
なにせ当時このクルマを買うには、首都圏15ヶ所の『ぴあステーション』で申し込みをしなければ買えなかったという斬新な販売方法でした。(もちろんショールームなんてない)
アフターサービスは、ダイハツディーラーでやってくれたみたいです。
(車検証もダイハツでした)
いかがでしたでしょうか、YMモービルメイツの ami
ホント、写真じゃこのクルマの凄さは
1/100も伝わらないですよ!
クルマ好きでしたら、是非一度見てもらいたいです!
そして、このクルマのオーナー様はみんカラをされていましたので紹介させていただきます。
オーナー様のページは
→コチラ!
YMモービルメイツさん、当日は大変お世話になりました!
色々と教えていただきありがとうございました(*^_^*)
そして、まいこさんで見かけ気になったもう一台のマシーンがコチラ!
TOM’S ANGEL T01!
カーボンモノコックにサブフレームを組み合わせたボディの為か、ガルウィングドアとなっています!
その車重わすが700kg。
AZ-1より20kgも軽量なんですよ!
3320mm ✕ 1620mm ✕ 1080mm のスリーサイズは全幅以外、AZ-1とそんなに変わりませんね。
これも写真だと大きく感じるのですが、実車はすごいコンパクトでした。
1993年12月にイギリスのTOM`S GBにてロールアウトした車両はプロトタイプのこの一台のみ。
日本へと持ち込まれ車検を取得。
今はこのオーナー様が大切に動態保存を行っているという事でした。
エンジンはAE101(レビン・トレノ)に積まれていた5バルブ4AGを搭載。
AW11(MR2)のミッションによってトルクデリバリーされます。
足回りはMR2のストラット流用ではなくてダブルウィッシュボーン!
前後のオーバーハングも切り詰められ運動性能の高さを感じさせます。
フューエルリッドもエアロタイプでかっこいいなぁ。
ちなみにその右側の黒いボッチはリアカウルのロックです。カギで開けると前後カウルが逆アリゲーターに開口します!
リアタイヤサイズは205/55R15です。
ホイールもサスガのTOM`S純正。サイドの『MADE IN ENGLAND』の刻印がステキです♪
それもそのはず、このホイールはCOMPOMOTIVEというヨーロッパのモータースポーツ(主にラリー)で使われる一流メーカーです!
あのペーター・ソルベルグもワークスマシンで使っていて、いまだにランチア・ストラトス用のアルミホイールまでラインナップしているメーカーさんですからね(^^ゞ
そしてリアタイヤの前にはエンジンルームへと向かうエアインテークが!
TOM`Sのエンブレムもイカします♪
そこから見上げるとサイドミラーが目にはいります。
しかし、ガルウィング・ドア全開でこれなんだから ↑ 乗り降りの大変さはAZ-1の比じゃないなぁ(^^ゞ
そのドア開口部の下にある黒いロータリーはドアノブです!
その右の小さいのはガルドアロックですね。
しかし、ドアと言うより窓ですね(^^ゞ
ガルウィングヒンジとロック部です。
AZ-1の様なダンパーではなくプレートをロックするだけのシンプル&軽量構造ですね。ヒンジ部が(AZ-1に比べると)華奢に見えますがガルウィング・ドア自体が軽量なので全く問題なさそうです。
チラッと写っている消火器がグッときますね(^-^b
さて、それではコクピットを見ていきましょう。
リアミドシップに2175mm のショートホイールベース(AZ-1は2235mm )なのにペダル配置がセンター寄りにオフセットしていないのが見えますね。
さすがTOM`Sが右ハンドルを基本に開発したMRだなぁ。
(開発したTOM`S GBがあるイギリスは日本と同じ右ハンドル)
(普通はAZ-1みたいにフロントのホイールハウスが足元を邪魔してペダル配置がセンター寄りにオフセットしてしまい、ドライビングポジションに悪影響がでる。ビートはちゃんとしてる)
ステアリングは乗降性を考慮してか脱着式の様ですね。
でもAZ-1みたいにウィンカーレバー折りそうだなぁ(笑)
そしてもちろん安心のトヨタ製エアコン・ヒーター標準装備です。
エアコン吹き出し口がAZ-1みたいに3つなのはスモールMRのお約束なんでしょうか(笑)
そしてメーターコラムは泣く子も黙る『 STACK 』です!
イカす!
やっぱりカッコイイなぁ♪
ちなみにスタックメーター左の液晶パネルにはガソリン残量やオドメーターが表示されるようです。
さて、それではフロントへと回ってみましょう。
さすがストラトスと同じフロントガラス。凄いラウンドですね!
ホイールベースの前端は小さなラゲッジとなっていますが、スペース効率高いなぁ。
ここの下にはラジエターが水平マウントされているそうです。
そしてこの大きなフロントカウルのキャッチがコチラ。
なんと樫の木です!
うーん、さすがグレートブリテン。細かいパーツに『 粋 』を感じますね♪
エンジンルームの車台番号ももちろん001です。
手前に2つ並んだブレーキマスターシリンダーはもちろん前後用で、室内で前後ブレーキバランスを調整できるみたいです。
凄いなぁ。
さて、駆け足で紹介してきましたが TOM’S ANGEL T01 いかがでしたでしょうか?
日本で500万円以下で販売するべく開発されたため、様々なパーツが流用され(主にトヨタ製)リアテールランプはカローラFX AE92からの流用するなどコストカットに努めたものの、結局販売はされる事が無くこのプロトタイプ一台を残すのみとなってしまいました。
そんな貴重な実車をオリジナルに忠実にレストアしながら動態保存されている素晴らしいオーナー様がみんカラにいらっしゃいます!
そのオーナー様が
→コチラ
エンジェル・キングさん、当日は色々とご説明頂きましてありがとうございました!
ちなみに前出のamiに乗るYMモービルメイツさんとエンジェル・キングさんはお友達で一緒に兵庫県から来られたそうです。
凄い2台で来たんですね(笑)
そして個人的に気になったのがYMモービルメイツさんがエンジェル・キングさんへ送ったというチョロQ。
ちゃんとコーナリングでカウンター当ててる(笑)
さあ、こんな珍しいクルマの集まる(上のお二人は初参加だったそうです)新舞子サンデー。
また秋くらいに行きたいと思います!
※以前TOM’S ANGEL T01とAZ-1のパッケージングの比較を書いた過去ブログもよろしければご覧ください
→コチラ