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phantomⅢのブログ一覧

2015年02月26日 イイね!

デザインがもたらすもの・・・(スポーツカーデザイン補完編)

デザインがもたらすもの・・・(スポーツカーデザイン補完編)元ピニンファリーナ社の顧問であったケン・奥山氏が以前、テレビ番組でアメリカ海軍の艦載機であったF14トムキャットのデザインについて語っていました。それはこんな話でした。(グラマンの技術者曰く)トムキャットの垂直尾翼は外側に傾斜がついていますが、この垂直尾翼は文字通り垂直でも効果は変わらないのだそうです。でも、上側がやや開いていた方がカッコイイからそう決定されたそうな。えっ!?マジか?と僕も思いましたが、その理由がいいんですよね。命を懸けて飛ぶ戦闘機だからこそ、パイロットが搭乗前にカッコイイと思わせることが大事なんだとか。それが愛機に対する信頼やモチベーションのアップにつながるらしいんですね。「俺の機は絶対落とされるものか」というところですかね。

他にデザインということで、こんな話があります。アメリカ軍で広く使われているM4カービン銃の次期正式ライフルとして検討されたヘッケラー&コック(H&K)のXM8が現場の猛反対で却下されたという噂もあります。軽量で信頼性も高く、汎用性に優れ、安価であるのにもかかわらず、デザインがイマイチで、頼もしさ、威圧感に欠けるというのが理由らしいのですがね(コルト社が利権を守るため、猛反対したという話もあります)。本当かなぁ?というところもありますが、デザインが士気に拘わることは確かでしょう。

アメリカ COLT社製 M4カービン銃

ドイツ H&K社 XM8アサルトライフル

だからこそ、スポーツカーは単に新しさを追うだけではダメなんだと考えますし、乗る人の士気を鼓舞するデザインが必要だろうと・・そして、そのデザインとは歴史に裏打ちされたものであると思うのです。デザイナーは自分の存在感を示すために、時に奇抜なデザインをすることがあります。培ってきた歴史のある基本デザインは変えずに新しいことにもチャレンジする。僕がGolf7に惹かれたのもこんな理由でもあります。コルベットもそれに近いですかね。ランボもカウンタックの幻影を引きずっていますね。これは悪いことでなく、歴史上の財産の継承でもあります。あの時熱い気持ちで憧れた車の歴史を紡ぐ車を、今手に入れるという感じです。それは一本の筋が通った車であり、その車を育てて来たのはユーザーの熱い思いと、それに応えるメーカーであったと思うのですが、残念ながら日本車にはあまり感じなくなりました。一度途絶えた歴史は、再出発は難しい。昔のマクラーレンホンダ(F1)を知らない世代の人は、ミニバン・コンパクトカーメーカーのホンダが今年からF1に参戦するのを奇異に思う人もいるかもしれませんね。ラリーの日産って今は殆ど語られませんよね?スカイラインGT-R(R32)がデビューした時、何故2600cc何だろうとか思いませんでした?マーチRは何故987ccから930ccに排気量下げたんだろうとかね。あの頃の熱さに比べると最近は寂しいもんだなぁと思いますね。ただ、トヨタ86(スバルBRZ)のデザインや設計には最近の車では素晴らしいものを感じますし、今年販売されるマツダロードスターにも技術陣の意気込みを感じますね。機会があれば、乗ってみたいです。車を買うことはロマンを買う事。ロマンは人それぞれ違って良いが、車は移動の道具だけではないし、金額に見合った価値も欲しい。メーカーへの信頼、その車の歴史、手足に呼応する車の動き、車を降りて愛車を見た時の満足感と高揚感、これらを含む車が僕の望むスポーツカーなのですが・・・古いおっさんの戯言ですね。


Posted at 2015/02/26 00:49:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車考察 | クルマ
2015年02月25日 イイね!

1週間後に明らかになるシビックタイプRだが・・・

1週間後に明らかになるシビックタイプRだが・・・1週間後のスイスで開催されるジュネーブモーターショーですが、多くのメーカーからワールドプレミアとなる車がデビューするそうで楽しみですね。個人的には最大の謎となるのはやはりシビックタイプRです。情報をもう一度、整理しましょう。

2014年12月のパリモーターショーで公開されたスタイルがこれです。個人的にはレーシーでカッコイイと思っていました。これならほしいなぁ。と。


ところが、公開されたティーザー映像はこれでした。つまり、このディテールから想像されるのは・・・


こうなるのですかね?この写真がスクープされたのは確か2013年だったかな。

この写真は今年の2月14日の北海道の鷹栖プルービングセンターでの写真。プロジェクターランプのようですね。

リアはウイング一体のテールランプではないのが解りますね。時間から言っても(1か月切ってるしね)これこそ決定案でしょう。

謎なのはデザイン的には細かい煮詰めはあるにせよ、1年以上前から実は変わってはいない点。正式デビューから3か月弱前のパリでは1番上の写真の青いシビックを展示していた。これはショーモデルで、実際は(ああ、やっぱりの)市販車っぽいというか、かなりベースのシビックっぽい仕上がりのタイプRだったという事ですね。あれだけカッコイイ、ショーモデルだっただけにとても残念。車は速ければイイだけではないんだよな。でも、まぁ1週間後を楽しみに待ちましょう。

Posted at 2015/02/25 01:04:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車考察 | クルマ
2015年02月18日 イイね!

私的コクピット論2015

私的コクピット論2015スポーツカー好きオヤジによるスポーツカーの拘り。それは解る人達だけが納得する世界である。昔風の位置づけで言うと、(スポーツカーは)市販車の終わるところに始まり、レースカーの始まるところに終わると言われてきた(定義ではないけど・・)。この言葉の意味するものは市販車では別格の運動性能とレースカー程のストイックな車ではないという意味だと解釈する。僕はスポーツカーが好きなので拘りは強いが、例えばクロカンが好きな人にはそれなりの求める物があると思うし、高級車といっても実際は範囲が広過ぎるが、其々に拘りがあるのだと思う。そこでスポーツカーに的を絞り、その中でも実際に操作する場所、コクピットについて考える2015年度版である。

コクピットというからには、それは心情的には運転席とは違うということをまずご理解願いたい。それは緊張感の中に、マシンと対峙する、あるいはマシンと一体となれる操縦席であるべきだ。以前にもブログで同じ様な事を書いたが、それは今でも少しも変ってないし、ブレてもいない。車は年々高性能化し、見た目はなんてことのないセダンでも、ものすごい加速を可能にし、性能的にはスポーツカーと呼んで問題ないほどだが、魂は違う。「狼は生きろ!豚は死ね!」的な事を言うと反発が来そうだが、狼として生まれてきた車だろうとは思うわけです。

前置きが長くなりました。前回の私的コクピット論ではHOTAS機能が一般化してくるという事とオンデマンドの情報表示について記しました。現代の名立たるスーパーカーはそのようになって来ていると思いますが、今回はもっと基本的な部分。メーター類の表示についてです。スポーツカーで水温計の無い車はありません(もちろん水冷の車です)が、例えば、メーターに対する考え方は違うでしょう。日本車の多くのメーターは速度計、回転計以外はアバウトな表示でしかなく、また表示範囲(可動域)も少なく、あったらいいな的なものでしかないと言ったら言い過ぎかもしれないが、外車に見るような美しい表示でないことは確かです。一部の例外を除き、そこまで神経を研ぎ澄ましてデザインされたものはあまり見ないと思う。インテリアデザイナーはメーターまでは気にしないのかなと思えてしまうのだが如何だろうか?

写真は3月デビューのシビックタイプR。ベースグレードのデザインから基本は変わらず。

腕時計でアナログ時計が好きな人はいるでしょう?針の精緻な動きが好きなのかもしれないし、メカニカルな雰囲気が好きなのかもしれない。一方で多彩な表示のできるデジタル時計を支持する人も多いでしょう。アナログにアナログの、デジタルにはデジタルの良さはあるのだが、ある程度の値のするものならば、いい加減なデザインは無い。日本の車にはある程度の値のするものならばの部分で配慮が足りないと思えますね(結局コストだと思えるのだが、舐められたものだ)。

僕も乗っていたGolf7。スポーツカーではないが、水温計、燃料計はメカニカルな表示。

フェラーリ458イタリア。回転計のみアナログだがデジタル表示時でもアナログメーター風の表示と
細かい数字を入れてあるところが素晴らしい。さすがレース直系のフェラーリだ。

新しいアルファロメオ4Cのメーター。少ないスペースに多機能を見やすく表示している。

日本車で特筆したいレクサスLFAのメーター。多機能且つ機能表示を使い分けられる。メーターの表示方法もメカニカル且つ美しい。

ランチアストラトスのメーター多くの情報を同時表示する旧世代系だがこれはこれで素晴らしい。
メーターのデザインも良いですよね。

日本で人気のあるスーパーGTカー選手権だが、GT500のマシンのコクピットはどれもほとんど変わらない様に見える。簡素で戦う仕事場的な雰囲気ではない。GT300の方がいくらかベースカーの面影があり、これらは自分の車のチューニングを行う際、参考にはなりそうだ。僕にはスーパーGTよりN1もしくはS耐マシンの方がよっぽどカッコ良く見える気がするのです。考えてみれば、日本では市販のスポーツカーがレースカーに近いという事はあまり無くなってしまった。日本は車大国でありながら、世界的にはガラパゴス化となることを危惧している(この場合のガラパゴス化とは日本は優秀な車を安く、多く生産し世界各国で使われているが、スポーツカーにおいては見る影もないね。速い車もあるのだが、買い手の気持ちを理解してはいないよね。という意味)。

これはロッキードマーチンF35のコクピット。アナログメーターは一つもない最新型。


こちらはF22のコクピット。CRT画面がいくつかあるF35ほどではないが現代風。

ランボルギーニウラカンのコクピット。F35のようなメーター。未来感半端ねぇ~!助手席の人寂しいかも・・・。DVD見れるのかな?

メーター一つにしても拘りがあるということです。考えてみれば運転者に情報を伝えるインターフェイスですし、最近の水温計さへ無い(我が家のフィット)には違和感を覚えます(ガンガン走ったりしないけど)。メーターが一杯あった時代にはそのメーター類が装飾の一部でしたし、カッコ良かったんですよね。KP47スターレットのコクピットなんて安い車なのにカッコ良すぎる位でした。

今はそんな時代ではありませんが、スポーツカーはコクピットを見れば解るとは思いますよ。実はWRCでWRカー初年度のスバルインプレッサ(1997年)のコクピットはカッコ良かったと思いますね。出来たら限定車22Bにも取り入れて欲しかったです。

メーターは車と人を結びつける大事な物だけに、ここにメーカーの姿勢が現れるものだと思っています。今後も注目していきたいと思います。



Posted at 2015/02/18 19:21:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車考察 | クルマ
2015年02月11日 イイね!

シビックタイプRのティーザー画像公開!

シビックタイプRのティーザー画像公開!本日、シビックタイプRのティーザー画像が公開されましたね。やはりというか、2014パリモーターショーで展示された車両とはかなり違うようです。



バンパー下部のデイライト部はフォグランプになるようですが、もっとカッコ良くならなかったのかなぁ。ガッカリだなぁ。


車高はこんな感じ。ホイールも現実的デザイン。



メーターの照明は赤ですね。メーター内にイグニッションと+Rボタンが付くようです。+Rボタンはモード変更ボタンと言われているだけに押しやすい位置では無い気がしますね。手の込んだ捕り物調の動画も作られていただけにデザインはほぼ決定と思われていたのですが、個人的には凄く残念に思えます。


Posted at 2015/02/11 22:43:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車考察 | クルマ
2015年02月10日 イイね!

この86、かっちょいいんでないかい!

この86、かっちょいいんでないかい!去年のアメリカラスベガスで開催されたSEMAショー2014に展示されたサイオンFR-S(トヨタ86)。これがカッコイイ!カスタマイズカーを競う「サイオン・チューナー・チャレンジ」での最優秀車で、Speedhuntersというチューナーの手掛けた車なんですね。米国IMSAシリーズで活躍した車をイメージしたものらしいですが、僕にはAE86レースの頃の車にも見えますし、またS30ZGのような雰囲気も感じます。要するに奇をてらわず、シンプルでレトロな雰囲気の車という感じ。後付けのオバフェンとフェンダーミラーがおじさん世代には泣けますな。

エンジンはコスワースのスーチャー付だそうです。

サイドビューは特にカッコイイ。フェンダーミラーの方が実は見やすいんだよね。車幅も把握しやすいしね。

リアのダックテールスポイラーにむせび泣くオヤジ衆がどれだけいることか・・・


緩めのシートがまたイイね。昭和の雰囲気で・・・。
解ってますねぇ。オヤジ殺しの1台です。
Posted at 2015/02/10 00:28:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車考察 | クルマ

プロフィール

phantomⅢです。モータースポーツ好きのアラフィフです。車、バイク好きですので愛車以外にも色々な車、パーツについてもインプレや考察をしていきたいと思っており...
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