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ロバのEeyore(イーヨー)のブログ一覧

2012年07月27日 イイね!

AZ550 SPORTS  tipo. Ⅴ

AZ550 SPORTS  tipo. Ⅴ






Motor Fan 1990 FEBRUARY Vol.44 No.2




第28回東京モーターショーで発表されたマツダのモデルの試乗会が行われた。今回用意されたモデルはいずれもいつかは市販化へと言ったモデルで、明日にでも発表されるものもあれば、こういったコンセプトで‥‥‥といった表現にとどめたモデルもある。しかし、すべて完成度は非常に高く、ぜひ市販を、と望みたいものばかりだ。





乗り手をワクワクさせる要素を持ったクルマ    

安定方向の足まわり

JARIの高速周回路に隣接するESVコースで試乗した。パイロンがちょろっと並んでいるだけで、道らしきものが無い広場での試乗なので一般の路上とは感触が違うが、色々な走りをしてAZ550のポテンシャルを探ってみた。
ハンドリングは安定方向に振ってあった。リヤのグリップ限界は高くブレーキングとハンドルの切込みをうまく使ってやっと滑り出す程度だ。滑り出してもコントロールはやさしく、ミッドシップだからと言って振り子のようにリヤが出ていってしまうことは無い。たとえ滑ったとしても大げさなカウンターステアを当てなくてもグリップは回復する。
普通の走り方ではフロントが先に滑り出す。このときの試乗車はタイヤがだいぶ摩耗してショルダーが無くなっていたので、そのせいもあるかもしれない。それにしてももう少しフロントのグリップを高めた方がこのクルマらしく走れると思う。これは相対的なもので前後のグリップバランスの問題だから、いまのレベルからリヤのグリップを減らしても問題ないと考える。
応答性も過敏にはしていないようだ。しかし、もう少しリニアリティがあると良いと思った。
具体的にはハンドルの切り始めはややダルである。クルマそのものが軽いし捩るような弾性感はないが曖昧な所がある。もう少しステアリングマウント類の剛性感をアップした方が手ごたえもすっきりとすると思う。
30度くらい切り込むと少しシャープさが出てくる。回答性もよくなってノーズもクイクイと曲がってくれるようになる。
しかし、90度くらいになると再び鈍さが顔を出す。この頃になるとコーナリング状態になっているから、どちらかというと応答性がダルというよりフロントが逃げているという感じになる。






パイロンの間をくぐってレーンチェンジのように走ってみた。パイロンピッチが短いのでかなり急なレーンチェンジである。ハンドルをちょうどシャープに反応するところを使うとキビキビと動ける。
するとロールが少し気になった。左にレーンを移る時にはまず右にロールし、レーンチェンジ後は左にロールする。このクルマのルックスにしてはロール角は大きめだが、ロールすること自体は問題ない。ただロールの仕方が頭が大きく振られるような感じになるのが嫌だった。振られた後の戻りも遅く感じられた。ロールセンターが低くて重心が高いクルマのようだ。そういえばミッドシップにマウントしたエンジンと一緒にアルトのフロントサスペンションも移植してあるから、ロールセンターは低いかもしれない。フロントサスペンションもドライブシャフトこそないがアルトのものであるという。ロール軸と重心点の関係がうまくないのか。





ダイレクトなシフトフィールを‥‥


重心と言えば、ガルウィングのドアがかなり重いようでルーフ付近の重量はかなりあるという。この影響で頭が振られるような慣性の強いロールを感じたのかもしれない。
まぁこの辺は煮詰めていけば気にならないレベルに持っていけるだろうし、まだコンセプトカーの段階でこれだけ走ることができたのだから期待できる。
コクピットが狭いのでドライバーズシートはややセンターを向いているらしいが、運転していて全く気にならなかった。ペダルレイアウトもほとんど問題ない。ただシートのリクライニングが出来なかったので、ステアリングからは少し遠かった。その分シートを前にスライドすればいいのだが。腕の長いイタリア人の体形にフィットしそうだ。
ついでにリクエストしておくと、シフトフィーリングはもっとダイレクトな感触が欲しいと思う。FF用をミッドにしたのだから取り回しが大変なのは解る。しかし、ここまで思い切ったスタイリングにしたのだから、スタイルに見合った味付けにしてもらいたい。
味付けといえば、排気音も研究して欲しい部分だ。マフラーの改良でいいエキゾーストノートになると思うがいかがなものだろう。
このクルマの欠点はミニスカートの女の子が乗り降りしにくいところだ。エッそこが楽しみだって?そりゃ中年好みでしょ。発売すればミニスカートで乗り込む方法なんてハウツウものの企画ができるかも。





モーターファン 1990年2月号 p166-168より抜粋



こうして見るとAZ-1とAZ550SPORTSではエクステリアでも結構異なるところがありますね。

まずは何と言ってもリトラクタブルライトでしょう。開けた時の表情は丸ライトという事もありちょっとファニーですよね。
フロントボンネットエアインテークも造形がちょっとシンプルです。
サイドミラーもピタローニのベビーターボちっくな形で、取り付け位置も異なります。

ワイパーアームもダブルリンクとコストがかかっていますね。

リアも反射板が別体だったり、マフラーが2本だしで運転席側に開口していたり、給油口が運転席側のエアインテーク部に隠されていて、市販型とは左右逆な部分ですね。

センターアンテナも後ろ側に付いていて感じが少し違いますね。


走りのインプレッションではロールの仕方が頭が振られるような感じがしたり、シフトフィールがイマイチだったり、排気音のチューニングをリクエストされたりしていましたが、市販型もおんなじ不満がある気がします(^^ゞ (個人的感想)

小早川隆冶さんが(FD3S主査)RX-7はシフトフィールを良くするために『開発スタッフを一人突っ込んだ』と言っておられましたが、AZ-1でも是非してほしかったorz


AZ550SPORTS TYPE A  これからもレポートしていきます!







☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催

参加受け付けは8月1日~31日までとなります。

詳しくは下記のリンクへ!


Posted at 2012/07/27 23:20:52 | コメント(5) | トラックバック(0) | AZ550 | クルマ
2012年07月22日 イイね!

AZ550 SPORTS  tipo. Ⅳ

AZ550 SPORTS  tipo. Ⅳ



さて、本日はAZ550 SPORTSに関する試乗記事の続きを紹介したいと思います。







軽ベースのマイクロスポーツだからできることがある

『MX-5(ロードスター)よりも小さいスポーツカーを、2年前のMX-04(→このプロトに関してはコチラ)の発想を応用して作ったらこうなった。軽の枠は意識しなかったわけではないが』とは、マツダの企画担当者の言。

たしかに、マイクロ・スポーツカーには独特の魅力がある。

たとえば、それぞれのドライバーが自分なりにその車のパフォーマンスを楽しめる。幸いにして日本には軽自動車という素材があるから、実現への道を探しやすい。
技術的な視野からは、まずちいさいということは、同じ様な素材、構成をとった場合、大きなクルマよりも剛性が高くなる。したがってフレームワークをきちんと仕立てておいて、そこに異なるボディを組み合わせるアイデアも、あまり矛盾を抱え込まずに実現しやすい。
これを実際のプロポーザルとして最初に出してきたのが、軽プロパーのメーカーではなくマツダだった。(1990年当時はカプチーノ、ビートとも未発表。→ロバ注)
しかもパワーパッケージとサスペンションは、提携先であるスズキのものをそっくり利用している、というところにかなりのインパクトがある。
アルト現象から10年。さしもの第3次軽ブームも終末期の様相を見せつつある。ここで軽乗用車の役割、そしてマーケットに、どんな新しい展開が考えられるのか。
もちろんこういうスポーツ&プレジャーを強調した企画だけではなく、色々な方向に広がってゆくのだろう。もはや迷いを吹っ切って動き始める時なのである。




ガルウィング・ドアを持つモダーン・タイプ。キャビンが小さく、低いので、この種のドアでないと乗降性が苦しくなりがち。その反面、ルーフまわりの強度、重量、トップヘビーなどの難問も抱える。しかしいずれ生産に入る場合は、このボディからスタートするのは確実である、とのこと。




Aタイプのパッケージ・レイアウト。4人の大人を座らせる寸法の中で、2シーターを作るのだから簡単だと思いがちだが、こうして見るとやはりタイトなパッケージングを要求されていることが分かる。ヒップポイントは低く、ドライバーはかなり内側に向く。パワーパッケージをそっくりリヤに積んだわけだが、エンジンをかなり前傾させているのは、重量配分/ヨー慣性モーメントを考えたためだろう。サスペンションも、アルト系のフロント用に少し手を入れて使う。フロントはハブなどを変更、リヤはスタビライザーをテンションロッドに変えた。




メインフレームはアルミ角パイプを溶接で組み、アルミハニカムのフロアと一体化している。3タイプともベルトラインから下の、この構造は共通。上にバードケージ風のフレームを組んで、キャビン/ドアの違いに対応する。
この上にある程度のクリアランスをとって、FRPのボディパネルをボルトオンする構成である。Aタイプから始めて、ボディを作り分けるところまで展開することも計画されている。量産型のフレームは鋼板性になるだろう。




エンジンルーム。アルト・ワークスのパワースペック/サスペンションをそっくり積んだわけだが、エンジンの搭載角度、サスペンション・ジオメトリーなど、各部を見直している。フレームとシャシーの剛性は十分に高く、コンセプト・プロトタイプであることを考えると、素性は良さそうだ。


モーターファン 1990年2月号 p46-48より一部抜粋



1990年の時点では、まだABCマイクロスポーツは1台も発売されておらず各メーカーとも十分な勝機を考えていたのでしょう。91年から92年にかけて3メーカー、3種のマイクロスポーツが発売されました。今から20年以上も前、夢のような時代でした。

中でもAZ-1はMX-04→TD-R→AZ550 SPORTSとマツダのスポーツタイプの様々なプロトタイプを経て形となってきたのです。

AZ550 SPORTSはAZ-1と比べるとアルミフレームやテンションロッドの代わりに鋼板性フレームやスタビライザーになったり、プロトではインタークーラーが助手席側でエアクリーナーはエアインテーク直後に位置していたりと量産に向けての変更はありましたが、ミッドシップ・ガルウィングは変わらずに発売されました。

しかし、一番開発の早かったと思われるAZ-1が市販化最後発とは皮肉なものです。しかし、だからこそ、販売テコ入れモデルのマツダスピード・バージョンや在庫整理モデルと言われたM2 1015の様な種々のバリエーションが生まれたとも言えますよね。


さて、肝心の試乗記はまた今度紹介させていただきます。








☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催

参加受け付けは8月1日~31日までとなります。

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Posted at 2012/07/22 18:58:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | AZ550 | クルマ
2012年07月14日 イイね!

AZ550 SPORTS tipo. Ⅲ

AZ550 SPORTS tipo. Ⅲ


CAR and DRIVER  1990 1-26



今日はAZ550 TYPE-Aをカラーで見ていただける様に、一番写真の多かったカー&ドライバーの記事から見ていきましょう。


まずは何と言ってもこの写真ではないでしょうか!




多くのAZ-1ドライバーが憧れたリトラクタブル・ヘッドライトです!
イエローバルブが当時を思い出します。

多くの先人たちがトライしたリトラですが、何を隠そう私もトライした事があります。
まずはAZ550のリトラ部の構造、サイズを知りたくてAZ550が載っている書籍は片っ端から古書で購入しました。このお蔭で今回のAZ550シリーズが書けているのですが、肝心のリトラクタブル・プロジェクトは休止中ですorz

(ただし水面下で秘かに進行中です ( ̄ー ̄)ニヤリッ )


さて、それではAZ550 TYPE-Aのグラビアをご覧ください。
(写真下部にカー&ドライバー誌のコメントを添付してあります)






▲趣味性/玩具性をテーマに開発したマイクロMRスポーツ・スタディ
このコンセプトの翻訳バージョンを90年秋までに市販予定



▲強靭なアルミフレームにFRP製ボディをボルトオンする構造を採用
ステアリングのロック・トゥ・ロックは2回転と超クイック



▲155/65R13+5Jアルミ



▲軽快なノートはBGMに最適



▲現在は550cc/ツインカム12Vターボ 64ps/7.3kg・m



▲ドア下部の隙間にあるノブ操作でオープン化
内側の把手を引き下げて閉める方式 窓は内側だけが開く



▲足を前に投げ出す純スポーツポジション 
MRらしいシャープな操縦性は実に痛快



▲太く高いサイドシルのため乗り降りはコツが必要



リストワークで小気味よく決まる5MT



▲回転計を中心にレイアウト 速度計はデジタル式



▲やや中央寄りにオフセット配置



わずかな時間だったが、今回ステアリングに振れることが許されたのは、〈タイプA〉である。

エンジンはすでに、アルトワークスに搭載している64psユニットだから、扱いにくさなどはみじんもない。駆動輪にしっかりと荷重のかかるミッドシップだけに、トラクションはさすがに強力だ。
駆動力の伝達から解放されて、ステアリングのフィーリングはなかなかいい。
スロットルのON/OFFにともなういやな反力の変化は、もちろん一切ない。ロードフィールのフィードバック能力にも優れている。ミッドシップらしいダイレクト感が高く、ノーズの微妙かつ正確な動きは、すべてをドライバーの手の動きひとつにゆだねている、という印象だった。このあたりは、新型MR-2などに比べても、むしろフィーリングがよいほどである。
ハイパワーとはいえ、さすがに単純なスロットルONでリアが自在に振り出せるほどの、圧倒的パワーではない。このクルマの高いトラクション能力と、リアの接地性が優れていることを考えると、さらなるパワーアップを行ったとしても、AZ550のシャシーはまだ吸収余力を残している、と感じた。
Kカーの新規格にしたがって、AZ550が積んでいるエンジンを660ccにサイズアップしても、このシャシーなら十分期待が持てる。
ほぼ限界に近いコーナリング状態から、急激にスロットルOFFを行うと、タックインの発生によって、その旋回の軌跡は確実に小さくなるのだ。が、挙動はけっして過敏にすぎない。コーナリングを積極的に作り出す動きとして、かえって歓迎したい種類のものである。試作モデルながらこのチューニングは絶妙だ。
フィールドと時間に限りのあるテストドライブでは、AZ550の魅力のすべてをお伝えできず、残念だ。しかし、かなり素晴らしい第一印象だった。Kカーとはいえ、AZ550がリアルスポーツと呼ぶにふさわしい素材であることは、十分に理解できる。近い将来にぜひ、こんなモチーフを持ったミニスポーツカーに登場してもらいたいものである。




CAR and DRIVER 1990 1-26 p38-39より一部抜粋


いかがでしょうか? AZ550 TYPE-A。プロトタイプの評判はなかなか良かったようですね。

これからも少しずつAZ550に関しての記載をしていきたいと思います!




☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催

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Posted at 2012/07/14 22:17:18 | コメント(2) | トラックバック(1) | AZ550 | クルマ
2012年07月13日 イイね!

AZ550 SPORTS tipo. Ⅱ

AZ550 SPORTS tipo. Ⅱ




AZ-1のプロトタイプAZ550 SPORTSには3つのボディタイプがありました。
本日はTYPE-BとTYPE-Cについて第28回東京モーターショーの広報資料から抜粋していきたいと思います。



タイプB
〈ハイ・チューンド・ピュアスポーツ〉


オーソドックスなミッドシップ2シーターでは飽き足らない『走り』の頂点を極めた高性能スパルタンマシンを熱望するユーザーのために設計されたのがハイ・チューンド・ピュアスポーツです。
フィクスト・ヘッドライトをプレキシグラスでカバーしたダルノーズ、力こぶを思わせる盛り上がりを持ったフロント・フェンダー、そしてフルフェイスヘルメットのイメージでまとめられたキャビン部分が、従来のミッドシップスポーツにはないアグレッシブなフォルムを形づくっています。
リヤスタイルも高い位置にマウントされたコンビネーション・ランプ、左右2本の太いテールパイプにより力強さを演出しています。





ドアは通常の前ヒンジタイプで、コックピット・デザインは基本的にタイプAと同じですが、スパルタンなモノトーンでまとめられ走りを予感させるものとなっています。
この手の小型2シータースポーツクーペでは閉所感をともなうことが多いのですが、このタイプBでは、ウィンドウ面積を大きくとり、開放感あふれるキャビンを造り上げるとともに、視界を確保し走りに専念できる設計となっています。




ハイ・チューンド・ピュアスポーツはオーソドックスなタイプAとは異なり、走りに的をしぼったクルマに仕上げられていますので、休日早朝のワインディングロードを愛してやまない本格的な『走り屋』におすすめの1台です。





タイプC
〈PETIT  C-CAR〉


プチCカーと名付けられたタイプCはまさに本物のグループCカーを『軽』サイズにまでスケールダウンしてカリカチュアライズした、レーシングカーの雰囲気を気軽に味わえる楽しい乗り物です。
スラントしたフロントカウル前面には大きなラジエター用エアインテークを持ち、フロントカウル後方にはラジエーターからの熱気を逃がすアウトレットを持つ本格派です。
キャビン部分はキャノピーと呼ぶに相応しい空力に優れた形となっており、ドアはやはりCカーと同じようにAピラーをヒンジとして前方に跳ね上がるように開きます。キャノピー後方のリアカウル部分のリアウィンドウ内にはダミーエンジンがミニチュアカーのそれのようにセットされ楽しいムードを造り上げています。さらにリアカウル後部には大型のウィングタイプのスポイラーがマウントされCカーらしさを強調しています。





リアビューはアルミフレームの一部と太いシングルテールパイプがそれらしく顔をのぞかせています。
ホイールは整流板付き、フロントカウルにセットされたミラーは足の長いものを採用するなどディテールもCカーのデザインを忠実に再現しています。





特徴的なドアを跳ね上げると、黒一色でまとめられたCカームードのコックピットがあらわれます。アルミ無垢材の削り出しシフトレバー、シフトリンケージをあえて見せるようにデザインされたセンターコンソール、フレッシュエアをドライバーに導くフレキシブルパイプ、キルスイッチなどムード満点です。しかし、CDデッキをセットするなどアメニティ装備も忘れていません。
人が乗れるラジコンカーのようなタイプCは、本物じみたスタイリング、取り外し可能なカウルなど大人の夢を実現したものとなっています。ワンメイクレースなどアイデア次第で遊びの幅が拡がります。





第28回東京モーターショーの広報資料 P12-13より抜粋


このようにAZ550 SPORTSは3タイプが造られ、それぞれが評価を受けた後一番オーソドックスなタイプAが量産されることとなり、市販化にGOサインが出されました。

このAZ550 TYPE-Aはこの後、モータージャーナリストへの試乗会も行い、各雑誌にも掲載されました。そのなかでもリトラクタブルライトの開いた写真には興奮したものでした。

明日からは雑誌に掲載された試乗記事を掲載していきます。






☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催

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Posted at 2012/07/13 22:21:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | AZ550 | クルマ
2012年07月12日 イイね!

AZ550 SPORTS tipo. Ⅰ

AZ550  SPORTS   tipo. Ⅰ


第28回東京モーターショーに出品されたAZ550 SPORTS。これがAZ-1のプロトタイプの一つとなります。

ガルウィングドアを持つミッドシップスポーツ。ウェッジシェイプの効いたデザインにリトラクタブルライトが内蔵され、初めて見た時の衝撃は今でも忘れられません!


今回より数回にわたり、このAZ550について記載していきたいと思います。


写真左からガルウィングドアを持つタイプA・ノーマルタイプドアのタイプB・Gr.CカータイプドアのタイプC




コンセプト

今までの軽自動車は真面目でプラクティカルなものとして捉えられてきましたが、『軽』サイズならではの『趣味性』『玩具性』を前面に押し出したクルマがあっても良いと我々は考えました。
そこで、運転すること、所有することを楽しみ、五感、六感に訴えるエキサイティングなAZ550 SPORTSというまったく新しいカテゴリーの軽スポーツカーを提案します。
大衆車以上のクラスではスポーツカーといえども居住性やトランクスペースなどを無視しては考えられませんが、『軽』ならではの割り切りでAZ550 SPORTSは2シーター、ミッドシップという贅沢なパッケージングを可能にしています。
車体構成はアルミフレームにFRPパネルをボルテッドオンするという前回の東京モーターショウに出品したMX-04のモジュラーコンセプトの思想を引き継ぎ、ボディタイプも3種類の全く異なったものを用意しています。
ミッドシップにマウントされるのは550cc3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボで、超クイックステアリングとともに、ファンタスティックな運動特性を持ったレーシングカー感覚を実現しています。


車両の概要


『趣味性』『玩具性』という単純明快なコンセプトを打ち出しているAZ550 SPORTSには『軽』ならでは明確な割り切りがあります。そこで『軽』という限られた寸法枠の中で、スポーツカーらしいプロポーションを造り上げるにはミッドシップ2シーターというパッケージングが最適と考えました。車両構成はアルミハニカムとアルミパイプの組み合わせによる極めて軽量の基本フレームに、3種類のまったく異なったデザインを持つFRPパネルをボルテッドオンしたものとなっています。





パワートレインはクラス最強の64psを発生する550cc3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボユニットをギヤボックス、ファイナルドライブユニットとともにコクピット背後にマウントした本格的ミッドシップレイアウト。
サスペンションは4輪ストラット方式、ラック&ピニオンのステアリングはロック・ツー・ロックがわずか2回転というハイギヤードな超クイックステアリング、ブレーキシステムは4輪ディスクと本格派で、これらによりミッドシップならではの軽快な運動特性を持ったまさに『大人の玩具』と呼ぶに相応しいクルマに仕上がっています。



AZ550 SPORTS : TYPE-A





タイプA
〈モダーン・マイクロ・スポーツ〉

モダーン・マイクロスポーツとネーミングされたAタイプはファッショナブルかつ先進的なスタイリングを持っています。フロントにエンジンを持たないミッドシップならではの低く短いフロントフードにより、『軽』サイズながら斬新なウェッジシェイプを形成している。
グリーンハウスはコンシールドピラーと傾斜の強い寝かされた大型フロントウィンドウによりガラス面積の広いガラスキャノピー・キャビンとなっています。また。ドアは通常の前ヒンジタイプに代わってトップヒンジドアを採用しています。これにより走行中だけでなく乗り降りに際してもスポーツカーならではのストリート・パフォーマンスを演じることが可能で、スポーツカーに乗る楽しみをさらに拡げます。なお、サイドウィンドウは固定式なので、一部分に昇降式のチケットウィンドウを設けています。
コクピットはタイトな設計になっていますが、身長180cmの大人2人に十分なスペースを確保しています。
シートはFRP製モノコックシェルにウレタンマットを組み合わせたバケットシートで赤と黒の2トーンになっています。




インストルメント・パネルにはホワイトスケールの大径タコメーターを中心に、3つの円径メーターがレイアウトされています。スピードはタコメーター内の一部にデジタルで表示されるようになっています。




以上のようにモダーン・マイクロスポーツは他の2タイプに比較し、もっともオーソドックスなデザインを採用していますので、幅広い用途でミッドシップ2シーターを楽しむことができます。








以上第28回東京モーターショーのAUTOZAM広報資料p8-11まで抜粋


明日はタイプB・Cについて記載していきます。






☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催

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Posted at 2012/07/13 00:03:29 | コメント(3) | トラックバック(1) | AZ550 | クルマ

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「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
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