• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

関越特快のブログ一覧

2016年11月01日 イイね!

貴重な休日に、何を思ったか動画作ってたりするなど。



10月の紅楼夢への行き帰りに通行した大山崎ジャンクションの車載動画にBGM付けたりして遊んでました。
京滋バイパスと名神大阪方面はストレートに行き来できるランプウェイがあるのですが、それをあえて使わずに遠回りする走行です。雛がくるくる~
Posted at 2016/11/01 21:22:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 道路 | 日記
2013年10月03日 イイね!

フェニックス大橋は、11月24日に開通します。

フェニックス大橋は、11月24日に開通します。新潟日報の記事はこちら

FB「ながおかの道」

国土交通省長岡国道事務所プレスリリース

長岡市土木政策調整課



 こちらのブログは下書き段階の当初タイトル「第11回ながおか橋と道路の教室に参加してきました」から変更しています。ので。

 内容はおもいっきり見学会の模様ですwww


 いやまぁあの・・・・・見学参加してから1ヶ月も下書き段階のまま放置プレイしていたのはデスネ・・・・・・その直後に八十里越レポしたりとかフィットが車検を迎えて次々不具合箇所が発覚したりだとか痛Gだとかハロワ関係だとか・・・・・・・・・・・ごにょごにょ(←言い訳

 そんなわけで、あれよあれよという間に開通日がプレスリリースされる段階まで暦が過ぎ去ったわけでございまして。
 慌てて稚文を蔵出ししてきて、少し本文を修正し、痛Gブログと同時アップしたわけでございます。



 それでは、本編どうぞ↓





 会場はおなじみ長岡市消防本部の3階。以前参加した第9回の時も同じでしたね。
 スクリーンの前で説明してくださっている方は、




 ・・・・・・・あ、八十里越で説明をしてくれた調査課長さんその人wwwww
まさかこの日壇上で説明してくださった方と、わずか3日後に再び対面するとは思っていないわけです私はwwwww
 このブログ記事は時系列的に、R289八十里越道路改築事業の見学に行ったら、中止だったよ。というお話と、【R289八十里越】秘境八十里越体感バスツアー、行って来ましたっ!【前編】の間のお話となります。






 この日の見学前の講義の内容はご覧の通り。道路造りの最終工程である「舗装」についてのお話です。






 まずは舗装を行うことの意義、その必要性と、舗装構造の基本的な考え方から。
 地面てーのは、一般的には柔らかいわけです。そりゃ、岩山を削って平らに均せば強固な路盤をたやすく得られるでしょうけど、全ての場所がそうであるわけではない。そのため、「荷重分散」という考え方が取り入れられています。
 つまり、例えば一般的な4輪の乗用車である場合、車重を約1トンとすれば、単純計算でひとつのタイヤにつき250kgの荷重を地面にかけているわけです。その重さをピンポイントで受けて耐えられる地面ならいいのでしょうけど、ほとんどの地面はそうなっていません。そこで、それに耐えられる固い物を地面に敷いておき、順次やわらかい素材に置き換えていくことで、車両の重さを分散して地面に伝えられるようになっています。
 
 私は「荷重分散」の文字の下に小さく“レール 枕木”とメモしていますが、これは鉄道の軌道構造における荷重分散の考え方にそっくりだと感じたからです(自分が理解しやすいものに置き換えてメモした)
 一般的な線路では、車両の荷重を強固な鉄のレールが受け持ち、続いて、その次に固い枕木が受け持ち、その次に突き固めた砕石が受け持ち・・・・・というように、地面に近づくにしたがって素材をやわらかいものに変えていくあたり、道路と線路はそっくりだなと感じたのです。



 
 当然、車重を最初に受ける部分がそれなりに固くないと、




 交通風景が一気に昭和30年代とか戦前に逆噴射するわけです。

 道路が強くなければ軽い車しか走らせられない。当然積める荷物は軽いものしか運べない。乗車定員は少ない。
 道路の舗装は、輸送力を飛躍的に向上させた立役者といえます。
 道路の未舗装区間が薄い色で描かれていた昭和時代の「エアリアマップ グランプリ」とかを知っている平成生まれは果たしてどれくらいいるでしょうか(←歳がばれるからヤメロwwwww   スーパーマップルデジタル世代だよなぁ・・・・・平成生まれ・・・
 


 というわけで、



 ・・・・・たまには道路のことも思い出してあげてください!




 続きまして実験のコーナー~




 おもち うにょ~ん


 餅じゃねーですアスファルトですw

 説明してくださっているのは今回、フェニックス大橋の舗装を施工する株式会社NIPPO(にっぽ)の皆さんです。
 ちょうど新潟日報が取材に来ていたので、「『ポー』ってのばさないでください。うちは『にっぽ』です!」という前説で笑いを取って掴みはおっけーwww


(※新潟県内では単に「ニッポー」と言うと新潟日報のことを指すことがあります。アクセントは「↑ニッ↓ポー」。業務日報は「→ニッ↑ポー」)




 アスファルトにも種類があって、費用対効果を勘案して使用するアスファルトが決定されます。

 そのうち、表にある3種類のアスファルトを「手で引っ張ったらどうなる?」という実験。




 ↓結果はこちら↓



 上から順に

 ・ポリマー改質アスファルトH型
 ・ポリマー改質アスファルトⅡ形
 ・ストレートアスファルト

 です。

 ストレートアスファルトは柔らかく、しかも伸びたら伸びっぱなし。
 それに対してポリマー改質されたものは伸ばすのにも力が要りますし、元の形に戻ろうとしています。


 ですんで、


 
 轍掘れのなりにくさが違います。

 同じ荷重、同じ時間、同じ気温でローラーを転がして3種類を比較すると、ここまで差が出るんですね。

 一般的にわかりやすく言えば、左から

 ・普通の道路用
 ・国道、バイパス用
 ・高速道路用

 って感じですね。

 
 (注:この験体は持ち込みです。ストレートアスファルトでも、数十分でこんなんなったりはしません)


 あと、世間一般的には舗装のことをすなわち「アスファルト」と呼んだりしますが、正確には2つ上の写真で「うにょ~ん」しているのがアスファルトです。実際に道路に敷くものは骨材、すなわち砂や砕石を用途に合わせて調合したものにアスファルトを加熱混合したものです。これを「アスファルトコンクリート」というそうです。アスファルトは言わば、締め固められた骨材が吹っ飛ばないようにする「接着剤」なんですね。







 それではいよいよ、現場見学に向かう!



 ・・・・・前に、ミッチーくんと記念写真だ!!(爆









 道中ではまた興味深い説明が。
 この写真の道路、等間隔に目地が切ってあるように見えませんか?ちょうど、橋のジョイントのような・・・・・。
 曰く、「古いコンクリート舗装の上に、新たにアスファルトを舗装したためこうなった」のだそうです。
 この写真の道路は、かつて国道17号として活躍した道路。早い時代から舗装が施されていた道路なんですね。逆に、アスファルト舗装が一般化した時代にできたバイパスは最初からアスファルト舗装なので、このようにコンクリートの目地に沿ってアスファルトに亀裂が走るようなことはありません。

 古くからコンクリート舗装を施されていた痕跡に注目することで「その道路が早くから舗装される理由はなんだったのか?」と言う疑問が生まれます。そこから、その道路の歴史やかつての沿道環境などを推測し、調査する楽しみが生まれますね。
 そこらへんの辺鄙な道にこのような痕跡を見つけたら「かつては大幹線道路として活躍したのではなかろうか」と想像してみたり・・・・・道路は意外と饒舌に、自らの生い立ちを語るのです。






 フェニックス大橋到着~
 こちらは本体完成した渋海川渡河部です。防音壁も設置されてますね。







 信濃川渡河部の上に登ります。


 その上に待っていたのは・・・・・




 はいっ!アスファルトフィニッシャー!!

 ある意味今回の主役ww






 その、大まかな構造です。

 前方のホッパで、ダンプで運んできたアスコンを受けます。






 そして、バーフィーダで後方へ。






 スクリューで広げて、






 後方のスクリードで締め固め、均しを行う仕掛けです。






 そんな一連の作業を制御する運転席。ハンドルとかペダルじゃなくて、ジョイスティックとボタンとダイヤルで運転するんですね。聴けば「社内の操縦テストに合格すれば運転できる」とのこと。大特免許があれば尚可だそうですが、別になくても「クローズドコース専用車」ってことで運転できちゃうそうです。確かに「0ナンバー」ついてないな・・・・・車両というより、機械の扱いなんだな、これは。
 公的免許がなくても運転できる・・・・・ケーブルカーとかロープウェイと一緒じゃんww






 そんな運転席からの風景。これからここを全面舗装するのだ。
 
 橋板に描かれた絵がまだ見れますね。行ってみましょう。






 このブログ公開時点では、すでに舗装の下になっていることでしょう(←テキスト書き換えたw






 歩道にはすでに中詰めコンクリートが打設されています。件の「橋うにょうにょ」も、少しは落ち着いた?(←フェニックス大橋にお絵描きしましたぉ 参照






 舗装モデルの展示も。
 遮熱性舗装、どっかで見たことあるなぁ・・・・・と現場で逡巡していましたが、執筆時点で「あぁ、秋葉原の中央通りがこの舗装だ!」と思い出し。






 排水性舗装の展示実演。
 左が普通の舗装、右が排水性舗装です。

 これを見ていたどこかのおじいさん(見学者)が「全部(の道路の舗装を)排水性にすれゃいーがんにのぉ」言うてたので、工事の人がすかさず一言
 「それだと、消パイが利かなくなります」
 いわれてみりゃー確かにwww  消パイの水まで吸い込んじゃったら雪が消えねーwwwww

 道路舗装も適材適所なんですな。






 資料等々も。
















 ミッチーくんのプロフィールもw

 工事屋もゆるキャラを擁する時代である。






 「広すぎる道路は無駄」と考えがちな人に見て欲しい資料。道路は何も交通の用に供されるだけではないことがわかります。
 特に、道路が市街地の防火線としての役割もあることを忘れがちな人は多いのではないかと。
 中越地震のときは、みんな一斉に道路に飛び出したモンです。はい。
 よく「地震時は無闇に外に飛び出すな」といわれますが、そうしたことによって間一髪、倒壊家屋の下敷きにならずにすんだ人もいるので・・・・・ケースバイケースですな。そして、その晩は道路に布団を敷いて寝た人も多かったという。
 あぁ・・・・・何で俺は地震時にトーキョーにタビ出てたんだろう。



 堤防上では、舗装工程の実演と体験(主に子供向け)も行われました  (動画)





 第11回 ながおか橋と道路の教室これで以上です。



 



 もう、この橋で見学会の類が開かれることはありません。













つ・ま・り、



 次にこの橋の上に立つときは、



11月24日の
開通式の日です!





 
 129748500円(税込)の舗装を踏みしめて、その下にある積年の市民、工事関係者のさまざまな想いを感じながら、橋上に立ってみようと思います。





あー、テキストをつぎはぎしたらシメが変になったwww
Posted at 2013/10/03 18:44:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 道路 | 日記
2013年09月10日 イイね!

【R289八十里越】秘境八十里越体感バスツアー、行って来ましたっ!【後編】

【R289八十里越】秘境八十里越体感バスツアー、行って来ましたっ!【後編】前ブログの続きです。



バスはいよいよ、新潟、福島県境を越える9号トンネルへと進入します。






 貫通はしていますが、要はただ単に山に穴が開いているだけの状態なので、トンネル内はまだまだ絶賛工事中です。

 9号トンネルは全長3168m、うち新潟県側が約1.7Km、福島県側が約1.5Km。新潟県側が若干長くなっています。これは、新潟県側に向かって下り片勾配になっていることもあるのでしょう。新潟県側坑口の標高550mに対して福島県側は640mとなっており、約90mの標高差が付いていることになります。これを計算すると、約2.84%の勾配。貨物列車にとっては急勾配ですが、電車なら登っていける程度の勾配に抑えられています。クルマ的には、関越トンネル前後の登坂車線のある場所よりも緩やかなんですよ。

 ちょっと蛇足ですが、八十里越新道全体で見ても、勾配は5%を超えない範囲に抑えられているようです。高速道路では3%を越えると登坂車線を設けることになっているので、イメージ的にはだいたいそういった場所程度の勾配と思っていただければと。
 ・・・・・うん、きっと「登坂車線を設ける余裕なんてどこにもネーヨ!!」(カネ的にも地理的にも)という事情もあって、緩やかな勾配設計になったのかもねw   雪降るし。 八十里越新道の3種3級規格だと、登坂車線は6%から必要・・・・・・だったと思う。確か。
 脱線失礼。







 トンネル内の照明はまだ工事用の仮のもの。普通の白色の蛍光灯に混じって、赤と緑の蛍光灯も使われています。赤は消火栓の場所、緑は非常電話の場所を表しています。
 もちろん消火栓も非常電話も仮設です。一般供用時に使われる消火栓や、非常電話を埋め込む壁面の凹みの位置とずれているので、それとわかります。







 この9号トンネルはもちろん、まだ仮の名前です。供用した暁には正式名が付与されるはず。もしかしたら公募するかもしれないので、今のうちに名前を考えてあげてくださいw
 まぁ・・・・・八十里越トンネルで決まりかもしれないけどwww
 8号トンネルと近接しているので、シェルターで繋いで1本のトンネルということにする可能性もあります。間の6号橋梁はたった14mしかないし。
 






 また、今年度はこの9号トンネルの舗装工事を行う業者の選定(入札)が完了しているそうです。舗装工事が始まると、このようにツアーバスが行き来できなくなると同時に、暫定供用へ向けた大きな一歩を踏み出すことになります。
 ・・・・・しかし、実は。
 「ある事」さえ無ければ・・・・・・・・・
 来年にも、暫定供用できるかもしれなかったのに・・・・・・・。
 
 このトンネルを抜けてすぐのところに、問題の現場が待っています。







 トンネル内は年中14℃と、ほぼ一定の気温。
 ただ道路トンネルって奴は、鉄道トンネルと違って供用を始めてしばらくすると「冷えなく」なってくるんですよね・・・・・交通量にもよるけど。
 道路トンネルを避暑地とするなら今のうち。あるいは開通直後を狙うとよいでしょうw





 ・・・・・・おぉ、近づいてきたようですよ。福島県が。




 県境はご覧の場所です。天井に電照式の県境表示がぶら下がっているんですが、静止画カメラではうまく撮れませんでしたorz
 UXのカメラはさすがプロ。この表示をきっちり収めて、OAしています。最後の方に動画を用意しました。


 ガイドさん:「今、福島に・・・・・・・・・・・・・今入りました。」
    一同:「おぉ~~~~~88888888888888」


 車内に拍手が沸き起こります。時刻は10時51分。説明の時間などを含めても、木の根橋ゲートから1時間半で県境に到達しました。六十里越ルートだと、ノンストップでもまだ入広瀬あたりにいる時間です。
 下田村はどん詰まりじゃない!ということを実感した瞬間でもありました。

 バスのナビ画面は、道無き深山幽谷を突き進んでいます。







 しばらく行くと工事区間が終わり、照明が途切れます。







 先に広がるのは、漆黒の闇・・・・・・・・



















 否!





  光だ!!








 明るい福島が
   我々には見える!!













    これが・・・・・
 福島県只見町・・・!!

  





 やったよディスガイヤー!(※)
 峠を越えたんだよ!!
会津はすぐそこだ!!



 ・・・・・などと妄想大爆発な私を迎えてくれたのは小さな滝。
 そして、その下を流れる叶津川。

 とってもマイナスイオンたっぷりな気分にさせられる優しい光景。全線開通の暁には、ここにトラックを停めて休憩できたら、さぞかしよく眠れるんじゃないかと思うビュースポットだ。




 (※)ガトリングディスガイヤー=某スレで生まれた河井継之助の綽名のひとつ。某やぇたんのドラマに登場した河井の「ガトリング銃ですがいや!」(`・ω・´)キリッ   という、「がー」言わせたいだけ的台詞回しに対し、多くの長岡周辺民から「です・・・・・・・がいやー?????」(°Д°)?    と、長岡弁そうじゃねーだろ的総ツッコミが入った。これがネタにされていじられまくり、新たな綽名が奉られることとなった。
  














 ・・・・・・・ぉ、別のツッコミが聴こえるぞwwwww

 




 トンネル出ると問題の現場じゃなかったのかよってなwww


 
 そうなのである。

 上の写真の、

 180°反対方向には、


 ついうっかり(←コラw




目を背けたくなってしまう、





目も当てられぬ、








三条惨状が・・・・・っ!!














 山がっ・・・・・・








 山がぜんぜん優しくない・・・・っ・・・orz






 崩れてる途中の山が崩壊すべり面に乗っかったままになっちゃってるよ!!   これじゃー、連続雨量50mmでツアー中止になるわけだ。あっぶねぇ・・・・・。







 後で写真をよく見たら、7号橋梁先の切土法面も歪んでるじゃないか・・・・・格子枠ブロック工が不自然に膨らんでる。法面下の盛土は、山の押し出しを押さえるために急遽盛ったのだろう。
 




 
  
 造ってる途中の7号橋梁下部工。哀れ、ぶっ潰されとるよ・・・・・(;´ρ`)






 
 というわけで、国土交通省さんの解説動画です。被災状況について詳しく説明してくださいました。










 8号橋梁と、その先の6号ロックシェッド。そして10号トンネル。マイクロバスは、6号ロックシェッド手前の5号スノーシェッド建設予定地点でUターンしました。
 6号ロックシェッドも被災して、ようやくここまで復旧したそうです。天井に乗っかっている巨大U字溝で、土石流を受け流す計画だとか。







 被災した7号橋梁を撮影するUXカメラ。







 UX奈良瀬記者の背後は、亀裂の走る歪んだ法面・・・・・雨が降ったらこんなとこ絶対近づきたくない!!







 とりあえず土砂を盛って山を留めている状況。あのぅ・・・・・そこ路盤になるはずの場所なんですがorz







 9号トンネル側の橋台を構築するために足場を組み、鉄筋を組み、型枠を立てて・・・・・・・一晩で、それらは全て流された・・・・・







 そんな9号トンネル側橋台の現況。
 こんなこともあろうかと、ワンスパン(橋脚なし)で計画されている7号橋梁。しかし、完全にその姿を現す前に被災し、片や多数の橋脚を持つ仮橋がほぼ無傷というこの皮肉。自然は、ときに非情である。







 平成23年の新潟、福島豪雨。その日は私も、冠水した‘酷道17号’をトラックで走破して関東に抜けているため、どのようなことが起きたのか、鮮明に記憶に残っている。
 時を同じくしてここ八十里越では、早期開通を願う人々をあざ笑うかのような事態が発生していた。わずか9ヶ月前に、9号トンネル貫通に沸きかえった人々は、どんな思いで斜面崩壊の知らせを聞いただろう。三歩進んで二歩下がるとは、まさにこのような事だ。


 設計者や施工者を責めることはできまい。相手は自然なのだから。


 今後この現場では、山から地下水を抜き、グランドアンカー打ち込み後に崩壊土を撤去。川の底浚いなどを行ってから、ようやく橋梁本体の造り直しにかかるそうだ。「山を留めないことには危なくて橋の工事ができません」ごもっとも。
 今は、橋台基礎がただ単に埋まっているだけであることを祈ろう・・・・・。トンネル掘り直しを伴った、同じ国道289号の甲子峠の事例が頭をよぎる。国道289号は、つくづく受難の道だなと思う。




 ここに本橋梁が架かれば、暫定供用に向けて大きく前進する。福島県側工事終点から、現道と接続している8号トンネル、7号トンネル間までの間で、唯一本体完成していない橋、トンネルがこの7号橋梁。
 「早く完成してほしい」と言うだけは簡単。素人が直接、工事に携わるワケでもないし、ましてや早期開通の妙案を出せるわけでもない。
 しかし、私たち一般市民が「早く完成してほしい」としつこく言い続けるのは、それなりに意味のあることだと思う。大衆の求めがあるからこそインフラの整備が進み、生活改善が進む。そうでなければ整備予算なんて付きやしない。
 現代は、個人がネットを駆使して情報発信ができる時代。ネット上での当該事業への関心の高さ加減も、予算をつけるかどうかのバロメーターのひとつであるはずだ。そんなことも見越した上での「秘境 八十里越体感バスツアー」なのだと思う。参加者のわずか一握りでも、つぶやきでいいから「八十里越」というキーワードをネットの海に流してくれたら・・・・・そんな思惑がにじんでいるように思うのだ。


 ・・・・・偶然か必然か、はたまた予定調和かどうかはわからないけど、

 (あったとすれば)見事にそんな思惑に釣られている私なのであったwwwww





 それでは、元来た道を戻り始めます。まずは9号トンネルから。

 動画の状態がよかったのでつべに上げました。





 「状態がよかった」っつーか、まぁ、手持ちです。ヘルメットから外してw
 7号橋梁の現場説明の最後に電池が切れましたので、充電しながらの撮影です。


 この動画と同じものをニコ動にも上げてあります。

 【ニコニコ動画】【車載動画】国道289号八十里越 9号トンネル 福島→新潟

 こちらは投コメで解説をつけました。




 続いては5号橋梁・・・・・と言いたいところですが、





 情けないことにバス酔いしまして、ぇぇ。


 帰り道はほとんど写真撮っておりません。

 最近は自分で運転して移動してばっかりなので、自分が車酔いしやすい性質であることをすっかり忘れて油断してました・・・・・。

 ガイドの皆様
ご心配をおかけして申し訳ございませんでしたorz


 いや、あの、ビニール袋を所望しましたがゲップ一発で済んでいますょ







 苦し紛れに撮った、





 1号橋梁。



 大谷ダムでトイレ休憩。最初の道の駅 漢学の里しただに着いたのは12:20でした。




 で、


 以上これまで、ツアーの模様を収録したUXのカメラ。
 その結果は、UXのニュース番組「スーパーJにいがた」にて、実に10分以上にわたってOAされました。





 自宅テレビをカメラで撮影するというへんてこな撮り方ですが、どうかご勘弁ください。著作権的にどういうアレなのかいまいちよくわからなかったもので・・・・・。画質、音質がある程度劣化してれば大丈夫なんじゃね的な素人考えの産物です。
 空撮映像や旧道、只見町視点からの紹介もあります。どちらかと言うと、歴史や、三条と只見の交流、それを取り巻く人々方面からの切り口ですね。技術的な話はあまり出てきません。






 今回こうして八十里越の現状を見学する機会を得たわけでありますが、最後に。
 どうしてここまで、私が国道289号 八十里越道路改築事業に熱視線を注ぐようになったかをお話して終わりにしましょう。





 八十里越に限らずどんな公共事業でも、市民がそれに対する関心度は個人的理由が多分に影響するものですが、私の場合それは仕事です。
 三条市のプラ成型品メーカーから、日光市の自動車部品工場まで製品を輸送する仕事がありました。このとき辿ったルートはR17または関越道で前橋まで行き、R122日足トンネルを通って日光に入るルートです。金精峠や六十里越は冬季閉鎖になる上、ノンターボ仕様4t超ロングの通行には不適当な急カーブ、急勾配連続路なので、敬遠していました。夏に、ターボレンジャーなら金精峠を駆け上がれたかもしれませんが・・・・・第一いろは坂がネックです。(いつか挑戦したかった)
 似たような仕事に、矢板の某小売店集配センターへの仕事もありました。いずれにしても、一旦関東に出てから、改めて栃木県北部へ向かうという大迂回を強いられていたわけです。




 
 八十里越をトラックで通れれば、三条産の優れた工業製品を出荷するのも楽になるし、販路も拡大するのに・・・・・常々そう思っていました。八十里越新道が、カーブも勾配も緩やかに設計されているのは、つまり、そういうことです。
 八十里越はただ単に、三条と只見を結ぶ道にあらず。R289には「その先」があるのです。八十里越新道が全通した暁には、R49、R17と、並行する磐越道、関越道からのある程度の交通の転換が見込まれます。特にトラックはこぞって、最短ルートを選択するでしょう。命を削って走っているから。寝る時間を延ばしたくても、安全運転と燃料代節約のためと称してスピードを上げることを許されていない、そして高速代を払えるほど運賃をもらえないから、走行距離を短縮することでしか所要時間を削れないのです。
 八十里越は救急搬送時間の短縮にも貢献することから、「命の道」と呼ばれることもあります。トラック運転手たちにとっても、ここはまさに「命の道」なのです。





 ものすっごく個人的なことでしたが、まぁ、そういうことでしたwww


 

 ・・・・・・・そういえば、
祝!2020年東京オリンピック開催決定!!




 普通車のみ通行可で、冬季閉鎖でもいいから、オリンピックまでには通れるようにならないかなとか思ったり思わなかったりwww







 壮大なBGM聴きながら、開通への機運を盛り上げてくださいなwwwwww
 
 それでは、また。
Posted at 2013/09/10 00:55:12 | コメント(4) | トラックバック(0) | 道路 | 日記
2013年09月09日 イイね!

【R289八十里越】秘境八十里越体感バスツアー、行って来ましたっ!【前編】

【R289八十里越】秘境八十里越体感バスツアー、行って来ましたっ!【前編】ちょうど「その日」の前日、昼ぐらいでしょうか・・・・・・・


フェニックス大橋の見学に行って、「さてブログ執筆でもしましょうか」というとき、



電話が鳴りました。相手は日本旅行燕三条支店。



日旅:「明日1名キャンセルでたんですがどのよry

俺:「明日逝きます!!」





日旅:「・・・・・・・・・・・・・・・かしこまりました。」

↑会話イメージです。実際の会話とは大幅に異なりますw








というわけで、無念撤退のわずか1週間後。
まさか、まさかの逆転劇。




秘境 八十里越体感バスツアー
参加してきました!

実質、前ブログの続きになりましたねw

フェニックス大橋の関係は、また章を改めて。







ツアー使用車両は三条市のセントラル観光所属、三菱ふそう ローザ。グレードはCX-Lかな。6速AT仕様。
テレビ付きっすよ!このツアーでは使わないけどwww








前回中止になった日と大きく違う点は、




 UXのカメラがいたことwwwww

 この日の模様は、11日(水)の「スーパーJにいがた」18時台で放送【予定】だそうです。されました!
 ヘルメットカメラを装備した変態が映ってたら「あぁ・・・・・道路オタがいるわwww」って、m9(´^ω^`)プギャーしてくだせぇwwwww
 私自身も時々映ってましたが、チルフィットもちょっとだけ映りました。後編の最後に自宅のテレビをカメラで撮ったという不毛な動画を用意しましたので、m9(´^ω^`)プギャー してくださいwwwww






 ええ、そうなんです。今回はヘルメットに動画カメラをくっつけて撮影を試みました。写真はカメラホルダーをつけた状態。こうすれば両手がフリーになって、静止画カメラを使いやすくなると考えたので。前日に急遽、わざわざ女池のケーズデンキまで走ったのはつまりそういうことですwwwww
 ただまぁ、「音声が撮れてればいいや」根性でくっつけた代物なんで、実際に撮れた映像は見るに堪えないものになってます。頭を振ると映像も振れるので当たり前ですねwwwww  状態のよさそうなものはつべとかニコ動に上げてみたりしてますが、ほとんどスクリーンショット用としてしか使えないものばかりでした。
 帰りにバス酔いで辛い目に遭いましたが、そんな私の気分を追体験したい人はそんな映像見てもいいかもねwww







それでは出発です。
てーか、バスせめぇw
マイクロバスだから、仕方ないね。







八木ヶ鼻の下を通過。
三条市下田村のランドマークっすね。







大谷ダムを通過。
ロックフィル式、堤高75m。
地盤が緩かった場所に控え盛りがあり、その上は浚渫した土砂置き場になっているため、笠掘ダムより高いように見えないです。
ひめさゆり湖の湖畔を進んでいく道すがら、ダム建設によって沈んだ大谷集落、大江集落などの解説もありました。





・・・・・・そしていよいよ、




工事ゲートが見えてまいりました。

ゲート前には先導する国土交通省 長岡国道事務所調査課長さんがスタンバイ。

ここから先は、ツアー参加者全員ヘルメット着用が義務付けられます。

また、工事関係者に手を振って工事を応援することもツアー参加者の義務です(`・ω・´) キリッ
↑いえ、任意ですwww







9時21分、木の根橋よりゲートイン。

 しばらく走ると、すぐに新道の路盤が左へ分岐して行き、新潟県1号トンネル(仮称:以下全て)に入る様子が見えます。勾配緩和のために早々と峠へ向けた登りに入るんですね。
 対して現道は岩菅橋(いわすげばし)まで谷底生活。




 そんな対照的な新現道の関係ですから、当然、




 新道は早々とはるか頭上。
 こちらは1号橋梁です。現道と大谷川を悠々と飛び越えていますね。
 ピントがバスのガラスに合っちゃいましたねぇ・・・・というわけで、もう一台のカメラは・・・・・







 おぉ、綺麗に撮れたw
 雪崩を避けて通年通行を可能とするために、土工部がほとんどなく、地面の中か空中に道を作るという八十里越新道の設計の一端を見ることができます。



 ・・・・・・ただまぁ、この1号橋梁の反対側ってーのが、




 山にぶち当たって終わっとるorz
 新潟県施工区間はこの1号橋梁手前まで。この橋から先が国土交通省直轄権限代行区間です。都道府県管理区間を国交省が代わりに造る、フェニックス大橋とか八箇峠とかと同じ理屈ですね。
 1号トンネル着工は・・・・・まだなんだなぁ・・・・・。





 
 マイクロバスはなおも、1.5車線ないし1車線の道路を進みます。すれ違うダンプと“愛のロングパス”を交し合いながら・・・・・。この道路を走る車の主役はもちろんダンプなのは言うまでもないのですが、なんだか譲ってもらってばかりな気がして・・・・・恐縮です。






 そしていよいよ現道は、谷底生活に別れを告げる岩菅橋に差し掛かります。




 現橋梁の隣に旧橋が架かったままになっています。おそらく、新道工事のために現道を工事用道路とするにあたり、旧橋は耐荷重不足とされたのでしょう。あるいは、橋の前後の線形が悪かったのかも。

 ・・・・・見学の後はいつも思うんですよねぇ・・・・・アレも、コレも、現場で質問しとけばよかった!ってw




 
 道路はつづら折れを描き、大谷川を突き放しにかかります。と、




 ここで一回休み。交互通行区間です。ここから先は非常にクリティカルな場所を通ります。普通車同士なら途中ですれ違えるかもしれませんが、ダンプ同士が鉢合わせになったら・・・・・・・・・・・そんな場所を通過します。







 4分30秒で進行が現示されました。ダンプを先頭にれつごー♪







まずは順当に、落石注意の標識が現れます。







とんでもねぇ崖っぷちをダンプが走っていきます。連続雨量50mmでツアー中止になるのも納得の光景・・・・・





     !!




 ・・・・・・・・・なんか出たwwwww








スピード出し過ぎ
  谷底行き





 これぞ酷道!!って感じの直球表現。やるなぁ西松建設wwwww


 それでもガイドさんの口からは「昔はガードレールも無くてですねぇ、ここをブナを満載したトラックが行き来していて」云々かんぬん。

 昔はもっとクリティカルだったそうなwwwwwガードレールはせめてもの情けをと、道路が通行者に差し伸べた愛の手だったのだ。


 雪が降る前にガードレールを外す作業も大変だろうなぁ・・・・・







 頑張って(道が)登ってきた成果がこの谷の深さだ。







 振り返るとご覧の光景。
 新道が新潟県側で大きく迂回するルートを辿っているのは、勾配緩和のほかに、現道のこのような場所を避けるためであることも確かめられた。また、現道が「ダンプ道」になるに当たって、幾たびもの改良を受けている様子もわかる。





 しばらく行くと道路の幅員も広がり、最初の下車地点に到着。



 
 なんて読むか、分かりますか?
 




 ↓正解は、こちら↓



 「ぼたばし」です。ちょっとした難読橋名でしたね。
 木へんに骨と書いて「榾橋」。ガイドさん曰く、きのこ栽培に使うほだ木を「榾木」と書くそうなんです。「ほだ」が「ぼた」と訛ったんでしょうかねぇ・・・・・?
 参加者の中には「ぼた餅かと思ったw」とボケかましてる方もw





 橋の上の参加者の皆様。


 ガイドさん:「高欄の上にサルのうんこがありますから気をつけてくださ~い」




 ほんとだーやだーwwwww
 まぁ、半分土に戻ってるけどwww







 橋の下を覗きこむ参加者とUXカメラ。







 結構高いところまで登ってきたことがわかります・・・・・が、先ほどの崖っぷち区間ほどの高さはありません。
 大谷川の河川勾配は、じりじりと道路に追いつこうとしているのです。

 再びバスに乗ってしばらくすると、瞬く間に川が道路に追いついてきました。







 道路と川が最も近づく場所には、ご覧のプレガーダーが架かっています。(写真は帰りに撮影)この仮橋は、5号橋梁の橋脚基礎工事地点に取り付くための仮橋です。1号橋梁以来の、新道工事に直接関わる構造物です。
 
 ここを過ぎると現道は、じわじわと迫ってくる川を突き放すように大きなつづら折れを描いて、一気に80mくらい標高を上げます。




 第一ヘアピン。今にもいろは坂の最速ダウンヒラーが下ってきそうw

 
 つづら折れを登りきると、5号橋梁の架橋地点に到着です。
 正確には、現道のつづら折れに到着した時点で架橋地点に到着したことになるのですが、ヘアピン2箇所をえっちらおっちら登ることで、谷底の橋脚基礎から桁付近まで登ったことになるわけです。・・・・・・・・つまり、それだけ橋脚の長い、高い橋がここに架かることになります。




 橋台付近に到着。
 ここまで登ってきても、5号橋梁は撮影地点よりさらに15mほど上空に桁が架かるという。どんだけビッグスケールな橋なんだw
 八十里越を代表するトンネルが9号トンネルなら、橋では間違いなくこの5号橋梁でしょう。







 まずは国交省から、パネルで5号橋梁についての説明。

ダンプとおりま~す!







 話の腰を折るようにダンプが通過していくが、この道は工事用道路。緊急車両の次はダンプが最優先です。

 橋脚は3箇所。最も長い橋脚は83m。最大地上高は約100m、橋長338m。
 ざっくり言えばまぁ、新潟県庁の上に東京タワーを横にして乗っけたような感じの橋ができると思っていただければとwww
 






 カーブミラーの隣にある紅白の角材が道路中心杭。矢羽根の方向が道路の通る向きを示しています。つまり、この杭の真上に5号橋梁が架かり、矢羽根が向いた写真方向の反対側の山を目指して、橋が伸びていくことを示しています。







 続いて三条市職員さんより、江戸時代から明治にかけて使われた八十里越の古道について説明を受けます。
 
 
 パネルに示してある古道と、実際の景色を見比べてみてください。




 察しのいい「そっち方面の専門家」が見れば道の形が一発でわかるでしょうが・・・・・・どれが江戸時代から続く道だか、わかりますか?
 明治時代に改良を受けてはいますが、あの道こそが、長岡のガトリング男が通行した峠道なんですね・・・・・。
ダンプとーりまーす!!





 ここから右に視線を振ると、




 こんな山並みを見ることができます。
 季節は違いますが、このツアーのパンフレットやマイクロバスのラッピングを食い入るように見つめた人は、うん、つまりどういうことかお分かりいただけるかと思いますwwwww
 
 実際の撮影地点はもうちょっと山奥の方と思われます。
ダンプ来まーす!!



 ・・・・・ダンプが好きな人が参加しても楽しめるツアーだと思いますwwwww




 ある意味「聖地」な方角から反対にカメラを振ると、烏帽子山の岩峰が見えます。八十里越旧道は、あの山の中腹をへつりながら鞍掛峠目指して延びています。
ダンプでーす!!


 ダンプじゃねーしwwwww

 とりあえずまぁ、何かしている途中でもディーゼルエンジンの爆音が近づいてきたら、「ダンプとおりまーす!」と、互いに注意を促しあうのが、この現場での決まり文句なのであった。
 イメージ的にはコミケで「走らないでくださーい!」言うのと同じっすねwww



 バスは次の下車地点へ進みます。


 

 現道では唯一の隧道、「三の滝隧道」を通ります。
 1車線で、さほど長い隧道ではありませんが、新道の8号トンネル、9号トンネルを生み出した功労者のひとつです。







 左の車窓に、新道の築堤が現れます。
 工事区間の始まりのゲートを通過してすぐに登り始めた新道に、ようやくここで現道が追いつきました。

ガイドさん:「6月にこのツアーで来始めた頃よりずいぶん進んで・・・・・・・あぁ、掘ってらぁ!」


一同:!!




 掘ってるって、アレか!トンネル!!







 まもなく到着するのは8号トンネル前・・・・・ということは、その手前、7号トンネルかこれは!
 支保工を積んだ車が坑口前で待機しています。







 8号トンネル前に到着。このトンネルのすぐ先に、県境を越える9号トンネルが控えています。



 ここから先は動画もご用意しましたので、ドゾ
 アングルが逝ってるのはどうかご勘弁くださいorz
 まずは国土交通省さんより、工事全体の説明です。





 ズーム機能のないカメラで撮りましたので、拡大写真とともにご覧ください。










 この場所以降は、なんとか視聴に耐えるレベルの動画が撮れています。なぜかって、まぁ、最初のうちは興奮のあまり頭をぶんぶん振り回していたわけでwwwww当然、単に目が回るだけの映像が撮れてるわけですw



 続きましては、見学日のおととい掘り始めたばかりという7号トンネルを施工する、西松建設さんからの説明です。






















 西松建設さん、貴重なお時間をありがとうございました。







 7号トンネルはまだ掘り始めたばかりなので、坑口のすぐそこに切羽があります。







 UXのインタビューを受ける長岡国道事務所調査課長のSさん。







 三条市営業戦略室のHさんも。







 バッチャープラントから出て、トンネルに向かうミキサー車。ここにこの設備があるということは・・・・・コンクリートダム同様、このトンネル群独自のレシピがあるのかも?







 たぶんこれが、ダイナマイトを装填する機械。

 もうほんと、こうして後から写真を見てると新たな疑問が浮かんできて・・・・・なんで現場で質問しないのか!?
 まあ、動画の中で「すげ~すげ~」と撮影者がつぶやいているのがお分かりいただけるかと思うのですけどwww つまりはまぁ、その場にいるだけで幸せだったって言うか、なんかそんな感じです。うまく言えないけどw







 この光景をぜひ、長岡のあぶない家老(※)に見て欲しかった。もし彼が連続トンネルで八十里越を越えられるようになったと知ったら、どんな感想を抱くのだろう。


※某スレでは河井継之助の綽名が多数存在する。コレの元ネタはもちろん「あぶない刑事」。


ちょっと文字数制限がやばくなってきましたw

次回!9号トンネルを越えて福島県入り!人と自然がせめぎ会う山奥。そこにはどんな光景が待っているのか!?
Posted at 2013/09/09 21:05:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 道路 | 日記
2013年09月01日 イイね!

R289八十里越道路改築事業の見学に行ったら、中止だったよ。というお話

R289八十里越道路改築事業の見学に行ったら、中止だったよ。というお話ちょっと土木系の話題を連チャンで上げてみようと思います。



去る8月27日に、八十里越に行ってきました。




 これはサムネ写真に「秘境 八十里越体感バス」とある通り、酷道国道289号最後の自動車交通不能区間、八十里越の道路工事見学ツアーです。
 このツアーの催行は県内ニュースで大々的に報じられたこともあり、新潟県民で知らない方はあまりいないのではないでしょうか。もしかしたらこのことは八十里越を越えた先、福島県でもニュースになっているのかもしれません。
 

 そんなわけでこのツアー、モンのすごい競争率でした。申し込みが。
 6月の頭らへんから申し込みを受け付けたら、初日が出発する日よりも早く27日に予約満席。もう少し自分の予定が判然としてから予約しようとしていた私は完全に出遅れたのであります。



予約満席を伝える新潟日報の記事はこちら



 焦った私は日本旅行燕三条支店に直接押しかけて(←コラw)「キャンセル待ちでいいから予約させて欲しい」と店頭で頼み込んだのです。そしたら、返ってきた答えというのが、






「150人くらいキャンセル待ちしてます」(キリッ)

















・・・・・この暇人どもめ!!(゚д゚)    ↑オマエモナーww







 
 というわけで、八十里越道路改築事業の完成を心待ちにしている市民がこれだけいるのだという道路行政への圧力期待値の高さを表す指標になればと、キャンセル待ちへ名を連ねたのです。募集型企画旅行で150人キャンセル待ちなんて聞いたことねーぞwwwww




・・・・・そしたら、







増便キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!









 そして、冒頭に戻ります。

 日本旅行燕三条支店からは、以下のような書類が送らってきました。

















 いわゆる「旅行パンフレット」とか「行程表」のほかに、誓約書やら服装に関する注意まで・・・・・否応なしに期待が高まるではないか!!  催行協力元の国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所からのメッセージなのだろう。「八十里越には生半可な気持ちで来ちゃならん。同じ工事現場でも、街中のフェニックス大橋とは違うのだ」と。






 
 そして、予約を滑り込ませた8月27日を迎える・・・・・。

 この日は長岡、三条ともに朝から晴れ。
 




 
 集合場所の「道の駅 漢学の里しただ」もよく晴れていた。がっちり写真を撮ってやろうと殺る気満々な私は、受付開始時刻の10分前に現着。

 ・・・・・しかし、実はすでに前夜に死亡フラグが立っていたのである。





 


 受付場所にはご覧の立派な「バス停」が。

 この企画の元々の言いだしっぺである三条市の、並々ならぬ気合がひしひしと伝わってくるようである。







 
 マイクロバス2台に分乗で、工事見学に向かう「はずだった」。

 空はご覧の通り、よく晴れている。





 

 工事見学お約束のヘルメット写真を撮影した直後。異変が。


 三条市職員の動きがにわかにあわただしくなる。




 そして、意外にさらりと告げられた、






本日は中止の宣告・・・・・・・・・orz






 前夜の累計雨量が50mmを越えたため、土砂災害の恐れあり。見学者の安全確保が困難であるため、今日の見学受け入れは不能という工事現場からの連絡がもたらされたのであった。

 確かに前夜、長岡でも強い雨が降っていた。まさかそれが尾を引くとは・・・・・。

 聞くところによるとここ何回か、8月下旬出発の便は中止の憂き目に遭っているという。やはり八十里越は、並の山ではなかったのだ。

 



 残念だが、撤退やむなし。

 あぁ・・・・・かつて長岡を脱出せざるを得なくなったガトリングディスガイヤー家老の胸中が、少しだけわかるような気がする・・・・・。

 帰る前に再びキャンセル待ちの申し込み。それがないまま今年のツアーが終わった場合は旅行代金を返金とする内容だ。

 





 で、帰・・・・・・・・らないよ。まだ!





 ついでにダム巡りツアーして行きましょうwwwww

 といっても、ここでダム本体のことまで手広く書くと終わらなくなるので、R289に関することに絞って記述します。

 R289は大谷ダムによって形成されたひめさゆり湖の湖畔を回りこんで、県境の八十里越を目指して登っていくわけですが、この大谷ダムに「大谷ダムふれあい資料館」というのがあります。ここには八十里越に関する展示もあるんです。





 
 試験湛水によりサーチャージ水位まで上昇しているひめさゆり湖と、湖畔を回り込むR289。おそらくは本体竣工間もない大谷ダムの姿ですね。
 このダムにより、R289はルートの付け替えが行われています。それだけ、ダムと道路は密接な関係にあるワケです。シルバーラインと奥只見ダム然り。







 資料館に入るといきなり目に飛び込んでくる位置にある八十里越に関するパネル。







 八十里越の道路縦断面図は初めて見たかもしれない。







 地形的には、福島県側が標高が高くてなだらかなのに対し、新潟県側の地形は急峻で、標高の低い場所まで一気に落ち込む形になっています。そのため、新潟県側では勾配緩和のため、大谷ダムから大きくカーブしながら距離を稼ぎ、峠の第9号トンネルに至る線形になっています。




 2階の資料室は環境整備協力金200円を支払って入場します。

 ここにはダム関連に混じってこんなものが。




 八十里越の立体地図。小学校とかにはこの手の立体地図がありましたねぇw
 こちらは福島県側。比較的なだらかな地形に、叶津川の広い氾濫原を利用して道路が通されています。そして、雪崩の起き易い地形を嫌って木の根峠へ向かう現道(明治時代の道)が分岐した後、現代土木技術をもって急峻な地形へ挑む様子が見て取れます。
 福島県側は早い時期に道路としてのアウトラインは完成しているようで、国土地理院発行の2万5千分の1地形図には盛土や法面、トンネルなどがぽつぽつ描かれています。







 対してこちらは新潟県側。谷底まですっぱり切れ落ちる地形です。雪崩の害を避けるため、道路計画線はほぼ地形を無視して、地中、または空中を描くラインとなっています。
 某Dの人なら空中を描くラインやってのけるのでしょうが、一般車両はそんなことできないため、特に5号橋梁は最大地上高100mを越える大橋梁となる予定です。ちょうど現道がつづら折れを描いている真上あたり。






 新潟県側の目線を意識して。
 ちなみに五十嵐川ダムってーのは、大谷ダムの仮称です。







 現道の鞍掛峠。
 比較的なだらかな地形を選び、尾根付近を通って雪崩を避けていた江戸時代の道も、鞍掛峠を境に三条方面は急峻な地形をへつって進まざるを得ない悪条件です。



 こんなとこですかね~




 あと、大谷ダム建設に伴って水没移転となったR289旧道も辿ってみたりしたんですが、

 

 ご覧の有様で。
 これがR289旧道であるという確たる証拠を何一つ見つけることができないまま撤収。
 この場所が水没するのは洪水のときだけなので、なにか残っているかとも思ったのですが甘かった。なんとなく雲行きが怪しい感じがしたので完抜ならず撤収。






 車まで戻ってきた直後、






 猛烈な雨。
 道路には濁水が流れるひどい有様で、今日の見学中止は正解だと思わせる世紀末的光景が広がったのであった。あーあ。
 この間、三条市中心部はずっと晴れていたそうな。

 見学中止をmixiでつぶやいたとき、あるマイミクさんがコメント返してきた「何故工事が進まないのか何となく解った気がする‥‥‥。(;´д`)」という一言。それを裏付ける動画を発見したので紹介しときます。このツアーに参加して、実際に見学した方の動画です。















 この中で、説明のおねいさんが7号橋梁の現場で「鉄筋と型枠を組んで『さあ明日コンクリートを打つぞ』というところで、全部流されてしまいました・・・・・orz」と語っています。((2)の20分付近)
 完成後であれば持ちこたえたかもしれないが・・・・・生まれる前から、災害との闘いを宿命付けられてしまった道なのです。八十里越は。

 しかしそれでも、私は多額の税金を投入して建設するに値する道であると思っています。それをちょっと前までしていた仕事で否応なしに痛感しました。その話はまたいずれ。



 さあ、八十里越の完成が先か! それとも愛車、フィットの寿命が先か!!

 ・・・・・そして何よりも、今シーズン中に見学に行くことができるのか!?




次回へ続く!・・・・・のか?


 あ、フェニックス大橋の前座で八十里越紹介するつもりだったのにこっちが本編みたいになっちゃったwww
Posted at 2013/09/01 20:43:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 道路 | 日記

プロフィール

「[ハイタッチ!drive] ハイタッチ!drive
2025年03月10日 08:40 - 22:02、
558.22 Km 13 時間 21 分、
4ハイタッチ、バッジ125個を獲得、テリトリーポイント1250pt.を獲得」
何シテル?   03/10 22:02
関越特快と申します。新潟県長岡市を本拠地としてアレコレ活動する痛車乗りです。 メインカーを見ると一瞬でお分かりになるかと思いますが、とっても東方Proje...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

ヘッドライト インナーブラックアウト 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/02 17:59:18
ブラックアウト練習。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/02 17:57:08
オートゲージ SM52タコメーター 取り付け 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/10/12 18:23:41

愛車一覧

ホンダ フィット チルフィット (ホンダ フィット)
 東方Project チルノ仕様で痛車やってます。  マニュアルの1.5ℓ仕様。その最初 ...
スズキ MRワゴン スズキ MRワゴン
2017年11月19日、お迎えしました。 この車にとっては私で3人目のオーナーです。 ...
ホンダ モンキー ホンダ モンキー
 最初は50ccの素組ノーマル車・・・・だったはずがいつの間にやら改造されまくり。さらに ...
ホンダ N-BOX ホンダ N-BOX
母名義の家族共用車。 ずっと前からうちに居たにはいたけど、自分の車があるからってことで ...

過去のブログ

2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation