ブレーキ強化（マスターシリンダー補強）その３　～完成～

その２からの続きです。

リザーブタンクとワイパーモーターの配線を外した状態です。

※ブレーキフルードが漏れ出してしまいますので、リザーブタンクをひっくり返さない様に注意して下さい。　

カウルトップアウターパネルを外していきます。

写真の様な銀色の１０ｍｍボルトで１１カ所（左右各４カ所、中央で３カ所）留まっていますので、ボックスレンチなどで全て取り外します。

※パネルのエッジ部分は結構鋭いので、手を切ってしまうと危険ですので、軍手を着用して下さい。

ボルトが全て外れたら、ここからが少し難関です。

パネル両端がフェンダーエプロンとすき間なくきっちりとはめ込んであるので、一番手前側を左右交互に少しずつ持ち上げていき、両端をエプロンのはめ込みから完全に外します。　

画像の状態まで持ち上げられたら、パネル自体はフリーの状態になっていると思います。

しかし、このままでは、手前に抜けてこないので、今度は、逆に客室側を少し下げつつ、フロントガラス下部と先程の車体番号の打刻パネルをかわす様に引き抜いてきます。

イメージ的にはパネル横から見て、回転させながら抜いてくる感じです。

※ここでも、フェンダーパネルやガラスとの干渉に十分注意して下さい。
不安な場合は、やはりマスキングすることをお勧めします。

無事に外れましたでしょうか？

ここまでくれば、画像の様にストラットタワーバーがまる見えの状態ですので、ストラット上部の取り付けナットを外せばタワーバー取り付けの方も簡単に出来ると思います。

私は前回ストラットタワーバーを取り付ける時にも、一度取り外しをしているので、今回は難なく取り外しができましたが、初チャレンジの方には傷つき防止の為、やはりフロントガラス下部やフェンダーパネル各部の入念なマスキングをお勧めします。

マスターシリンダー側のナットと手前のストラット上部の取り付けナットを外します。

取り付けた状態です。

取り付け寸法と穴の大きさが正しければ、簡単に取り付け出来ると思いますが、私の場合穴の位置と径はピッタリでしたが、手前のタワーバーの付け根部分と、干渉してしまったので、少し削って修正しました。

こちら側は以前取り付けた助手席側ブラケットです。

ブレーキペダルを強めに踏んだ時の剛性感が格段にアップしました。

※毎度の事ですが、あくまで私個人の感想であり、すべての車の剛性感がアップするとは限りません。　また、マスターシリンダー部分は重要保安部品ですので、整備工場以外での分解は法律で禁じられています。　（私も取り付け時に整備工場にて締め付け具合の点検をおこなっております）