![【R289八十里越】秘境八十里越体感バスツアー、行って来ましたっ!【前編】 【R289八十里越】秘境八十里越体感バスツアー、行って来ましたっ!【前編】](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/031/083/150/31083150/p1m.jpg?ct=0cca6286896c)
ちょうど「その日」の前日、昼ぐらいでしょうか・・・・・・・
フェニックス大橋の見学に行って、「さてブログ執筆でもしましょうか」というとき、
電話が鳴りました。相手は日本旅行燕三条支店。
日旅:「明日1名キャンセルでたんですがどのよry
俺:
「明日逝きます!!」
日旅:「・・・・・・・・・・・・・・・かしこまりました。」
↑会話イメージです。実際の会話とは大幅に異なりますw
というわけで、無念撤退のわずか1週間後。
まさか、まさかの逆転劇。
秘境 八十里越体感バスツアー
参加してきました!
実質、前ブログの続きになりましたねw
フェニックス大橋の関係は、また章を改めて。
ツアー使用車両は三条市のセントラル観光所属、三菱ふそう ローザ。グレードはCX-Lかな。6速AT仕様。
テレビ付きっすよ!このツアーでは使わないけどwww
前回中止になった日と大きく違う点は、
UXのカメラがいたことwwwww
この日の模様は、11日(水)の「スーパーJにいがた」18時台で放送
【予定】だそうです。されました!
ヘルメットカメラを装備した変態が映ってたら「あぁ・・・・・道路オタがいるわwww」って、m9(´^ω^`)プギャーしてくだせぇwwwww
私自身も時々映ってましたが、チルフィットもちょっとだけ映りました。後編の最後に自宅のテレビをカメラで撮ったという不毛な動画を用意しましたので、m9(´^ω^`)プギャー してくださいwwwww
ええ、そうなんです。今回はヘルメットに動画カメラをくっつけて撮影を試みました。写真はカメラホルダーをつけた状態。こうすれば両手がフリーになって、静止画カメラを使いやすくなると考えたので。前日に急遽、わざわざ女池のケーズデンキまで走ったのはつまりそういうことですwwwww
ただまぁ、「音声が撮れてればいいや」根性でくっつけた代物なんで、実際に撮れた映像は見るに堪えないものになってます。頭を振ると映像も振れるので当たり前ですねwwwww 状態のよさそうなものはつべとかニコ動に上げてみたりしてますが、ほとんどスクリーンショット用としてしか使えないものばかりでした。
帰りにバス酔いで辛い目に遭いましたが、そんな私の気分を追体験したい人はそんな映像見てもいいかもねwww
それでは出発です。
てーか、バスせめぇw
マイクロバスだから、仕方ないね。
八木ヶ鼻の下を通過。
三条市下田村のランドマークっすね。
大谷ダムを通過。
ロックフィル式、堤高75m。
地盤が緩かった場所に控え盛りがあり、その上は浚渫した土砂置き場になっているため、笠掘ダムより高いように見えないです。
ひめさゆり湖の湖畔を進んでいく道すがら、ダム建設によって沈んだ大谷集落、大江集落などの解説もありました。
・・・・・・そしていよいよ、
工事ゲートが見えてまいりました。
ゲート前には先導する国土交通省 長岡国道事務所調査課長さんがスタンバイ。
ここから先は、ツアー参加者全員ヘルメット着用が義務付けられます。
また、工事関係者に手を振って工事を応援することもツアー参加者の義務です(`・ω・´) キリッ
↑いえ、任意ですwww
9時21分、木の根橋よりゲートイン。
しばらく走ると、すぐに新道の路盤が左へ分岐して行き、新潟県1号トンネル(仮称:以下全て)に入る様子が見えます。勾配緩和のために早々と峠へ向けた登りに入るんですね。
対して現道は岩菅橋(いわすげばし)まで谷底生活。
そんな対照的な新現道の関係ですから、当然、
新道は早々とはるか頭上。
こちらは1号橋梁です。現道と大谷川を悠々と飛び越えていますね。
ピントがバスのガラスに合っちゃいましたねぇ・・・・というわけで、もう一台のカメラは・・・・・
おぉ、綺麗に撮れたw
雪崩を避けて通年通行を可能とするために、土工部がほとんどなく、地面の中か空中に道を作るという八十里越新道の設計の一端を見ることができます。
・・・・・・ただまぁ、この1号橋梁の反対側ってーのが、
山にぶち当たって終わっとるorz
新潟県施工区間はこの1号橋梁手前まで。この橋から先が国土交通省直轄権限代行区間です。都道府県管理区間を国交省が代わりに造る、フェニックス大橋とか八箇峠とかと同じ理屈ですね。
1号トンネル着工は・・・・・まだなんだなぁ・・・・・。
マイクロバスはなおも、1.5車線ないし1車線の道路を進みます。すれ違うダンプと“愛のロングパス”を交し合いながら・・・・・。この道路を走る車の主役はもちろんダンプなのは言うまでもないのですが、なんだか譲ってもらってばかりな気がして・・・・・恐縮です。
そしていよいよ現道は、谷底生活に別れを告げる岩菅橋に差し掛かります。
現橋梁の隣に旧橋が架かったままになっています。おそらく、新道工事のために現道を工事用道路とするにあたり、旧橋は耐荷重不足とされたのでしょう。あるいは、橋の前後の線形が悪かったのかも。
・・・・・見学の後はいつも思うんですよねぇ・・・・・アレも、コレも、現場で質問しとけばよかった!ってw
道路はつづら折れを描き、大谷川を突き放しにかかります。と、
ここで一回休み。交互通行区間です。ここから先は非常にクリティカルな場所を通ります。普通車同士なら途中ですれ違えるかもしれませんが、ダンプ同士が鉢合わせになったら・・・・・・・・・・・そんな場所を通過します。
4分30秒で進行が現示されました。ダンプを先頭にれつごー♪
まずは順当に、落石注意の標識が現れます。
とんでもねぇ崖っぷちをダンプが走っていきます。連続雨量50mmでツアー中止になるのも納得の光景・・・・・
!!
・・・・・・・・・なんか出たwwwww
スピード出し過ぎ
谷底行き
これぞ酷道!!って感じの直球表現。やるなぁ西松建設wwwww
それでもガイドさんの口からは「昔はガードレールも無くてですねぇ、ここをブナを満載したトラックが行き来していて」云々かんぬん。
昔はもっとクリティカルだったそうなwwwwwガードレールはせめてもの情けをと、道路が通行者に差し伸べた愛の手だったのだ。
雪が降る前にガードレールを外す作業も大変だろうなぁ・・・・・
頑張って(道が)登ってきた成果がこの谷の深さだ。
振り返るとご覧の光景。
新道が新潟県側で大きく迂回するルートを辿っているのは、勾配緩和のほかに、現道のこのような場所を避けるためであることも確かめられた。また、現道が「ダンプ道」になるに当たって、幾たびもの改良を受けている様子もわかる。
しばらく行くと道路の幅員も広がり、最初の下車地点に到着。
なんて読むか、分かりますか?
↓正解は、こちら↓
「ぼたばし」です。ちょっとした難読橋名でしたね。
木へんに骨と書いて「榾橋」。ガイドさん曰く、きのこ栽培に使うほだ木を「榾木」と書くそうなんです。「ほだ」が「ぼた」と訛ったんでしょうかねぇ・・・・・?
参加者の中には「ぼた餅かと思ったw」とボケかましてる方もw
橋の上の参加者の皆様。
ガイドさん:「高欄の上にサルのうんこがありますから気をつけてくださ~い」
ほんとだーやだーwwwww
まぁ、半分土に戻ってるけどwww
橋の下を覗きこむ参加者とUXカメラ。
結構高いところまで登ってきたことがわかります・・・・・が、先ほどの崖っぷち区間ほどの高さはありません。
大谷川の河川勾配は、じりじりと道路に追いつこうとしているのです。
再びバスに乗ってしばらくすると、瞬く間に川が道路に追いついてきました。
道路と川が最も近づく場所には、ご覧のプレガーダーが架かっています。(写真は帰りに撮影)この仮橋は、5号橋梁の橋脚基礎工事地点に取り付くための仮橋です。1号橋梁以来の、新道工事に直接関わる構造物です。
ここを過ぎると現道は、じわじわと迫ってくる川を突き放すように大きなつづら折れを描いて、一気に80mくらい標高を上げます。
第一ヘアピン。今にもいろは坂の最速ダウンヒラーが下ってきそうw
つづら折れを登りきると、5号橋梁の架橋地点に到着です。
正確には、現道のつづら折れに到着した時点で架橋地点に到着したことになるのですが、ヘアピン2箇所をえっちらおっちら登ることで、谷底の橋脚基礎から桁付近まで登ったことになるわけです。・・・・・・・・つまり、それだけ橋脚の長い、高い橋がここに架かることになります。
橋台付近に到着。
ここまで登ってきても、5号橋梁は撮影地点よりさらに15mほど上空に桁が架かるという。どんだけビッグスケールな橋なんだw
八十里越を代表するトンネルが9号トンネルなら、橋では間違いなくこの5号橋梁でしょう。
まずは国交省から、パネルで5号橋梁についての説明。
ダンプとおりま~す!
話の腰を折るようにダンプが通過していくが、この道は工事用道路。緊急車両の次はダンプが最優先です。
橋脚は3箇所。最も長い橋脚は83m。最大地上高は約100m、橋長338m。
ざっくり言えばまぁ、新潟県庁の上に東京タワーを横にして乗っけたような感じの橋ができると思っていただければとwww
カーブミラーの隣にある紅白の角材が道路中心杭。矢羽根の方向が道路の通る向きを示しています。つまり、この杭の真上に5号橋梁が架かり、矢羽根が向いた写真方向の反対側の山を目指して、橋が伸びていくことを示しています。
続いて三条市職員さんより、江戸時代から明治にかけて使われた八十里越の古道について説明を受けます。
パネルに示してある古道と、実際の景色を見比べてみてください。
察しのいい「
そっち方面の専門家」が見れば道の形が一発でわかるでしょうが・・・・・・どれが江戸時代から続く道だか、わかりますか?
明治時代に改良を受けてはいますが、あの道こそが、長岡のガトリング男が通行した峠道なんですね・・・・・。
ダンプとーりまーす!!
ここから右に視線を振ると、
こんな山並みを見ることができます。
季節は違いますが、このツアーのパンフレットやマイクロバスのラッピングを食い入るように見つめた人は、うん、つまりどういうことかお分かりいただけるかと思いますwwwww
実際の撮影地点はもうちょっと山奥の方と思われます。
ダンプ来まーす!!
・・・・・ダンプが好きな人が参加しても楽しめるツアーだと思いますwwwww
ある意味「聖地」な方角から反対にカメラを振ると、烏帽子山の岩峰が見えます。八十里越旧道は、あの山の中腹をへつりながら鞍掛峠目指して延びています。
ダンプでーす!!
ダンプじゃねーしwwwww
とりあえずまぁ、何かしている途中でもディーゼルエンジンの爆音が近づいてきたら、「ダンプとおりまーす!」と、互いに注意を促しあうのが、この現場での決まり文句なのであった。
イメージ的にはコミケで「走らないでくださーい!」言うのと同じっすねwww
バスは次の下車地点へ進みます。
現道では唯一の隧道、「三の滝隧道」を通ります。
1車線で、さほど長い隧道ではありませんが、新道の8号トンネル、9号トンネルを生み出した功労者のひとつです。
左の車窓に、新道の築堤が現れます。
工事区間の始まりのゲートを通過してすぐに登り始めた新道に、ようやくここで現道が追いつきました。
ガイドさん:「6月にこのツアーで来始めた頃よりずいぶん進んで・・・・・・・あぁ、掘ってらぁ!」
一同:
!!
掘ってるって、アレか!トンネル!!
まもなく到着するのは8号トンネル前・・・・・ということは、その手前、7号トンネルかこれは!
支保工を積んだ車が坑口前で待機しています。
8号トンネル前に到着。このトンネルのすぐ先に、県境を越える9号トンネルが控えています。
ここから先は動画もご用意しましたので、ドゾ
アングルが逝ってるのはどうかご勘弁くださいorz
まずは国土交通省さんより、工事全体の説明です。
ズーム機能のないカメラで撮りましたので、拡大写真とともにご覧ください。
この場所以降は、なんとか視聴に耐えるレベルの動画が撮れています。なぜかって、まぁ、最初のうちは興奮のあまり頭をぶんぶん振り回していたわけでwwwww当然、単に目が回るだけの映像が撮れてるわけですw
続きましては、見学日のおととい掘り始めたばかりという7号トンネルを施工する、西松建設さんからの説明です。
西松建設さん、貴重なお時間をありがとうございました。
7号トンネルはまだ掘り始めたばかりなので、坑口のすぐそこに切羽があります。
UXのインタビューを受ける長岡国道事務所調査課長のSさん。
三条市営業戦略室のHさんも。
バッチャープラントから出て、トンネルに向かうミキサー車。ここにこの設備があるということは・・・・・コンクリートダム同様、このトンネル群独自のレシピがあるのかも?
たぶんこれが、ダイナマイトを装填する機械。
もうほんと、こうして後から写真を見てると新たな疑問が浮かんできて・・・・・なんで現場で質問しないのか!?
まあ、動画の中で「すげ~すげ~」と撮影者がつぶやいているのがお分かりいただけるかと思うのですけどwww つまりはまぁ、その場にいるだけで幸せだったって言うか、なんかそんな感じです。うまく言えないけどw
この光景をぜひ、長岡のあぶない家老(※)に見て欲しかった。もし彼が連続トンネルで八十里越を越えられるようになったと知ったら、どんな感想を抱くのだろう。
※某スレでは河井継之助の綽名が多数存在する。コレの元ネタはもちろん「あぶない刑事」。
ちょっと文字数制限がやばくなってきましたw
次回!9号トンネルを越えて福島県入り!人と自然がせめぎ会う山奥。そこにはどんな光景が待っているのか!?