• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ロバのEeyore(イーヨー)のブログ一覧

2016年08月24日 イイね!

バイバイ、ロードスター

バイバイ、ロードスター





STREET COMPETITION :  M2 1028








出会いがあれば別れもあるさ、それが人生。

皆さん、こんにちは。実はロードスター乗りでもあるロバのイーヨーです。


ロードスターと言えば、先日シリーズ累計生産台数が100万台を超えましたね。

特設サイトは→コチラ






累計100万台。AZ-1の約230倍も売れたのか・・・・・・


さすがにこれだけの実績があると、こんな事まで起こるんですね。


『初代NAロードスターのレストアサービスとサービスパーツの維持、供給について正式に検討を開始した』→ニュースソースはコチラ


MAZDAの日陰者のAZ-1乗りとしてはうらやましくもありますが、同時にロードスター・オーナーの功績も称えなければなりませんね。


私はRCOJ(ロードスター・クラブ・オブ・ジャパン)にも加入していますが、以前M2 1015関連の資料が欲しくて10年くらい探していたのに見つからず、M2が発行していた広報資料だったので、ダメもとでRCOJの方に相談したらサラッとpdfファイルでいただけてビックリしましたよ!


ロードスター・オーナーの資料収集能力とデータベースの豊富さに戦慄です!


その節は大変お世話になりましたm(_ _)m


それに以前M2 1028 20周年ミーティングに参加した時も、各オーナー達の連携とメーカーへのアピールは凄いものがありましたし、毎年行われている軽井沢ミーティングでのマツダ関係者への意見具申は目を見張るものがあります(もちろん結果も出している)


と言う事で、pg6sのオーナーの皆さんも是非マツダ系のファンミーティングに参加してアピールしていきましょう!





100万台も売れるともみじ饅頭までコラボしてくれるのか・・・・・・

コレは2017年の3月末まで販売していますから、気になる方は→コチラ




くぼっ〇。さん、来年のアレの時、前回のアノ時みたいに何か出来ませんかねぇ (ムチャぶり)




そして、本日の本題。ロードスターと私の関係です。


今をさかのぼること18年前、サーキットで腕を磨くために中古のロードスターを手に入れて以来買い替えをしながらNA型のロードスターを3台乗り継いできました。





初代  NA6CE  シルバーストーンメタリック Sパッケージ サーキットで横から突っ込まれ廃車
2代目 NA6CE クラシックレッド ベースグレード パワステなし  AZ-1購入の為下取り
3代目 NA8C改 M2 1028 ブルーブラック  パワステなし












旋回機動に特化したロードスターはとにかくコーナリングの挙動を学ぶのに最適なマシンでした。









後年は仲間達と草レースにも連れ出して、コーナーでは格上の車両をバンバン抜きましたが、ストレートではバンバン抜かれました(笑)



ロードスターのお陰で学生時代以降疎遠になっていた助六さん(白いロードスター乗り)と再会する事が出来て、今では寝台列車やカプチーノで旅に出て『ブラザー』と呼び合うほど濃密な仲に(笑)







そんな自分の走りのベンチマークのロードスターでしたが、やっとタイヤの使い方も分かってきて(←遅すぎる(^^;)そろそろ卒業かなと思っていました。






これまでたくさんの事を教えてくれたM2 1028。

アニキのお店でアニキの知り合いに引き取られていきました。



もう十分乗ったので、またNAロードスターを手に入れる事はないと思うけれど、NCやNDにはそう遠くない将来に乗ると思います。


走りに癖のあるAZ-1とは異なり(←でもソレが最高!)ロードスターは最高のコーナリングマシンなので、またいつか。きっと。






ありがとう、ロードスター!












そして、ロードスターのある生活をちょっぴりお休みして、寄り道する新しい相棒はジムニー SJ10 。

昭和56年生まれのおじいちゃんなので、あちこちが錆びているのは当然として、あちこちからオイルが漏れていて、あちこちのパーツがどう考えても交換しないとヤバい感じでアニキがあちこち直してくれています(^^;








あちこち手を入れていたら予算をオーバーしちゃったよorz
仕方ないから倉庫に行って少しAZ-1のパーツオークションに出さなきゃ(^^;

スズキ ジムニーSJ10。これからよろしくね♡








次回の記事は、ワイドボディ FLYING Vの紹介第2弾となりますね。

近日公開予定です(*^_^*)

Posted at 2016/08/24 00:16:44 | コメント(6) | トラックバック(0) | サーキット M2 1028 | クルマ
2014年10月28日 イイね!

M2 1028の日に想う

M2 1028の日に想う





STREET COMPETITION M2 1028










本日のブログはブラザーの助六さんに捧げます。











10月28日と言えばそう、M2 1028の日ですね!


皆さん、こんにちは。ときどき1028乗りになるロバのイーヨーです。



M2が20年前にリリースした3台目のロードスター M2 1028。


今では知る人も少なくなってしまいましたが、今日は10月28日、1028の日という事ですから少しご紹介したいと思います。








日常は意のままの俊敏な挙動を思うさま楽しみ、そして休日ともなれば、仲間とのサンデーレースに興じる。

ドライビングを愛するすべてのドライバーにとって、ひとつの理想ともいえる生活を提案するクルマ。

ステアリングを握った瞬間、車が体の一部になる。

「車に乗る」のではなく、「車を着る」感覚。

さらに、オープン2シーターが持つ解き放たれた世界と、自分だけの車に作り上げる素材としての潜在能力。

まさに、楽しみはここから。

M2 1028とともに過ごす一瞬一瞬が歓びに満ちた時間であることを願わずにいられない。


M2スタッフ一同       (M2 1028カタログより一部抜粋)






そう、M2 1028の目指すところは『 STREET COMPETITION 』、すなわち街中を走る競技車両なんですね。


ホンダのタイプRとは少し異なり、あくまでもストリートありきで休日にさらっとサーキット走行を楽しむ、そんな大人の味付けなんですね。


しかし、うちの1028はちょっぴりサーキット・ユースに振ってみました。


折角1028の日なのでうちの1028を紹介していきましょう!












助手席は1028純正の『エスケレート』のフルバケット・シートなのですが、ドライバーズ・シートはレカロのSP-Gに変えてあります。

SP-Gの方がサイドサポートが良く、サーキット走行ではこちらの方がドライブしやすいですが、町乗りではエスケレートのバランスの良さが光ります!

このエスケレートはAZ-1にも取り付けられる優れものシートです。助手席側の取付金具も販売されていました。









ホイールはRay`sのCE28に交換。インチアップしても安心の軽量ホイールです。


1028のボディカラー、ブルーブラックに合わせてゴールドをチョイス。









フロントスポイラーは1028のものから社外品へ交換。

カナード程ではありませんがフロントにちょっぴりダウンフォースを発生させてくれます。








ブレーキキャリパーはロードスター用のオートエグゼ製対向4ポットキャリパーです。

ブレーキパッドはワンオフで注文。雨の日はブレーキペダルにちょっぴり足を載せただけでロックする位ストロークなく効いてくれますが、慣れるとブレーキペダルのリリース・コントロールが抜群にしやすいパッドです。







タイヤはSタイヤのハード・コンパウンドをチョイス。

ラジアルは持ってません(笑)

もちろん漢のパワステなしです!

町乗りはマジ勘弁してほしい位ステアリング重いです。









サベルトの4点式シートベルトとダッシュボードに付けられたP-LAPⅡ、油温、油圧、水温計はサーキットユースには是非取り付けたいパーツですよね。

まぁAZ-1と違ってNAはそんなにエンジンに厳しくありませんけど、あるとやっぱり安心です。







1028はフロントは素敵なM2の牽引フックが付いていますが、1028のマニュアル読んだら『ローダーに車載した時にこの純正フックにテンション掛けないでください』と書かれていたのでフロント・リアにコースアウトした時の為にフックを付けてあります。

そういえば1028でコースアウトした事ないなぁ。


足回りは車高調でセッティングしてあります。

F14kg R12kgなのでご飯食べた後は乗りたくない感じです。











それにしてもさすがM2。ロールケージでのボディ剛性向上と内装の簡素化による軽量化がすでに行われていた為、うちの1028は足回りとブレーキ以外はノーマルのままでサーキットを十分楽しめました♪



M2 1028。良いクルマですよ(*^_^*)













そして最後に。










いつも一緒にサーキットへ行く助六さんはロードスターに乗っていますが、実は購入する時にM2 1028を探していたんですね。

しかし、残念ながら程度の良い個体に出会えずNA8を購入したと言う経緯がありました。


助六さんは大学の同級生でしたが、卒業後はしばらく会う機会がありませんでした。

しかし、今から約三年前に再会してから『一緒にサーキットへ行こう!』と誘われて、10年以上遠ざかっていたサーキットへと再び通う様になりました。


雨の日も風の日も、筑波や袖ヶ浦へ一緒に走りに行きました。

きっと彼に誘われなければまたサーキットを走る事はなかったかもしれません。



サーキットを走る歓びを思い出させてくれた助六さんには本当に感謝しています。



そんな助六さんと再びサーキットに行こうと話し合った時に、2人である決め事をしました。



サーキットへ行ったらある事を必ずする。

何があっても絶対だ!



2人で誓いをたてました。


その誓いとは・・・・・・・・















サーキットへ行ったら必ずお姉さんと写真を撮る!
何があっても絶対だ!





このお姉さんと一緒に撮った写真のお蔭で今日のブログを書く事が出来ました。





今日のブログはブラザーの助六さんに捧げたいと思います(笑)

Posted at 2014/10/28 23:58:20 | コメント(6) | トラックバック(0) | サーキット M2 1028 | クルマ
2014年08月19日 イイね!

ロードスター 25周年アニバーサリー・クッキー

ロードスター  25周年アニバーサリー・クッキー皆さん、こんにちは。

旅行気分が抜けないロバのイーヨーです。


先ほど職場に宅配便が届きました、開けてみると上の写真の通り『ロードスター生誕25周年記念のクッキー』でした!

広島のアンデルセンで作られたこのクッキーは1000個作って来年の2月までに売り切れればいいなぁくらいだったらしいのですが、即日完売だったそうです!

そう言えばAZ-1生誕25周年ミーティングなるものがあるかもしれないとかなんとか。

もしありましたら是非こんな素敵なクッキーなども企画されると嬉しいですよね、くぼっち。さん?(笑)


Posted at 2014/08/19 10:02:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | サーキット M2 1028 | クルマ
2014年06月23日 イイね!

スクーデリア・ダメリーノ・Milano マル耐参戦記

スクーデリア・ダメリーノ・Milano  マル耐参戦記









SODEGAURA 3HOURS ENDURANCE RACE TYPE TRACK DAY








※今回のブログにはほとんどAZ-1の話が出てこない上にかなりの長文です。

※このお話の一部はフィクションですが、当チームに関する記載はほぼノンフィクションです。チーム員の苦情は受け付けません(笑)












プロローグ





2014/05/04  15:08  耐久レース開始から約98分






気持いい五月晴れの空の下、房総半島内陸の森の中では25台のマシンがアップダウンのあるコースを駆け抜けていた。











イーヨー先輩  :

『タリホー!』
(目標視認)


ぶーちゃん、あの先のコーナーの白い奴。同じクラスのマシンだよ!




へぼブログ管理人 : 

あっ本当だ。イーヨー先輩サンクス!

でもまだ少し距離があるから2周位はクルージング・スピード(巡航速度)で付いていくよ。後ろから来る上のクラスの大排気量マシンに注意してね。





えっ、すぐに仕掛けないの?


うん、あっちも全開じゃなかったら仕掛けた時にスピード上げられて抜くの手間取っちゃうかもしれないからね。

耐久レースは全開で走るんじゃなくてそれぞれのチームがターゲットタイムを決めて周回する事が多いから、まずは相手の走りを後ろから見て全開で走っているかどうかとか、苦手なコーナーはどこかとかを観察するよ。





ふーん、なんだか面倒だね。


うん、スプリントレースと違って勢い任せに仕掛けちゃってタイヤやエンジン、ブレーキをヘタらせちゃうとその後のペースに影響が出る事があるからね。

押す所と引く所のバランスが大切かもね。




そうなんだー。だから大排気量の速いクルマはさっさと抜かせちゃうんだね。あっ、ライバルの車が前を走ってるEVに仕掛けたよ。うわっ直線速っ!



ねっ、前のライバル車も抜く時以外はあまり上の回転使わないでセーブしてるみたいだね。うちらも抜こうか。






あれっ?ライバル車1コーナーの後の上りですごく車間が詰まったね。



ああそうだね。ホームストレートでかなり手前から減速して1コーナーに侵入していて、アクセルオンのタイミングもロードスターに比べて遅いからきっと上りで車速が伸びなくて車間が詰まったんだよ。




ふーん、て言う事はライバルの車は1コーナーが苦手みたいだね。他ではそんなに車間が縮まないもんね。

じゃあ仕掛けるなら1コーナーが良いって事?






おっ、イーヨー先輩分かっているじゃん。
後ろからも上のクラスの車が来てないし、次の週仕掛けようか。





最終コーナーの立ち上がりからレブ縛りを解除して、全開でコンバット・マニューバ(戦闘機動)に入るね、先輩踏ん張っててよ!






















2014/05/04  袖ヶ浦フォレストレースウェイ



With Me Racingさん主催による3時間耐久レース、通称『マル耐』の第6戦に参加してきました。




この袖ヶ浦マル耐の特徴は何と言っても参加のハードルが低い事です。


一台のレーシングカーを仕上げて戦うのが通常の耐久レースなのですが、このマル耐は参加ドライバーが自分のマイカーでサーキットを走り、ドライバー交代の時はまた別のドライバーが自分のマイカーで車ごと交代して走る事が出来るという珍しいレースです。


ドライバー交代の時はタイム計測のトランスポンダーだけをピットインした車からピットアウトする車に付け替えるだけでOK。


もちろん一台の車でみんなで走ってもOKです。


しかもそれだけでなく、耐久に参加したいけど自分一人しかいない!と言う方のためにお一人様参加者が集まって当日編成されるお一人様チームがあるんです!


どうですかこのハードルの低さ。次回は今年の秋に開催予定なのであなたも是非参加してみませんか?


『興味はあるけどどんな雰囲気か知りたいなぁ』と言う方は見学のみもOKです!(入場料が少し掛かったかも1000円ちょい?)


詳しくは→コチラまで   










昨年に引き続き『スクーデリア・ダメリーノ・ミラノ』(ミラノの色男チーム(笑)として参戦してきました!










チームメイトはおなじみのおっさんメンバー4人。

今回はスタート・ドライバーを白いロードスターのミッフィー助六さんが勤めます。






前回抜かれまくりのビート・ドライバー修善寺さんは今回リベンジの為に満を持してインプレッサWRXを投入。

タイヤもSタイヤっぽい奴を購入してGTウィングまで装着。
高笑いしながら低排気量のマシンをぶち抜いてやるとヤル気満々です!




そしておなじみへぼブログ管理人のロードスターですが、今回はナビゲーターとしてイーヨー先輩がこっそり同乗します。


以上3台での参戦となったスクーデリア・ダメリーノ。
チームメイトは4人なのに何故か今回は3台での参加です?



実はMG-FのKranzさんがレース一週間前に興奮のあまり赤城山に1人で練習走行に行った際、偶然居合わせた赤城の白い彗星とダウンヒル・バトルになりコーナーのさらに内側をショートカットして追い抜く必殺技を繰り出しました!

しかし着地時の衝撃でホイールを破損してしまい足回りにもダメージを受け(一部誇張アリ)車両修理の為、今回は残念ながら雑用係として参加です。


耐久レース最大の懸念であった(故障しそうな)イギリス車の参加が中止となり、『これで完走の確率がグッと上がった!』、『Kranzさん、グッジョブ!』とこっそり喜ぶ他のチームメイト達。




一台参加車両が減るというアクシデントにも関わらずチームのモチベーションは最高潮です!

(イヤ、KranzさんUKジョークですから(笑)




そして今回は写真撮影班として主任カメラマンの正ちゃんにプラスして一番弟子の濱ちゃんの2名体制でバシバシと写真撮影(主にキャンギャルのお姉さん)してもらいました。












ちなみに今回のブログの写真はすべてこのお二人の作品です。

正ちゃん、濱ちゃんいつも素敵な写真をありがとう!












と言う訳で3台で3時間を戦うため1人1時間の走行時間となりました。


作戦会議の結果、今回は経験値向上の為にスタート・ゴールドライバーを助六さんに務めてもらい、レースはじめと最後の各30分を走ってもらいます。


ニューカー投入の為インプレッサでまだ袖ヶ浦を走った事がない修善寺さんは、ターボ車ゆえのマシントラブル防止を考慮して30分スティントを2セットとしました。


そして自分はなるべくピットインでのロスタイムを最小限にする為、1時間の連続走行を行う事となりました。








他のチームはポルシェやIS-Fとかナンバーなしのレーシングカーとかがごろごろいる為、総合順位はあんまり期待せずクラス優勝を目指します!




そして13:30。助六さんが無事にローリングスタートを決めて耐久レースが始まりました。



耐久レースで絶対にやってはいけない事はリタイヤです。もちろん順位も大切ですが耐久レースは生き残りレースなので完走するのがまず第一。

どんなに速くてもゴールしなければ意味がありません。


この為16:30のゴールを目指してチームが一丸となって戦います!


14:00になり無事にミッフィー号はピットイン。セカンドドライバーのインプレッサ修善寺さんがブローオフバルブの音を鳴らしながらピットアウトしていきます。




そして次はいよいようちのロードスターの番です。アニキのメンテナンスを信頼しており、1時間の連続走行でも根を上げないタフなマシンとなっていますが、念の為ピットアウト前の最終チェックを行います。









こんな時でもイーヨー先輩はシレッとカメラマン達とお姉さんの所へ行ってました(笑)


以前はWith Meのキャンギャルをやっていた宇佐美さんですが、今はWith Me Racingで事務として働きながらレースに参加しようと虎視眈々と狙っている様です。







そして本日のレースクイーンのお二人です!


カメラマンのお二人から頂いた写真データの大半はお姉さんの写真でしたが(笑)その中からイーヨー先輩が厳選した2枚を掲載させていただきます!
それがコチラ!


















さて、読者サービスも終わった所で(笑)いよいよコースイン。

1時間のロングスティントの始まりです!





















イーヨー先輩、後ろからも上のクラスの車が来てないし、次の週仕掛けようか。

最終コーナーの立ち上がりからレブ縛りを解除して、全開でコンバット・マニューバ(戦闘機動)に入るね、先輩踏ん張っててよ!





うぁぁぁぁぁ最終コーナー横Gが急にキツくなったよぉぉぉぉぉぉ





そりゃそうだよ、今までセーブしてた横方向のグリップを目いっぱい使ってコーナーリングしてるからね。


脱出スピード高めてエンジンも全開にして少しライバル車との車間を詰めて1コーナーで仕掛けるよ。







ホームストレートエンドで軽くブレーキング。4速→3速。1コーナーへの進入姿勢を作ったらコーナーのクリップ手前からアクセル全開。

強い横Gの中、アクセルを早く踏んだせいでオーバースピード気味のままコーナーの外へ向かってどんどん膨らんでいく。



ぶーちゃぁぁん、コースアウトしちゃうょぉぉぉー



大丈夫。1コーナーはアウト側のグラベル手前にゼブラが拡張されている上に、上り勾配になるせいで少し車速の伸びが鈍るからぎりぎり曲がれる。

前のライバル車はアクセルオンが遅い為か上り勾配であまり車速が乗らない。こちらは全開のままレッドの手前で4速へ放り込みグングン近づいていく。



上り勾配の頂上にある緩い右の2コーナーのインを目指して少しだけステアリングを切る。


ライバル車がコチラに気づきインを閉めようとする。構わずアクセル全開。追いついた!



ぶーちゃぁん、ぶつかるぅぅぅぅー



ライバル車のリアイン側にノーズを入れる。接触を避ける為イン側のタイヤを少しだけコースから落としたけどここはロードスターなら曲がれる。

午前中の練習走行の時に同じラインを通って確認しておいたから。



半車身後ろのまま並んで2コーナーを過ぎると4速全開でストレートを下って行く。パワーを取り戻したライバル車がエンジン全開でロードスターを少し引き離し始めた。



ぶーちゃん、離されちゃったよ!



と言いながらチラッとこっちを向くイーヨー先輩。



ぶっぶーちゃん、悪い笑顔をしているよ。



ああ、分かってる。本当の勝負はこの先だ。



えっ!?ぶーちゃんブレーキブレーキブレーキ!




ああああああぁぁぁぁぁぁ










いつもは3コーナー入口で4速→3速へ落とす所を4速全開で進入。

ライバル車は3コーナーのずいぶん手前で我慢できず減速。追い抜きに成功する。





目の前にヘアピンの4コーナーが迫る。

曲がりきれずにコースアウトした車のタイヤ痕が何本も見えている。




ぶーちゃんハンドルハンドルぅぅぅぅああぁぁぁぁぁ




ステアリングは切らずにコースの外を向いたまま真っ直ぐブレーキ。3コーナーで付いた少しの横Gを逃がしながらさらにブレーキング。


オートエグゼの対向4ポッドキャリパーがワンオフで注文したブレーキパッドをローターに押し付ける。


ギュムギュムッ。4本のSタイヤが路面に食いつき離さない。



4速→3速→2速。ブレーキを少しだけ抜いてターンイン。





ふぎゅうぅぅぅぅぅぅぅぅ





強烈なブレーキングGから旋回Gへ。イーヨー先輩のまあるい鼻が外側へ歪んでいく。



そう、確かにライバル車の方が排気量もパワーも上だ。下りの加速競争じゃ勝てやしない。

2コーナーの後に離されるのは分かっていた。


でも200kg以上軽いロードスターにSタイヤの組み合わせはブレーキングポイントが全く違う。

だから抜くなら3コーナーだ。


通常3コーナーに無理して4速で侵入してもラップタイムは変わらない。コースアウトのリスクが増えるだけだし、3速に落として侵入しても追い抜く事は出来ただろう。


だがこの時はあえて4速で侵入してレイトブレーキング。

あんなスピードで突っ込むのか!とライバル車に見せつける為に。


耐久レースだ、あんなのに付き合っていたらタイヤがいかれちまうとライバル車の戦意をそぐのが目的。



そうでないと4コーナー上りのパワー競争に持ち込まれる可能性があるからだ。
そうしたら泥沼のドッグファイトになってしまう。


まだ後20分以上走らなければならないのにそんな事をしていたらタイヤがたれてしまいどんどんタイムが落ちてしまう。



耐久レースは駆け引きだ。レース全体のペースを考えて抜かれる事があってもゴールした時に前にいればいい。


きっとライバル車のドライバーはそれが分かってる。そんな頭のいい相手で良かった。


そしてこんな駆け引きこそが耐久レースの醍醐味の一つだ。やっぱりレースはたまらない。










後ろとの車間が少し開いたことを確認してから、再びトップエンドを封印してレブ縛りをする。

油圧OK、水温OK、油温OK、デフとタイヤは少し垂れてきたけどまぁ大丈夫。クルージング・スピードなら問題ない。

横を見るとイーヨー先輩がグッタリしていた。



ふとコースサイドを見るとカメラマン濱ちゃんがサムアップしてからカメラを構えるのが見えた。

走りながら一機撃墜の記念に親指を立てる。














ぶーちゃんガソリンが厳しいよ!


んっ?いつの間にかイーヨー先輩が復活している。少々遊びすぎたか確かに残量が少なくなっている。


仕方ないなぁ。ガス欠になってはたまらないので、4速と5速を使ってエコランを始める。ダッシュボードのラップタイマーを見ながらタイムは最小限しか落とさない様に気を付けてライン取りも変えていく。


これもまた耐久レースの楽しみ?のひとつかも。


ベストタイムを出す為に攻めるのはもちろん面白いけれど、ターゲットタイムを決めてその中でコースのライン取りやシフトを変えて走ると驚くほど発見がある。



サーキット走行は奥が深い。やめられない。



そうこうしているうちにピットインのサインが出る。








良かった。無事に自分のスティントを走りきる事が出来そうだ。

イーヨー先輩がニヤッとしながら右手を上げる。小さくハイタッチしてお互いの健闘をたたえ合いながら、ピットロードへと入っていく。









ピットロードではスピードオーバーに気を付けながらチームのパドックを探す。

遠くでサインボードを振っている仲間が見えた。








無事にピットイン。トランスポンダーを付け替えてもらってインプレッサがコースへ飛び出していく。

これでレースの2/3を消化できた。後はチームメイトの二人に任せよう。残り1時間。

さすがに疲れてしばらく動けなかったが、充実感でいっぱいだった。



















エビローグ






16:32 我がスクーデリア・ダメリーノ・ミラノは無事にチェッカー・フラッグを受ける事が出来た。

コースに各チームのメンバーが集まり参加者全員でのフォトセッション。

この時ばかりは誰もがいい笑顔。最高の瞬間だ。











うちのロードスターも頑張ってくれた。

今日もノートラブルで帰る事が出来る。本当に感謝だ。ありがとう。












そして最高の一日が終わろうとしている。

みんなレース結果に満足し、また次の耐久も出ようと笑いあった。


本当に楽しかった。お前らは皆ブラザーだ!















後片づけをしながら暮れていく夕陽を眺めていると、驚くほどの満足感に満ちている自分に気が付いた。



そうか、そうだったんだ。



サーキットをロードスターで再び走り始めて2年半。もうM2 1028は自分の思い通りに動いてくれる。まるで手足の様に。

自分がミスをしなければこのクルマは裏切らない。

ドライバーとしては才能がないし、まだまだヘボな自分だけど、きっと乗りこなす事が出来たんだと思う。


だからこんなに満たされた気持ちになれたんだろう。






今日限りでサーキットをロードスターで走るのは卒業だな。

ふと、そう思った。







次にサーキットを走るのはそう。AZ-1だ。

AZ-1はサーキットでどんな動きをするんだろう。

そう考えたらワクワクがとまらない。楽しみだ!



問題はサーキット仕様に仕上げてもらっているAZ-1がいつ帰ってくるかって事だけど、まぁ気長に待つ事にしよう。アニキの仕事には間違いがない。

去年の暮れに預けて、もう半年過ぎたけど(笑)




今までありがとう、M2 1028。


本当はラジアルタイヤに換えてノーマルサスに戻して街乗り仕様にしたいけど、アニキやってくれないだろうなぁ(^_^;











(了)

Posted at 2014/06/23 23:25:07 | コメント(9) | トラックバック(0) | サーキット M2 1028 | クルマ
2014年04月22日 イイね!

M2 1028 20th Anniversary meeting

M2 1028 20th Anniversary meeting






Mazda  R&D  Center  Yokohama   2014 / 04 / 20





皆さん、こんにちは。ロードスターにも乗っているロバのイーヨーです。

先日M2 1028の20周年ミーティングがあるというので午前中で仕事を早上がりさせてもらって横浜まで行ってきました!


会場まで湾岸線を使って向かい、子安I.Cで降りてすぐの所にあるマツダR&Dへ向かいます。


13時からという事だったのですが5分くらい前にギリギリ到着しました。

一番手前に自分のクルマを停めてまずは一枚パチリ。









早速受付を済ませて中へと進みます。








1028のカタログでも使われた写真が飾られていて、下の方には貴重なM2 ペーパーも展示されています。







そして隣のテーブルにはM2で販売されていたウェアやキャップなどのグッズに整備書や開発に関する貴重な書類が展示されていました。

しかし一番気になったのは↑のクリアファイルでした。

これには1028に関する雑誌の切り抜きなどがはさまれていたのですがなんと地方新聞の切り抜きまでピックアップされておりこのファイルを作られた方の仕事ぶりに戦慄しました!


そしてなんと奥ではM2 VOICEという当時の小冊子がコンプリートで販売されていて思わず買っちゃいましたよ!

他にもいろいろ大人買いしていたら(後から知ったのですが)元M2 広報の水落さんに値引きして頂きました。ありがとうございました!


そうこうしているうちに開会です。

参加者の方が造ったという1028 20周年記念のロゴが入ったボールペンが参加者に配られ、ご厚意で頂きました!ありがとうございます。





素敵なオープニングムービーに続いて参加者の自己紹介が始まります。


参加車の中に以前M2 1015に乗られている方がいらして少し和みました(笑)



そしてわざわざ発起人の伊藤さんが取に行っていただいた28蕎麦が届きます。







サービスの天かすも付いて美味しかったのですが、わさびと七味唐辛子を廻していると『ん?なんで七味唐辛子なんだ?』『七味使うのか?』という声があちこちから聞こえてきて、食文化の違いを感じました(笑)
(私は長野で育った時期があるので善光寺さんを使います)



そして、こちらも参加者の方が造られて持ってこられたという20周年記念ケーキです!

20本のロウソクが吹き消されてケーキカットされていきます!






こちらもとてもおいしくいただきました!

ありがとうございます。シートベルトまでチョーリアルでした(笑)





そして貴重なグッズのじゃんけん大会や元M2スタッフによるトークショーと続いていきます。

雑誌などでは知りえなかった貴重なお話を色々と聞く事が出来ました。



そして最後に記念写真へと向かいます。









さて、ここで一部ですが参加者のクルマを見ていきましょう!







まずは度肝を抜かれる1台。ワイドボディがマッシブなM2 1006です!









もちろんM2のプロト車両ではなくレプリカですが凄い綺麗な仕上げでした!




それでは続けてどうぞ♪







ステッカーのイニシャルはBowさんですかね?





シャスタホワイトの1028は今回4台?の参加だったかと思います。





このアルミはアイスタイリングさんのでしょうか?
リップやピタローニに幌のレッドがイタリアンです!
1028は標準では幌付いてませんが、フロントキャッチを加工すれば幌付けられるんですよね。





こたらはオープン状態の1028ですね。純正のガンメタホイールも好きなんですよね~




こちらは1001のリッドカバーでしょうか?





内装は1002のものに替えられている様でした。うーんゴージャス!
お気づきになられる方も少ないかと思うので捕捉させていただきますが、このクルマのなにがスゴイってこのリア・ポリカーボネートの透明感です!

うちのは雲ってしまって良く見えません。これは航空機のキャノピーにも使われるポリカーボネート製でアクリルではありません。(アクリルでは車検が通らない)

みなさんも、パーツが出ないこの部分に悩みを持っている様で、水落さんがハンドレットワンの方に何とかならないかと詰め寄る一幕も(笑)






いや~1002内装も素敵ですよね♪







4点シートがスパルタンです。






やはりブルーブラックの1028が多かったですね。







エンジンルームピカピカです!







1001のバンパーでしょうか?







皆さんキレイに乗られていますね~♪







ホイールはスーパーラップでしょうか?






ハンドレットワンさんのワンオフエアインテーク。ものすごいクオリティです!







記念撮影タイムですがシレっと後ろにマイ1028君が写っています(笑)

※写真は解像度をかなり落としてありますが問題があるようでしたらご連絡ください。





当時の開発者の熱意が伝わるお話の数々、とても内容の濃い素晴らしいミーティングでした。


開催に尽力されて下さった方、元M2のスタッフの方々、RCOJの方、取材頂いたロードスターBros.の方、そして休日にもかかわらず会場をご提供いただいたマツダR&D横浜様、参加者の皆様、ありがとうございました!






また5年後か10年後お会いしましょう!










AZ-1乗りの方は、今度水落さんからお聞きした1015情報別途書きますのでお楽しみに!


Posted at 2014/04/22 21:59:54 | コメント(6) | トラックバック(0) | サーキット M2 1028 | クルマ

プロフィール

「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

リアキャリパーOH&交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/06/29 00:26:34
オルタネーターVベルト、リブベルト化 その1 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/03/31 07:08:17
AZ-1 ABARTH と....。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/01/25 00:51:03

愛車一覧

その他 その他 イーヨー先輩 (その他 その他)
クマのプーさんに出てくる仲間のロバのイーヨーです。 イギリス生まれですが、現在は浦安在住 ...
マツダ AZ-1 1号機 M2 1015B (マツダ AZ-1)
2000年春にアニキのお店で購入。 まだ当時は手に入ったMADHOUSEさんのタイプⅠ ...
スズキ ジムニー ジムニー SJ10 (スズキ ジムニー)
昭和54年式のSUZUKI ジムニーSJ10の4型メタルドア・幌です。2スト550ccエ ...
スズキ キャラ 5号機 初めてのCARA (スズキ キャラ)
『いや~CARAまだ乗った事なかったから欲しかったんだよね♪』 と言ったらみんなに怒られ ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation