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ロバのEeyore(イーヨー)のブログ一覧

2012年11月21日 イイね!

プロジェクト 1015B (AZ-1 オープン化計画) vol.6

プロジェクト 1015B (AZ-1 オープン化計画) vol.6






project M2 1015B AZ-1 canvastop  prototype



それでは今回は、前回の続きで運転席側の幌の脱着の仕方と、運転席側と助手席側の異なる部位の比較、並びに幌ドアの総括をしたいと思います。


ちょっと写真が多くて長くなりますが、お付き合いください。




さて、一見助手席と変わらない感じの運転席側ですが、早速1点異なるところが見られますね。

それは‥‥




この矢印の孔です!

これは自分で開けたわけではなくて開いていました。




さて、何の孔でしょう?

それは‥‥




ちょうどフロントホックの位置に開けられていました。

もしかしたら初めは穴が開いているカバー側にホックを付けていたのかもしれませんね。

この運転席側の幌もまた、プロトらしくおかしな事になっています。

よく上の写真を見ると助手席側と異なるところが他にもありますが、

それは‥‥‥




屋根部分を留めるホックが5ヶ所もあります。

助手席側は両端と中央の3ヶ所でした。

だけれども、留めるところは‥‥




やっぱり3ヶ所。助手席と同じです。

なんでこんな事になっているのかは分かりませんが、この様なプロトっぽいところは萌えますね!




そして、助手席側と異なり、ビニール窓下部はホック留めではなくベロがボディパネルの内側に入り込み、中で固定されています。

この為、このままでは外れません!

と言う訳でドアパネルを外していきましょう。




ドアを開けて、8mmでナットを外していきます。もちろんメガネレンチで緩めてからラチェットを使いましたが、フロント側はロングを使わないとパネルの縁を削りそうになってしまい注意が必要でした。




ドアパネルを外すとこんな感じです。

助手席側のホック留めに比べると、雨が降ってもベロを伝って下に流れるので車内への雨水の侵入は完璧防げますね。

そして、矢印のベロに付いている孔で抜けないように固定されていたので、固定部を外して、ドアパネルを再装着しました。

これで、いちいちドアパネルを外さなくても運転席側の幌窓の脱着ができるようになりました。




ちなみに、ドアパネルを外したついでに写真を撮っておきましたが、ここのドアキャッチスプリングが錆びて切れてドアが開かなくなるトラブルが増えているようです。

ホームセンターで似たようなサイズのステンレススプリングを買って交換しておくと安心です。100~200円もしなかった様な気がします。

私のも確認した時錆錆でした。もちろん助手席側も一緒に交換しました。




ベロの造りもしっかりしていますね。

このベロの端が斜めにカットされているので、先ほどのベロ固定部を外しただけで、ドアパネルを付けたままでも取付けしやすくなりました。

それでは取り付けてみましょう。




こんな感じで後ろ側からはめ込んでいきます。




フロント側もゴムモールをめくってグイグイ入れます。




きちんとはまるとこんな感じです。

助手先側と違ってチャックは1つの為、閉めると後ろ側に来ます。




チャックを全開にしてビニール窓を開けるとこんな感じです。




そして、屋根部分の幌は、室内側(内側)がポケット状になっています。




このポケット部は何かプレート状のものが入っていた可能性が考えられます。

幌の自重で少し屋根部が凹むんですが、見た目も良くないし、雨水等が溜まる可能性もありますし、溜まったままドアを開けると大変な事に(汗




ドアフレームのない屋根の幌部分が少し凹んでいるのが分かります。

この幌屋根部が凹んでいると見た目もカッコ悪いですし、ここはピシッと綺麗なラインになるようにしたいですね。

この為サイズを図って何か入れようかと考えています。




運転席側ビニール窓部です。

チケットウィンドウのフレームが無いので窓が広く感じますね。




助手席側はホックの受けが見えますね。

そして、ココからはプロトタイプゆえの問題点を記していきたいと思います。




助手席側ビニール窓のチャックは2つなのですが、これを前に開けていくと‥‥




あれれ、フロントウィンドウのAピラーに当たってビニール窓が開きません!

ちなみに運転席側は‥‥



ギリギリを通ってきちんと下まで開くようになっています。

ここだけ見ると、助手席側の幌を作ってみたらチャックが開かなかったので、運転席側は気をつけて造ってみた様にも思えるんですが、それなら運転席上部の幌固定ホックが5個もあるのに受けは3個しかないのもよく分からない(屋根ホックだけ見ると運転席側を先に作ったのかとも思えます)ですよね。




助手席側はAピラーまでしかチャックが開かない為、チャック全開でもビニール窓はこれしか開きません。

開けてると少しは風が入りますが、窓から何かの受け渡しとかは難しそうですね。




運転席側はここまで開きます。でもビニール窓が内側にダランとなるので運転しながらだと邪魔でしょうがありません。

あくまでチケットウィンドウですね。


それではこのM2 1015Bタイプのキャンバストップについて、総括していきましょう。


運転席側と助手席側の相違点


①運転席がシングルチャック。助手席がダブルチャック

②運転席はビニール窓が全開できるが、助手席はAピラーまでしかチャックが開かない。

③ビニール窓下端にベロが付いていてドアパネル内部に固定されていたのが運転席側。助手席側はビニール窓下端ホック留め。(プロトはその下にベロが付いた受けがドアパネル内部に付いていたと思われる)

④屋根部センターホックが運転席側はなぜか5ヶ所あった。(助手席側は3ヶ所、運転席側もドアフレームの受けは3ヶ所しかない)

⑤運転席側センタールーフ部のカバーにホックが付いていたと思われる孔開きあり。

以上が相違点となります。


実際の操作感


脱着に関しては、運転席側のベロ固定部を外したため、ドアパネルの脱着を無くしたのでホックのみで取り付け、取り外しができる為非常に簡単になりました。

外してシート後ろの手荷物置場に載せるだけなので、通常のT-バールーフの脱着と同じくらいの簡単さです(比較対象SW20  MR-2)

ビニール窓の開け閉めは、運転席側はシングルチャックで閉めた時にチャックが後ろに来るため、開ける時に体をかなり捻らないと開けられない為、コインパーキングとかで大変でした。

ダブルチャックか、シングルなら閉めた時にフロントにチャックが来るようにしてくれると良かったかも。

そして以前iZさんからもご質問いただきましたドアフレームの剛性に関しては、トップと窓のガラスが無くなりフレームだけになっていて、特に補強やスポットもありませんでしたが感覚的には剛性感の低下は感じませんでした。

多分問題ないかと思います。


雨漏りについて


まだ雨天に乗った事は無いのですが、9月の台風の時に車内にビニールを敷いて耐水テストをしてみたのですが、一晩おいたらやはりすこし漏れて車内のビニールが濡れていましたが、ビショビショと言うほどでもなく洗車場のジェットを使っても多少漏れてくるくらいでした。

始めこれなら思ったよりも雨漏りしないかなとも思ったのですが、昔の事を思い出し、実際に使用してみるときっと大変な思いをするのでは!と考えております。

その昔の事とは、手に入れた状態のままの幌ドアがあまりにも悲惨な状態だったからですorz

その写真がコチラ。








フレーム部の幌にびっしりとガムテープの糊の跡が!




もちろんフレームだけではなくて、ビニール窓にもびっしりガムテープの糊の跡が付いてベタベタ、ドロドロでした!

特に窓のビニール部は垂れた様な跡もアリ、これ綺麗になるのか?と心配なほどだったのですが、アニキのお店のスタッフがAZ-1のメンテをしながら毎日特殊な薬液を使用して少しずつ綺麗にしてくれました!

Sさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m

超ピカピカになっていたのを見た時は感動しました!


でもコレを見ると誰かが以前使っていたと思われるのですが、やっぱりガムテープでとめないと車内が濡れてしまうからこうしていたのではないかと思うんですよね。

うーん、やはり雨の日乗るのはやめておこう。

でも何かの時に体感してまたレポートしますね。


オープン時の感想


幌を閉めた状態では、よく『風切音とか幌のバタつきうるさくないですか?』と聞かれますが、幌のバタつき音はほとんど感じません。騒音的なものに関してはもともと遮音材が少ないMRのAZ-1ですから室内騒音に関しては幌にしても『変わりません』でした。まぁ幌でもガラス窓でも車内は変わらぬ賑やかさです(笑

ただ一点、オーディオに関しては室内反射が変わるので違いがあるのかもしれません。私はほとんど音楽掛けない(たまにFM聴くくらい)のでこの点は分かりません。

ビニール窓は視界が悪いため、これに関しては注意が必要ですね。夜間、雨天時は特に注意が必要です。(SJ30  ジムニー幌窓車での経験より)

サイドとトップのガラスが無くなり、幌による軽量化は効果絶大でオープンを楽しむのもいいのですが、高い位置での重量物の軽減がこの幌ドアの最大の恩恵ではないかと思います!

ヘタッたドアダンパーが新品に換えたんじゃないかと言うほどドアが軽々開くようになり、なによりS字などの切り返しの時の挙動が変わりました!

感覚的なものなのですがクルマの頭が軽くなった感じがして、これは予想通りの嬉しい効果でした。

そして、オープンにした時の爽快感は感動的でした。もちろん、ビートやカプチーノ等のオープンカーとして開発されたクルマと比べると全然ですが、わずかばかりのチケットウィンドウしか開かないAZ-1がこんなに風を感じて走れるなんて!最高でした!

それと最大のマイナス点は、いたずら等で幌を切られたらどうしようかと停めるところにすごく気を使うようになりました。

これはキャビン部だけをカバーしてくれるハーフボディカバーすれば少しは違うかと思っています。



何故幌を切られると困るか。もちろんセキュリティ的なものもありますが一番の理由は次の項目で述べたいと思います。



このパーツ(幌ドア)の真偽について


今から十数年前、自動車雑誌やM2 VOICE(M2発行の情報誌)でAZ-1のオープンバージョンを見た時は衝撃でした。





その時以来、AZ-1を手に入れたらいつかこうしたいと思っていました。

そして、偶然手に入れたこのパーツ。どこを見ても特にM2等の記載もありませんでした。

しかし、意外にも取付けをして直ぐに真偽が分かったのです。


それはA20の会場ででした。

とあるマツダの関係者さんが私のAZ-1を見るなり『ああ、ロードスターの幌と同じ生地だね』と言われました!

そしてビニール窓のコーションマーク(認証マークと注意書き)をしげしげと眺めると‥‥‥





『この認証マークと注意書きがロードスターと同一の為、本物だと思いますよ』と教えていただきました!

という事は、やっぱりこれはM2  1015Bのドアそのもの!!

本物だったのですね!



しかし、真偽が判ってすっきりしたのもつかの間。

『オリジナルという事は、大切に現状保存しなければ!』という緊張感に襲われて、一時は元のノーマルドアに戻そうかとも考えました。

万が一いたずらにあって幌を切られでもしたら‥‥‥(過去に所有車で幌を切られた経験あり)


この為、実はA20から帰ってからは気軽にAZ-1で出かけられなくなってしまいました。まぁ長時間クルマから離れなければいいと思うのですが、チキン(小心者)の私には悩ましい問題です。

取りあえずハーフボディカバーを倉庫から見つけて積んでおけば大丈夫(万が一カバーの上から切られても平気な様に屋根窓部に掛かる大きさに切った古い毛布も一緒に)かなと思ってはいます。

あるいはコピー品を作るのも一考かなとも思うのですが、どうせ作るなら一からまた違うものを作りたくなるし。。。。


まぁ悩んでも仕方がないので、とりあえず出先ではあまり車から離れず。宿泊等で離れる時はボディカバーで対処したいと思います。


これからも、縁あってうちに来たこのパーツを大切にしていきたいと思います。





取りあえず、今回を持って『プロジェクト 1015B (AZ-1 オープン化計画) 』の報告は終了となります。

またしばらく乗ってみて、使用感や気付いたことがありましたらレポートしますね。


長々と書いてしまい、分かりにくい記述もあったかと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m




Posted at 2012/11/21 00:21:59 | コメント(7) | トラックバック(0) | Project AZ-1 | クルマ
2012年11月18日 イイね!

プロジェクト 1015B (AZ-1 オープン化計画) vol.5

プロジェクト 1015B (AZ-1 オープン化計画) vol.5







project M2 1015B AZ-1 CANVASTOP PROTOTYPE



今回は幌の脱着についてレポートしていきたいと思います。

幌の脱着は非常に簡単でした。十数カ所のホックをはずすだけなので両席外すのもあっという間です。



まずは助手席側から。





幌の外観から見ていきましょう。
特に走行中の雨の侵入を防ぐ為と思われる、ドアミラー部からAピラーを通ってルーフセンターまで続くカバー(オレンジ線部)が特徴的ですね。

その代りに、後ろ側はカバーが無くホックでフレームに直付け(白線部)ですね。


まずはAピラーカバー部から観察していきましょう。





この様にAピラー部は2つのホックで留まっています。

矢印の幌の端部は通常何かで留めてあるのですが、なんにも固定されておらず走行中はペラペラしてます。

こんな未完成な所が萌えますね!(プロト萌え!?)

でも実際に使用する時は強引にドアパネル部のゴムモールに挟んじゃいます。

そしてこの2ヶ所のホックを外すと‥‥‥




この様な感じでビニール窓部のチャックが見えますね。

このカバー幌は雨水の侵入だけではなくて風切音の減少にも寄与しているのではないでしょうか!?

そして次に窓屋根部の幌を外していきましょう。




この様に意外と多くのホックにより固定されているのが分かります。

パチパチと外すだけなので手間は全くありません。




そのまま屋根部も外していきましょう。



まずは後ろのホックから。

そして、ルーフセンター部のホックを外します。



こんな感じです。

ルーフセンター部は3ヶ所で留まっているだけですが、しっかりしていますよ。

ここは面白い留め方をしていて、上記写真の前2ヶ所はホックですが‥‥




ルーフセンター後端部は幌に穴が開いているだけで、ホックはカバー部に付いています。写真を見比べてもらうと解るかな?




そして、カバー幌が無い、後方部を外しましょう。



カバー幌無いとただホックを外すだけなのですぐ取れますよ。




そして最後に窓部のホックを外します。



構造が分かりやすい様に外した幌窓部をずらして置いてみました。



外すとこんな感じです。



そして一つだけ残念な事は、この窓部分のボディ側のホック受け部です。

これは内装パネル部にL字金具を使用して留めていますが、オリジナルは確かこの様では無かったと思います。
(穴あけ加工したドア内装部は中古スペアパーツ使用)



外した幌窓部です。たたんでシート後方にピッタリ入ります♪

先ほど説明しました窓のホックの受け部は、本来は下記写真のオレンジ線で囲まれた部分の様にドアパネルにベロが挟まれていて、そこに受け部のホックが付いていたと思われます。



残念ながらこのベロパーツが無かった為、L字金具でホックの受け部は自作しましたが、思ったほど走行中も隙間とかできず、風切音も気になりませんでした。

ちなみに上記運転席側の写真ですが、このベロ部だけではなく運転席と助手席側の幌の造りが異なる部分が多々ありました。

これは利便性や問題点を見つける為に、左右異なった造りをしたのだと思われます。こんな所も試作品ぽくって萌えますね!

この左右の相違点は意外とある為、最後にまとめます。


それでは外した幌窓部を見ていきましょう。




屋根部と窓部の間には棒状の『 骨 』が入っていました。これで窓部がテロンとだらしなく下がらない様にフレームとしての働きをしているものと思われます。

ビニール窓開閉用のチャックです。NAロードスター(初期型)と同じ様に皮ひもが付けられていて開閉をしやすくしています。(片方切れてますが‥)

助手席側は写真の様にチャックは2つ付いていていますが、運転席側はチャックが一つでした。



チャック全開でこんな感じです。

この写真からも分かりますように、窓だけ外す事はできません(運転席側も同様)

ノーマルのチケットウィンドウと同様、あくまで駐車場の清算やチケット取る時にちょいと手を出せるくらいにしか使えません。

ビニール窓は硬質の為、これだけ開けて風を入れるとかもほぼ無理でした。

ですからノーマルと比べて窓としての利便性の向上は感じられませんでした。
むしろビニール製の為、視界が低下して夜の運転は注意が必要な程です。




ただし、ビニール窓の縁には、この様にベロが付いていて‥‥



ビニール窓からの雨漏りが無い様に工夫されていました!

しかし、屋根部ではこの様な雨漏り対策がされておらず、洗車場のジェット噴射を使用した耐水テストでは雨漏りが発生しましたorz




まぁ屋根からの雨漏りはある程度は仕方がありませんね。

こんな構造のキャンバストップは過去に例がないと思われますし、試行錯誤の為のプロトですから。




ビニール窓のチャックはここまでしかない為窓が綺麗に開かないんですよね。

Aピラー部ホックを幌に停める部分にはプラスチックフレームプレートが取り付けられておりました。

何故ここが補強されているのかは考えたけど分かりませんでした。
なんでだろう?




という事で、助手席側幌の解説はここまで。

運転席側は近日アップしますね。
Posted at 2012/11/18 20:01:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | Project AZ-1 | クルマ
2012年11月04日 イイね!

プロジェクト 1015B (AZ-1 オープン化計画) vol.4

プロジェクト 1015B (AZ-1 オープン化計画) vol.4







project  M2 1015B    AZ-1  CANVASTOP   PROTOTYPE



A20に自走で行くために前日から仕事を休んで出発した為、ツケがまわって10月中はなかなかAZ-1に乗れませんでした。
最近やっと乗る機会が出来たのでついに幌を外してみました!




そうそう、幌の外し方や詳細は今度またレポートしますね。

以前iZさんからもご質問いただきましたが、ガラスを外して幌化したドアフレームは特にフニャフニャと剛性感が低下した感じもなく、ドアの開閉時も特に剛性的な変化は感じませんでした。

むしろガラスから幌になり軽量化された分、今まではダンパーがヘタッてドアを開ける時は手で上まで上げなければいけなかったのですが、ドアノブを引いただけで『ズバン!』と上がるようになりました!逆に閉める時はちょっと重いです(^^ゞ


さて、お話はこれくらいにして幌を開けて見ましょう。





両側とも外すとこんな感じです!

屋根部分をとる時に窓部分も一緒に外れる為、まさに全開です!

AZ-1と言えば、チケットウィンドウという小さな窓しか開かないため、窓を開けてもほとんど風が車内に入らず、閉鎖感を感じる車内ですが(この閉鎖感は何とも言えずこれはこれで私は好きです♪)これだけガバッと開くと爽快ですね!

さあ、それでは早速走ってみましょう!






おおおおーーーーーっ。

すげぇ風が入ってくるーーーーー!!

気持ちいいーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪







以前MR-2 (SW20) のTバールーフに乗っていたことがあるのですが、オープン感はあんな感じですね!

オープン感というのは、空の感じ方?みたいなもので、例えばロードスターはAピラーがスゴイ立っているので幌を開けるとフロントウィンドウの上端がドライバーから遠く低いので空がスゴイ見えます。

逆にTバールーフやタルガトップのクルマは割とAピラーが寝ていてドライバーの顔からフロントウィンドウ上端が近いのでどうしても視界にフロントウィンドが占める割合が多いので空が見える割合が(ロードスター等に比べると)少なくなります。

AZ-1はガルウィングドアの為、屋根の中心部にTバールーフの様にボディの一部が残り、ドアフレームもある為、写真の様に結構太く屋根のセンターが残ります。



実測はしていませんが、屋根部分の1/3位は残っている感じですね。

それなので、どうしてもロードスターやビート、カプチーノ等のオープンカーとして設計されたクルマには『オープン感』はかないませんが、そのかわりちょっとスピードを上げると凄い風が巻き込んできて気持ちいいです!

今のオープンカーは風の巻き込みをコントロールするように設計されており、シート後方に付けて後ろからの風の巻き込みをコントロールするエアロボードや、フロントウィンド上端に屋根を開けると小さいウィング状のものが15mmくらい飛び出して風の巻き込みを防止したりするパーツまで備えているクルマもあります。

またサイドガラスを上げれば横からの風も巻き込まず、ロードスターでは助手席だけ窓を上げておくとドライバー側の窓は全開でも少しだけ気持ちよく風が当たるくらいで快適に走れます!(もちろんある程度のスピードを越えると巻き込みます)

この様にある程度風をコントロールして快適に走れるオープンカーが多いのですが、このAZ-1のキャンバストップは窓まで一緒に外れて全開なのでとにかく風を巻き込みます!

ある程度以上のスピードだとちょっと目を開けているのが大変なくらいに!

でもこのワイルドな感じ、嫌じゃありません!


あれ!?でもどこかでこんな感じのクルマに乗った事あるなぁ?と思ったら、、、、思い出しました。


私が初めて買ったクルマ。ジムニーの幌車です!

これはフロントドアの窓の部分が幌で出来ていて、まさにこのAZ-1のキャンバストップと同じ感じに屋根とドアをバサッと外してオープンにします。

だから風も巻き込み放題!まぁその代りスピードも出ませんけどね。2ストだったし最高速度は80kmも出ればいい方でした。


そう、AZ-1のオープンはまるで古いジムニーの様にワイルドに風が巻き込みます!

髪の長い女性が乗ると髪の毛が暴れて、『何このクルマ、もう二度と乗らない!』と120%言われてしまうほどに。。。。




でも良いんです。こんなに空を感じながらAZ-1をドライブする事ができるんですから!

得るものがあれば、失うものもある。当たり前です。




AZ-1オープン化計画は大成功でした!

これからは開けっ放しでバンバン出かけますよ!

やっぱりAZ-1最高です!!


Posted at 2012/11/04 23:32:39 | コメント(7) | トラックバック(0) | Project AZ-1 | クルマ
2012年08月26日 イイね!

箱入り娘物語完結編  『走行211kmのAZ-1との別れ』

箱入り娘物語完結編  『走行211kmのAZ-1との別れ』






1992 year model AZ-1  a sweet memory Thank you.







ゴホッゴホッ。

『お爺ちゃん大丈夫?』

おお、大丈夫じゃよ。それよりもどこまで話したかのぅ。



『アニキさんが関西マツダで低走行のAZ-1を確認してくれて、これは"買い"だよって。電話してくれたところまでだよぅ』

そうじゃったそうじゃった。

『でも、なんでお家にはあの昔からあるヘンなAZ-1しかなくて、ピカピカのお姉さん(赤いAZ-1)はいないの?』



ゴホッゴホッ。ふぅ~。  聞きたいのか?

『うん!』

そうか、それじゃあ最後によく聞きなさい。

昨日も言ったがクルマとは、特に新車販売が終了した中古車とは一期一会なんじゃ。

良い出会いもあれば、悲しい別れもある。

人とのつながりと同じ、巡り合いなんじゃ。。。。。。。











アニキが大阪から帰ってきて数日後、中古車店から書類一式が送られてきて、アニキと話しながら必要事項を記入して返送。

しばらくしてアニキのお店にローダーに乗ったAZ-1がやってきたらしい。

そして登録、点検・整備が済んだから取りにおいでと連絡があった。


はやる気持ちを抑えつつ、アニキの店に駆け込むと目の前に真っ赤なAZ-1が!



『すげぇ。。。。。。』






その時の事は良く覚えていない。

なんでだろう。AZ-1はもう一台持っていて乗っているのに。きっとそれ程舞い上がっていたのだろう。


でも、帰り道に乗って帰った赤いAZ-1は、青いヤツとは運転した感じがだいぶ違う気がした。
もちろん、いくら低走行とはいえ11年も経っている中古車だから、新車とは違うだろうけど。




数日後、アニキに連絡して聞いてみた。


『あのAZ-1点検で少し走らせてもらったけど、イイ感じだね。ん?青いAZ-1とは感じが違うって?そりゃそうだよ。それなりに走っているし、いじってあるしな』


『やっぱりそうなんだ。じゃあ青いやつもあんな風にシャキッとするようにメンテしてくれないかなぁ?』


『メンテ?そんなんじゃあんな風にならないよ。レストアしないと』


レストア。。。。。。。。。そんなにヘタッているの? orz




そして、箱入り娘(赤いAZ-1)とのAZ-1・2台生活が始まりました。



青いAZ-1では千葉県から山陰の方や静岡のミーティングに参加して長距離ドライブを満喫していましたが、箱入り娘は普段は家からはかなり遠いけど、月極の安いタワーパーキングに停めておき、たまにエンジンを掛けに行ったり近くをチョロチョロっと走ったり、あんまり乗らない様にしていました。

それだけでとても満足していたからです。

















しかし、箱入り娘との蜜月生活はある日終わりを迎えました。



クルマを手放す時には大きく分けて、2つの理由があると思います。

必要でなくなった場合と、必要でも経済的な理由から手放す場合と。



私の場合は、後者でした。



自分の力不足でそうなってしまいました。
情けないやら悲しいやら、ずいぶん凹みましたが落ち込んでばかりもいられません。

その悔しさをバネに前を向いて努力するしかありません。

そのかいあってか、青いAZ-1だけはなんとか死守することが出来ました。


そして頭を使い、体を使い、なにより多くの人に支えられて、数年間の辛抱の後(もちろんその間数年間は青いAZ-1は車検を切り知り合いの所で無料保管して頂きました。感謝です)、仕事も無事に再度軌道に乗り、本当に少しずつですがまたサーキットに行ったりツーリングに行ったりクルマ趣味を再開することができたのです。



ちょうどそんな時でした。

久しぶりに連絡いただいたくぽっち。さんからみんカラでお友達登録させていただき、時間があったら愛車紹介やブログアップしてくださいねとお誘いいただいたのは。



みんなのカーライフ。



そこにはクルマへの愛があふれた文章がたくさん並び、見ているだけでとても豊かな気持ちになれました。

その頃よりみんカラで色々な方のブログを拝見して楽しんでいたのですが、ふとあるページに目が釘付けになりました。





トラックバック
この記事は、Malaysiaで見たロードスター(MX-5)とAZ-1について書いています。





ええっ、マレーシアのマツダディーラーに新車のAZ-1があるの?



早速メッセージで連絡をとり、いろいろと教えていただきました。

ハリーさん。
その節はご丁寧に対応して頂きまして本当にありがとうございましたm(_ _)m



そして、それからしばらく色々と調べてみました。

海外からクルマを輸入するにはどうしたらいいか。

登録はできるのか?

その時に必要な検査は?





英語が喋れるわけでもないので(マレーシアの公用語は英語らしいです)実際にマレーシアに連絡して確認したわけでもないので、今でもこのAZ-1があるのかはわからないのですが、ハリーさんのページを拝見してから約一年が経ったある日、ついに行動を起こしました。



携帯電話をとりだし、メモリーを押して電話を掛ける。

プルルルルルルル、プルルルルルルル、カチャッ 『もしも~し』

『ああ、アニキ。英語しゃべれたよね? パソコンで見て欲しいページがあるんだけど………』









『そうか、お姉ちゃんとはお別れしちゃったんだ。。。。。でもまた新しいAZ-1をみんカラで見つけたんだね。お爺ちゃん、これが一期一会なの?』


『…………。』


『えっ?お爺ちゃんどうしたの?』


『…………………… 。   』


『えっ、ちょっと。お爺ちゃん!返事してよ。お爺ちゃん!』










クルマとの出会いは一期一会なんじゃ。

良い出会いもあれば、悲しい別れもある。

人とのつながりと同じ、巡り合いなんじゃ。。。。。。。










To Be Continued___________________________________________________________









※注

このプロジェクトは現在進行中ですが、様々な事情から難航しております。

なにか進展がありましたらまた報告させていただきます。



なお最後になりますが、写真を提供して頂きましたTOMO-SRさん、みんカラに誘っていただきましたくぼっち。さん、マレーシアのAZ-1に関して教えていただきましたハリーさんに、深くお礼を申し上げたいと思います。

そしてこの物語を読んでいただいたすべての方に感謝したいと思います。


ありがとうございましたm(_ _)m





Posted at 2012/08/26 21:04:07 | コメント(7) | トラックバック(0) | Project AZ-1 | クルマ
2012年08月25日 イイね!

箱入り娘物語  『走行211kmのAZ-1を買ってみた』

箱入り娘物語  『走行211kmのAZ-1を買ってみた』






1992 year model AZ-1 odometer 211km




さてさて、昨日はどこまで話したかのう。
たしか、大阪に走行距離211kmのAZ-1があるというレポートを見つけて、真夜中にも関わらずアニキに電話して購入代行をお願いしたところまでじゃったなぁ?


『そうだよ。そしてアニキさんが朝一番でマツダに電話したらAZ-1はすでに商談中だって。もうローンの審査もしているみたいだって連絡してきたところまで聞いたよ!』


おお、そうじゃったそうじゃった。

『ねぇ、じゃあAZ-1は買えなかったの?どうなったの?』

こらこら、そう急かすもんじゃないぞ。

中古車というのは一期一会。出会いもあれば、別れもあるんじゃ。


そう、まるで人生の様じゃ。。。。。。。。。












『残念だけど、今1人商談中だって。もうローンの審査もしているみたいだよ』

朝の10時過ぎにアニキからもらった電話でそう告げられると、緊張が解けたせいか、全身から力が抜けてしまいへたり込んでしまった。


『問い合わせしてくれてありがとう。そうか、残念だけど今回はツイてなかったかな』


アニキにお礼を言って電話を切る。そして小さくため息。

がっくりと肩を落としながら仕事を続ける。




お昼休みもノロノロと昼食を食べながら、うわの空でテレビを眺める。すると‥‥




ピリリリリリリッ。

んっ?アニキから着信だ。もしもし?


『今、関西マツダから連絡があって商談中の人がキャンセルしたからこれから新幹線で大阪に行ってくるよ!』


『マジすか!よ、よ、よろしくお願いします!』

もしかしてアイツが手に入るのか?
急展開に軽いめまいを覚えつつも、体は興奮で緊張していた。


午前とは打って変わって午後はバリバリと仕事をこなし、アニキからの連絡を待つ。


しかし20時を回っても連絡がない。。。。。


ふと、不安がよぎる。
待てよ。なんで商談中の人はキャンセルしたんだろう?
事故車だったとか?
それとも諸費用がべら棒に高かったとか?


1人悶々としながら電話を待つ。


とうとう、東京行き新幹線の最終が出る時刻になっても電話は鳴らなかった。。。。。

明日は朝から予定があるって言っていたけど大丈夫なのかなぁ。

そんな事を考えていたら、




ピリリリリリリリリッ。



!! (アニキから電話だ!)



『もしもし?』


『おー、連絡遅くなってゴメン。クルマの状態を確認していたら遅くなっちゃってさ』


『えっ、もしかして事故車とか?』


『だったら嫌じゃん?だから徹底的に確認したよ。リフトで上げさせて下回りも確認したけど、no problem。あのクルマは"買い"だよ。ツイてたね、おめでとう!』


『ありがとう~ (瀧涙)。ううっ、遅くまでありがとう~(涙)』


『そうそう、納車整備代はディーラー中古車店だから切れないって言うからサービスでヘタッているドアダンパー4本交換しろって言ったらハイハイ~って軽く受けてくれたよ。工賃入れたら結構な金額になるから、少しは得したかな?』





『ダンパー1本一万円以上するからめっちゃお得ジャン!でも135万円ていう本体価格は正直AZ-1としては安いから、何か訳アリかと思ったけど諸費用とかも大丈夫だった?』


『なんでもディーラー系の中古車店だから、いくら程度が良くても新車価格より高くは付けられないっていう裏事情があったみたい。仕入れた時はもっと高く販売価格を設定する予定だったんだけど問題になったんだってさ。まぁ諸費用とかもディーラー系なら普通じゃない?』


『そうか、そんな事情があったんだね。ところで211kmってメーター実走行だった?』


『本当の所は分からないケド、多分本当じゃないかな。平成4年式だけどガラスに貼ってあった車検のシールが平成7年で切れていて、タイヤも純正のAZ-1専用タイヤ(トーヨートランピオ)だったけどバリ山だったし。





『なにより乗ればわかるよ。シートに座っただけで、ウインカーレバーやシフトノブはもちろんエアコンのパネルまで艶々だったからね』





『それにマフラーとか、オートザムのマークが入ったヒートシンクがあんなに綺麗なAZ-1見た事無いもん』






『まぁ詳しくは会った時に話すよ。これから電車に乗るからさ』


『えっ?もう新幹線無いんじゃないの?』


『寝台急行"銀河"で帰るよ。(大阪を22時22分に出て東京に7時前に付く夜行列車。2008年に廃止)明日朝に商談があるから帰らなきゃいけないからさ。久しぶりに寝台車にも乗ってみたかったし。
その代り交通費はしっかり請求するからな!』


『イヤイヤ、当たり前だよ。ちゃんと請求してね。でもドアダンパーと工賃で5万円以上浮いているから得しているくらいだよ(笑)』


プルルルルルルルルルルルルルルル…… 間もなく、寝台急行銀河が発車しま~す。お見送りの方は………



『発車の時間だから切るぜ』


『アニキ、ありがとう(涙)』


『おぅ、少しはいい仕事できたかな。でも頼むからもう真夜中に不幸の電話はかけてこないでくれwww』









『お爺ちゃん、すごいね!』


『うん、そうじゃな。こうして走行距離わずか211kmの箱入り娘がうちに嫁いでくることになったんじゃ』


『すごい!写真で見てもピカピカだったもんね!あれ?でもお爺ちゃん、おかしいよ?』


『どうしたんじゃ?』


『だって、嫁いで来たはずなのに、うちにはあの屋根が開く変なAZ-1しかいないよ。あのピカピカのお姉さんはどうしたの?』


『そっ、それは……。やはり気づいてしまったか。。。。しかしまさかあんな事になろうとは………』


『えっ?なになに、どうしたの?何があったの?ねぇ、教えてお爺ちゃん!』


『ゴホッゴホッ。今夜はチトしゃべりすぎた様じゃ。ゴホッ。続きはまた今度話すとしようかの』









                           つづく







picture provider TOMO-SRさん










☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催


ミーティング内の会場へ展示できるAZ-1・CARAでの参加は定員が埋まったため、終了となりました。

しかし、公共交通機関やどの様な車種のクルマで参加でも近隣の有料駐車場に停めての参加は制限はないとの事です。


参加受け付けは8月1日~31日までとなります。


詳しくは下記のリンクへ!
Posted at 2012/08/25 23:57:05 | コメント(6) | トラックバック(0) | Project AZ-1 | クルマ

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「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
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