• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

phantomⅢのブログ一覧

2023年10月08日 イイね!

変わりゆくモトGP

先週、モトGP第14戦日本GPが栃木のモビリティリゾートもてぎで行われた。モト3、モト2はドライコンディションで行われたようだが、モトGPクラスはスタート直前から雨となり、その結果、13周で赤旗中断、12週目の順位で決着がついた。優勝はプラマック・ドゥカティのホルヘ・マルティン、2位はドゥカティワークスのフランチェスコ・バニャイア、3位はホンダのマルク・マルケスだった。僕はレースを録画して、後から観たのだが、番組編成は無茶苦茶で生放送ベースであった為、何が起きているのかさっぱり解らない展開だった(番組始まったら、雨の再スタートの13周目だった。楽しみにしていただけに後味悪い)。

もてぎでは発表されなかったが、10月4日のHRCの発表でマルク・マルケスとの契約が早期終了となる旨が発表された。HRCとマルケスは11年間におよぶ協力関係の中でMotoGPクラスで通算59勝、101回の表彰台登壇、64回のポールポジションを獲得。また通算6度のライダー・チャンピオン戴冠を果たし、うち5回は三冠(ライダー、コンストラクター、チーム)を達成した。しかし、2020年の開幕戦でマルケスが転倒し大怪我を負い、長期離脱をした事から歯車が狂い始め、ライバルメーカーの猛追もあり、チャンピオン争いには絡めず、低迷した。次にどのチームに行くかは現時点では発表されていないが、それは弟アレックス・マルケスのいるグレシーニ・ドゥカティだろう。ホンダワークスからドゥカティの型落ち機のチームに移籍してチャンピオン奪還に挑むという構図だと思うが、HRCの低迷ぶりも相当なものである。常勝ホンダのプライドはズタズタだろう。マルケスの判断は来季のマシンのテスト結果が良ければ、踏み止まったと思えるだけに、マルケスとしては来季のマシンには期待していた結果は得られなかったという事だろう。そしてこの来季マシンの感想(まだ、試作ではあるのだが)は中上貴晶も良いコメントはしてないので、出口はまだ見えないのだろう。結果、来期まで契約のあるマルク・マルケス、LCRのアレックス・リンスはホンダを早期に去り、ドゥカティサテライト、ヤマハワークスへ移籍する事になった。

KTMチームも来季モト2からステップアップしてくるペドロ・アコスタに席を用意し、代わりにガスガスのポル・エスパルガロが押し出される格好になった。ポルは今季開幕戦の予選で転倒、顎と脊椎に骨折を負い、長期離脱から戻って数戦をこなしたのみである。来季はテストライダーとして開発面から貢献する様である(ダニ・ペドロサとポルの2人がテストライダーということか)。

プラマック・ドゥカティからホンダに移籍するヨハン・ザルコの欠員をヤマハから離脱するフランク・モルビデリが埋める。ヨハン・ザルコの移籍先はホンダサテライトのLCRと報じられていたが、マルク・マルケスの離脱によりレプソルになる可能性も出てきた。グレシーニ・ドゥカティから押し出される格好になったファビオ・ディ・ジャンアントニオだが、ここ最近は成績を上げてきているので、LCRは欲しがるかな?

不思議なのはモルビデリはワークス機を使うプラマックで、マルケスは型落ち機のグレシーニである点だ。逆なら理解もできるのだが、モルビデリはイタリア人、マルケスはスペイン人でイタリア側の政治的背景もありそうだ。
現在、モトGPのライダーランキングでは前年度チャンピオンのフランチェスコ・バニャイアが首位だが、僅か3ポイント差でワークス機を使うプラマックのホルヘ・マルティン(スペイン)が追っている。イタリア人のドゥカティワークスライダーが脅かされる現状で、ドゥカティワークスもヒリヒリする現状となってきた。来年はマルケスが絡む事で、もっと激戦となるだろう。

日本メーカーはどうか?ホンダは主軸のライダーが居なくなり、開発は振り出しに戻るだろう。キーマンは中上となるだろうと思う。またドカから移籍するザルコの知見も活用すべきだ(ホルヘ・ロレンソがホンダに来た時に知見は役立ったのかな?)。ヤマハはエンジンの出来なのですかねぇ。テストライダーのカル・クラッチロウはパワーでなく、出力特性みたいに言っているのも気になるところだ。

2027年にモトGPマシンのルール改正が行われるが、電子デバイス、車高調整、エアロパーツの規制が行われるという噂がある。エンジンも内燃機ではないかもしれないが、それまでは日本勢のビハインドは続く気がする。今月末には東京モビリティショー(以前のモーターショー)もあるし、僕のようにバイクのレースを観るのは好きだが、バイクのライディングそのものが好きで、楽しさを求める人は多いだろう。スズキがレースを撤退したところでスズキのバイクに魅力が無くなる訳ではないのだから。でもドゥカテイはレースと市販車の距離が近く、車で言えばフェラーリに近い。会社の熱の入れようはそれだけ深いとは言えるでしょうし、それがブランド力になっていると思いますね。そういう意味ではSBKの方が何倍も面白いですし、カワサキ、ヤマハの魅力も引き立ちますよね。ライダーもエキサイティングなバトルしてますし。最高峰クラスのレースが一番エキサイティングという訳では無いですしね。いかに難しいバイクを上手に乗れるかを披露する場になっている気が個人的にはしていますが、どこかで歯止めをかける必要があるとも感じています。でないと、レースはエキサイティングではないですし、乗っているライダーも危険極まりないスポーツになってしまう気もしています。皆さんはどう思われますか?
Posted at 2023/10/08 14:15:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | レース | クルマ

プロフィール

「ドローンの資格を目指す方向けに動画作りました⁉ http://cvw.jp/b/932072/48538939/
何シテル?   07/12 20:49
phantomⅢです。モータースポーツ好きのアラフィフです。車、バイク好きですので愛車以外にも色々な車、パーツについてもインプレや考察をしていきたいと思っており...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2023/10 >>

1234567
891011121314
15161718192021
222324252627 28
293031    

リンク・クリップ

ドヴィのヤマハでの初戦を終えて・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/08/20 09:38:32
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 175/60R16 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/12/29 07:37:02
BLITZ SUS POWER AIR FILTER LM 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/11/22 07:39:13

愛車一覧

ダイハツ タフト 22式多目的4駆 (ダイハツ タフト)
タフト納車致しました。タフトにお乗りの皆さま、宜しくお願いします。
ヤマハ シグナスX SR ヤマハ シグナスX SR
久々の愛機は125ccのスクーター ヤマハシグナスX SRです。中古で購入しましたが、走 ...
ホンダ フィット ホンダ フィット
新しい我が家の車、ホンダフィット1.5X。色も今迄に所有したことのない赤系、ディープボル ...
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
色はタングステンシルバーで、DCC、キセノン、インダッシュナビ付きです。私の車歴では3台 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation