
今回は2026年にスターレットが復活するという噂なので、少し考えてみたい。宜しければ、最後までお付き合いを・・。まず、スターレットという車だが、これは且つてトヨタで販売していたコンパクトFRカーでした。僕もKP47,KP61に乗る機会が多く、楽しませてもらった車でありました。

KP47 パブリカ・スターレット

KP61 スターレット
そして、1984年にFFとなった「かっ飛びスターレット」で話題になったEP71型がデビューするが、この時の僕の愛車はTE71スプリンタートレノだった。
この後、「韋駄天」と呼ばれるスターレットターボがデビューし、モデルチェンジでEP82が出て、スターレットの歴史は一時終わるのである。
FRのスターレットは排気量こそ小さいものの、良く回るOHVの4気筒で楽しいエンジンでしたね。勿論、チューニングするのも手ごろでしたから、ワンメークレースや、国内ラリーでも活躍しました。
そのスターレットが復活と聞いて、嬉しい面もあるのですが、どんな車でしょう?
トップモデルはGRスターレットというグレードになり、WRC参戦も目指している車だそうですね。これは楽しみです。
現在のWRCは以下のようなクラスに分かれています。
FIAの「ラリー車両カテゴリ」
Rally1:WRCトップカテゴリー(GRヤリス Rally1 など)
Rally2:旧R5、地域選手権やWRC2の主力(シトロエンC3 Rally2 など)
Rally3:4WDで低コストなエントリー向け(フォード フィエスタ Rally3 など)
Rally4:FWD(前輪駆動)ベースのエントリー〜中級
Rally5:さらに低コストな最下位クラス(改造範囲が狭い)
この中で狙うのは「Rally4:FWD(前輪駆動)ベースのエントリー〜中級」クラスです。このカテゴリーに出場するためのポテンシャルが要求されるわけですね。
このカテゴリーを走っている車は、
プジョー208 Rally4(1.2Lターボ、約212ps)
オペルCorsa Rally4
フォード Fiesta Rally4
シトロエン C3 Rally4
となり、いずれも200PSオーバーの出力を持つ車たちです。
因みにRally4の技術的な規定は
駆動方式:前輪駆動(FWD)のみ
エンジン:排気量 最大1333cc(ターボ)、または 最大2000cc(NA)
実際は 1.2〜1.3L ターボが主流(プジョー208 Rally4、オペルCorsa Rally4 など)
ターボ制限:リストリクター径 30mm
出力目安: 約210〜230馬力
トルク: 約290〜300Nm
最低重量:車両単体:1080kg ドライバー+コ・ドライバー含む:1230kg
サスペンション:公認部品を使用、ストロークや剛性はラリー用に強化
ブレーキ:前輪は4ピストンキャリパー+最大 330mm ディスク
トランスミッション:5速シーケンシャル(機械式LSD搭載)
価格制限:エントリー層向けのため、市販価格を €100,000程度以下 に抑えることが推奨されている。
市販でGRスターレットはあり得るのか?
結論から言えば 十分あり得ます。理由は3つ。
ホモロゲーション要件
Rally4で戦うためには、市販車ベースが必須。最低生産台数が2.5万台なので、ラリー専用車ではなく、必ず市販車として売られる。
GRブランドの戦略
トヨタは現在、GR86、GRカローラ、GRヤリスと展開しており、「小型ホットハッチ入門モデル」がラインナップに欠けている。GRスターレットは、エントリー層向けGR として最適。
パワーの住み分け
GRスターレット(200ps級、FWD、軽量1000kg前後)
GRヤリス(272〜304ps、4WD、本格WRC直系)→ 明確にキャラが違うので、市場が食い合わない。
市販版のGRスターレットは150馬力位のようです。エンジンはWRC参戦時にはさらにチューニングされ、ミッションも5速シーケンシャル+LSDとなるでしょうしね。
では市販版のポテンシャルを考察していきます。ボディ形状ですが5ドアのハッチバックの線が濃厚ですね。GRヤリスの様な3ドア+ブリスターフェンダーにはできないでしょう。だから3ドアも無いですね。あとはトヨタ+GRがどこまで手を掛けるかですが、雑誌によると・・
エンジン:1.3L 直列3気筒ターボ、最高出力約150ps。
駆動方式:FF(前輪駆動)、6速MT(場合によってはATも設定)。
車重:約980kgと軽量設計で、小型ホットハッチらしい軽快な走りが期待。
ということです。
パワーは現実的且つ余力はありそうですね。車重の980Kgは軽いですね。本当かなぁ?カーボンルーフやアルミボンネット何ですかね?
期待したいのは、やはり走りの味ですよね。フロントにはトルセンLSDは必須ですが、全体的にはしなやかな足の車であってほしいですね。ボディはTNGAのガッチリボディにスポット増し溶接。サブフレームの取り付け点にも工夫が欲しいですね。
僕が考えるFFスポーツに必要な2つの要素
① フロント接地性 LSDを効かせると、どうしても「トルクステア」「キックバック」が顔を出す。これを抑えるには、接地を失わない足回りが肝。
解決策:長めのストロークを残す(底付きで接地を失わない)
ダンパー減衰を「伸び側やや弱め」で路面追従性を高める
ハブ剛性UP・ナックル剛性UPでキャンバー変化を最小限に抑える
→ これがないと「速いけど怖いFF」になってしまう。
② リアのスムーズな追従
ラリーやジムカーナでは「意図的に流す」局面が多い。この時にリアが唐突に出ると破綻するので、穏やかに流れて穏やかに戻ることが大切。
解決策:
車高を落としすぎず、ホイールトラベルをしっかり確保
トーションビームならブッシュや剛性チューニングで「しなやかさ」を残す
マルチリンクならジオメトリで「自然なリバウンド」を作る
→ つまり「ロールは許すけど、唐突さを排除する」方向性へ持っていく。
あとは商品性ですね。これは初めに良いものを提供し、不満があれば交換するという姿勢です。昭和の競技車、平成でも〇菱のRS系はこの傾向が強かったですね。その中でもシートとサイドブレーキレバーとハンドル形状、ペダル配置にはこだわって欲しい部分ですね。これをすることでユーザーの最初の障壁がだいぶ下がりますからね。
では、僕が望む理想のGRスターレットとは・・
①高剛性ボディ
②しなやかな足+LSDで踏める足であること
③FD2シビックの様な引きやすいサイドブレーキ形状+位置
④低重心+前後バランス
⑤スタイルや装備はWRCに近づけた演出は大事。ルーフダクトも欲しいところ。
⑥メーターは特に大事。切り替え式のデジタルメーターは欲しいところ。
後はスタイルですね。ここまで言っといてなんですが、スタイルが気に入らなかったら、興味ないですよね。べ〇トカーさんの予想イラストはカッコイイとは思いますが、どうなりますかね~。今年はモビリティショーもありますし、何かが発表されると良いですね。楽しみにしています。
スターレットはFRの方が好きですし、一時小型のFR登場の話もありましたよね。今回はRally4規定に合わせたのでしょうが、Rally3既定のモデルが出たら、嬉しいです。では、また次回!